こんにちは、当時偏差値40の高校に通っていた18歳の頃に4ヶ月でIELTSのスコアを4.5から6.5まで伸ばしイギリスの大学を卒業したライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。
※高校3年生だった頃のスコア証明書です
悩みのタネ
- IELTS対策は問題集だけで良いですか?
- 過去問は高いからあまり買いたくないのですが…
- 過去問のメリットを教えてください
今回はこのような質問にすべて解答します。
結論から言うとIELTSの勉強には必ずIELTSの過去問での勉強が必要になります。
IELTSに関わらず他の英語テストにも言える事ですが、最初からかなりの実力がない限り過去問を解かずに良い点が取れる事は無いです。
私も当時は今よりも情報が少なく、勉強法や教材の選び方にはかなり苦労しました。
実際無駄な事もしてしまったと今では自覚しています。
効果的な対策方法、解答のコツ、使える問題集や教材を知っているのと知らないのでは様々な側面で大きな差が生まれます。
イギリスの大学を卒業して当時とは英語力も比べられないくらい上達した今はその重要性が身に染みてわかります。
この記事を読むメリット
- IELTS対策における過去問の重要性を理解できる
- 過去問の正しい使い方が分かる
- 目標スコアへ近づくことができる

IELTSの過去問だけがリアルなレベルで問題を解く事ができる理由
まずはIELTSの対策で過去問が唯一無二の存在である最大の理由を紹介します。
他の問題集は本番より易し目に作られている
IELTSの勉強をする上で問題集や解説本は確かに重要です。
私もかつてIELTSの勉強を始めた頃最初に使ったのがこのようなIELTS対策本でした。
- IELTSというテストの概要
- 各パートの解き方
- IELTS問題の模試
このような内容が大体収録されています。
IELTS初心者の方がIELTSを勉強するための入り口としては最適ではあるのですが、高スコアを取る為の仕上げには向いていません。
模試は実際のIELTS試験と比べるとかなりレベルが低く設定してあります。

海外のIELTS問題集も若干本番レベルより低いイメージ
私が日本語の攻略本を買った後に手を付けたのが「過去問ではない海外製IELTS問題集」でした。
トレーニングテストと銘打って出されていた問題集でしたが、IELTS過去問と比べるとこちらもまた問題レベルが若干低かった気がします。
つまりほとんどの世の中にあるIELTS問題集はIELTS過去問よりも問題レベルが低く設定されているという訳です。
これがIELTSを受験する前に必ずIELTS過去問をこなすべき理由の1つ目です。

IELTSの過去問を使って本番を想定した勉強をする方法
次はIELTSの過去問を実際にどうやって使えばいいのかを解説します。
IELTS本番を想定するとはどういうことか
私が考えるIELTS本番を想定した勉強と言うのは
- IELTS本番と同じ時間設定で行う=時間を測る
- 時間途中で絶対に投げ出さない
- できる限り静かでできる環境でIELTSの過去問を解く
このような環境下で行う過去問勉強です。

IELTS本番を想定して過去問で勉強するメリット
このように厳格な環境下でIELTS本番を想定して過去問を解くのにはもちろん大きなメリットがあります。
一番大きなメリットとして「やっていくうちに自分に適切な時間配分が分かってくる」というものがあります。
適切な時間配分と言うのは人それぞれ異なります、それは人それぞれ得意不得意が異なる為です。なので、最適な時間配分を見つける為にはまず設定された時間設定で過去問を解いてみる以外方法が無いのです。
時間配分に慣れてくると必ず本番でも慌てる事が無くなります。
つまりメンタル面の強化にもなるんです。

IELTS過去問の同じ問題を何度も解くことで得られるメリット
次は私がIELTSの過去問は何周も同じ問題をやるべきと思う理由を紹介します。
同じIELTS過去問を解いてPDCAサイクルを回す
PDCAサイクル
- P=Plan(計画)
- D=Do(実行)
- C=Check(評価)
- A=Act(改善)
様々な分野で使われている継続的改善手法です。
まずこのPDCAサイクルをIELTSの勉強に当てはめてみましょう!
- P=時間配分や戦略の計画
- D=過去問を解く
- C=答え合わせ
- A=様々な面で改善点を洗い出す
こんな感じになると思うのですが、私はIELTSではこのPDCAサイクルを同じ問題で少なくとも2回、できれば3回回したいと考えています。
現に私もかつてIELTS過去問を使って同じ問題を3週していました。

吸収しているという実感と成功体験を得る事ができる
同じ問題を解くという事は、99%以上の人が1回目より2回目の方で良い点が取れるという事を意味します(2回目のが悪い場合は大問題です)
2週目の答え合わせでは以下の点に注目して見ましょう
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正解率は上がったか
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本文理解度は上がったか
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分からない単語は無くなっていたか
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所要時間は減ったか
ここで得られるのは「2回目なら自分でもこんな高得点が取れるんだ!」という自信です。
「いや、2回目だから当たり前じゃん」と思う人もいるでしょうが、実際やってみると2回目でも高得点が取れると嬉しいものです。
モチベーションの向上にも繋がりますし「自分でも頑張ればできる!」という自信を付けるのは非常に大切な事です。
ただし2回目をする前に必ずやって欲しいのが「正しい答え合わせ」この方法は次の項で紹介します。
IELTS過去問勉強で絶対にやらなきゃいけない正しい答え合わせの方法
答え合わせと言っても〇×だけを付けていては過去問が勿体ないです!
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どうして不正解になったのか(単純に単語を知らなかったのか、凡ミスなのか、見落としなのか…etc)
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間違えた問題の答えはどこに隠されていたのか
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理解できない単語はあったか(リーディング、リスニングスクリプトで理解できない単語を全て割り出して覚える)
最低限この3つの実行は不可欠です。
この3つを炙りだしたうえで2週目のPDCAのPを行ってみましょう。

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