こんにちは、かつて英検を指導し、個人的には18歳の頃に英検準1級を一発で取得した英検1級元英語講師のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- 英検準1級の合格者はどんな勉強をしましたか?
- 英検1級は独学でも合格できますか?
- 対策にコツや戦略はありますか?教えてください
申し込んだからには一発で合格したいというのが受験者の総意ですよね!
狭き門なのは事実です。
しかし英検準1級は正しいやり方で対策すれば合格できます。
私も18歳の頃、偏差値40の高校を卒業してすぐしっかり対策した結果一発で合格することができました。
今回の記事ではその後英語講師としても経験を積んで得た知識と共に英検準1級に合格するために知っておくべき事をまとめました。
この記事を読むメリット
- 英検1級取得の元英語講師が知るすべての英検準1級情報をすべて知る事ができる
- 明日から自分で勉強法や対策を実践する事が可能
- 合格への道筋を立てる事ができる

英検準1級の難易度は大学レベル?TOEICやTOEFL換算では何点?
まずは英検準1級のレベルや難易度について解説します。
英検公式が定める準1級のレベル
日本英語検定協会は公式ページで英検準1級をこのように説明しています。
準1級は、最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できることが求められます。入試優遇や単位認定はもちろん、教員採用試験に優遇されたり、海外留学にも多方面で幅広く適用される資格です。試験内容は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。
引用元:日本英語検定協会
ポイント
- 大学中級レベル
- 実生活で求められる英語力
- 海外でもある程度通用するようなレベル
大学中級程度とありますが実際はそれよりも難易度は高いです。
ここで一番注目したいのは「海外留学にも多方面で幅広く適用される」という点です。
英検の資格を使って入学を認めてくれる学校はかなり少ないですが、英検準1級のレベルがある人なら英語圏の国でもある程度満足に生活できるようになります。
逆に英検準1級レベルの英語力が無い人は海外での生活に言葉の面でかなり苦労します。

TOEIC換算で見る英検準1級のレベル
TOEIC換算での英検準1級のレベルはズバリ「710点くらい」でしょう。

私が個人的に思う英検準1級のレベル
ここからは私の肌感覚でのレベル判断です。
私の英検経歴
- 英検2級取得(17歳)
- 英検準1級取得(18歳、英検2級取得から約6ヶ月後)
- イギリスに住み始める(英検準1級取得から半年後)
英検換算でいくと準1級レベル以上の英語力(IELTS 6.5)をもってイギリスに行きました。
その英語力でイギリスに住み始めて感じたのは「日常会話でギリギリ、むしろ微妙」です。
相手の言っていることが大体理解できて、自分の言いたい事を何となく伝えられる、一人で暮らしていけるという最低限のレベルです。
そこで行きついた結論は「一人でなんとか生活していけるけど困難は数えきれないし一人で解決できない問題も多々ある」というレベルです。

例えばこんな問題が出題されています
例えば2017年第2回のテストではこのような問題が出題されました。
The protesters were removed from the city hall building for ( ) the event. They had been shouting so loudly that no one could hear the speeches.
1 rotating 2 fostering 3 wounding 4 disrupting
引用元:日本英語検定協会
結構難しい単語が出てきますよね!
たまに「準1級の単語なんて英語マニアにしか分からないような日常で使わない英語だよ」と言ってる人がいますが…一切そういう事はありません。
英検準1級レベルで覚えて無駄な単語は一つもありません、むしろ海外で生活するにおいて準1級レベルの単語は必須レベルで重要です。
英検準1級を受けるべき人とは
英語を極めたい人、英語で仕事をしたい人、留学をしたい人がまず目指すべきレベルです。
特に英語を使って仕事をしたい人なんかはこれくらいのレベルの英語力が無ければ不十分です。
留学したい人は先ほども言ったように必ず行く前にこれくらいのレベルを持っておくのが好ましいです。
留学中伸びる英語力は限られています、貴重な時間内で英語力をあげたければまず行く前に英語力を高めておくべきです。
TOEFLテストとの換算や、英検準1級の勉強をどのような人におすすめできるのかはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連 英検準1級のレベルってすごいの?大学生でも難しい難易度とTOEIC換算を解説
英検準1級の合格点(ライン)と合格率
次は英検準1級の合格率や合格ラインについて解説します。
英検準1級の合格率は大体15%前後
英検準1級の一次試験の合格率は大体15%前後です(日本英語検定協会は2016年まで毎回合格率を発表していましたが、2016年以降公式に合格率の発表を行っていません。)
ちなみに一つ下の級である英検2級の一次試験の合格率は30~35%程度であったため、一次試験突破の門はより狭くなっています。

英検準1級の合格点・合格ライン
準1級の合格点
- 一次試験:1792点(満点2250)
- 二次試験:512点(満点750)
単純に計算すれば一次試験が全体の約80%、二次試験が70%となりますが、例えば100問中80問以上正答できれば合格、という事ではありません。
スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory*)を用いてスコアを算出しているため、受験者の皆さまがご自身の正答数でスコアを算出することはできません。
※Item Response Theoryとはテストにおける受験者の応答パターンを用いて、形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論です。
引用元:日本英語検定協会
このような複雑なシステムが用いられているので「〇問くらい正答したら合格」という事は言えないのです。
テストごとに各問題の配点が変わっています。

英検準1級にどれくらいの人が受験しているのか、二次試験面接の合格率などの追加の詳細情報はこちらの記事で紹介しています。
関連 【狭き門】経験者が英検準1級の合格点(ライン)合格率を徹底解説
英検準1級合格に必要な単語数・語彙レベル
次に準1級の合格に必要な単語量について解説します。
合格に必要な単語数は約7,500~9,000単語
ざっくりですが英検準1級合格の目安として必要な単語数は大体7500単語から9000単語くらいです。
前後級との比較
- 英検1級:12000~15000単語
- 英検準1級:7500~9000単語
- 英検2級:4000~5000単語
英検2級と比べてもかなりの上積みがあります、これを見るだけでも英検2級と英検準1級の間にはかなりのレベル差がある事が見て取れますよね。
何度も言いますが英検準1級で出てくるような単語は高みを目指すにおいて必ず知っておかなければならない単語です。

英検準1級受験者におすすめしたい英単語の覚え方
英検準1級受験者であれば私が英検1級取得し、累計15,000語を覚えた単語カードもしくは暗記アプリを使った単語学習を強くお勧めします。
ノートに書いたり、暗記シートを使ったり、単語帳をただ眺めているだけではだめです。
私がずっと実践してきて累計約15,000単語を覚えた英単語の覚え方はこちらの記事で紹介しています、ぜひ参考程度でもいいので見ていってください!
関連 【完全版】イギリスの大学を卒業した私がおすすめする英単語の覚え方
英検準1級の問題傾向・問題数・特徴
ここでは英検準1級の問題構造について簡潔に見ていきます。
筆記試験の内訳
語彙問題 | 文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択 | 25問 |
長文語句問題 | 長文問題内にある空所の語句を埋める | 6問 |
長文内容問題 | 長文の内容に関する質問に対する答えを選択肢から選択 | 10問 |
ライティング | 質問に対する答えを英作文する | 1問 |
合計42問を90分で解く計算なのが英検準1級の筆記試験です、単純計算で1問当たり2分14秒使える計算です。
2級からの変更点
- 試験時間が5分増
- 語彙問題が5問増
- 長文内容問題が2問減
リスニングテストの内訳
会話内容確認 | 聞いた会話情報と一致するものを選択 | 12問 |
文の内容確認 | 聞いた文の情報と一致するものを選択 | 12問 |
Real-life形式の内容問題 | 実生活で起こり得るリアルなリスニング内容と一致するものを選択 | 5問 |
英検準1級のリスニングに関する出題方法は30分で29問を解いていく形式です。
2級からの変更点
- 試験時間25分→30分
- 会話内容問題15問→12問
- 文章内容問題15問→12問
- Real-life形式の問題が準1級で初登場
英検準1級のもう少し詳しい構造や二次試験の出題形式が知りたい方は、こちらの記事で紹介していますのでぜひご覧ください。
関連 英検準1級の試験時間は何分?2級よりも圧倒的に難しくなってる理由が分かる!
英検準1級級筆記試験の対策・勉強法
ここでは英検準1級のリーディング対策について解説します。
英検準1級レベルの単語、熟語、文法の習得
何度も言いますが英検準1級の筆記試験において英検準1級レベルの単語、熟語、文法力がないと話になりません。
全項目で共通して必要な知識なのでまずこの部分の特訓から始めましょう。
ちなみに私が一貫しておすすめしている英検準1級用の単語帳はこちらのでる順パス単です。
正直こちらのパス単以外の単語帳は思いつかないくらいで、過去問の統計データを基にした頻出単語の選出が素晴らしいです。

文法に関しては「最低でも高校卒業相当の文法レベル」が必要です。

英文速読法を覚えておくとリーディングが楽になる
単語力などは勉強すればするほどついてくるのでやるしか方法はないのですが、長文読解に関してはこの英文速読法を覚えてから凄く楽になりました。
当時覚えた速読法は英検1級に合格する際も全く同じテクニックを使いました、今でも英文を読むときは使います。
長く使えるテクニックなのでむしろ覚えないと損だと私は考えています。

英検とは関係のない書籍ですが、目からうろこの速読テクニックが数多く詰め込まれており、練習問題も1日ごとについているのでやりやすいものとなっています。
この中に載っているテクニックの中の1つを挙げるのであれば「返り読みをしない事」
英語のテストでは一旦読んだ英文にまた戻って読んでしまいがちですが、それは絶対にしないようにというテクニックです。

問題慣れするために問題集をこなす
単語、熟語、文法知識というのはいわば野球の素振りのようなもので、実際に実践練習をこなしていかないと大幅な点数アップは見込めません。
さらに事前に実践慣れする事で本番よりスムーズに無駄な時間を作らず解答を進める事ができます。
おすすめの問題集は
より多くの実戦経験を積みたい方は集中ゼミの方がおすすめです。
最後は過去問で本番に向けて準備
英検準1級レベルの単語、熟語を十分に覚えたら最後は必ず過去問で追い込みをかけましょう。
受験するのは英検準1級なので最終的には過去問での対策は避ける事ができません。
過去問集はリスニングでも使うので、合格したいのであれば必ず1冊は持っておくべきです。
英検準1級のリーディング対策に使えるおすすめ問題集・参考書
書籍名をタップ(クリック)すると詳細を確認できます
おすすめ度/重要度 | 値段・コスパ | 特徴 | |
---|---|---|---|
英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題
|
(4.5)
|
(4.0)
|
|
全解説頻出英文法・語法問題1000
|
(3.0)
|
(3.5)
|
|
2週間で英語の読解スピードが3倍になる本
|
(4.0)
|
(4.0)
|
|
各おすすめ教材の詳細はこちらの記事でレビューしています!
-
-
英検準1級の参考書・問題集選びは苦手分野が決め手!元講師おすすめの教材15選
続きを見る
リーディング試験の例題、各問題の解き方コツ、気を付けるべき事などはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連 英検準1級の長文読解のコツは速読にアリ!元講師が筆記のポイント全部見せます
英検準1級ライティング問題の対策・勉強法
次は準1級のライティングに特化した対策法について解説します。
ライティングの対策は難しい
ライティングのトレーニングは基本的に添削してくれる人がいなければ成り立たない難しいものとなっています。
添削してくれる人が周りにおらず、独学で学ぶ場合はまず最初の方で紹介した英文ライティングのルールブック的書籍2冊の中から1冊を選んで「まず英文ライティングとはどういうものなのか」を理解しましょう。
次に英検準1級のライティングについて深掘りしよう
一般的なライティングがどのようなものかを理解できたら、次に「英検準1級のライティング」で求められていることを理解し、それに向けて特訓を重ねましょう。
英検準1級のライティング書は以下の2冊がおすすめです。
オンラインのライティング添削サービスを使うのもあり
英検準1級合格はもちろんの事、総合的な英語力の上達を見据えている人はオンラインのライティング添削サービスを使ってしっかりとライティング力を鍛えるのもおすすめです。
私が実際に受講した中で最もおすすめしたいのは業界最安値のオンライン英会話ながらアカデミックライティングレッスンもあるスパトレです。
オンラインで公開添削のような形でリアルタイムでアカデミックライティング課題の添削をしてくれます。
またオンライン英会話業界最安値という事で言う事はありません。
7日間の無料トライアルもありますので気になった方はぜひ試してみましょう!
ライティングは指摘してもらわない事にはどこが間違っているのかに気づくことができません。

IELTSライティングにおすすめのオンライン英会話
私が実際に受講したレビュー記事はコチラ
-
-
スパトレってどう?実際に1ヶ月受講した元講師が思うSPTRのリアルな感想
英検準1級のライティング対策に使えるおすすめ問題集・参考書
書籍名をタップ(クリック)すると詳細を確認できます
おすすめ度/重要度 | 値段・コスパ | 特徴 | |
---|---|---|---|
英検分野別ターゲット 英検準1級ライティング問題
|
(4.5)
|
(4.0)
|
|
大学生のためのアカデミック英文ライティング
|
(4.0)
|
(4.0)
|
|
各おすすめ教材の詳細はこちらの記事でレビューしています!
-
-
英検準1級の参考書・問題集選びは苦手分野が決め手!元講師おすすめの教材15選
続きを見る
準1級ライティングのトピック傾向、問題例、解答方法、正しい書き方などはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連 英検準1級ライティングの採点基準はどこにある?点を稼ぐための対策法まとめ
英検準1級リスニング試験の対策・勉強法
次は英検準1級のリスニングに特化した対策について解説します。
準1級レベルまできたら英語は英語で聞いて英語で考えるべき
準1級レベルの受験者であればリスニング中に脳内で翻訳するのはおすすめできません。
例え英語が第二言語でもこの姿勢は重要
昔私は英語が全くできなかった頃、こんな疑問を感じていました
- 「英語ができる人って英語を頭の中で日本語に変えて理解しているのかな」
- 「それとも英語は英語で理解して英語で考えて会話を返しているのかな?」
そんな私も今では英検1級を取得し、英語圏に5年住み英語圏の大学を現地の人と一緒に卒業しました。
当時の自分への答えは…
「英語は英語で聞いて英語で脳に取り込んで英語で考えて英語で返す」
むしろ出来るようになった今思うのはこれ以外ありえないという事です。
-
英語を聞く
-
内容を取り込む
-
返答を考える
-
返答する
この4つのプロセスで日本語での思考を挟むとどう考えても会話についていけません。
英検のようなリスニングテストでも遅れというのは致命的です。

英語で聞いて英語で理解するにはどんなステップを踏めばいい?
実はシンプルな構造で「自分が発音できない単語は耳でもしっかり聞いて取り込めない」と私は考えています。
リスニング力が伸びるメカニズム
- 単語を覚える英語の音声や映像(実際の会話、音楽、映画、ドラマ、問題集など)でその覚えた単語が出てくる
- その単語を認識する(もしくは思っていた発音と違ってズレが生じる)
- 自分が思っていた発音と実際に聞いた時の発音のズレを埋める
- その単語が音声で出てきても理解できるようになる
リスニングやスピーキングの上達は「場数を踏む事」が大事だと言われていますが、場数を踏む前に単語自体を理解できていなければ意味がありません。
例えば「Get out(出ていけ)」という熟語を覚えようとしているとしましょう。
もしこの熟語を「ゲットアウト」として覚えていた場合リスニングの場面で出てきて理解できるでしょうか?おそらく多くの人は初見では認識できません。
なぜなら「ゲットアウト」と覚えたものの音声では「ゲッアウ」のようになっているからです。
これが文字で覚えたものが音声で出てきたときの認識のズレです。
文字→音声→文字の順に確認できてこそ覚えた単語がリスニングでも使える単語になります。
文字で覚えた単語量=リスニングで理解できる単語量ではありません。

なぜリスニングで単語力が重要なのか
「単語を知らずしてどんな勉強も始められません!」
言語において単語を知っていなければ何も出来ません。

問題慣れするために問題集をこなす
単語、熟語、文法知識というのは野球の素振りのようなもので、実際に実践練習をこなしていかないと大幅な点数アップは見込めません。
さらに事前に実践慣れする事で本番よりスムーズに無駄な時間を作らず解答を進める事ができます。
おすすめの問題集は「予想問題ドリル」または「集中ゼミ」の2冊です。

英検準1級のリスニング対策に使えるおすすめ問題集・参考書
書籍名をタップ(クリック)すると詳細を確認できます
英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題
|
(4.5)
|
(4.0)
|
|
---|---|---|---|
英語思考リスニング
|
(3.5)
|
(4.0)
|
|
各おすすめ教材の詳細はこちらの記事でレビューしています!
-
-
英検準1級の参考書・問題集選びは苦手分野が決め手!元講師おすすめの教材15選
続きを見る
- 各設問の特徴・例題
- 効果的な解き方のコツ
- やってしまいがちなミス
このような重要項目はこちらの記事で詳しく解説しています。
関連 英検準1級リスニングはまずコツから覚えよう!個別に対策をして高得点を目指す!
英検準1級二次面接の合格率・合格ライン・対策など
最後に準1級の二次試験に関する情報を紹介します。
英検準1級二次試験面接は満点750点
英検準1級二次試験面接の満点は750点で設定されており、合格基準点は512点です。
単純計算で70%ですが、スピーキングは〇×の世界では無いのでこの辺の数字は知らなくてもいい数字だと言えます。
二次試験の合格率は80%前後
英検準1級二次試験面接の合格率は大体8割程度です。
かなり高水準だと言えますが、二次試験に進む受験者は全員一次試験に合格している一定以上の英語力を持った人たちなので驚きではないかもしれませんね。
しかし8割程度合格だからと言って対策をしないと足元をすくわれる可能性は十二分にあります。

英検準1級の二次試験面接に落ちる人の特徴
ここでは英検準1級の二次試験に落ちてしまう人の特徴を紹介します。
一次試験に合格して気が抜けている人
一次試験に合格してホッとして気が抜けてしまい結局大した対策をせずに本番を迎えてしまう人は二次試験に落ちてしまいがちです。
気が抜けているつもりがなくてもなんとなく二次試験は受かるでしょうと思っているのもアウトです。
筆記ができたからと言ってスピーキングで英検準1級合格できるとは限りません。

英検準1級の面接を英会話だと思ってしまっている
面接=スピーキングテスト=英会話…と思ってしまいがちですがそうではありません。
一応試験のうちのスピーキングテストですので、何でもかんでも喋ればいいというものではなく求められていることがあります。
スピーキングテストで受験者にペラペラなきれいな英会話を求めている訳ではありません。
求められるのは「英検準1級レベルの単語やフレーズを駆使して英検準1級レベルの質問にしっかりと答えられるかどうか」です。

声が小さい、自信が無い、口数が少ない
英語のスピーキングではハキハキと、自信を持って、積極的に話すのは絶対条件です。
ただ人間一人ずつ性格が異なるのは十も承知しています、ハキハキと自信を持って積極的に話すハードルが高い人がいるのももちろん知っています。
ただそんな方達でも英検準1級の二次試験に向けて上手くいく方法があります。
それは「知識で固める」という方法です。
どういうことかというと、英検準1級の二次試験面接の対策をたくさんし、傾向を掴んで、答えをあらかじめ用意しておくという訳です。
既に「こうやって答えよう」と思っていた質問が飛んで来たら自信を持って話す事ができますよね!

上で説明した以外にも英検準1級二次試験に合格する為に知っておくべき対策法や心構えはこちらの記事ですべてまとめて紹介しています。
関連 英検準1級の二次試験は対策できる!経験者が語る合格率・合格点・おすすめ勉強法
経験者がおすすめする英検準1級対策教材・参考書・問題集
私が英検準1級の勉強の為におすすめしたい参考書・教材・問題集などは合計で15冊あります、もちろんその中にも重要度があり、すべて手に入れるべき!という訳ではありません。
おすすめの教材は1つ1つこちらの記事でレビューしています。
関連 英検準1級の参考書・問題集選びは苦手分野が決め手!元講師おすすめの教材15選
どんな教材を使えば良いのか分からない!という方はぜひ参考にして下さい。
そして各教材や問題集をどのように使ったらいいのか分からない!という方の為に英検準1級合格を目指す為の4ヶ月学習スケジュールを作りました!
こちらの記事からご覧いただけます!
実戦練習を積み重ねたい人はオンライン英会話がおすすめ
英検準1級二次試験の合格を目指すのはもちろん、さらに英会話力も並行して上達させたいという目標を持つ人はオンライン英会話始めるのもありです。
現在は様々なオンライン英会話サービスが世の中にあり、英検に特化した対策を提供するサービスもあります。
ほとんどのサービスで無料トライアルが設けられているのも嬉しいところです!
元オンライン英会話講師でもある私が様々なオンライン英会話サービスを実際に受講して独自の視点でレビューをしてきました。
英検準1級対策+質の高いサービスという視点で見る独自のおすすめは以下のとおりです。
おすすめ度 | 値段 | 無料体験 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
DMM英会話
|
(5.0)
|
(4.5)
|
(4.5)
|
|
ネイティブキャンプ
|
(4.5)
|
(4.5)
|
(5.0)
|
|
スパトレ
|
(4.0)
|
(5.0)
|
(5.0)
|
|
DMM英会話
内容・評価 | |
概要 | 24時間受講可能な国内トップのオンライン英会話サービス |
おすすめ度 | (5.0) |
料金/コスパ | 月額 6,480円~ |
対象 | 間違いなく業界トップのオンライン英会話から始めてみたい |
期待できる効果 | 英検準1級二次試験の対策をし、その後は英会話でさらなる高みを目指す |

- 365日24時間いつでも自分の時間で毎日受講可能
- 世界132カ国以上の講師(ネイティブを含める)を自分で選べる
- 英検準1級レッスンあり(一次+二次)
- 他社と比べても安い価格設定
- 他の類似サービスとは一線を画す圧倒的な実績と受賞歴
- 2回無料体験レッスンが可能
- 講師のレベルにバラツキがある
- 一番安いプランは非ネイティブプラン
- 規模が大きいため人気講師や週末の予約が取りにくい
まず安定した定番のオンライン英会話で始めたいという方に非常におすすめできるサービスとなっています!
非ネイティブコースであればかなり安く実戦経験を積めますし、何より毎日いつでも受講できるのが魅力です。
特におすすめできる人
- 安心して定番のオンライン英会話で始めてみたい
- コツコツと毎日英会話を習慣づけたい
- オンライン英会話を受ける上で安さも重要
英検準1級対策におすすめのオンライン英会話1位
私が実際に受講したレビュー記事はコチラ
-
-
DMM英会話は効果ある?実際に体験して分かった感想とユーザーの評判まとめ
ネイティブキャンプ
内容・評価 | |
概要 | 定額で毎日レッスンを無制限で受けられる破格のオンライン英会話 |
おすすめ度 | (4.5) |
料金/コスパ | 月額 6,480円~ |
対象 | レッスンを受けまくってガツガツ学んでいく気持ちがある人 |
期待できる効果 | 好きな時に何回でもレッスンを受けて英会話にどんどん慣れていく |

- 定額でレッスン受け放題
- 様々な国籍の講師が在籍
- 英検準1級二次対策あり
- オンライン英会話に適したカランメソッドを幅広く活用
- 日本人カウンセラーによる手厚いサポート
- 自習コンテンツがかなりおすすめ
- ネイティブ講師との予約レッスンは別途有料
- 講師が使う英語の発音に差がある
- ガツガツたくさんレッスンを受けないと割に合わない
レッスンを予約する際には別途コイン購入が必要な点を考えると、ネイティブキャンプは毎日複数回レッスンを受講できる人におすすめできます。
特におすすめできる人
- 時間があればいつでも英会話レッスンを受けたい
- カランメソッドというのを体験してみたい
- 予約なしで自分の好きな時間にレッスンを受けたい
英検準1級対策におすすめのオンライン英会話2位
私が実際に受講したレビュー記事はコチラ
-
-
ネイティブキャンプの料金は本当に安い?実際に受講して分かった正しい使い方
スパトレ
内容・評価 | |
概要 | 業界最安値!月額2,980円~毎日レッスン受講可能のオンライン英会話 |
おすすめ度/重要度 | (4.0) |
料金/コスパ | 月額 2,980円~ |
対象 | まずはとにかく安いサービスから使ってみたい人 |
期待できる効果 | 毎日様々な英会話レッスンをこなして英会話力をグッと高める |

- 業界最安値の破格設定
- 英検準1級レッスンあり(市販教材は自ら購入する必要あり)
- アカデミックライティングレッスンあり
- シンプルで分かりやすい構成
- レッスンごとに講師から評価
- 自習と宿題ありきのレッスン構成
- 宿題が結構多い
- 講師の国籍にやや偏りあり
スパトレは破格の値段はもちろん、ライティングレッスンを備えているのも大きな特徴です。
この価格でありながらフリートークレッスンは存在せず、全てマンツーマンの授業形式になっている点も私は実際に受講してグッときました。
英検準1級対策におすすめのオンライン英会話3位
私が実際に受講したレビュー記事はコチラ
-
-
スパトレってどう?実際に1ヶ月受講した元講師が思うSPTRのリアルな感想
以上が英検準1級を受ける人が知っておきたい情報、対策法、勉強法、解き方のまとめでした。
各々のより詳しい情報は個別の記事でご確認ください。

英検の申し込み方法はこちらの記事で解説しています。
本気で一発合格を狙う人にのみにおすすめの「英検ネットドリル」
本気で一発合格を狙っている方に私がおすすめしたいのがこのサイトでも至るところでおすすめしている旺文社の英検教材のデジタル版である「英検ネットドリル」です。
実際に自腹を切ってレビュー記事を書きました、気になる方はぜひ記事を読んでからご検討ください。
英検ネットドリルのメリット
- 対策に絶対必要な「でる順パス単シリーズ」で音声使用可能
- トレーニング問題機能で対策効率アップ
- 弱点チェック機能で弱点を克服できる
- 二次試験対策に使えるバーチャル試験官機能
- 辞書機能でいつでもどこでもワンクリックで単語の意味を確認可能