こんにちは、数多くの子供たちに英検準2級を指導して合格させてきた英検1級元英語講師のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- ライティングって一体どう書けばいいのか分かりません
- 気を付けた方が良い事ってありますか?
- どうやって対策をしたらいいか全くわかりません。
英語講師時代によく聞かれた質問です。
まず前提として学校英語ではライティングに触れることがほとんどありません。「英作文」という問題がありますが、あれはライティングではなく文法問題です。
なのでライティングに苦手意識を持っていたりどうしたらいいのか分からないというのは当然の事です。
しかし英検準2級のライティングはそこまで身構える必要はなく、しっかりとコツを掴んで対策を行えば難しい事はありません!
実は私も昔はライティングがとても苦手で、どうすればいいのか全く分かりませんでしたが、要点とコツを学んで対策を行い、最終的にはイギリスの大学で論文を書くまでに上達する事ができました。
この記事を読むメリット
- なぜライティングに苦手意識があるのか理解できる
- 英検準2級ライティングの書き方や注意点が分かる
- 明日から対策を実践できる

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【保存版】英検準2級の対策が丸わかり!元講師が作る知っておくべき情報まとめ
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英語ライティングは基本的に学校では教えてもらえない
まずはライティングに苦手意識を持つのは当然であるという話を少しさせていただきます。
苦手な人が多い英語ライティング
日本で教育を受けた人は大学や英語特化の高校に行かない限り恐らく英語のライティングをしっかり学ぶことはありません。
「英作文」と呼ばれる一見ライティングと関連するような問題を解く事もありますが、実際のところ「英作文」問題は文法問題でライティングとは別物です。
つまりほとんどの人が英文ライティング技術は持っていないものとしてみてもおかしくないと言えるのです。

ライティングはアイデアを英語で文章化できるかどうか
1から作り上げるライティングで必要なのは「自分のアイデアを英文で表現できるかどうか」です。
日本語で一旦書いて英語に直す翻訳的な感覚とはまた違います。

英検準2級ライティング問題の概要
ここでは英検準2級のライティング概要を解説します。
英検準2級ライティングの出題例
準2級では出題トピックは3級よりも難易度が高いトピックが出題されます。
準2級のライティング問題例
- Do you think it's important to join a sports club at school?(学校で部活に入る事は重要だと思いますか?)
- Do you think kids should have smartphone?(子供はスマホを持つべきだと思いますか?)
- Do you think kids should learn English in earlier age?(子供はもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?)
3級より教育的な題材を取り扱い「あなたは~だと思いますか?」と聞くような問題がほとんどです。
トピックが3級と比べるとより議論の余地があるものになっていることが分かります。

英検準2級ライティングの書き方と評価基準
ここでは英検準2級ライティングの採点基準と気を付けるべき点を解説します。
語数は50~60単語程度
英検準2級ライティングでは50~60単語程度を含む文章を書くことが求められています。

トピックの内容に沿った2つの意見が含まれているか
英検準2級のライティングでは聞かれた質問に対して2つ自分の考えを含む必要があります。
「子供はスマホを持つべきだと思いますか?」という問いに対して賛成意見を1つ、否定意見を1つ書くという意味ではありません。
賛否のどちらかに自分の意見を決めて片方の意見に2つの要素を組み込むという事です。
基本的に英語のアカデミックライティングで「どっちつかず」は厳禁です。
論文などで文中に自分の意見と対立する文章を書くときはありますが、それはどっちつかずという訳では無く、自分の意見をより強固に正当化するための踏み台でしかありません。
さらに英検準2級ライティングの目安語数は50~60です、自分の意見に反する文章を入れる余裕はありません。

英語の文章構成がしっかりしているか
流れなくまとまりのない文章はだめです。
例えば極論の例を出しますが「子供はスマホを持つべきだと思いますか?」に対するダメな解答例はコチラ
評価されない例
このような書き方をするのはダメという事です。

回避するために使える単語
- Because
- However
- Moreover
- And
- Unless
このような接続詞を適切な場所で適切な量使用しましょう。

適切な語彙を使用できているか
トピックに合った語彙(単語)を使用できているかどうかも非常に大切な評価ポイントです。
例えばトピックが授業科目だったとして、体育の事を「運動する授業(Exercising class)」みたいに言ったらおかしいですよね?トピックに合った文章を書くためには「体育(P.E. class)」という単語を使えなければならないのです。
対処法は英検準2級レベルの単語の勉強するしかありません。
さらに、Karaokeなど世界的に日本語でも英語で通じるものは別として、その他の日本語単語をアルファベットで書くと減点されます。
NG例
- Temakizushi(手巻き寿司)
- Zaru udon(ざるうどん)
- Juku(塾)など
無理やりアルファベット化して文章に加えるのはやめましょう。

文法が正しく使えているか
文法間違いはもちろん減点です。
例えば「I like Math. Because it's fun.」これは文法的に間違いですよね、I like Math because it's fun.でなければなりません。

聞かれたことに忠実に答える
聞かれた質問にストレートで答えましょう。
ダメなアプローチ
- 回りくどく説明
- 遠回りし過ぎ
- 本題から脱線
英検準2級のライティングは50~60単語です。

矛盾した文章はダメ
「どっちつかずはだめ」とほとんど同じですが、I agreeと同意したにも関わらず否定の意見もあるというのはNGです。

自分の経験しか話さないのはダメ
アカデミックライティングは日記ではありません。
自分の世界が全てと思い込んだり、賛成反対を決めるうえで自分の気持ちや経験だけを基にしたものはダメです。
私が英語圏で論文を書いていたときは基本的に「I(私)」という単語を使うなと言われたくらいです。

具体例を挙げて説得力を高める
「子供はもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」というトピックに対して
「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います」
というだけでなく
「日本人は世界的に見て英語ができないと言われています」や「日本では英語のクラスでスピーキングの練習をする機会があまりありません」
このような一般的な補足情報を加えて構成していくと説得力が増します。
関係のない補足はNG
自分の意見を肉付けするような補足は説得力を高めますが、関係のない補足は一貫性がないので減点対象です。
例えば「子供はもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」というトピックに対して「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います。私は海外ドラマを観ていても全く理解できません」
極端な例ですが「海外ドラマ」なんて文章に入れる必要はないですし、さらに自分の経験を語っているだけなのでこんな補足なら書かない方がマシです。
難しい単語を無理に使おうとしない
難しい単語を無理して使うのは逆効果になってしまう可能性もあります。
何回も言いますが英検準2級のライティングは50~60単語程度の凄く短いライティングなので、とにかくシンプルでもいいので自分の意見を分かりやすく、論理的に伝えましょう。
わざわざ難しい文法や単語を使ってその文法が間違っていると減点対象になるので、自信を持って書ける範囲の単語、熟語、フレーズ、文法を使って文章を組み立てましょう。
自分の言いたい意見があるもののどうやって英語で言うのか分からない時は、自分がシンプルに言える意見に変えましょう。

英検準2級ライティング問題の対策方法
ここからは英検準2級のライティングで高得点を狙うためにおすすめの対策方法を紹介します。
ライティングの対策はかなり難しい
ライティングのトレーニングは基本的に添削してくれる人がいなければ成り立たない難しいものとなっています。
学校の先生などライティングを添削してくれるような先生がいる場合は、ぜひ定期的に英検準2級レベルの作文を自分で書いて先生のところに持っていき添削してもらいましょう。
そうで無い場合は過去問を使って自分でライティング問題を解いてみて、答えの例題と照らし合わせてみるというのを何回もやっていくという方法もあります。
英検準2級レベルの単語や熟語、文法を覚える
あとは本当にシンプルですが英検準2級レベルの単語や熟語、フレーズさらには文法をたくさん覚えて自信を持って書ける表現の幅を広げましょう。
ちなみに私が一貫しておすすめしている英検準2級用の単語帳はこちらのでる順パス単です。
正直こちらのパス単以外の単語帳は思いつかないくらいで、過去問の統計データを基にした頻出単語の選出が素晴らしいです。

英検準2級単語の覚え方
中学生以上の受験者であれば私が英検1級取得し、累計15,000語を覚えた単語カードもしくは暗記アプリを使った単語学習を強くお勧めします。
ノートに書いたり、暗記シートを使ったり、単語帳をただ眺めているだけではだめです。
なぜそのような覚え方がダメな覚え方なのか、そして私がずっと実践してきて累計約15,000単語を覚えた英単語の覚え方はこちらの記事で紹介しています、ぜひ参考程度でもいいので見ていってください!
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