こんにちは、数多くの子供たちに英検準2級を指導して合格させてきた英検1級元英語講師のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- 英検準2級って高校2年生レベルなんですか?知らない単語がたくさん出てくるんですが…
- 中学生でも受かるような難易度でしょうか?
- 2級とはどれくらい差があるテストですか?
英語講師時代によく頂いていた質問です。
英検各級のレベルを知らずにとりあえず低すぎる級、または高すぎる級を受けてしまう方々はかなりいます。
非常にもったいないです。
とはいえ英検の中で初めて「準」がつく準2級のレベルは実際分かりにくいのは確かです。
「高校中級レベル」と一口に言ってもいまいちピンとこないと思いますので、今回の記事では英検準2級のレベルを様々な側面からさらに深掘りして解説していきます
この記事を読むメリット
- 客観的かつ元講師の主観的に見る英検準2級のレベルや難易度解説
- 自分は英検準2級が最適な級なのか知る事ができる
- 合っていないレベルの受験にお金を無駄にする事がなくなる
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【保存版】英検準2級の対策が丸わかり!元講師が作る知っておくべき情報まとめ
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英検準2級のレベルは「高校中級程度」
まずは英検公式の説明を踏まえながら英検準2級のレベルを様々な側面から考察していきます。
英検公式が定める準2級レベル
準2級は、これまで5級・4級・3級と着実に英語の基礎力を身につけ、基本的な応用力として次の段階へつながる重要な級で、レベルは高校中級程度とされています。日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。準2級は入試優遇や単位認定をはじめセンター試験対策などメリットの範囲が一段と広がります。試験内容は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。
引用元:日本英語検定協会
ざっくり言えば「高校2年生程度」という事が言えます。
ただ公立の中学校に通ってみんなが横一線で同じ授業スピードで学んでいた中学校とは異なり、高校は学力別に違う高校へ行く為授業の進み具合などは多少異なります。
あくまで本当に平均的な高校2年生レベルくらいかな、という事なのです。
CEFRで見れば一目で分かる!世界基準で見る英検準2級レベルの立ち位置
出典:文部科学省
CEFR(セファール)というのはヨーロッパ全体で外国語学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインです。
一番下はA1から最高レベルのC2まで区分化されています。
この表を見て分かる事
- 英検準2級はA1からA2レベル
- ケンブリッジ英検 A2と似たようなレベル
- IELTS、TOEFL換算は不可能
CEFR | 能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧 |
A2 |
|
A1 |
|
出典: ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構
ちなみに世界や日本の平均はCEFRでどれくらいなのか
CEFRの数値を出されてもあまりピンとこない人も多いかもしれません、ここでCEFRの数値を分かりやすくするために世界各国や日本の平均を考察してみましょう。
スウェーデン発祥の語学を中心にした国際教育機関であるEF Education Firstが独自に算出した数値であるEPI/CEFR換算を見るととても分かりやすいので紹介します。
CEFR | EF EPIスコア |
Pre-A1 | 1-199 |
A1 | 200-299 |
A2 | 300-399 |
B1 | 400-499 |
B2 | 500-599 |
C1 | 600-699 |
C2 | 700-800 |
※EF Education First EPI レポートを基に作成
EF Education Firstの公式ではこのように結論付けられています。
この数値から分かる事
- 日本の平均英語力をCEFR換算で算出するとB1レベル
- 世界1位のオランダはCEFR換算でC1レベル
- ヨーロッパ平均B2レベル
- アジア平均B1レベル
私が個人的に思う英検準2級のレベル
先ほどは英検公式が考える英検準2級のレベルを見ていきましたが、少し私個人の意見も挟んでいきたいと思います。
私が思う英検準2級のレベルは「英語で意思疎通がギリできないくらい」です。
曖昧な表現ですが、私は英語で意思疎通がギリギリできるのが英検2級レベルだと考えています。
意志疎通というのもジェスチャーや単語だけで乗り切るような旅行的な意志疎通という訳ではなく、しっかりと文にして、知っているフレーズを組み立ててなんとか思っていることを伝える事ができるレベルが英検2級だと思っています。
実際に全て合格した私が思う各級のレベル感
- 英検準2級:ギリギリ意思疎通出来ない
- 英検2級:ギリギリ意思疎通できる
- 英検準1級:英語圏で何とか不自由少なく暮らせる最低レベル
- 英検1級:日常で一切出てこないような英語知識もある
先ほどの英検公式の引用文とも被りますが「次のステップ(つまり2級)へと進むための重要な級」そう思っています。
TOEIC換算で見る英検準2級のレベル
TOEIC換算での英検準2級のレベルはズバリ「400~410点くらい」でしょう。
ちなみに英検3級では3級は380点前後と紹介しました。
TOEFL換算で見る英検準2級のレベル
ちなみにTOEFLと比較する場合英検準2級は「TOEFL ibtで30点前後」でしょうか。
英検準2級はどんな人におすすめのレベル?
次は英検準2級の受験をおすすめできる人の特徴を紹介します。
もう既に英検3級を取得してしまった中学生
まずお勧めしたいのは「英語がかなりできる」既に英検3級には合格してしまった中学生です。
英検準2級は高校英語の内容なのですが、これからもっと英語を伸ばしていきたいのであれば先取りをしてどんどん進めていく事をおすすめします。
英語が好きでもっと伸ばしたい高校生
高校生になってから英語が急に好きになる人って割と多いと思うんです。
よくある例
- 洋楽にハマる
- 洋画や海外ドラマにハマる
- 将来国際的な仕事に就いてみたくなる
中学時代よりも英語が好きになる要因というのは多くあるでしょう。実際私も英語を好きになって勉強し始めたのは高校生の頃です。
注意した方がいい情報
- 英語が喋れるようになりたいなら学校の英語は意味がない
- 英検も無意味
- 文法の勉強してもしょうがない
私はこのような考えは全否定的な考えです。先ほども言いましたが英語は学問ではありますがただの言語なのです。
高校の授業で出てくるようなレベルの単語、文法は基礎中の基礎です。
「英語が喋れる/使える」というレベルに到達するには高校英語で出てくる単語や文法なんかは全て知っておかなければならなりません。
英語をやり直したい大人の社会人
社会人になってから「英語出来るようになりたいな」と思う方ってかなり多いです。
「学生時代もっと英語を勉強しておけば…」
よく耳にするセリフです。
英語をやり直したいと考える方にも英検準2級はおすすめです。
中学卒業レベルの英語も心配という方は英検3級から始めても良いかと思いますが、中学レベルならなんとなく覚えているだろうという方なら準2級から始めた方が有意義だと私は思います。
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本気で一発合格を狙う人にのみにイチオシの英検準2級向け対策教材
最後にどうにかして一発で合格したい人や準2級の先を見据えて英会話力も鍛えたいという人に元英語講師の筆者がおすすめしたい英検準2級対策に使える教材を少し紹介します。
無料体験あるモノのみ厳選!準2級対策におすすめのオンライン英会話ランキング
ここではかつてオンライン英会話講師として英検準2級を教えていた事もある筆者が準2級対策におすすめのオンライン英会話サービスをランキング形式で紹介します。
もったいぶるのは好きではないので結論から言ってしまいます、ランキングと概要は以下の表にまとめました。
名前をタップすると詳細内容を確認できます
英検準2級対策 | 値段 | 無料体験期間 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
DMM英会話 |
(4.5)
|
月額 6,480円~
|
レッスン2回
|
|
ベストティーチャー |
(4.5)
|
月額 16,500円
|
レッスン1通り
|
|
ネイティブキャンプ |
(3.5)
|
月額 6,480円~
|
1週間使い放題
|
|
エイゴックス |
(3.5)
|
月額 2,178円~
|
レッスン1回
|
|
レアジョブ |
(3.0)
|
月額 9,800円(中高生コース)
|
レッスン2回
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