こんにちは、偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し英検1級を一発で取得したライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- 正しいライティングのルールを知りたいです
- やってはいけない事はありますか?
- ライティングを上達させたいです
今回はこのような質問にすべて解答します。
皆さんは英語でエッセイや論文を書く機会はありますか?
エッセイや論文だけでなくTOEFLやIELTSなど小論文をライティングを書かなければいけないという人も多いかもしれません。
私が最初IELTSに向けて勉強し始めた時に一番困ったのが「ライティング」
日本の公立学校では高校まで全く教えられなかった分野でしたし、まずどうやって書けばいいのか全く分かりませんでした。
そんな中ルールを頑張って覚えてIELTSのライティングで高得点を取り、イギリスの大学に入学して卒業するまで嫌という程英語で論文を書いてきました。
この記事をおすすめ…
- 英語でエッセイを書く方法が分からない
- 英語のアカデミックライティングのルールなんて聞いた事が無い
- ライティングで良い点が取りたい
📝英語でエッセイを書く際の注意点📋
【④人称代名詞は極力使わない】
可能な限り人称代名詞(I, You, We)などは避けて、別の言いまわしで表現する事を心がける必要があります
重複になりますが、証拠や裏付けのない単なる自分の意見や個人的経験はエッセイにおいてあまり重要ではないです
— JIN🇬🇧@英語ブログ毎日投稿165日目🏴 (@ScratchhEnglish) April 11, 2020
この記事を読むメリット
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イギリスの大学で嫌な程エッセイや論文を書いた筆者のおすすめ
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基礎的なライティングルールを知る事ができる
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明日からすぐに自分で実践できる

英語エッセイの書き方【絶対にやらなければならない事】
それでは英語でライティングをするうえで知っておくべき基礎的なルールを解説していきます。
決められた質問に対して忠実に答える
IELTSでもTOEFLでも大学の論文やエッセイでも必ず書く内容に対するお題(質問文)が設定されています(卒論になるとこの質問文を自分で考える)
本文内容は必ずそのお題の質問に答えるように書かなければなりません。
答えに繋がらない寄り道、脱線は絶対にしてはいけません。
「そんな事当たり前」
そう思う人も多いかもしれませんが、大型のライティングになればなるほど知らぬ間に脱線してしまいがちです。
あくまで設定された質問文に対する答えを書くのが唯一の目標です。
自分の主張への肉付けになる情報以外は書く必要がありません、一番最悪なのはウィキペディアのように事実や情報だけを書いてしまう事です。

ポイント
まずは構成を考える
極稀に事前の構成無しに素晴らしい文章が書ける人もいますが、基本的には構成を考えてから文章を書きださないとダメです。
また、エッセイであれば事前リサーチも必須で、書きながら同時にリサーチというのはおすすめできません。
ポイント
常に客観的な視点で
アカデミックエッセイの内容は必ず客観的でなければならず、絶対に主観的になってはいけません。
常に「自分の言いたいことを書いていないだろうか」という事に注意しながら構成しなければなりません、感想文ではありません。

アドバイスは常に求める
大学でのエッセイであれば不安な事がある時は自己解決せずに教授に助言を求めるのが重要です。
恥ずかしがって聞かなかったり、なんだか教授に悪いなと思って行かない人も多いかもしれませんが、絶対にアドバイスが欲しい時は聞きに行くべきです。
ただ1つ注意点としては、自分は質問する相手の時間を奪っているという自覚を持って質問をする事。
つまり質問する時はしっかり自分で調べた上で分からない事をまとめて、やみくもに何でも質問をして教授の時間を無駄にしない事です。
例えば「これってどうすればいいですか?」といった初歩的で答えを探すような質問は絶対にNG、そもそも答えはありませんし、それくらいまず自分で調べてみては?という事になります。
あくまで自分でできる最大限を尽くして調べ上げた内容の上で助言や意見をもらうだけです。
ポイント
見直しは必ずしっかりと行う
駆け込みで終わらせて見直しをせずに提出、これは絶対にやってはいけません。
内容を自分で確認するのはもちろん、非英語ネイティブであればネイティブによる英語チェックもかなり重要です。
自分の英語力にどれだけ自信があっても英語チェックは必須と言えるでしょう。

ポイント
結論は必ず先に書く
簡単そうでできない、会話でもそうですがやはり結論から論じる必要があります。
細かく言うなら導入部でまず結論を書くべきです。
結論をもったいぶるのではなく、まず結論を提示して本文ではその結論に至るまでの証拠や事実を固めて行くという事です。
よくない構成例
- どっちつかずの導入
- 本文でメリット、デメリットを羅列
- 最後に良い面も悪い面もありますが…が結論です
何度も言いますがエッセイは感想を書くものではなく、自分の仮説(結論)を実証する形で書くものです。
つまり最初から結論は決まっていなければいけません。
書き始めて結論を考えるという事では無いのです。
最後まで読まないと結論が分からないエッセイというのはやってしまいがちですがダメな例です。
- 結論
- その結論を実証するための証拠やデータ
- まとめ
簡潔に言えばこのような形が望ましいでしょう。
ポイント
シンプルに回りくど過ぎないように書く
ワード数が設定されている長めのエッセイでやりがちなのが、わざわざ回りくどい遠回りな言い回しを使ってワード数を稼ぐという行為です。
もはや説明する必要もありませんが、好ましくありません。
ぜひできる限りシンプルでダイレクトな文章を書きましょう。
ポイント
言い換えを使う
エッセイクエスチョンを本文に入れる時はそのままではなく、言い換えるのが好ましいです。
また、引用文をそのまま引用する事も可能ですが、時には文脈に合わせて自分の言葉に言い換えてレファレンスする事も重要でしょう。
ポイント
英語エッセイの書き方【絶対にやってはいけない事】
ここからは英文ライティングでやってはいけないNG集を紹介していきます。
スラング、略語、職業語、口語、物議を醸す言葉などは原則禁止
隠語や口語を使わないというのは分かるかと思いますが、実は「I'm」や「It's」などの省略形も使うべきではありません。
あくまで誰にでも分かりやすいきれいな英語で書く事が重要なのです。
私がイギリスの大学で学んでいた時は「その分野に興味があるけどまだ知識がない人が読んでも理解できる文章にしなさい」
このように口酸っぱく言われていました。
ポイント
I think~は極力使わない
アカデミックエッセイでI think~を使いたくなる場面は確かにあります。
しかしエッセイは感想文ではないのでI think~は好まれません、むしろ必要がないと言った方が正しいのかもしれません。
できるだけ言い切る言葉を使って、もっというならIという主語も使わないようにしましょう。

ポイント
人称代名詞は極力使わない
可能な限り人称代名詞(I, You, We)などは避けて、別の言いまわしで表現する事を心がける必要があります。
重複になりますが、証拠や裏付けのない単なる自分の意見や個人的経験はエッセイにおいてあまり重要ではないのです。
アカデミックエッセイとは…
- 感想文でも
- ニュース記事でも
- ブログ記事でも
- 小説でも
- 文庫本でもありません
「私は~」「あなたは~」「私たちは~」という事は極々稀で、可能な限り最大限このような人称代名詞は避けるべきです。
ポイント
推測や個人の意見はいらない
「自分の意見を述べよ」という事が求められてない限り、推測や意見はエッセイには必要無いものです。
推測をするなら完全な裏付けが求められます。
例えばこのような文を作ったとしましょう
- 地球温暖化はこれから進むはずです
- 高齢者社会は避けられないでしょう
- 私はそうは思いません
まず①と②は推測になりますが、このような事を書くときは必ずその推測を裏付けるためのデータやレファレンスなどが必要になります。
「自分はこうなると思うから」「周知の事実だから」というだけで書いてはいけません。
③に関してはエッセイは自分の意見を書く場ではないので、必要のない文章になります。

ポイント
同じ単語を連続で使い過ぎない
日本語で文章を書くときも同じかと思いますが、完全に固有でない限り同じ単語、表現、言い回しなどを連続して使うのは避けた方が良いです。
言い回しを変えるのは非常に重要です。

ポイント
もちろん盗用は厳禁
当たり前中の当たり前の話ですが、盗用は厳禁です。
私の行っていたイギリスの大学ではエッセイ内容で盗用が発覚したら問答無用で一発0点でした。
出典や引用は規定で決められているハーバード方式など必ず正しいやり方で一貫して行わなければなりません。
ポイント
口語的なフレーズで文を始めない
口語的な単語や表現を使わない事はもちろん、口語的なフレーズで文を始めるのもよろしくありません。
簡単な例
- Let's~
- Well...
- Yes...
- Why not...
- Can you...
基本的にどんな時も話し言葉はアウトです!
ポイント
外国語は使わない
対応する英語が全く分からないからと言って日本語を使ってはいけません。
ただしKaraokeやSamuraiなど日本語が完全に英語になって万人から認知されているものは除きます。
そうでない日本語を使いたい場合英語での補足説明が必須です。
例えば一時期「もったいない」と同じ深い意味をもつ英語は無いから「Mottainai」という単語を世界に広げようというキャンペーンがありましたが「勿体ない」という状態を表現したい時に何の文脈も無く「Mottainai」を使うのは普通にアウトです。
関連 Mottainaiは通用しない!「もったいない」を表現する方法を10個例文付きで紹介
ポイント
レポートでない限り箇条書きはいらない
ブログなど普通の文章では箇条書きが好まれていますが、アカデミックエッセイではそうではありません。
調査レポートなどでない限りは箇条書きはあまり使うべきではないというのが通例です。
ポイント