偏差値40の公立高校からイギリスの大学を卒業した元英会話講師のJINです。
結論から言うとCASECでカンニングは可能ですが、到底オススメできる方法ではありません
- CASECでカンニングはできる
- ただカンニングと言うよりはヒントを探せる程度
- それを加味してもひとつもメリットがない理由がある
「CASECって自宅受講だけどカンニングできるのでは…?」
「カンニングをすればスコアが上がるかも…?」
「でもさすがにそんなことはないか…」
そんな疑問を抱えていませんか?
結論から言ってしまうと、自宅オンライン受講型のCASECではカンニングが可能です。
ただし、どこをどう考えてみても割に合わないのも事実。
「カンニングは道徳的にすべきではない」という以前に決定的な欠点が揃っている
本記事では、CASECでカンニングができる理由とその方法、そしてなぜ絶対にすべきでないのかを解説します。
今回はCASECを何度もリピート受験されている大野さんにインタビューをして記事を作成しました。
- CASECとカンニングについてすべて分かる
- なぜカンニングが絶対割に合わないのかを解説
- 私とリピーターの方で共同執筆
割に合わないってどういうこと?
うーん…簡単に言えば、するメリットがどこにもない感じかな
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CASECでカンニングはできる?考え得る3つの方法を解説
結論、CASEC試験はカンニングができます。
- 受験者への監視体制がない
- 翻訳サイトを立ち上げたまま受験可能
- 1問ごとに十分な解答時間が設けられている
- テストを中断し再度再開することが可能
CASECのオンライン受験への配慮・メリットが、カンニングを可能にしているわけですが、シンプルにカンニングをすべきでない理由があります。
まずは、どのような形でカンニングができる設計になっているのかを解説します。
辞書を使用
辞書を準備した上で受験できます。
しかし、辞書を使ったカンニング非現実的です。
- 辞書を引くのに時間がかかりすぎる
- 1問ごとに解答時間が設けられている
- 解答時間が切れると自動で次の問題へ進む
単語の意味を調べるのであれば、ウェブ検索が確実です。
たしかに辞書引くのって時間かかるもんね!
そう、この方法はシンプルに効率が悪すぎるね!
Google翻訳やDeepL翻訳を使用
Google翻訳やDeepL翻訳を使用できます。
翻訳サイトを使用した単語の検索が、CASEC試験と最も相性のいいカンニング方法です。
- 翻訳サイトを別ウィンドウで立ち上げたまま受験が可能
- キーボード・マウスを使用でき操作性がよい
- 瞬時に検索結果が出る
ただし、問題文のコピーができないようになっているため、文章すべてをコピペして翻訳にかけられません。
意味の分からない単語が1~2個ある、というレベルであれば解答時間内に調べられます。
意外と使えそうな気もするけど…
解答するためなら使えるけど…デメリットは最後の項で説明するね
メモを取る
リスニング問題を聞きながら、要点・キーワード等のメモを取れます。
確実に正解を導くという点では効果がありません。
- メモが必要な程長いリスニング問題ではない
- リスニング内容の要約を求める問題が多い
- 解答方法がディクテーション(書き取り)で直接入力
あくまでサポート的な方法としてメモは取れるという程度です。
次は、CASECのセクションごとにカンニングができる可能性について解説します。
メモなら他のテストでもできるね
そうだね、でもCASECは他と比較してもメモ取りとの相性は悪いと言えるかな
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次は、各セクションごとにカンニングができる可能性について探ります。
セクションごとのカンニングできる可能性
CASECにはセクション1から4まで、おおまかにリーディングとリスニングにわかれています。
それでは、各セクションでカンニングができる可能性について紹介します。
セクション1
セクション1の「語彙の知識」では、カンニングができます。
- 単純に単語の知識を問われる問題が多い
- ウェブ検索ですぐ単語の意味を調べられる
1問60秒の解答時間内に調べられることは、1・2語の単語程度です。
カンニングするには英語力が求められます。
- ざっと目を通しただけで問題文の内容をあらかた理解できる
- 解答選択肢4択の中から疑わしい2択に瞬時に絞れる
たしかに60秒以内にカンニングは難しいかも…
失敗したらパニックになってドミノ崩しになるなんてことも!
セクション2
セクション2「表現の知識」では、カンニングが可能です。
- 単純な複合語・熟語・慣用句等を問う問題が出題される
- 解答時間が1問90秒と長い
- ウェブ検索ですぐ複合語・熟語・慣用句の意味を調べられる
用法に関する文法問題はカンニングには不向きです。
知識に特化した数問であれば、疑わしい選択肢を検索し、正解を選べます。
セクション1と同じく、カンニングするため英語力が求められます。
- ざっと目を通しただけで問題文の内容をあらかた理解できる
- 解答選択肢4択の中から疑わしい2択に瞬時に絞れる
セクション3
セクション3 「リスニングでの大意理解力」はカンニングできません。
このリスニングセクションでは、「大意把握」で聞きとり内容の要約を問われるため、ウェブ検索で対応できないのが理由
リスニングのサポート程度にできることはあります。
たとえば、要点・キーワード等をメモに取る、リスニングを聞きながら不明な単語を検索するなどが考えられます。
リスニングを聞きながらカンニングとかムリでしょ!
現実的ではないね…むしろ効率が悪すぎるから逆効果
セクション4
セクション4 「具体情報の聞き取り能力」は、CASEC試験の中で最もカンニングしやすいパートです。
ディクテーション(書き取り)という解答方法が、カンニングしやすさに繋がっています。
- 簡単だがスペリングが間違いやすい単語が出題される
- ウェブ検索ですぐスペリングを確認できる
- 解答時間が1問120秒とCASEC試験内最長
ウェブ検索のカンニング方法と最も相性がいいですが、検索する単語が聞き取れることが前提です。
最後に、すべてひっくるめでもCASECでカンニングすべきでない決定的な理由をお話しします。
結局カンニングするには聞き取れるのが前提ってことね
そう、そこでカンニングしても大して効果は限定的と言える…
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最後に、すべて加味してもカンニングすべきでない理由を3つ紹介します。
CASECでカンニングをオススメしない理由
ここまではCASECでカンニングができる理由を説明しましたが、すべて加味してもカンニングすることにメリットはないと考えます。
シンプルに「カンニングは道徳的にすべきではないから」を超える欠点がありますので、ご紹介します。
カンニングするために英語力が必要
CASEC試験と相性のいいカンニング方法は、受験中に別ウィンドを立ち上げての不明点の検索です。
1問60秒~120秒の解答時間内に検索できることは限られている
そのため、検索に適切な単語を選ぶ作業が発生し、英語力が求められます。
- 問題文をさっと目でなぞってあらかたの内容を理解できる
- あらかじめ4択の選択肢の中から疑わしい2択へ瞬時に搾れる
- リスニング問題の具体的な単語を確実に聞き取れる
誰でも簡単・確実にできるカンニング方法ではありません。
カンニングしようとして、数少ない問題をムダにするリスクがあり、オススメできません。
確かにコレってカンニングというより、ヒントを探すようなものだもんね
そのとおり、そもそもヒントを探すためには英語力が必要ってところかな
確実なスコアアップは望めない
カンニングの目的は「よりよい試験結果を得る」ことではないでしょうか。
しかし、CASECではカンニングしても確実なスコアアップは望めません。
多くのデメリットがあり、逆にトータルパフォーマンスを下げる可能性の方が高い
CASEC | 従来の英語試験 | デメリット | |
---|---|---|---|
問題 | 個人の理解度に合わせた問題が出題 | 受験者全員に同じ問題が出題 | 正解をすると問題の難易度が上がりカンニングで正解を出し続けられない |
採点方法 | 解答の正誤から個人の理解度を測定しスコアへ反映 | 加点方式 | 「1問正解したら5点上がる」といったようなことがない不正解をすると難易度が下がった問題が出題されるといったような、不正解に対するアクションがある |
解答時間 | 1問毎に設定 | 試験毎に設定1問当たりの解答時間は個人の裁量による | カンニング作業に時間をとられ考えたらわかる問題を解答時間切れで落とす可能性があるカンニングに集中力が奪われ試験全体へのパフォーマンスは下がる |
実際にやってみても、労力に見合ったリターンはないと分かりました。
- カンニングで確実に正解を導ける問題は少ない
- 問題の難易度が上がると検索対象の単語が増え制限時間内に調べきれない
- 考えたらわかる問題を検索に頼り不正解する
- パソコン操作に気が取られ出題内容の理解度が下がる
- 1問ごとに十分な解答時間が用意されているCASECのメリットを活かせない
- トータルパフォーマンスが下がり、スコアがさがる
カンニングすることで逆にスコアが下がることになりかねないので、シンプルにオススメしません。
カンニングしてスコアが下がるとか最悪!
だからこそまったく意味がない行為なんだ
カンニングで得られるものは何もない
CASECで得たスコアは、下記の用途で使われることが多いです。
- 留学前の力試し
- 大学・企業内での英語力測定
- 就職・転職時の英語力アピール
いいスコアがだせれば、当然、良い結果・いい待遇へつながるこ可能性があります。
しかし、自分の英語力以上の結果を出すことで待っているデメリットの方が多いです。
- 本来の英語力以上の環境が用意され学業についていけない
- レベルの高いクラスに割り振られ相対評価が悪くなる
- 能力以上の仕事を求められ結果が出せない
- 評価が下がり昇給・賞与査定に悪影響を与える
仮にカンニングによって高スコアがとれたとしても、「いい成績を取る」「内定を勝ち取る」といった一時のリターンが得られる可能性はあるかもしれません。
しかし、その後おかれる環境やパフォーマンス評価で、得たリターン以上に失うものが多い
あくまでも英語力を正確に測定するツールとしてCASECを利用することをオススメします。
化けの皮はいつか剥がれるって感じ?
そんな感じかな、高いスコアがあれば求められるものも比例するからね…
シンプルにお金のムダ
CASECの受験料が業界最安クラスだからといっても、スコアが下がる可能性さえ高いカンニングをすることにメリットは一切ありません。
私はカンニングをするくらいなら受けない方がいいと考えます。
だったら浮いた受験料を使って英語の勉強に使う方がよっぽど価値がある
「正確な英語力を測る」が唯一の目的であるCASECで、アップ・ダウンするにせよ、不正確なスコアを手にすることに何も意味がないからです。
今の現在地を知るために受けるのに、それすらわからないのは意味がないね…
うん、結論どんな理由でもCASECでカンニングするのはまったくオススメではないということだね
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