こんにちは、偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し英検1級を一発で取得したライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- イギリスのことわざってどんなものがありますか?
- いかにもイギリス!って感じの格言を知りたいです
- 英語解説付きだとより嬉しいです!
日本に面白いことわざがあるようにイギリスや英語世界にもたくさんことわざがあります。
英語の発祥はイギリスなので、英語のことわざといえばイギリスから来ているものがかなり多いです。
本記事ではイギリスに4年以上住んだ筆者が「イギリスっぽい」と思うような有名なことわざを15個厳選して紹介していきます。
この記事を読むメリット
- 実際にイギリスに住んだ筆者が執筆
- 英語や文法の勉強になる
- 文化背景を知ってより濃い英語力を付ける事ができる
イギリス英語のことわざにはどんな物がある?いかにも英国っぽい格言15選
それでは有名なイギリスのことわざを15個解説付きで見ていきましょう!
Patience is a virtue
「怒ることなく忍耐強く待つことができるのは素晴らしいことだ」という意味です。
イギリス人は日本人と同じように、待つときには列を作ります。
ドアを閉めるときには後ろをチェックし、近づいてくる人がいればドアを開けて待っていてくれます。
英語ポイント
- Patience:忍耐
- Virtue:美徳
言いたいことを直接伝えるのではなく、丁寧な言い回しを使って相手の気持ちを考えながら話してくれる人が多いです。
そんなジェントルマンなイギリス人らしいことわざです。
Good things come to those who wait
日本語に直訳すると「待っている人の所に幸運が訪れる」といった意味になります。
使い方と意味はPatience is a virtue.とほぼ同じです。
じっと耐えることができるイギリス人らしいことわざです。
Practice makes perfect
「一番良い学習方法は練習を繰り返すことだ」という意味です。
「苦手なことでも、何度も繰り返すことで上達する」ということを伝えるときに使われます。
イギリスのテレビはドキュメンタリーが多く、バラエティーであっても料理やダンスなど、何かを学ぶことができる番組が多いです。
勉強熱心なイギリス人らしいことわざです。
When the cat’s away, the mice will play
日本語に直訳すると「ネコがいないときはネズミが遊んでいる」になります。
意味は想像できるかもしれませんが「上司がいない時、部下は気楽にしている」という意味になります。
上司と部下に限らず、「グループの中で力の強い人がいない時は、みんな楽しんでいる」ということを表すのに使われます。
イギリスは古い家が多く、家にねずみがいることはそこまで珍しくないのですが、ねこがいない時の様子が想像できます。
Going to see a man about a dog
日本語に直訳すると「犬の件で、ある人に会いに行く」になりますが、部屋から出ていくときの言い訳で使われます。
日本では、トイレに行くときに「お化粧直し」と言うことがあると思いますが、同じような使い方になります。
イギリス人男性なら、ビールを飲みにパブに行くのを奥さん知られないようこのフレーズを使ったりしているかもしれませんね。
Actions speak louder than words
日本語でも同じような表現がありますが、「言葉でいうのは簡単、行動で示すべき」という意味です。
英語分解
- Action:行動
- Speak:話す
- Louder than:~より大きく
- Words:言葉
Make hay while the sun shines
日本語に直訳すると「太陽が出ているうちに干し草を作る」ですが、「チャンスを逃さない、善は急げ」という意味になります。
これはイギリスの天気は変わりやすいから、日が照っている時にすぐ草を干さないといけないという所から来ています。
If you pay peanuts, you get monkeys
Peanutは「豆のピーナッツ」以外に「ちっぽけなもの、つまらないもの」という意味があります。
ここでは「ちっぽけなもの」という意味が使われています。
日本語に直訳すると「ピーナッツを払うとサルを得る」になりますが、要するに「低賃金ではしっかりした労働者を雇えない」という意味になります。
Never judge a book by its cover
日本語に直訳すると「表紙で本を判断しない」となります。
日本語でもよく使われる、「人を見かけで判断しない」と同じ使い方になります。
Too many cooks spoil the broth
日本語に直訳すると「コックが多すぎるとスープが台無しになる」となります。
意味は直訳に同じで、「大人数が同時に1つのことに取り掛かると混乱を招くだけ、良い結果とならない」になります。
Bad news travels fast
「悪いうわさは良いうわさより早く広まる」という意味で使われます。
ゴシップが広がりやすいというのはイギリスだけではありませんが、皮肉的な言い回しがイギリスらしいです。
Every cloud has a silver lining
日本語に直訳すると「どの雲にもシルバーライニングがある」になります。
シルバーライニングとは、雲の後ろに太陽があるときに雲の周りに見える光の枠のことです。
Knowledge is power
「知は力なり」ということわざをご存じの方もいらっしゃるかと思います。
これはまさに、Knowledge is power.を日本語に訳したことわざです。
「学習は成功のチャンスとなる、知識があればどんな困難でも乗り越えられる」という意味になります。
The pen is mightier than the sword.
日本語に直訳すると「ペンは剣よりも強い」になります。
「報道機関などの思考・言論・情報の伝達は、直接的な暴力よりも人々に影響力がある」という意味になります。
Knowledge is power.やThe pen is mightier than the sword.のように、イギリスには小説・本・劇などから生まれたことわざやフレーズがたくさんあります。
Bob’s your uncle
ことわざというよりはイディオムです。
日本語で直訳すると「ボブはあなたのおじさん」になりますが、イギリスでは「それだけのことさ」「簡単な事さ」という意味で使われています。
同じ英語圏の人でも、イギリスで使われている意味を知らなければ「???」となってしまう表現です。
例