英検4級のレベルは何年生？「中学中級」の難易度から紐解く受験タイミング

実は英検各級のレベルを知らずにとりあえず低すぎる級、または高すぎる級を受けてしまった経験はありませんか？

非常にもったいないです。

挑戦するなら絶対に自分に合ったレベルの級を受けた方が身になる上に、お金をムダにすることもない

とはいえ私もかつて低いレベルを選択してムダにしてしまった経験があります。

経験上レベルがわかりやすい5級や3級に挟まれた英検4級のレベルがわからないという人は意外と多いです。

本記事では、英検4級のレベル感や難易度について元講師が解説します。

英検4級のレベルは「中学中級レベル」相当

まずは英検4級のレベルと難易度について解説します。

英検4級のレベルに関する公式的見解

4級は、英語の学習をはじめて最初の目標となる5級の次に目指す級で、レベルは中学中級程度とされています。簡単な英語を理解することができ、それを使って表現することが求められます。5級より一段上の基礎的でかつ重要な内容が出題されます。試験内容は、一次試験（筆記とリスニング）に加え、スピーキングテストも導入します。なお、スピーキングテストは、級認定には影響せず、スピーキングテスト単位で合否判定されます。

引用元：4級の試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

「中学中級程度」つまり、平たく言えば中学2年生相当の英語力を問われることが予測できます。

英検4級なら英語のできる中学1年生は受かります。

講師経験上、小学生のうちに英検4級を取得した子もいましたし、多くの子達は実際に中学1年時に取得していた級でした。

中学2年生で習う英語レベルまで先取りできている子なら受かるレベル

TOEIC換算で見る英検4級

英語テストのレベルを測る指標としてひとつ「TOEIC換算」というものがあります。

大人の人からしてみるとこのTOEIC換算の方がわかりやすいですよね。

TOEIC換算ではズバリ300点から350点くらい！

しかし、TOEIC換算したところでTOEICで解ける問題ほとんどないため、TOEIC換算は4級時点でまったく役に立ちません。

役に立つ指標ではないので無視して大丈夫です。

英検4級の受験をオススメしたい学年

私が英検4級の受験を一番オススメしたいのは、中学1年生です。

1学年上の先取りができますし、4級を取得すればもう次の級は多くの子達が中学卒業までに目指す英検3級です。

ゆとりをもって、3級の準備を行うことができる

または英語が得意ではない中学2年生が、英検4級の勉強をしながら学校の英語に追いつき追い越すのも非常にオススメ。

結論、オススメする受験者は「中学1年生もしくは2年生」です。

英検4級のレベルに合った具体的な受験者とは

次に英検4級の受験をオススメできる受験者層を紹介します。

英会話スクールに通う小学校高学年

英会話スクールなどに通っていて、すでに一定以上の英語力がある（すでに英検5級を持っている）小学生は、ぜひ英検4級にステップアップを目指してみるのもアリ。

英検5級と英検4級には大きなレベル差がないので、合格は十分可能です。

5級に受かったのであれば次4級の勉強をはじめるのは自然な流れ

学校の授業より上を目指したい中学1年生

中学1年生で「学校の英語の授業に物足りない」「もっと先取りをして上を目指したい」そんな方は、英検5級をもっていなかったとしても一気に4級からはじめてみるべきです。

英検のいいところは、学校とは違って細かく級が区切られているため、次の目標を見つけやすいところです。

教材もしっかり揃っているので先取りもしやすい

一番下の英検5級からはじめるのもアリですが、「先取り」にはならないので、英検4級をしっかり勉強する方が身になります。

学校の英語授業に少し遅れを取っている中学2年生

英検4級は、学校の英語の授業に少し遅れを取ってしまっている中学2年生にもオススメです。

理由は、おおよそ中学2年生レベルの試験なだから。

英検4級に向けて勉強することで、学校で学んでいる（もしくは少しさかのぼってor少し先回りして）英語の内容を学校とは違ったアプローチで学べます。

実際に小さなキッカケで変わる例はあります。

一度学校のテスト勉強から距離を置いて、独自に英検4級をやってみるというのも選択肢としてオススメ。

英検4級の勉強を自主的に行うことで、学校の英語の授業に付いていけるようになり、先回りさえできる可能性も

家での独学に困っているけど本気で4級に受かりたい場合の勉強法

• 「家で独学できる気がしない･･･」
• 「親が教えられるほど英語ができない･･･」
• 「本を買っただけで終わってしまいそう･･･」

そう思う方も多いはずです。

その状況で何もやらない場合、当たり前ですが合格する確率はかなり低いだけでなく、子ども英語で絶対に避けなければならない「英語嫌い」を助長させてしまう可能性すらある

「ではどうすればいいの？」

そこでオススメなのが、業界最安値水準でありながら、子ども慣れした資格持ち講師から英検4級用のでる順パス単を使ってレッスンをしてもらえるQQキッズです。

英検4級のレベル・難易度に関連するよくある質問

最後に、英検4級のレベル・難易度に疑問を持っている方が抱かれがちの、よくある質問をまとめて解答します。

英検4級の単語にはどのようなものが出ますか？

基本的には中学2年生が習う単語レベルと似ています。

英検4級に過去問はありますか？

はい、英検4級には旺文社が出版する過去問があります。対策には必須ですので、ぜひチェックしてみてください。

英検4級の試験時間はどれくらいですか？

英検4級は、筆記、リスニング合計で65分、65問のテストです。

英検4級にスピーキング試験はありますか？

参加は任意ですが、4級にはオンライン上で行うスピーキングテストが設けられています。

また、スピーキングテストが合否に影響を及ぼすことはありません。