こんにちは、偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し英検1級を一発で取得したライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- イギリスにも特有のスラングはありますか?
- アメリカ人とイギリス人はスラングを相互理解できるんですか?
- よく使われているイギリスのスラングを教えてください
みなさんスラングと聞くとどんな事を思い浮かべますか?
- 「汚い悪い若者言葉っぽい」
- 「めっちゃ失礼な言葉じゃないの??」
- 「若者が使ってそう」
必ずしもそうではありません。
イギリスでスラングは日常的に使われており、スラング=悪という訳ではなく、若者以外も使っているスラングはたくさんあります。
スラングは使わないにせよ知ることはとても重要です。
現地のイギリス人はばんばんスラングを使うのでもしスラングを知らなかったら会話を見失ってしまうからです。
日常会話だけではなくイギリスのテレビ番組、ドラマなどを観るときにも話を理解する為に必要なのです。
この記事を読むメリット
- よく使われるイギリス英語のスラングを理解できる
- イギリスの映画やドラマの理解が深まる
- イギリス人とのリスニングが上達するかも

日常でよく使われる普通のイギリス英語のスラング(高頻度)
ここではイギリス人が高頻度で使っているスラングを紹介します。
Knackered(クタクタに疲れた)
同義:Very tired、Exhausted
「めちゃくちゃ疲れた!」を表すスラングです。
それ以外にも使えなくなったもの、壊れてしまったものにも使う事も極稀にあります。

Cheers!(ありがとう!)
同義:Thanks!
Cheers!は「乾杯!」ですが、イギリスでは「ありがとう」としても使われています。
肌感覚ではThank youとCheersは5分5分でもおかしくないくらいです。


Chuffed(とても嬉しい)
同義:Very happy 「超嬉しい!」
喜んでいる状態を表すイギリスのスラングです。
まぁまぁ使われるスラングと言えるでしょう。

Loo(トイレ)
同義:Toilet、Bathroom
多くのイギリス人はなぜかトイレの事をルーと呼びます。
確かに言いやすいですが「ルー」ってなんだか面白いですね。ただ私は個人的に変な感じがするのであまり使いません。

Cuppa(紅茶)
同義:Cup of tea
イギリスならではのスラングです。
Cup of(tea)の略なのですが、イギリス人にとって何を一杯飲むのかはもはや言うまでもないのです。
Cuppa単体が紅茶以外を表す事はありません

Gutted(ひどく落ち込んだ、精神的に打ちのめされた)
同義:Devastated
本当に残念な時や、酷く落ち込んだという状態を表すイギリスのスラングです。

Mate(友達)
同義:Buddy、Pal、Dude
アメリカ人が上記のようなものを使う代わりに(イギリス人も使う場合がありますが)、イギリス人はMateを使いがちです。
訳が難しいのですが、会話に親しみを込める感じです。
もちろんMy mate(俺の友達)みたいな感じにも使えます。

Chips(フライドポテト)
同義:Fries、French fries
これをスラングと言うのか悩みましたが、イギリス人はフライドポテトの事はチップスと言います。
フィッシュアンドチップスのチップスはフライドポテトですよね。
細いフライドポテトはイギリス人でもフライズと呼ぶ人も居ます、例えばマクドナルドのフライドポテトとか。

Skint(一文無し)
同義:Broke
Brokeとほぼ一緒の意味。
つまり「お金が全然ない!」という形容詞です。

Posh(高級な、見せびらかしな、上流階級の)
同義:Fancy、High-class
高級そうな服、大豪邸、育ちが良さそうな英語アクセントなど、金持ちのイメージと関連するスラングです。

Trainers(スニーカー)
同義:Sneakers
アメリカ英語VSイギリス英語で以前紹介しましたが、イギリスではスニーカーの事をTrainersといいます。
恐らくスポーティーなシューズだからなのかなぁと思いますが…
イギリスでスニーカーという人はいません。

Nick(盗む、逮捕する)
同義:Steal、Arrest
日本語の「パクる」が全く同じ過ぎて今自分の中で衝撃を受けています。


Cheeky(ずうずうしい、厚かましい)
同義:Impudent
かなり使われています!


Fancy(好き、興味がある、したい)
同義:Like、Be interested in
好き、興味がある、魅力に感じる…などなどの意味を持つかなり便利なイギリススラングです。


Quid(ポンド)
同義:Pound、£
イギリスの通貨ポンドの事です。
アメリカだとドルの事をBucksなんて言ったりしますが、似たようにイギリスでもQuidを使います。
しかし必ず単数形でQuidsにはなりません。

Tenner(10ポンド)Fiver(5ポンド)
同義:5 pounds、10 pounds
イギリスの紙幣は
-
5ポンド札
-
10ポンド札
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20ポンド札
-
50ポンド札(ほぼ使われない)
5ポンドと10ポンドだけにスラングがあります。

イギリスでそこそこ使われているイギリス英語のスラング
ここではイギリス人が中頻度で使っているスラングを紹介します。
Easy peasy(お安い御用)
同義:Easy
イージーピージーとEasyを面白おかしく言っているだけのスラングです。
イギリス以外でも使われているかも…

Baccy(タバコの葉)
同義:Tobacco
イギリスでは既に巻かれているたばこが非常に高いので手巻きで吸う人がかなり多いです。
手巻きで巻くたばこの葉の部分を「Baccy(バキー)」と呼びます。

Ace(凄い、最高)
同義:Awesome、Fantastic
ほぼ「Awesome」と似たような使用法といってもいいでしょう。
日本語でもエースと言う言葉があるので比較的理解しやすいスラングだと思います。

Plastered(泥酔状態)
同義:Drunk、Wasted
酔っ払い状態を表す英語はたくさんありますが、こちらはイギリス特有。
ポイント
- Tipsy:ほろ酔い
- Drunk:酔っ払い
- Wasted:泥酔
- Blacked out:もはや何も覚えていない
関連 「酔っぱらう」は英語で何て言う?度合い別で使い分け可能な表現5選
Fit(見た目が良い)
同義:Good looking、Hot
美女やイケメン、セクシーな人達を表す事ができるイギリス特有の形容詞です。
あまり違和感ないですよね。

Leg it(逃げ出す)
同義:Run away
問題や嫌な事からなどから一目散に走って逃げだすという面白いイギリスのスラングフレーズです。
比喩的に使う事はできず、足を使って走って逃げるという行動のみに使います。

It's not my cup of tea(自分の好みではない)
イギリスならではの面白いスラング(表現)です。
紅茶が様々な表現に使われているのを見るだけでイギリス人にとって紅茶がどれほど大切な物なのか分かりますね。

Chat up(口説く、いちゃつく)
同義:Flirt
イギリス人はFlirtの代わりにChat upという熟語系のスラングを使う事があります。
Flirtも使いますが、Chat upのがイギリスっぽいなーと感じます。

Uni(大学)
同義:University
イギリスではUniversity、大学の事をUniと略します。
また、アメリカのように大学の事をCollegeという事は無く、カレッジは全くの別物です。

Hard(強面な、怖そうな)
同義:Intimidating
Hardは基本的に固いという意味ですが、イギリスでは別の意味にもなります。
スキンヘッドで体格が良くて強面…そんな男性はHardと言われます。

イギリスで使われているけどあまり自分では使わない方が良いスラング
ここではよく使われているものの、自分からは使わない方がいいスラングを紹介します。
Chav(DQN、マイルドヤンキー)
同義:無し
日本語の「DQN」が一番しっくりくる。
イギリスにいるギャングスターにはなりきれていない若く、ジャージ着ていて、反社会的な言動を取る人たちの蔑称。

Bird(女性、若い女の子)
同義:Girl、Woman
イギリス人はなぜか女性の事をBirdと言う事があります。
割と全年齢に使われているような気がします、60年代、70年代に広く使われるようになったようです。

Arsed
同義:Bothered
まず、イギリスでAssはArseになります。
よく使われる組み合わせが 「I can't be arsed to~」 Toの後に来る動詞をするのが面倒でやりたくないという意味になります。


基本的に使わない方が良いイギリス英語スラング
ここでは先ほどよりもさらに自分では使わない方がいいスラングを紹介します。
Bloody(日本語訳なし)
同義:Damn
アメリカ人がDamn good!というのと同じようにイギリス人はBloodyを使います。
Fワードよりはマシとは言えそれでもあまりよろしい言葉ではないので自発的に使うのはやめましょう。

Wanker(アホ)
同義:Idiot
使わない方が良い悪い言葉です、言葉の起源も酷い…
こういう言葉はあくまでリスニング知識用で自分からは使わないようにするのが一番です。

Mug(だまされやすい人、間抜け)
同義:Gullible person
何でも言う事を信じてしまい騙されやすい人の事を指すスラングです。

最初も言いましたがスラングは英語表現の分別が付くまではあくまでインプット用の知識として覚えておきましょう!