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IELTSのアカデミックとジェネラルにはどこに違いがある?難易度は違う?

こんにちは、当時偏差値40の高校に通っていた18歳の頃に4ヶ月でIELTSのスコアを4.5から6.5まで伸ばし、イギリスの大学を卒業したライフタイムラーナー管理人のJIN( @ScratchhEnglish)です。

IELTS スコア
※高校3年生だった頃のスコア証明書です
JIN

結論、ジェネラルは一般、アカデミックは学術的英語に重きを置いています

この記事のまとめ

IELTSを4か月の独学で4.5から6.5にあげ、イギリスの大学に入学して卒業した筆者が、IELTSジェネラルモジュールとアカデミックモジュールの違いを徹底解説!

決定的な違いから、難易度はどうなのか、どちらを受けるべきなのかをやさしくご紹介します

IELTS初心者の方には、とくに読んでほしい内容です。

IELTS(アイエルツ)というテスト内容を知らない状態でリサーチしていくと、IELTSには

  • アカデミックモジュール
  • ジェネラルモジュール

この2つがあると知ることになるでしょう。

ただ「アカデミックモジュール」と「ジェネラルモジュール」と一口に聞いても一体何のことかわからない人も多いのではないかと思います

今回の記事ではIELTSのアカデミックモジュールとジェネラルモジュールの違いについて、わかりやすく解説していきます。

この記事を読むメリット
  • 勉強をはじめる前にアカデミックとジェネラルの違いがわかる
  • 自分に合っているのか理解できる
  • どちらを受けるべきか自分で判断できる
アオイちゃん

簡単にいうとどう違うんですか?

JIN

ジェネラルは文字通り英語全般、アカデミックは学術的な英語に寄っているよ

初受験の方はぜひIELTS対策完全ガイドからご覧ください

タップできる目次
JIN
ライフタイムラーナー管理人

1993年生まれ愛知県出身、偏差値40台の公立高校卒業後に独学の末イギリスのイーストアングリア大学に入学して卒業。


元英語講師、英検1級TOEIC 930点取得、Cambridge CPE 勉強中。

多くの記事は現役英語講師かつ英語ネイティブである妻の監修で執筆しています。



IELTSのアカデミックとジェネラルモジュールの違い

IELTS アカデミック ジェネラル

IELTSには、アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールの二つがあります。

ペーパー試験かコンピューター試験が選べ、スピーキングはどちらのモジュールも面接形式で行われます。

二つのモジュールには大きく分けて、下記のような違いがあります。

アカデミックジェネラル
難易度やや難しい比較的易しい
使用目的海外留学
海外の看護師登録など
学業目的
海外の永住権申請
就労ビザ取得
海外で暮らすため   
受験者の割合77%23%
対策教材アカデミック用
リスニング・スピーキングはジェネラルと共通
ジェネラル用
リスニング・スピーキングはアカデミックと共通
スコア判定1.0~9.0までのバンドスコア
同じスコアに対してジェネラルより正答数は低く設定
1.0~9.0までのバンドスコア
同じスコアに対してアカデミックより高い正答数が必要

次に上記の違いについてさらに詳しく説明します。

IELTS公式が発表する定義

この2つの違いはIELTS公式サイトでも定義されています。

アカデミック・モジュールは、受験生の英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価するものです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの大学や大学院では、アカデミック・モジュールでの試験結果が入学許可の判断の基準となっています。
一般的に、大学や大学院において英語で学びたい方や、英語圏での看護師や医師登録申請をする方は、このアカデミック・モジュールでの結果が必要です。

ジェネラルモジュールは、英語圏で学業以外の研修を考えている方や、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をされる方は、ジェネラル・トレーニング・モジュールを受験することが一般的です。

引用元:テスト内容|日本英語検定協会

IELTSにおけるモジュールの違いがわかりやすく、シンプルにまとめられています。

JIN

ざっくりいうとアカデミックモジュールは留学したい人用、ジェネラルモジュールは移住したい人用

難易度・レベル感の違い

アカデミックとジェネラルでは、リーディングとライティングで問題が異なります。

リスニングとスピーキングは、アカデミックもジェネラルも同じ内容です。

難易度はアカデミックの方が難しい内容となっており、特にリーディングが大きく異なる

アカデミックの問題は論文や新聞の記事を使ったような学術的な内容の物が多く、高い語彙力や読解力求められます。

一方、ジェネラルは、学校案内や仕事関連など日常的なものも多く含まれるため、より身近で分かりやすい内容になっています。

ポイント
  • アカデミックは学術的な内容で難易度が高い
  • ジェネラルは日常的な内容も多く若干易しい

使用目的の違い

使用目的を大きく分けると、アカデミックは学業、ジェネラルは日常生活や就業用となります。

アカデミックモジュールの主な用途

海外の大学や大学院に進学する場合に教育機関に提出する場合は、こちらを受験します。

イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど世界中の教育機関でIELTSが受け入れられています。

同じような試験としてTOEFLがありますが、多くの教育機関はIELTSとTOEFLのどちらも受け入れています。

また海外で看護師や医療従事者として登録する場合などに、英語力の判定としても求められている試験

ジェネラルモジュールの主な用途

ジェネラルはカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの永住権申請に使われています。

その国に永住し、仕事をしたり、生活ができるような英語力があるかどうかを証明するために使われます。

JIN

また、一定以上のスコアを提示すると、永住権申請のポイントが加点になるような制度を設けている国もあります

ポイント
  • アカデミックは留学や進学用
  • ジェネラルは永住権や就労用

イギリスのビザに使うIELTS for UKVIについては、以下の記事でまとめて紹介しています。

受験者割合の違い

2019年にIELTSが公式に発表しているデータによると、77%の受験者がアカデミックを、22%がジェネラルを受験しました。

アカデミックを受験する人が約8割と圧倒的に多いですね。

  • アカデミック 77%
  • ジェネラル 22%

参考:IELTS Performance for test takers 2019

対策教材の違い

アカデミックとジェネラルでは、リーディングとライティング試験が異なります。

アカデミックならアカデミック用、ジェネラルならジェネラル用の参考書や対策本を使いましょう。

アカデミックの対策本の方が多いですが、ジェネラル用もあるので、各モジュールに合った本を使いましょう

しかしリスニングとスピーキングは、アカデミックもジェネラルも同じ問題が出題されるので共通の対策本で問題ありません。

ポイント
  • アカデミック、ジェネラルそれぞれに合った対策本を使う
  • リスニングとスピーキングは同じ参考書で大丈夫

スコア・得点の決定方法

IELTSは合否判定ではなく、バンドスコアで能力が示されます。

バンドスコアとは?

0.5刻みで1.0(最低)~9.0(最高)までのスコアで判定します。

4技能の各スコアと、全体の平均スコアであるオーバーオールバンドスコアがあります。

各スコアの定義はこのようになっています。

9エキスパート英語を自由自在に使いこなす能力がある。
適切、正確、流ちょう、完全な理解力がある。
8非常に優秀英語を自由自在に使いこなす能力がある。
慣れない状況では誤解が生じる可能性もあるが、難しい議論にも対応できる。
7優秀不正確、不適切はあるが、英語を使いこなせる。複雑な言葉づかいも対応でき、詳細を理解できる。
状況によっては誤解が生じる可能性もある。
6有能不正確、不適切な使用や誤りもあるが、効果的ない英語を使える。
慣れた状況なら、複雑な言葉遣いも対応できる。
5中級多くの状況でおおまかな意味を把握することができる。
しかし間違うことも多い。
4限定的慣れた状況なら、基本的能力を発揮できる。
理解力や表現力の問題があり、複雑な言葉遣いはできない。
3非常に限定的慣れた状況なら、一般的な意味のみは伝え、理解できる。
しかしスムーズなコミュニケーションは出来ない。
2散発的慣れた状況なら、きわめて基本的な情報を片言で伝えられる。
しかし会話や文章の理解は困難。
1非ユーザー単語の羅列のみ。
ほとんど英語を使えない。
参考:IELTS試験結果 | 英語検定・試験のIELTS公式サイト

アカデミックの方が難易度の高い試験ですが、同じスコアを取るための正答率はジェネラルの方が高く設定されています。

たとえば…

リーディング試験で6.0をとるために、アカデミックなら40問中に23~26点取ればよいところ、ジェネラルだと30~31点必要

2つのモジュールのスコアにあまり差が出ないように、このように正答率が設定されています。

ですから、ジェネラルの方が内容が簡単だからと言って高いスコアが出るかと言えばそうではありません。

ポイント
  • IELTSはバンドスコアで判定される
  • 同じスコアでもジェネラルはアカデミックよりも高い正答率が求められる

試験内容の違い|同じ部分も違う部分もある

アカデミックとジェネラルの試験は、リーディングとライティングは各モジュール用の問題、リスニングとスピーキングは共通の問題です。

出題内容はこのようになっています。

アカデミックジェネラル
リーディング長文3つ 科学、考古学、歴史など論文や専門誌から出題    図やグラフ短文2つ+長文1つ 仕事や日常生活に関した内容、学術的な問題も少しある 広告、案内書
リスニング日常にある電話でのやりとり バス停や発車時間などを聞く 教授と学生の会話 大学の講義       アカデミックと同様
ライティンググラフや表の情報をまとめる 教育、環境、社会問い合わせやクレームの手紙 質問に対して賛成・反対をエッセイにまとめる
スピーキング自分や家族について 決められたトピックで2分間スピーチ スピーチの内容に関することの質問に対して答えるアカデミックと同様

各セクションの試験内容をさらに詳しく見てみましょう。

リーディング(Reading)

  • 試験時間:60分
  • 問題数: 3セクション、40問
  • アカデミック、ジェネラル別の問題

アカデミックの方が学術的な内容の問題が多く、リーディングは長文が3つ出題されます。

論文や専門誌の記事から抜粋され、研究リポートやグラフが出題されることもあります。

アカデミックでは、より高い語彙力が求められ、難易度の高い内容

一方、ジェネラルは短文2つと長文1つが出題されます。

ホテルの案内や企業のハンドブックなど日常生活や仕事に関することが含まれます。

アカデミックに比べて内容が分かり易いのが特徴です。

JIN

どちらも穴埋め、選択、マッチング、正誤問題、タイトルを選ぶなどの問題が含まれます

IELTSリーディングの対策や戦略、解答のコツについては別の記事で詳しく解説しています。

リスニング(Listening)

  • 試験時間:30分+10分(解答を書き写す時間)
  • 問題数:4セクション、40問
  • アカデミック、ジェネラル共通問題

リスニング試験は、アカデミックとジェネラルで共通の問題が出題されます。

日常に関するトピックと学術的なトピックが含まれます。

電話で問い合わせをしている会話を聞いて空欄を埋めるような問題では、B駅に8時に着くためには、A駅を何時に出発したらいいかなどを聞き取ります。

その他、大学の講義や大学生と教授の会話が聞くパートもあります。

JIN

穴埋め、選択、マッチング、地図上の場所などを示す問題があり、 記述式の問題では、文字数の制限やスペル、複数形の「s」がついているかどうか等も評価対象

IELTSリスニングの対策や戦略、解答のコツについては別の記事で詳しく解説しています。

ライティング(Writing)

  • 試験時間:60分
  • 問題数:2問
  • アカデミック、ジェネラル別の問題

ライティングでは、タスク1とタスク2があり、2つライティングを書きます。

アカデミックでは、研究結果のグラフや表を分析したり、様々なトピックに対して同意・反対をするような問題が含まれます

また、ジェネラルは問い合わせの手紙を書いたり、日常的なトピックが出題されます。

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どれも200~300語程度で、導入・詳細・結論などの構成に沿って書き、質問に対してはっきり説明し、言い回しや語彙力、スペルなども評価対象

IELTSライティングの対策や戦略、解答のコツについては別の記事で詳しく解説しています。

スピーキング(Speaking)

  • 試験時間:11~14分
  • 問題数:3パート
  • アカデミック、ジェネラル共通問題

スピーキング試験は、アカデミックとジェネラルで共通の問題が出題されます。

試験官と1対1で面接形式で進められます。

3パートに分かれており、パート1は自分の仕事や家族のことなど身近なこを会話形式で質問されます。

パート2は与えられたトピックに対して2分間フリースピーチ、パート3はパート2に関連した質問が3から6問されます。

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豊富な語彙力、表現力、発音、流ちょうさ、文法力などが評価基準になります

IELTSスピーキングの対策や戦略、解答のコツについては別の記事で詳しく解説しています。

アカデミックとジェネラルどっちを受けるべき?

IELTSのアカデミックとジェネラルのどちらを受けるかは、スコアを使う目的により決めます。

アカデミックジェネラル
海外留学
看護師、医師等の専門職として働く
日本の大学入試
永住権申請
就労ビザ申請
専門職以外の仕事につく

進学に使いたい場合

進学目的ならアカデミック・モジュールを受けてください。

英語圏へ留学する場合はもちろん、日本の大学入試でもIELTSを採用している学校もあります。

日本の大学入試では指定のアカデミックスコアを持っていると、英語の試験免除になったり加点がされるなど有利になる場合があります

IELTSを活用できる大学については、以下の記事でまとめて紹介しています。

就職に使いたい場合

就職に使う場合ならジェネラル・トレーニング・モジュールを受験しましょう。

ジェネラル・モジュールの問題は仕事のシーンに関するものも多く出題されます。ただし海外就職につかう場合、その国の規定に従う必要があります。

たとえば、看護師として働きたいなら看護師登録にはアカデミック、就労ビザ申請にはジェネラルということもあり得ます。

国により制度は異なることから、どのような基準が設けられているかを、その国の移民局などに確認する必要があります

単純に英語力を付けたい場合

中級者はジェネラルから勉強すると内容が理解しやすいでしょう。

しかし、TOEICが800~900点台に届くような上級者の場合、アカデミックがオススメです。

TOEICでは、ビジネス英語や日常英語が中心ですが、IELTSのアカデミック学習することで、語彙力やアカデミックなトピックに対しての読解力を上げることができます。

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