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英検4級の時間配分はどうする?試験時間・配点・問題数を紐解いて解説

英検4級の-時間配分-問題数-試験時間-配点
この記事の結論
  • 英検4級は合計65分の65問
  • 出題範囲はおおよそ中学2年生の英語
  • 5級よりは時間設定がシビアになっている

「英検4級の時間配分はどうすればいい?」

そんな疑問をお持ちの方も多いですが、結論は過去問を解きながら自分なりの最適な時間を見つけるのが一番です。

とはいえ、一般論としての理想の時間配分はありますので解説します

試験に向けて勉強するタイプのテストを攻略するにおいて、「テストの構造・特徴を知っておく」というのは必須であると言えます。

とはいえ実は私もかつては「実力があればぶっつけ本番でも大丈夫」と思っていたタイプの人間でした。

本記事では英検4級の試験時間・配点・問題数といった基礎情報を紐解きながら、理想の時間配分を解説していきます。

英検1級 合格証明書
筆者は英検指導経験だけでなく自ら1級まで取得しています

5級よりシビアってどういうこと?

問題数は5級と比べるとかなり増えている!

タップできる目次

英検4級の試験内容・問題数・試験時間

まずは英検4級筆記試験の問題内容を見ていきましょう。

4級の基礎情報と時間配分
  • 筆記試験の内訳
  • 筆記試験における理想的な時間配分
  • リスニングテストの内訳
  • 英検4級は合計65分の65問
タップできるよ

筆記試験の内訳

語彙問題文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択15問
会話問題文脈に合った正しい会話フレーズを4つの選択肢から選択5問
並べ替え問題バラバラになった文章を正しく並び替える5問
長文内容読解メールなどの文章情報の全体を掴み問題に答える10問

合計35問を35分で解答するのが英検4級の筆記試験です。

シンプルに1問1分ペース。

ちなみにひとつ下の級である英検5級は25問、25分の筆記試験でしたので、1問当たりのペースは変わらないものの問題数と時間が増えています。

つまり、より効率的な時間配分や戦略を立てる必要があります。

語彙問題から並び替え問題までは英検5級と同じですが、英検4級から長文読解の問題が追加されている点もチェックですね!

英検4級からはリーディング要素も少し求められる

筆記試験における理想的な時間配分

まず覚えておいてほしい点は、各々の理想的な時間配分は能力や得意不得意によって異なるところ。

対策の時点でしっかりと時間を測った上で過去問を解きながら、自分にとって理想的な時間配分を見つけるのがもっとも合理的です。

ただし、一般的に言えば、以下のような時間配分が理想的です。

語彙問題6分
会話問題3分
並べ替え問題8分
長文内容読解15分
見直し3分

たとえば英検4級単語を高いレベルで覚えている方であれば、語彙問題はすぐに解けるので、より後ろの問題に時間を使うなどの調節ができます。

語彙問題と会話問題は知っているか知っていないかの問題なので、ここに時間を使いすぎるのだけはオススメしません。

リスニングテストの内訳

次は英検4級リスニング試験の問題内容を見ていきましょう。

会話応答文会話の最後の部分を4つの選択肢から探す10問
会話内容確認聞いた会話情報と一致するものを選択10問
文の内容確認聞いた分の情報と一致するものを選択10問

リスニングテストは筆記試験よりも5分短い30分の構成。

英検5級よりも10分間長い設定で、問題数も5問増えています。

会話応答文と会話内容確認に関しては、英検5級と同じスタイルですが、最後の部分がイラスト問題から内容確認に変更

英語で聞いた情報を処理する能力が求められるようになりました。

英検5級の会話応対文問題では選択肢が3つしかなかったのですが、英検4級からは選択肢が4つに増えています。

あてずっぽうで当たる確率は5級よりも必然的に下がります

英検4級は合計65分の65問

先ほどの内訳をつなぎ合わせるとこのようになります

語彙問題文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択15問
会話問題文脈に合った正しい会話フレーズを4つの選択肢から選択5問
並べ替え問題バラバラになった文章を正しく並び替える5問
長文内容読解メールなどの文章情報の全体を掴み問題に答える10問
英検4級筆記試験の概要
会話応答文会話の最後の部分を4つの選択肢から探す10問
会話内容確認聞いた会話情報と一致するものを選択10問
文の内容確認聞いた分の情報と一致するものを選択10問
英検4級リスニング試験の概要

まず問題数と時間配分を理解した上で、解答プランを練っていくと必ず効果的に解けます。

そうすれば時間切れになる確率は減るので、英検4級合格に近づけるでしょう。

細かい配点は中の人しかわからない理由

実は、英検4級の問題数や試験時間はわかっても、各問題の配点は誰にもわかりません。

スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory*)を用いてスコアを算出しているため、受験者の皆さまがご自身の正答数でスコアを算出することはできません。

Item Response Theoryとはテストにおける受験者の応答パターンを用いて、形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論です。

引用元:英検CSEスコアでの合否判定方法について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

全受験者の回答が出そろってから配点が決定されるため、開催テストごとに各問題の配点が変わるのです。

1問○○点というのは事前に決まっていない

逆に合格点は2016年以降、毎回固定されています。

じゃあ自己採点もできないの?

そのとおり、自己採点も過去問の採点も難しい

英検4級は中学2年生レベルという前提で考察する出題範囲

英検4級は公式に「中学中級程度」のテストというレベルに設定されています。

その前提をベースに、あらゆる側面から4級の範囲を考察していきます。

4級の出題範囲を考察
  • 文部科学省が目指す中学時の取得単語数は1,600から1,800語
  • 中学校でよく使われる教科書から紐解く出題範囲
  • 英検4級の英単語帳から考察する出題範囲
  • 以上を踏まえたうえで英検4級の試験範囲の考察まとめ
順番に解説します

文部科学省が目指す中学時の取得単語数は1,600から1,800語

まずは中学卒業までに文部科学省が求める取得単語数を見てみると、2020年代から1,600語~1,800語と2010年代と比べると大幅に増加していることがわかります。

年代求める英単語数
2010年代1,200語
2020年代1,600~1,800語
以下を基に作成:旧学習指導要領(文部科学省)、外国語教育の抜本的強化のイメージ(文部科学省)

つまり年代によって中学2年生が覚える英単語量は異なり、学校における英語授業と英検4級との比較はかなり難しいです。

一応まず文部科学省のデータを抽出しておきました。

中学校でよく使われる教科書から紐解く出題範囲

皆さんは中学生の頃どの英語教科書を使っていましたでしょうか?私はよくある「ニューホライズン」を使っていました。

こちらがニューホライズン各書で覚えることができるとされる単語数です。

とくに覚えたい語覚えたい語合計題材語巻末資料編の補充語彙
1年40713754439248語句
2年14725540246241語句
3年4626731348289語句
合計6006591259133778語句
引用元:【東京書籍】 会社案内 お問い合わせ よくあるご質問Q&A 教科書・図書教材:中学校 英語 

計算がやや複雑ですが、「とくに覚えたい単語」と「覚えたい単語」を足すと大体1000語弱ということがわかります。

中学2年生で習うとされている主な英文法の例は以下の通りです。

過去時制一般動詞の過去
Be動詞の過去
過去形の疑問文と否定文
過去進行形
助動詞異なる基礎助動詞
助動詞の否定文と疑問文
未来時制Be going to~
代名詞不定代名詞など
不定詞to 動詞の原形など
比較文More than~など
中学2年生で習う英文法

当然のことながら、上記に加えて中1の内容も入ってきます。

アルファベット全アルファベット
名詞単数形、複数形など基礎名詞
冠詞AやThe
Be動詞/動詞is, am, areなど/基礎動詞
形容詞Nice, Happyなど基礎形容詞
代名詞He, Sheなど
副詞Often, Veryなど基礎副詞
前置詞In, On, Atなど
接続詞But, Andなど基礎接続詞
否定形/疑問形I don’t~/Do you~?など基礎
現在進行形~ing形の基礎
命令文基礎理解
中学1年生で習う英文法

つまり、5級よりもより複雑な文法理解が求められます。

英検4級の英単語帳から考察する出題範囲

私の経験上、英検を受ける時は「でる順パス単シリーズ」を覚えてしまえばその級に必要な単語は網羅できていると考えています。

これは4級でも1級でも同じです。

スクロールできます
書籍名英検4級 でる順パス単
英検4級 でる順パス単 5訂版
小学生のための英検4級 合格単語700
小学生のための英検4級 合格単語700
英検4級 英単語 730 英検ランク順
英検4級 英単語 730 英検ランク順
掲載語句700語700語730語
5級版の掲載語句600語600語650語
合計1,300語1,300語1,380語

「1,300語以上も!?」と思われるかもしれませんが、4級の単語帳には5級単語も被っている場合があるのであくまで目安です。

また、単語帳を丸々覚えなければ合格できないわけでもありません。

4級に合格するなら、最低でも600~800語以上は理解しておきたいところ

以上を踏まえたうえで英検4級の試験範囲の考察まとめ

最後にここまで紹介した既存データを基に英検4級の範囲についての考察をまとめます。

英検5級範囲の考察まとめ
  • 基本的な考えとしては中学2年生が習う英語の範囲に近い
  • 英文法知識も中2で習うものと考えていい
  • 一般的な中2の教科書では1,000単語掲載
  • 英検4級向け単語帳はほぼ800語句掲載
  • 単語範囲としてはおよそ900単語レベル前後

冒頭でもお話ししたように、英検公式が範囲を公開しているわけではありません。

今回はデータと講師経験を基にした考察にすぎないという点は気にとめておいてください。

パス単を使ってもっと専門的に英語力を上げたい人にオススメ

  • 「おうちで勉強できる気がしない・・・」
  • 「単語帳だけでは何をしたらいいかわからない・・・」
  • 「結局なあなあで終わってしまいそう・・・」

そう思う方も多いはずです。

単語帳はしっかり使わないと定着せず、まったく覚えられない

「ではどうすればいいの?」

そこでオススメなのが、業界最安値水準でありながら、子ども慣れした資格持ち講師から英検4級用のでる順パス単を使ってレッスンをしてもらえるQQキッズです。

英検4級の試験内容・時間に関連するよくある質問

最後に、英検4級の試験時間や問題数に疑問を持っている方が抱かれがちのよくある質問をまとめて解答します。

英検4級に過去問はありますか?

はい、英検4級には旺文社が出版する過去問があります。対策には必須ですので、ぜひチェックしてみてください。

合格するにはどのような勉強をすればいいでしょうか?

対策のセオリーとしては、4級レベルの単語学習→問題集で練習→過去問で仕上げとシンプルです。

とくに、単語力をつけるという側面が重要になります。

英検4級の単語にはどのようなものが出ますか?

基本的には中学2年生が習う単語レベルと似ています。

英検4級のレベルや難易度はどれくらいですか?

公式では「中学中級程度」と定められており、おおよそ中学2年生で習うような内容が多いです。

英検4級は小学生だと難しいですか?

すでに、英会話スクールに通って予習をしている子などであれば合格は可能です。

実際に、私が英語講師として勤めていた頃も、小学生のうちから英検4級に合格していた子たちはいました。

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