数多くの生徒たちに英検2級を指導して合格させ、自らも高校時代偏差値40から数カ月で英検2級に一発合格した、元英語講師のJIN( @ScratchhEnglish)です。
結論からいうと筆記試験の合格率は大体25%であると考えられます
- 英検2級の合格点・ラインは毎回固定されています
- 何問正解すれば合格(不合格)かは受験者が知ることは不可能
- 過去のデータを見ると合格率は約25%ですが現在は非公表
合格率や合格点って誰しも必ず気になりますよね!
私もそうです。
ひとつ結論をいうと合格点(ライン)は決まっていますが、1問1問の配点は受験者側にはわからないため、自己採点は不可能
つまり「何問正解で合格」ということは英検の中の人にしかわかりません。
今回の記事では毎回決まっている合格点(合格ライン)と、過去の統計を基にした合格率を元講師の私が徹底的に解説します。
- 筆記試験、二次試験ともにおよその合格率を知ることができる
- 英検の採点システムを理解できる
- お金をムダにせず適切なタイミングで受験できる
公表されていないのに、どうしておよその合格率がわかるの?
実は2015年までは公式に合格率が発表されていたんだ
元英語講師が英検2級の合格率・合格点(ライン)を解説
それでは英検2級の合格率や合格ラインについて元講師が解説していきます。
英検2級の合格率は大体25%程度
英検2級の全体合格率は大体25%で、二次試験の合格率は準2級とほぼ変わらず大体80%程度です。
日本英語検定協会は2016年以降公式に合格率の発表を行っていませんが、過去のデータ統計を見ていくと大体25%近くで収まっています。
一番新しいデータが2015年のものであっても、合格率が大幅に変動しているとは思えないため、ある程度は参考にできる情報だと思っています。
2010年 | 24.9% |
2011年 | 25.2% |
2012年 | 25.0% |
2013年 | 26.2% |
2014年 | 25.1% |
2015年 | 26.4% |
さらに、二次試験の合格率発表は、全体合格率に先立って2012年に廃止されており、データはさらに古いものになるためご了承ください。
2007年 | 80.6% |
2008年 | 80.6% |
2009年 | 80.5% |
2010年 | 80.9% |
2011年 | 82.3% |
二次試験だけをみると、準2級と大幅な合格率減少はありません。
2010年 | 35.1% |
2011年 | 36.1% |
2012年 | 35.8% |
2013年 | 35.9% |
2014年 | 35.7% |
2015年 | 36.7% |
こちらは、準2級の全体合格率ですが、2級はここから10%落ちています。
数字で見るとかなりの人が落ちているイメージですね
高校生の英検2級合格率もおおよそ25%
英検2級を受験する層は、高校生が多くを占めるのですが、高校生の合格率に関しては英検公式が2016年の情報を公開しています!
2016年度 第1回検定 一次試験 合格率(%) | 34.0% |
2016年度 第1回検定 二次試験 合格率(%) | 80.4% |
2015年度 第1回検定 一次試験 合格率(%) | 27.0% |
2015年度 第1回検定 二次試験 合格率(%) | 83.9% |
全体の合格率がおよそ25%とお話ししましたが、一次試験の合格率が30%、二次試験が80%と仮定すると、高校生においても合格率25%というのはかなり正確な数字であると言えます。
高等学校第3学年に所属している生徒のうち、実用英語技能検定(英検)準2級以上を取得している生徒及び相当の英語力を有すると思われる生徒の割合は36.4%で、平成27年度から2.1ポイント、平成24年度の31.0%からは5.4ポイント上昇している。
引用元:平成28年度 英語教育実施状況調査(高等学校)の結果|文部科学省
また、文部科学省の同統計では、英検準2級以上の英語力を有する高校生はH28時点で36.4%としています。
文部科学省の統計データは平成28年以降、英検ではなくCEFR指標を用いています
究極にザックリ言ってしまうと、高校のうちに英検2級を取るというのは上位層です
英検2級の受験者数
もちろん時期により、年によって受験者数は変化しますが英検2級には大体年間30万人ほどが受験しています。
これは準2級と比べると、人数は半分近く減っている計算です。
- 高校生
- 中学生
- 大学生
そのうちの25%と仮定すると75,000人程度の合格者が年間出ていると推測できます
英検2級の満点は1950点
普通の定期テストは100点満点ですが、現在英検でそのような形態はとっていません。
- 筆記試験:650点
- リスニング試験:650点
- ライティング試験:650点
各技能試験に650点が振り分けられています。つまり一次試験合わせて満点「1950点満点」のテストなのです。
ちなみに二次試験(スピーキング)も満点650点です
新形式の英検で採用されているCSEスコアとは
2016年に改訂された新形式より、英検では合否判定をCSEスコアというもので判定しています。
各級の合格基準スコア(英検CSEスコア)は固定されています。これにより、違う回に同じ級を受験した方の結果や同じ回に別々の級を受験した方の結果も、明確な数値で比較することができます。合格基準スコアは過去の英検のテスト結果より算出しています。
引用元:英検CSEスコアでの合否判定方法について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
まとめて重要な部分を要約すると
- 自己採点や自分で合否判断するのは不可能
- 2級の場合スコアは筆記:650点、リスニング:650点、ライティング:650点+二次試験:650点と均等に配分
- 各問題の配点はテストごとに変化
ちなみに各問題の配点は、受験者の答えが出揃ってから毎回決められるので、事前に知ることも事後に知ることも不可能。
つまり「何問正解で合格?」「何問不正解で不合格?」という問いに対する答えは、運営の人しか知りません
このような性質により、受験後に自己採点することも不可能です
英検2級の合格ラインの決定方法
日本英語検定協会公式ホームページでは以下のような記述があります。
今までの満点の7割程度(2級以下は6割程度)という合格目安は無くなり、リーディング・リスニング・ライティングの3技能(4級以下はリーディングとリスニングの2技能)の各技能スコアの合算で合否を判定致します。
引用元:日本英語検定協会
以前の形式とは変わり、今では合格ラインが毎回くっきり決められているという訳です。
英検2級の合格ラインは1520/1950点
- 一次試験:1520点(満点1950)
- 二次試験:460点(満点650)
単純に計算すれば一次試験が約82%、二次試験が70%となりますが、たとえば 100問中82%以上正答できれば合格ではありません。
スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory*)を用いてスコアを算出しているため、受験者の皆さまがご自身の正答数でスコアを算出することはできません。
※Item Response Theoryとはテストにおける受験者の応答パターンを用いて、形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論です。
引用元:日本英語検定協会
このような複雑なシステムが用いられているので「何問正解したら合格」ということはわからないのです。
毎テストごとに各々の配点が変わっています。
つまり、受験後に自己採点をしてある程度の合否を予想することも不可能になっています
英検2級に合格する確率を上げるにはどうすればいい?
ここまで過去の統計ベースで「英検2級の合格率や合格点」を解説しました。
ただし、この数字を知ったところで自分が合格に近づくわけではありません
効果的な対策をしたうえで挑むことで、合格の確率を上げることができます。
そんなこと言われてもわからないんだけど?
それでは、オススメの対策例を少し紹介します
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