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日本人からしたら意外?海外で評価されている名作日本映画10選

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こんにちは、イギリスで映画を勉強している時に日本映画が意外にもとっても評価されていて驚いた経験のあるJIN(@Jinthelearner)です。

今までイギリス映画だのアメリカ映画だの海外ドラマだのの記事をたくさん書いてきました。

しかし今回は視点を変えて海外から評価されている邦画について書いていきます。

僕はイギリスの大学で映画学を専攻して卒業しました。

その過程で僕も驚きだったのですが意外にも日本映画が評価されていて授業でも扱われたこともありました。

そしてその映画たちは僕が日本に住んでいた時にも観たことが無いような映画が多かったのですが観てみると本当に素晴らしい作品ばかりでした。

僕はあんまり

「海外から評価されたもの=いい物」

という考えは好きではないのですが今回ばかりはこんなものが海外では評価されているという作品を紹介したいので今回ばかりは許してくださいね(笑)

1.東京物語(1953年) 英題:Tokyo Story

尾道に暮らす周吉とその妻とみは久しぶりに東京に住む子供たちに会いに遠出をすることにする。

しかし2人の実の子は仕事や家庭で忙しくせっかく遠くから来た周吉ととみを構ってくれない。

少し寂しい思いをしていた二人を仕事を休んでまで東京観光に連れて行ってくれたのは血縁関係にはない戦死した次男の妻の紀子であった…

 

日本における家族というものを考えさせられる映画であり本当に素晴らしい作品です。

小津安二郎監督は海外で今でも賞賛を浴びて評価されている日本人監督の一人であります。

イギリスの英国映画協会【Sight & Sound誌】が10年ごとに発表する史上最高の映画ベストテンでは毎回のようにランクインし2012年号では映画監督が選ぶベストテンでなんと1位を獲得しました。

人生で一度は観てみてほしい作品の一つです!

2.千と千尋の神隠し(2001年) 英題:Spirited Away

10歳の少女千尋とその両親は引っ越しの途中にあった奇妙な森の中のトンネルを抜けると無人の街に迷い込んでしまう。

千尋の両親は飲食店に無断で飲み食いをしてしまったため罰せられ豚になってしまう。

途方に暮れていた千尋をそこの世界に住んでいるハクと名乗る少年に助けられる。

 

今回紹介する映画の中で一番皆さんが知っている映画の一つかもしれません、僕もこの映画は何回も観て素晴らしい映画だと思います。

海外では、僕はイギリスの実情しかわかりませんが若い世代ではスタジオジブリの認知度はめちゃくちゃ高く人気です。

しかし残念なことにスタジオジブリが日本のスタジオだと知らなかったという人もちょこちょこいます。

ジブリは日本に特に興味が無い人にもしっかりと評価されていると言えますし千と千尋の神隠しはその中でも群を抜いて人気です。

そして第75回アカデミー賞アニメーション映画賞受賞をはじめ数々の海外コンペティションを勝ち抜き、日本での映画興行収入ランキングでは2位を大きく離してダントツ1位を現在に至るまで維持しています。

3.羅生門(1950年) 英題:Rashōmon

芥川龍之介の短編小説【藪の中】と【羅生門】を原作に橋本忍と黒澤明が脚色をした作品です。

時は平安時代荒れ果てた京の都、街だけでなく人も荒れ果てていた。

激しい雨が降る中雨宿りをするために一人の下人が羅生門を訪れる、そこには放心状態の杣売りと旅法師が座り込んでいた。

そして彼らは彼らが見たとても恐ろしくおっかない話をし始めるのであった。

 

恐らく海外で一番評価が高く知名度の高い日本人映画監督は誰かと聞けばほとんどの人が口をそろえて黒澤明だと言います。

そんな黒澤明の名を海外に初めて轟かせた作品がこの羅生門です。

日本映画としては史上初めてヴェネツィア国際映画祭金獅子賞とアカデミー賞名誉賞を獲得し黒澤映画だけでなく日本映画が日本的に認知されるきっかけを作った作品でもあります。

もう約70年前の作品になりますが今見てもとても面白く素晴らしい作品です

4.リング(1998年) 英題:Ringu

見た者を1週間後に呪い殺す呪いのビデオなるものが学生の間で都市伝説として話題となっていた。

某テレビ局のディレクター浅川玲子は呪いのビデオに関わった3人の死亡時刻と自分の姪の不自然死した時刻が同時刻であったことに気づく。

そしてその4人は交友関係にあり全員が伊豆の別荘伊豆パシフィックランドに滞在していたことを突き止める…

 

こちらもホラー好きの方なら必ず観たことのある作品かと思います。

このリングは後に始まるジャパニーズホラーブームの火付け役と言われており元祖ジャパニーズホラーと言っても過言ではありません。

数年後にアメリカでリメイクされているところからもいかに海外からの評価を集めているかという事もわかると思います。

主演に松嶋菜々子、元夫役に今ではハリウッドでも活躍する真田広之を起用するなどとても豪華な出演者陣という所も肝です。

5.HANA-BI(1998年) 英題:Fireworks

ビートたけし演じる西刑事は義理人情に厚く優秀な刑事でしたがその反面キレると何をやらかすか分からないという性格の持ち主。

そして妻の美幸は数か月前に我が子を亡くしたショックから入院をしており西は看病するため自分の代わりに部下の堀部が代わりに凶悪犯の張り込みをすることになる。

しかしその現場で堀部は犯人に撃たれ一命は取り留めたものの車いす生活を余儀なくされてしまう。

凶悪犯への復讐を誓う西はどのような行動をとるのか?

 

今では映画監督としてもかなりの知名度になったビートたけしこと北野武ですが今では有名なキタノブルーという作画方法もこの作品あたりから確立されたと言われています。

ヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞グランプリを獲得し日本映画としては40年ぶりの偉業を達成した作品でもあります。

そして先ほど登場し北野武監督自身も尊敬してやまない黒澤明監督も黒澤明が選んだ100本の映画の中にこのHANA-BIを入れています。

そしてイギリスでもカルト的な人気を誇る作品でもあります。

6.海街Diary(2015年) 英題:Our Little Sisters

幸田家の三姉妹幸、佳乃、千佳は鎌倉にある古い家に住んでいました、14年前に家を出て行った実父が闘病の末亡くなり三姉妹は父が再婚し山形に住んでいたことを知る。

自分たちを置いていった経緯から父とは確執のあった長女は仕事を理由に告別式に次女、三女を送り出し自分は参列しない決意をする。

告別式に向かう姉妹を駅まで迎えに来てくれたのは中学生になる腹違いの妹すずであった、結局参列することにした長女ものちに合流し看護婦である長女はすずが最後まで父親を看取った事を感じ取る。

そして告別式後に幸はすずに鎌倉で一緒に住まないかと提案するのであった。

 

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと大豪華なメンバーが主演を務めるこの映画、海外で評価される映画としては珍しく漫画が原作の作品です。

海外の映画フェスティバルにも多数参加した作品です。

Rotten Tomatoesというアメリカ映画評論サイトでは102人の評論家のうち93%が面白いと回答しMetacriticsという評論サイトでは100点満点中75点という高評価をされています。

特にこの映画の中で4姉妹を演じた4人の女優の演技がかなり評価されています。

まだまだ現代日本映画も評価されているんだと再確認できるような作品になっています、素晴らしいヒューマンドラマです。

7.おくりびと(2008年) 英題:Departures

プロのチェロリストとして東京の管弦楽団の一員として働いていた小林大悟だったがある日突然その楽団が解散してしまう。

夢であった音楽をあきらめ妻の美香と共に田舎に山形県に帰ることを決意する。

田舎で職を探していた大悟は求人に旅のお手伝いという広告を見つけ旅行代理店と勘違いをして面接へ向かいそこで旅行代理店では無く旅のお手伝いというのが納棺の作業だという事に気づく。

しかし強引な社長に押し切られる形で結局大悟をそこへ就職することになる。

 

主演である本木雅弘が原作青木新門著納棺夫日記に感銘を受け自ら青木の家まで出向いて映画化の許可を取り付けるといった製作以前から面白いストーリーのある映画です。

知ってる人も多いと思いますがこのおくりびとは第81回アカデミー賞で外国語作品賞を獲得しその他同年モントリオール映画祭でもグランプリを獲得している海外実績は申し分のない作品であります。

実績通りの内容でもありとても素晴らしい作品です、特に本木雅弘さんの演技が素晴らしいです。

忘れがちですが元ジャニーズシブがき隊のメンバーなんですよね、今では素晴らしい俳優だと思います。

8.茶の味(2004年) 英題:The Taste of Tea

山間の小さな家に住む春野家一家の長男、一は片思いの女の子が転校してしまいショックを受けていた。

告白できなかった後悔を胸に過ぎ去る電車を走って追いかけるが何も出来ることはなかった、しかし告白どころか一度も会話を交わしたことすらなかったのだ。

一方小学生の妹幸子も大きな自分の分身が時々現れて自分を見下ろしてくるという不思議な悩みを抱えていた。

悩みを抱えた家族をユーモラスに、そしてハートフルに描いた日本らしいヒューマンドラマです。

 

今回紹介する10作品の中で恐らく一番現代日本映画らしい映画です。

舞台も日本の美しい里山、美しい田舎で撮影されておりそういう美的な所も海外で評価された一因なのかもしれません。

この作品監督の石井克人さんが4年もの歳月をかけて作った大作でもあります。

2004年のカンヌ国際映画祭監督週間オープニング作品にも抜擢されました。

9.切腹(1962年) 英題:Harakiri

時は江戸時代1630年、寛永7年井伊家の江戸屋敷を安芸広島福島家元家臣、津雲半四郎と名乗る老浪人が訪ねてきた。

彼は仕官もままならず生活も苦しいのでこのまま生き恥を晒すよりは武士らしく潔く切腹したい、切腹の為に屋敷の庭先を借りたいと申し出る。

しかしその当時窮迫した浪人たちが切腹をすると称して金品を盗み取るという行為が横行していた…

 

時代劇でありながら武士道、武家社会の汚いところを突いていく珍しいタイプの作品です。

海外ではその汚く残虐な部分の武士道を監督の思いとは裏腹に古典的な悲劇美として称賛されてしまう。

賞賛され方はとにかく海外では評価されている作品であります。

そして第16回カンヌ国際映画祭では審査員特別賞を受賞している。

10.誰も知らない(2004) 英題:Nobody Knows

とある小さなアパートの一室にスーツケースを抱えた母親と一人の息子が引っ越してきた、アパートの大家には父親は単身赴任中の母と子だと説明する。

しかし実際は一緒にいた息子のほかに3人の子がスーツケースの中に身を潜めていた。

子供4人の母子家庭と知られればアパートを追い出されるだろうと思った母親は子供には外出を禁じられていた。

子供たちはそれぞれ父親が違い出生届すら出されておらず学校にも通ったことがなかった。

そんな中母親は新しい恋人を作り同棲を始め家に帰ってこなくなってしまった…

 

1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件を題材とし是枝裕和監督が15年の構想の末に制作した大作です。

今では立派な大人になり和製ディカプリオとも呼ばれる俳優柳楽優弥さんが天才子役と呼ばれていた時代の作品です。

本当にディープなテーマを扱っており楽しい気持ちになるような作品ではありませんが内容は素晴らしいものになっており一度は観てみてほしい作品です。

いかがでしたでしょうか、意外でしたか?それとも予想通りの結果でしたか?

今回は同一監督で1作以上入れないようにしましたがもちろんもっとたくさんの黒澤作品、小津作品、北野作品が海外で評価されています。

今回は10作という制限があったので1監督1作品とさせていただきました。

是非是非全部おすすめですので観てみて下さい!

 

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