こんにちは、数多くの子どもたちに英検5級を指導して合格させてきた英検1級元英語講師のJIN(@ScratchhEnglish)です。
元講師が講師を辞めたからこその情報を全部放出します
英語講師として数多くの生徒に英検5級を教えた筆者が、英検5級合格するうえで知っておきたいすべての情報を網羅!
基礎知識から筆記、リスニングの対策方法、おすすめの参考書や問題集などやさしくご紹介します。
英検5級の合格を本気で目指している人はぜひ読んでほしい内容になっています。
結論からいうと英検5級の合格率は大体8割もあります、しっかりと対策してコツを知っていれば合格することができます。
そして効果的な対策方法、解答のコツ、使える問題集や教材を知っているのと知らないのではさまざまな側面で大きな差が生まれます。
英検5級に特化した対策をすることで合格を確実のものにできるのです。
実際私も英語講師になる前はそこまで特化した対策というのは意識していなかったのですが、今はその重要性が身に染みてわかります。
- 英検1級取得の元英語講師が知るすべての英検5級情報をすべて知れる
- 実際にすぐに自分で簡単に実践可能
- 英検5級の合格に近づくことができる
とりあえずオススメの参考書や問題集を教えてください
わかりました、それではまず表を貼っておきますね
書籍名 | でる順パス単 英検5級 | 絵単 英検5級 | 過去6回全問題集 英検5級 | 小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル |
オススメ度 | (5.0) | (4.0) | (5.0) | (4.0) |
値段・コスパ | (5.0) | (4.5) | (5.0) | (4.5) |
特徴 | ・定番で間違いない単語帳 ・対策に必須 ・データを基に頻出単語を網羅 | ・絵で覚える単語帳 ・パス単の補助的役割として | ・実際の過去問6回分収録 ・対策に必須 | ・英検5級問題集 ・小学生でもわかりやすい |
公式が定める英検5級のレベル・難易度は中学1年生
まず英検の中で一番低い級である5級はどれくらいのレベルなのか見ていきましょう。
日本英語検定協会が定めるレベル
日本英語検定協会ではこのような説明がされています。
5級は、英語の学習をはじめて最初の目標となる級で、レベルはおよそ中学初級程度とされています。初歩的な英語を理解することができ、それを使って表現することが求められます。基礎的でかつ重要な内容が出題されます。5級は、英語学習のステップの始まりです。試験内容は、一次試験(筆記とリスニング)に加え、スピーキングテストも導入します。なお、スピーキングテストは級認定には影響せず、スピーキングテスト単位で合否判定されます。
引用元:5級の試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
この文からもわかるように、英検5級は英語学習をはじめた人にとって、最初の土台となる部分が問われるテストだということがわかります。
私の英語講師としての経験から見ても受験者は小学生や中学1年生が多かったです。
ここにテキストを入力日本の義務教育を修了した人にとっては「かなり簡単」と思われるような内容です
小学生中学年やそれ以下でも受かる可能性は十分にある
英会話教室にすでに通っていたり、しっかりと英検5級に向けて勉強した子どもであれば小学生中学年でも受かります。
実際に英語講師時代には多くの小学生が英検5級に合格していました。
たとえばどのような問題が出題される?
たとえば 2017年第1回のテストでのリーディング内の語彙セクションではこのような問題が出されました
I drink ( )with my breakfast.
1 milk 2 rice 3 bread 4 fish
引用元:5級の試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
かなりシンプルで難易度は低いです。
しかしBreadなど私が中学生の時にはおそらく理解できないであろう単語も使われているので、ちゃんと解答するには勉強が必要でしょう。
英検5級を受けるべき人とは
レベルを踏まえると、この級を受けるべき人は、英語をはじめたばかりの小学生から中学1年生あたりまでではないでしょうか。
英語をやってこなかったけどやり直したいという高校生や大学生から「英語をやり直したいのですが英検5級から勉強してみるべきですか?」という質問をいただくのですが、あまりオススメはしません。
なぜなら「英語をやってこなかった」といっても、義務教育で英語の勉強をしている訳ですので英検5級はさすがに簡単すぎます。
英語やり直したい組で英検を受けたい人はまず3級辺りから勉強しはじめるのがベストです
英検5級の合格率と合格ライン
次に皆さんも気になっているであろう英検5級の合格率や合格点を解説します。
英検5級の合格率は約80%
英検5級の合格率は大体80%前後と言われています(2016年以降公式発表が廃止されています)
単純計算で5人受けて4人受かる計算になるので、いかに多くの子達が英検5級に合格しているのか、ということがわかるかと思います。
小学生の合格率を見ると、適切でハードな級であることがわかります
英検5級の合格ラインは419/850
英検5級は筆記試験425点、リスニングテスト425点、合計850点満点で構成されています。
英検は新方式に変わってから合格ラインがきっちりと決められるようになりました。日本英語検定協会が決めている英検5級の合格基準は満点850点中419点です。
単純に計算すると約49%なので、最終的な得点が満点の半分あれば合格できます。
ただし、問題ごとに配点が違うので、単純に何問正解したから合格というわけにはいかず「過去問で50%正解していたからと言って合格するわけではない」ということです
英検5級に合格するために知っておくべき単語数
次に英検5級の合格に必要な単語数を見ていきましょう。
英検5級合格に必要な単語量は300~400単語
英検5級に合格するために必要な単語力は、300単語から400単語だと言われています。
これを多いと思うか少ないと思うのかは人それぞれですが、たとえば 曜日なんかは7個ありますし、数字なんかもそれぞれひとつずつ入っているので300~400という数字ほど難しいわけではありません。
しかし小学生や中学生のまっさらな英語初心者とってこの数字は結構多い数字です。
本当に英語はじめたての初心者にはとてもいい目標だということが言えます
小学生におすすめの英検5級単語の覚え方
英検5級ともなると受験者の方は小学生の方が多いです。
まず保護者の方が小学生またはそれ以下の子どもに英検5級を受けて欲しいと思うのであれば
「単語帳だけ買って子どもに丸投げだけはしないでください」
とにかくこんな早いうちから英語が嫌いになってしまったら元も子もないですし、ムリやり丸投げしてやらせるほど小学生のうちに英語をやる必要性を正直私は感じません。
もっとも重要なのは子どもが勉強をやらされているという感情を持たないようにすることです。
しかし子どもに英検を受けさせたいという保護者の方は大勢いるので、そんな時は必ず一緒になって単語を覚えてください。
クイズ形式なんかはとても効果的ですよ
英検5級の問題傾向・問題数・特徴
次は英検5級の問題形式についてみていきましょう。
英検5級筆記テストの問題構造
英検5級のテスト内訳はこのようになっています
合計25問の問題を25分で解く計算になります。
リーディング試験の例題、各問題の解き方コツ、気をつけるべきことなどはこちらの記事で詳しく解説しています。
英検5級リスニングテストの問題構造
リスニングテストも筆記試験同様問題数は25問ですが、時間設定が5分短い20分です。
各リスニングは2回再生されるため、受験者にとってやさしい構造となっています
リスニング各設問の特徴・例題、解き方のコツ、さらに特化した対策や勉強法はこちらの記事で超詳細に解説しています。
英検5級のスピーキング試験
本格的なスピーキング試験がはじまるのは3級からですが、実は5級にもスピーキングテストがあります。
参加は任意で、スピーキングテストの結果が級認定に影響することはない
どのような問題が出題されるのか、そして級認定に影響を及ぼさない理由などは以下の記事で解説しています。
元講師がおすすめする英検5級の勉強方法【過去問必須】
ここからは元講師の私がオススメする勉強法と参考書、問題集などを徹底解説します。
英検5級に合格するために必要な主な勉強方法
一番簡潔に説明するのであれば、英検5級に合格するために必要な勉強法は主に2つです
- 英検5級レベルの単語、フレーズ習得
- 英検5級の過去問対策
もちろん受験者さんもこれが英語に触れるのがはじめて、という人もいれば英会話教室なんかに通っている人も居るでしょう。
しかしこの2つだけは共通して必要なのかな、というのは感じます。
まず英検5級レベルの単語やフレーズを知らなければ話になりません、知らなければ問題を解く段階にしかない状態ですよね。
まずある程度英検5級レベルの単語やフレーズを覚えてから、英検5級の過去問集を使って実践対策していくのが一番オススメの方法です
一度英検5級に落ちてしまった…どうすればいい?
英検5級に落ちてしまうのには必ず原因があります。
- 単語力が足りなかった
- 試験に慣れていなかった
- リスニングができなかった
- 文法理解がまったくできていなかった
- 受験者自身に受ける気がなかった
まずは、落ちてしまった原因追及からはじめ、ピンポイントで対策を打っていくことが非常に大切です。
具体的な対処方法や考え方は、コチラの記事で解説しています。
元英語講師がおすすめする英検5級向け過去問・問題集・単語帳
英検5級~2級を指導し、自身は2級から1級すべて合格して持っていますが、一貫してオススメしたいのは旺文社さんの対策本です。
書籍名 | でる順パス単 英検5級 | 絵単 英検5級 | 過去6回全問題集 英検5級 | 小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル |
オススメ度 | (5.0) | (4.0) | (5.0) | (4.0) |
値段・コスパ | (5.0) | (4.5) | (5.0) | (4.5) |
特徴 | ・定番で間違いない単語帳 ・対策に必須 ・データを基に頻出単語を網羅 | ・絵で覚える単語帳 ・パス単の補助的役割として | ・実際の過去問6回分収録 ・対策に必須 | ・英検5級問題集 ・小学生でもわかりやすい |
英検準1級や1級にまでなると、英検だけでなく英語全般の知識も必要なのでさまざまな対策本や教材が必要になりますが、英検5級であれば旺文社が出している対策本だけで十分です。
本気で一発合格を狙う人にのみにオススメの「英検ネットドリル」
本気で一発合格を狙っている方に私がオススメしたいのが、このサイトでも至るところでオススメしている旺文社の英検教材のデジタル版である「英検ネットドリル」です。
- 対策に絶対必要な「でる順パス単シリーズ」で音声使用可能
- トレーニング問題機能で対策効率アップ
- 弱点チェック機能で弱点を克服できる
- 二次試験対策に使えるバーチャル試験官機能
- 辞書機能でいつでもどこでもワンクリックで単語の意味を確認可能
- でる順パス単
- 過去問集
- 7日間完成予想問題ドリル
お馴染みの旺文社書籍を、デジタルだからこその機能とともに利用できます。
このようにパス単掲載単語を、簡単に音声付きで覚えられるのが素晴らしい!
各書籍に理解度チェックテストがあるので、勉強の組み立てがやりやすいですね!
二次試験対策は、バーチャル試験官と対策できます。
デメリットなどに関しては、実際に自腹を切ってレビュー記事を書きました、気になる方はぜひ読んでからご検討ください。
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