1級筆記対策

【英検1級ライティング】海外大で論文を書いた私が考える最適な対策法

2019年10月17日

英検1級 ライティング 対策 採点基準

こんにちは、元英語講師として英検を指導し、個人的には英検1級を初受験で一発で取得したJIN(@ScratchhEnglish)です。

英検1級 合格証

  • 正しいライティングの書き方が分かりません
  • 気を付けた方が良い事はありますか?
  • どうやって対策をしたらいいか全くわかりません。

今回はこのような質問にすべて解答します。

実際のところライティングに苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか?

特に1級のライティングは準1級とはなかなか比較できないくらい難易度が上がっている為、ライティングで点を落とすとかなり厳しい状態になってしまいます。

実は私も昔はライティングがとても苦手で、どうすればいいのか全く分かりませんでしたが、要点とコツを学んで対策を行い、最終的にはイギリスの大学で論文を書くまでに上達する事ができました。

今回はそんな私を経験を基に英検1級ライティングの対策情報をまとめて紹介していきます。。

今日の記事内容

  • ライティングに拒否反応がある人が多い根本的な理由
  • 高得点を狙うならまずNG集を知っておくべき理由
  • 英検1級のライティング問題例
  • 1級ライティングの評価基準、減点対象と解き方
  • ライティングの一番効果的な対策法

この記事を読むメリット

  • なぜ多くの人がライティングに苦手意識があるのか理解できる
  • 英検1級ライティングの書き方や注意点が分かる
  • 明日から対策を実践できる

さらに詳しく

エリカ先生
英検専門のエリカです、今日は私と一緒に英検1級に合格出来るようにライティングの勉強法を学んでいきましょう!この級から厳しく指導していくのでよろしくね!
よろしくお願いします!
サヤカちゃん

日本の学校英語教育ではライティングにあまり触れない

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英語ライティングは日本語の翻訳ではない

日本の学校で教育を受けた人であれば分かると思いますが、英語の授業で「英作文」というものをやります。

「作文」というワードがあるので、これこそライティングだと思っている人も居るかもしれませんが、あれはライティングとは全く異なるものです。

学校でやる英作文は「日本語で書かれたものを英語に訳すもの(または穴埋め)」ですよね?

これはライティングではありません、ただの文法問題の1つにしかすぎません。日本の中高では「英語ライティング」はほぼ全く教えられていないのです。

さらに翻訳とライティングも全く違うものであり、日本語の思考をなんとか英語に訳すという書き方では絶対にうまくいきません。

英文ライティングを上手くやる為には日本語を通さずに直接「思考→英語」で書かなければなりません。

直接「思考→英語」で思ったような文が書く方法

まず1つ知っておいてほしいのは、英検1級に関わらず、英文ライティングを上達させるには結構なトレーニングが必要です。

一番大切なトレーニングは「英語の論文やエッセイで使われている言い回しをたくさん覚えて自分のものにする」です。

皆さんが思っている以上に英文ライティングにはルールがたくさんあります。

「思考→英語」で英文を書けるようになるためにも、そして英文ライティングが得意になる為にも引き出しを増やす事が最も効率的で重要な作業になります。

会話で使う言い回しとライティングで使う言い回しは全く異なります、会話をするようにライティングをしてはいけません。

私は英語圏の大学を卒業する過程でたくさんの英語文章を書きましたが、まずは適切なライティングルールを知らなければ話にならないという経験は嫌なくらい経験して来ました。

そこでおすすめなのがこの2冊です。

どちらでも構いませんがこのようなルールブックを読んで、一体英文ライティングとはどういうものなのか、という知識を深めるのが遠回りに見えて実は近道になります。

英語エッセイライティング17の基礎ルールとコツ【イギリスの大学卒が網羅】

英語エッセイで使える41の基礎表現【状況別によく使うものまとめ】

英検1級ライティングの問題トピック傾向・出題例

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英検1級ライティングの問題例

まずは序文、ルール説明から

Write an essay on the given TOPIC.(与えられたトピックに沿ってエッセイを書きなさい)

Give three reasons to support your answer(あなたの意見をサポートする理由を3つ述べなさい)

Structure: introduction, main body, and conclusion(構成:導入→本文→結論)

Suggested length: 200~240words(推奨ワード数:200から240ワード)

Agree or disagree:Artificial Intelligence will cause various problems in the future.(賛成か反対か答えよ:人工知能は将来的に様々な問題を引き起こす)

Is it possible to eliminate nuclear power generation completely in the future?(原子力発電を完全に無くすことは可能ですか?)

基本的にグローバル規模で大きく議論されている問題がそのまま設問になる事が多いです。

英検準1級と比べると、文章に入れなければならないポイントは2つから3つに増えており、英検1級ではその全てのポイントを自分で1から考えなければなりません。

英語以前にある程度世界情勢を知っておきたい

この形式の問題だと英語以前にある程度世界情勢、社会問題などなどの知識が無いと良いエッセイは書けません。

例えば「日本はアメリカ合衆国との関係性を考え直すべきですか?」というトピックでしたら世界情勢を少しでも知っていれば書ける事は山のようにあります

  • TPP
  • 安全保障
  • 北朝鮮問題
  • 大統領

などパッと浮かぶだけでも色々あります。

私も世界情勢、社会問題に関して精通している訳ではありませんが、英検1級のライティングを解く為に少なくともニュースで解説している出来事くらいは知っておくべきです。

そうしないとどれだけ英語力があっても中身がペラペラのダメエッセイになってしまいます。

英検1級ライティングの解き方と評価基準、減点対象

まず英検1級のライティングで高得点が取りたいのであれば絶対に「何をやってはいけないのか」つまり減点対象を知っておかなければなりません。

以下は実際に英検が定めている基準を私なりに解釈して要約しています。

語数は200~240単語程度

英検1級ライティングでは200~240単語程度を含む文章を書くことが求められています。

これは一つ下の準1級の目安語数よりも80~90単語ほど増えています。

トピックで求められる意見や理由が述べられているか

トピックに沿って自分の考えを論理的に理由付けする必要があります。

深い説得力のある理由が好まれ、単純な理由(環境保護は大切だから)などは最悪です。

環境保護は大切だから、という事を言いたいのであれば、環境保護をしないと最終的にどのような悪影響を及ぼすのか、そしてどうすれば改善できるのかなど深掘りする必要があります。

ココがポイント

単純で浅い理由付けではなく理由に沿った理由をさらに深掘りすべき

ライティング構成の流れは分かりやすいか

途切れ途切れではなくしっかりとした滑らかな流れの文章で書かれているか(接続詞や副詞を使って)

自分の言いたい意見を1行1行ではなく、作文全体として主張して議論できているかが大切です。

例えば極論自分の意見をたくさん羅列しているだけではだめです。

さらに英検1級では導入→本文→結論の順番でしっかりと構成された文章が求められています。

ココがポイント

途切れ途切れで色々な意見を述べてまとまりがない→文章の流れを考えて作文全体として議論をして自分の意見を主張するべき

トピックに沿った単語や熟語が使えているか

トピックに沿った専門用語を使えるかどうかも非常に重要です。

さらに同じ単語ばかりを使わずに、多様な語彙を駆使して適切にしようできるかどうかも評価対象です。

しかし頑張って難しい単語ばかりを使ってそれが間違った使用である場合逆効果にもなり得ます。

これは英検1級レベル、そして時事にアンテナを張って幅広い語彙力を事前に付けておくことで上手くいきます。

ココがポイント

適切な語句を使えていない、同じ単語ばかり使っている→できる限り多様な語彙を披露して、適切な単語を使う

文法や構造のバリエーションは豊富かどうか

同じような文法を使い過ぎないのも注意点です。

例えば I think~ I think~ I think~ と何度も何度も羅列するのは好まれません。

先ほど単語のバリエーションが重要である、という話をしましたが、文法でもバリエーションは求められています。

とにかく同じような言い回しを並べるのはやめましょう。

ココがポイント

同じ文法を続けざまに使っている→できる限り多様な文法を使って構造を豊かにする

聞かれたことに忠実に答える

聞かれた質問にストレートで答えましょう。

回りくどく説明したり、遠回りし過ぎたり、脱線してしまってはいけません。

ココがポイント

聞かれた質問に答えられていない→忠実に脱線しないように意見を述べる

矛盾した文章はダメ

I agreeと同意したにも関わらず否定の意見も述べるというのはNGです。

ライティングで絶対ダメなのは矛盾した文章を書く、そして結局何が言いたいのか分からなくなる事です。

ココがポイント

文章内で矛盾が生じている→賛成か反対を決めたらその立ち位置から絶対に動かない

具体例を挙げて説得力を高める

例えば「子供はもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」というトピックに対して「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います」というだけでなく

「日本人は世界的に見て英語ができないと言われています」や「日本では英語のクラスでスピーキングの練習をする機会があまりありません」のような一般的な補足情報を加えて構成していくと説得力が増します。

ココがポイント

具体例がなく説得力がない→トピックとあなたの意見に沿った具体例を挙げる

だけど関係のない補足はNG

自分の意見を肉付けするような補足は説得力を高めますが、関係のない補足は一貫性がないので減点対象です。

例えば先ほどの続きで「子供はもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」というトピックに対して

「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います。私は海外ドラマを観ていても全く理解できません」

結構極端な例ですが「海外ドラマ」なんてこの問題で組み入れる必要は全くない事ですし、さらに自分の経験を語っているだけなのでこんな補足なら書かない方がマシなレベルです。

ココがポイント

関係のない蛇足的な補足→関係のない事はとにかく書かない

自分の経験しか話さないのはダメ

アカデミックライティングは日記ではありません。

自分の世界が全てと思い込んだり、賛成反対を決めるうえで自分の気持ちや経験だけを基にしたものはダメです。

私が英語圏で論文を書いていたときは基本的に「I(私)」という単語を使うなと言われたくらいです。

基本的には様々なしっかりした根拠を基に文章を構成しなければならないのです、特に英検1級では自分の意見をサポートする3つの理由を答えなければなりませんが、そこの理由に自分の経験を入れるのは絶対にNGです。

主観で意見を述べる、文章を書き始めるのではなく、様々な根拠と言うベースがあってその上に自分の意見がある形で無いとちゃんとしたライティングとは言えません。

あなたの事を一切知らない、トピックにあまり知識のない人にあてて書くように書きましょう。

「私は~だったので、賛成だと思います」

こんな事を言っても何の根拠にもなりません。

ココがポイント

自分の経験ばかり話す→根拠や理由付けは自分の経験以外から探そう

経験者がおすすめする英検1級ライティングの対策

まずはアカデミックライティングのDos and Dontsを知る

「Dos and Dontsを知れ」

これは自分が英語圏の大学を始めた際に最初に言われたことです

Dos and Dontsとは

  • Dos(すべきこと)
  • Donts(すべきでないこと)

ちゃんとしたアカデミックライティングのルールを知ってからそれに沿って書きなさいという事です。

多くの人が思っている以上にアカデミックライティングは自由ではありません。

言語的にやってはいけない事は基本的に決まっています。

なので、アカデミックライティングのルールに馴染みのない人はまず先ほど紹介したようなアカデミックライティングの書き方ルールの載っている本で対策をする必要があります。

英語エッセイライティング17の基礎ルールとコツ【イギリスの大学卒が網羅】

ライティングの上達は実践→添削しか方法がない

ルールを知ってからライティングを上達させるのは実践して添削してもらうしかほとんどありません。

とにかく書きまくって、間違えたところを添削してもらう、それしかないのです。

ここで問題なのは

「誰に添削してもらうのか」

アカデミックライティングに精通した人が周りにいて、かつ添削を手伝ってくれる人がいるのであれば問題ありませんが、なかなかそうもいきませんよね。

しかし今は良い時代です、オンラインでも英文添削を行ってくれるサービスがあります。

例えばオンライン英語添削[アイディー]フルーツフルイングリッシュは英検に特化した英文添削サービスを提供しており、非常にコスパが良くおすすめです。

ライティングは指摘してもらわない事にはどこが間違っているのかに気づくことができません。

自分は自分の文章を正しいと思っても書いている訳なので、自分で間違いを見つけるというのはかなり難易度が高いのです。

英検1級ライティングの対策には添削は必須と言えます。

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英検1級に特化したライティングトレーニングも必須

添削してもらうためにはトピックが無ければいけません。

英検1級のライティングを勉強したいのに日記を書いて添削してもらっていては領域が違い過ぎて役には立ちません。

英検1級のライティングで高得点を狙うのであればそれに準じた問題を解いて、それに対するライティングを添削してもらう必要があります。

また本番ではどのようなライティングトピックが出題されるのかなどを事前にマークしておく必要もあります。

そこでおすすめの2冊がこちらです。

このような問題集を解いて添削してもらい、英検1級のライティング問題に特化した能力を付けていきましょう。

最後は必ず英検1級過去問で解いてみる

受験するのは英検1級ですから、最後は必ず過去問を使って追い込みをかけましょう。

過去問での対策は避ける事ができません。

問題集も良いのですが、やはり最後は実際のレベルで問題を解くことが必要になります。

もちろん過去問集は長文読解だけでなく他の筆記試験やリスニングでも使えるので、合格したいのであれば必ず必要な教材です。

今日のおさらい

  • 英語ライティングは学校でなかなか教えてもらえない
  • アカデミックライティングはルールがたくさんあるのでまずをそれを知る所から
  • 思考→日本語→英語ではなく思考→英語で書けるようにならなければならない
  • 英検1級のライティングは200~240単語程度の解答
  • 英検1級のライティングにはルールがたくさんある(上参照)
  • まず英文ライティングとは何かを知る
  • 添削は避けられない、添削こそがライティング上達の秘訣
  • 周りに添削をしてくれるアカデミックライティングに精通した人がいない場合はオンラインの添削サービスもある
  • 最後は必ず英検1級の過去問を使って追い込む







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JIN

JIN

1993年生まれ愛知県出身、偏差値40台の公立高校から独学勉強の末イギリスにあるイーストアングリア大学を正規で卒業、元英会話講師。 英検1級も取得し、今はなんとなくイタリア語をゆるーく勉強中。 現在は翻訳、英語、イギリスといった分野を軸に様々な活動を展開しています!

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