偏差値40の高校に通っていた頃に、3ヶ月でIELTSのスコアを4.5から6.5まで伸ばしてイギリスの大学を卒業したJINです。
結論からいうとはじめての人はまず6.0~6.5を目指しましょう
- まず目標にすべきスコアは6.0~6.5
- 日本人受験者の過半数は5.0~6.0
- 世界的な統計を見ると日本はアウトプット技能が弱い
- IELTSのスコアってどれくらいあれば凄いんですか?
- はじめて受験します、どれくらいのスコアを目標にするべきですか?
- IELTS 6.0って世界的に見ていい点なのでしょうか?
今回はこのような「IELTSスコア」に関する質問にすべてお答えします。
日本においてIELTSはそこまで認知のあるテストではないので、どれくらいのスコアがどれくらいのレベルかというのはわかりづらいですよね。
心配いりません、私もまったく同じでした
本記事は、IELTS初心者からスコアを取ってイギリスの大学に行き、卒業した筆者がIELTSスコアに関する疑問をすべて解決する形で解説します。
- 実際にIELTSを取ってイギリスの大学に行った筆者が執筆
- IELTSのスコア目安丸わかり
- はじめての人がまずどこを目指すべきなのか明確になる
なんで6.0なの?
英語圏における多くの教育機関でボーダーラインとされているのが6.0だからだよ
IELTSスコアと採点(スコアリング)の仕組み
IELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのスキルで構成されており、それぞれのスキルをはかります。
この章では、IELTSスコアはどのように採点されるのかはじめての人にもわかりやすく、細かく説明します。
目指すスコアの目安となりますので、参考にしてください
IELTSに合否はない|スコアベースのテストです
まず、IELTSに合格不合格はなく、結果はスコアで判定されます。
IELTSは、厳しい審査を通り試験官の資格を持った人が採点を行っています。
世界中すべての審査官が同じ基準を持ち、公正と一貫性のもとにIELTSの採点を行っています
バンドスコアの決まり方
IELTSのスコアは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングごとのバンドスコアと、全体のオーバーオールバンドスコアによって評価されます。
スコアは0.5刻みで、1.0からつけられ一番高いスコアが9.0となります。
大きくわけると、1.0は完全な初級、3.0初級(簡単な単語が少しわかる)、5.0中級、7.0~上級レベルです。
また、オーバーオールバンドスコアは、4つのスキルの平均から算出
しかし、平均値が0.5にならない時は繰り上げ、繰り下げが行われます。
- 平均が5.125の場合は繰り下げて5.0に
- 5.250の場合は繰り上げて5.5に
それでは、スコアの評価基準や算出方法はどのようになっているのでしょうか?
各スキルごとにみてみましょう
リスニング
リスニングは40問あり、1問正解すると1ポイントとして計算されます。
- 穴埋め問題
- 地名のスペルの聞き取り
- 説明された場所は地図上のどこにあたるかなど
このような問題が出題されます。
IELTSスコア5.0~8.0を取るためのおおよその正解数と正解率への換算はこのようになっています
スコア | 必要な正解数の平均 | 正解率 |
5.0 | 16~17 | 40~42% |
6.0 | 23~25 | 57.5~62.5% |
7.0 | 30~31 | 75~77.5% |
8.0 | 35~36 | 87.5~90% |
IELTSリスニング対策のコツや戦略については、別の記事で詳しく解説しています。
リーディング
リーディングは3つの長文があり、各長文に13~14問あります。
合計40問出題され、1問正解するごとに1ポイント加算されます。
- 穴埋め
- 正誤(記載なし)問題
- タイトルや要約はどれかなど
リーディングはアカデミックとジェネラルは問題が分かれており、同じスコアを取るにも必要な正解数は若干異なります。
アカデミックとジェネラルの違いについては、別の記事で詳しく解説しています。
IELTSアカデミックモジュールのスコアと、そのスコアに必要となるおおよその正解数は以下のとおりです。
6.0であれば大体65%前後の正解率が必要となることがおわかりいただけると思います
IELTSジェネラルトレーニングモジュールは、アカデミックと比べて同じスコアを取るのに必要な正解数が多く設定されています。
アカデミックの問題に比べてジェネラルの問題の方が若干わかりやすいため、7.0以上の高いスコアは、より高い正解率が要求されます
IELTSリーディング対策のコツや戦略については、以下の記事でまとめて解説しています。
ライティング
ライティングの評価には2~4名の審査官が採点を行い、公平性が保たれています。
IELTSライティングは、リスニングやリーディングと異なり1問1ポイントではありません
アカデミックとジェネラルの異なる問題が出題されますが、どちらもタスク1とタスク2があり、どちらも4つの項目に沿って採点がされます。
スコアごとに基準があり、おおまかにはこのようなところが見られています
タスク1の問題
グラフや絵図の情報を説明、比較、まとめる。
評価項目 | 概要 |
課題の達成度 | 課題の要件を理解してカバーができているか、適切に情報が選択され、記述されているか |
一貫性とまとまり | 情報や意見に一貫性やまとまりがあるか、接続詞を効果的に適切に使えているか |
語彙力 | 課題に対しての語彙がどの程度あるか、難しい類義語も使えているか。スペルは正確か |
文法知識と正確さ | 簡単な構文から複雑な構文まで、どの程度使えているか、文法や句読点が適切に使われているか |
タスク2の問題
ある意見に対して同意、不同意するかや自分の考えを述べる。
評価項目 | 概要 |
課題の達成度 | 課題全体に対し取り組めているか抜けている部分があるか、結論や関連性の詳細を記載できているか |
一貫性とまとまり | 情報や意見に一貫性があるか、論理的に整理ができまとめられているか |
語彙力 | 十分な語彙で課題をカバーできているか、一般的でない語彙や単語を正確に使えているか |
文法知識と正確さ | 文法や句読点がどの程度正確に使えているか、複雑な構文や簡単な構文を幅広く使えているか |
IELTSライティング対策のコツや戦略については、以下でご紹介しています。
スピーキング
IELTSのスピーキングテストは試験官と1対1で行われます。
スピーキングテストでは、パート1~パート3まで3つのパート。
- 自分自身の学校や仕事に対して説明する
- テーマに対して自分の考えをまとめて2分間話続ける
- 質問に対して適切に答えたり会話を続けるなど
いかにネイティブのように自然に話しができ、適切な単語や構文が使えているか、発音の明瞭さなどが採点基準となっています。
つまり、沈黙は最悪の選択となります。
具体的には以下の4つの項目を基準に採点がされます。
評価項目 | 概要 |
流暢さと一貫性 | ためらい、繰り返し、途切れなどがあるか、対話標識や連結詞がどのくらい使えているか、理路整然と話がすすめられているか |
語彙力 | テーマに対し適した豊富な単語や熟語が使えているか、意見をどの程度正確に伝えられているか |
文法知識と正確さ | 簡単な構文以外にも難しい構文や言い回しが柔軟に使えるか、自然で適切な構文で話せるか |
発音 | 特性の発音やアクセントが正しくできているか、どのくらい幅広い発音ができるか |
IELTSスピーキング対策のコツや戦略については、別でまとめて紹介しました。
まず目標とすべきスコアは6.0~6.5
海外の大学や大学院に留学する場合、最低でもIELTSアカデミックモジュールのスコア5.5~6.5が求められます。
「各スキルのスコアがすべて5.5以上」というような基準が設けられていることもあります。
5.5は中級、6.5は中上級レベルといったレベル感
- 複雑な構文はまだまだではあるものの
- 伝えたいことを簡略化して話せる
- 日常生活にはそこまで困らない
スキル別の正解数にもあるとおり、約65~70%の正解率で6.0~6.5がとれることになります。
6.0と聞くと難しそうですが、テストで65点だったら何とかなりそうと思いませんか?
日本人が苦手とするスピーキングやライティングで、オーバーオールバンドスコアが下がってしまうことも考慮すると、全体的にバランスよくスコアが伸ばせるように対策をすることが大切です。
関連記事:【完全版】IELTSで初心者が6.0~6.5を目指すためのイチオシ勉強法まとめ
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IELTSスコアがわかる日と有効期限
IELTSの試験結果は郵送で届きます。
- ペーパー試験: 筆記試験の13日後に発送
- コンピューター試験: 3日~5日前後に発送
スコアは試験後28日間であればオンライン上でも確認できますが、正式なスコアは郵送されたものだけです。
FAXやe-mailでの通知もできません。
なお、スコアは2年間有効
スコアは1枚しか発行されませんので紛失しないようにしましょう。
ただし、大学に提出しなければならない等の理由がある場合は、直接発送してくれるサービスもあります
IELTSスコアの期限やスコアが届く日にちなどは、それぞれ別の記事で詳しく解説しています。
世界で見るIELTSスコア分布|日本人受験者の平均も紹介
IELTSは世界中で認められている英語の試験のひとつです。
日本では英検やTOEICが一般的ですが、世界で見るとIELTSやTOEFLの方が圧倒的に使われています。
- IELTSは4技能の能力を個別にはかる
- 全体のスコアがでる
- 正確に英語能力を測れると考えられている
さらに、アカデミックとジェネラルと分けてあり、そのスコアを使う用途に対しても必要な英語力があるかどうかを見れます。
海外の大学留学、永住権申請、看護師などの医療関係の資格取得など幅広く認められているのがIELTS
IELTSの公式サイトでは、IELTSを受ける目的とそれに対する平均スコアが発表されています。
それでは公表されている中で最新の2019年のデータをみてみましょう
目的別のIELTSスコアの目安
IELTSアカデミックモジュールを受けた人の目的と一番高いスコア分布はこのようになっています。
- 18%が6.0
- 22%が6.5
- 21%が7.0
就労目的の場合は、全体の6割がスコア6.0~7.0を持っていることになります。
海外で英語を使った仕事につきたい、世界中の人と働きたいという人は、この位のスコアが最低限必要ということになります。
留学目的→全体の約半数~6割が5.5~6.5
医療関係の資格取得→IELTSスコア6.5~7.5が半数以上
永住権申請目的→6.0~7.0が約半数以上
※IELTS Demographic data 2019を参考に抽出
以上を考えてみると
- 海外留学
- 海外就職
- 海外で医療関係の仕事につく
- 永住権申請をしたい等
どんな目的であっても、まずは目標を6.0~6.5に定めるのが適切です
日本人のIELTS平均スコア
日本人は世界と比べても英語があまり得意ではないと言われています。
IELTSでも同じことが言えるのか、公式が発表している国別データを見て確認してみましょう。
日本人の平均スコア
IELTS公式によると、日本人の平均スコア分布はこのようになっています。
4.0以下 | 4.0 | 4.5 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.5 | 7.0 | 7.5 | 8.0 | 8.5 |
0% | 2% | 6% | 17% | 25% | 23% | 15% | 8% | 1% | 0% | 0% |
この結果をみると、日本人はスコア5.0~6.0を取った人が6割以上を占めています。
意外と高いですよね!
しかし、IELTSは英検やTOEICと違い、力試しに受験する人はほとんどおらず、留学などの目的のために勉強をしている人が受けているというのが理由として考えられます
言ってしまえばまだ初級レベルという人でもIELTSの対策をしっかりとすれば、6.0は十分目指せるスコアですので、頑張って勉強をしましょう!
私も10年前超初心者の状態から半年間ほぼ独学で6.5を取れています
関連記事:【完全版】IELTSで初心者が6.0~6.5を目指すためのイチオシ勉強法まとめ
世界で見る日本人のIELTSスコア
次にIELTSを受験した日本人や、その他の国々の人の平均スコアはどのようになっているのでしょうか?
今回は、比較のために日本以外の国々をエリアごとに2か国ずつ選択してみました
国 | リーディング | リスニング | ライティング | スピーキング | スコア |
日本 | 6.1 | 5.9 | 5.5 | 5.5 | 5.8 |
韓国 | 6.3 | 6.3 | 5.6 | 5.8 | 6.0 |
中国 | 6.2 | 5.9 | 5.5 | 5.4 | 5.8 |
インドネシア | 6.7 | 6.8 | 5.8 | 6.3 | 6.5 |
タイ | 6.1 | 6.4 | 5.5 | 5.9 | 6.0 |
サウジアラビア | 5.2 | 5.4 | 5.0 | 5.8 | 5.4 |
アラブ首長国連邦 | 4.8 | 5.0 | 4.7 | 5.4 | 5.1 |
スペイン | 7.3 | 7.2 | 6.0 | 6.8 | 6.9 |
ドイツ | 7.7 | 7.9 | 6.3 | 7.4 | 7.4 |
日本人のオーバーオールバンドスコアの平均は5.8、一番強いリーディングは6.1でした。
- 中国も日本とほぼ同じ結果
- 韓国とタイは少しだけ日本よりも高く平均が6.0
- それよりも若干高めなのがインドネシアで6.5
- アラブ首長国連邦はIELTS公式が発表している中では一番下の5.1、サウジアラビアも5.4
- 英語を話せるのが当たり前と言われている西側ヨーロッパは全体として高く7.0前後が多く、一番高いドイツは7.4
英語力の高い国と低い国の違い
発展している日本なのになぜ日本人は英語が話せないの?という疑問にもつながりますが、
英語力が高い国とそうでない国には、いくつかの理由が考えられます。
母国語の言語がアルファベットかどうか
タイ語や中東2か国もアラビア語はアルファベットではありませんが、インドネシア語はアルファベットを使った言語です。
スペイン語やポルトガル語もそうですがアルファベットを使った言語の国は、英語への抵抗力が低いのではないかと考えられます。
国の発展
もうひとつが国の発展が要因と考えられます。
日本も含めてですが、国が発展しているとその国の言語で生活するのに十分で英語を必要としません。
日本では、大学進学、研究、仕事、エンターテイメント、サービスすべてにおいて日本語で充実しているため、英語が分からなくても生活できる
逆にその国での情報やサービスが十分でない場合、勉強するために英語の論文を読んだり、海外の大学で勉強したり、海外のサービスを使うために英語を勉強する必要があります。
途上国では英語を習得することが生活の充実度につながってくるのです
ヨーロッパはバイリンガル以上が多い
ヨーロッパは陸続きですが、母国語の異なる国が混在しています。
その中で隣接する国の言葉を喋れたり、共通の英語を話せるのは若い世代では珍しくない
以上のようなことから、日本人が英語があまり得意ではないと考えられがちですが、実際にIELTSを受験している約半数が5.5前後のスコアを取れています。
正直なところ、しっかりと勉強すれば誰でも英語力は伸ばせます
IELTSスコアはどれくらいで履歴書に書ける?
履歴書にはできるだけ英語ができることをアピールしたいですよね。
ではどれくらいのスコアがあれば履歴書に書いても大丈夫なレベルなのでしょうか?
国内の就職でのアピールに使うのであれば最低限5.5は欲しい
IELTSスコアであれば、オーバーオール5.5以上であれば書くのが好ましいと言えます。
5.5は英検で準1級程度とされていますので、十分英語力のアピールになります。
IELTSを受験した理由は留学のことがほとんどかと思いますので、留学で得た経験を英語力とからめてアピールするとさらに効果的です。
海外留学をして英語を使って現地の人とボランティアも経験し、そこから学んだことや自分が今後活かせることを書くなど
英語力は日本で必死に勉強すれば、留学をしなくてもあげることもできます。
しかし、海外でしか得られない経験や学んだスキルはしっかりとアピールしましょう。
また、スコアの有効期限は2年間ですので、いつ取得したかもあわせて書きましょう
海外就職を目指すならIELTS
日本でメジャーな英検やTOEICは実は海外ではほとんど認知されていません。
海外で就職する場合、世界で通用するIELTSやTOEFLであれば履歴書に書けますが、TOEICや英検はほとんど使えません。
海外就職を目指したいという人は英検ではなくIELTS
オーストラリアやカナダでの永住権申請でもIELTSは使われていますので、将来的に海外で働きながら生活がしたいという人にもIELTSはおすすめの試験です
【一瞬でわかる】別テストとの換算で見るIELTSスコア目安
ここでは皆さんも気になる他テストと換算してみるスコア目安を紹介していきます。
CEFR換算表を見れば一瞬でわかります
コレが結論!CEFRで見るIELTSスコア目安
CEFR(セファール)というのは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインです。
一番下はA1から最高レベルのC2まで区分化されています。
- IELTS 8.5~9.0は最高レベルのC2(ケンブリッジ英検CPEと同等)
- IELTS 7.0~8.0はC1(英検1級、TOEIC満点、TOEFL高得点などと同等クラス)
- IELTS 5.5~6,5はB2(英検準1級~1級、TOEIC900点あたりと同等クラス)
- IELTS 4.0~5.0はB1(英検2級やTOEIC 600~700あたりと同等クラス)
IELTS 8.5以上というのは世界の中でもトップクラスに評価されるレベルという訳です
CEFR | 能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧 |
C2 |
|
C1 |
|
B2 |
|
B1 |
|
世界や日本の平均はCEFRでどれくらいなのか
CEFRの数値を出されてもあまりピンとこない人も多いかもしれません。
ここでCEFRの数値をわかりやすくするために世界各国や日本の平均を考察してみましょう
スウェーデン発祥の語学を中心にした国際教育機関であるEF Education Firstが独自に算出した数値であるEPI/CEFR換算を見るととてもわかりやすいので紹介します。
CEFR | EF EPIスコア |
Pre-A1 | 1-199 |
A1 | 200-299 |
A2 | 300-399 |
B1 | 400-499 |
B2 | 500-599 |
C1 | 600-699 |
C2 | 700-800 |
EF Education Firstの公式ではこのように結論付けられています。
- 日本における英語学習者の平均英語力をCEFR換算で算出するとB1レベル
- 世界1位のオランダはCEFR換算でC1レベル
- ヨーロッパ平均B2レベル
- アジア平均B1レベル
このデータを見てみると日本の英語学習者の平均はIELTS換算で4.0~5.0のようです
海外大学留学に必要なIELTSスコア目安
ここからは実際にある英語圏にある大学のIELTS要件をいくつかチェックして、どれくらいのIELTSスコアが必要とされているのかを見ていきましょう。
あくまで英語力単体での最低要件ですので、大学入学には他にも多くの要因が絡みます。
IELTSスコアを取っただけで大学に入学できるというものでは一切ないのでそこはご理解ください
イギリスの大学・大学院留学でみる必要なIELTSスコア
まずは私も実際に卒業したイギリスの大学に必要なIELTSスコア目安を見てみましょう。
大学名 | IELTS要件 (大学) | IELTS要件 (大学院) |
オックスフォード大学 | 7.0 | 7.5 |
ケンブリッジ大学 | 7.0 | 7.0 |
インペリアル・カレッジ・ロンドン | 7.0 | 7.0 |
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン | 6.5 | 6.5 |
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス | 7.0 | 7.5 |
表にあるのはトップ大学の例ですが、全体的に低くても6.0~6.5が多いです
カナダの大学・大学院留学でみる必要なIELTSスコア
次はカナダにある大学のIELTS要件の例を見てみましょう。
大学名 | IELTS要件 (大学) | IELTS要件 (大学院) |
トロント大学 | 6.5 | 7.0 |
ブリティッシュコロンビア大学 | 6.5 | 6.5 |
マギル大学 | 6.5 | 6.5 |
マクマスター大学 | 6.5 | 6.5 |
アルバータ大学 | 6.5 | 6.5 |
6.5がボーダーラインである場合が多いですね
オーストラリアの大学・大学院留学でみる必要なIELTSスコア
次はオーストラリアにある大学のIELTS要件の例を見てみましょう。
大学名 | IELTS要件 (大学) | IELTS要件 (大学院) |
メルボルン大学 | 7.0 | 7.0 |
オーストラリア国立大学 | 6.5 | 7.0 |
シドニー大学 | 6.5 | 6.5 |
クイーンズランド大学 | 6.5 | 6.5 |
モナシュ大学 | 6.5 | 6.5 |
こちらもおおよそ6.5が基準点です
アメリカの大学・大学院留学でみる必要なIELTSスコア
最後にアメリカにある大学のIELTS要件の例を見てみましょう。
大学名 | IELTS要件 (大学) | IELTS要件 (大学院) |
シカゴ大学 | 7.0 | 7.0 |
マサチューセッツ工科大学 | 7.0 | 7.0 |
カリフォルニア工科大学 | 7.0 | 7.0 |
ハーバード大学 | 7.0 | 7.0 |
イェール大学 | 7.0 | 7.0 |
やはりアメリカのトップ校は基準も高いです
IELTSスコアは国内外の就職にも使える理由
IELTSスコアは国内外で就職する際に使える資格です、間接的メリットおよび直接的メリットの両方がありますので簡単に説明します。
国内就活だけの為にIELTSはあまりおすすめできない理由
皆さんもご存じの通り、日本における英語試験、資格といえば英検かTOEICの二択と考える人も多いです。
つまりIELTSの一般認知度はかなり低いのが現状。
IELTSスコアを提示したところで「理解されない」という状況は十分に考えられる
相手側からしたらTOEICでスコアを出してもらった方が単純に理解しやすいという側面はあります。
しかし、IELTSを勉強することによりTOEIC勉強では身に付かない総合的な英語力は付きます、「TOEICより使える英語」なので間接的にメリットとして働く場合はあるかもしれません。
目的が国内就職の為だけならTOEICの方が手っ取り早いです
海外就職を目指す場合はIELTSがかなり使える
日本とは真逆で、海外、とくに英語圏に出てみると英検やTOEICという日本で有名なテストはまったく認知がありません。
たとえ「英検1級」「TOEIC満点」持っていますと言ったところで役に立つことはほとんどない
IELTSはイギリスやオーストラリアなどの移民要件としても使われるようなテストなので、信ぴょう性や認知度はTOEICや英検と比べれば圧倒的に高いでしょう。
将来的に海外就職や転職を目指したいという方は、IELTSを勉強しはじめるのは英語力の為にもよい選択肢です!
IELTSを受験するメリットについては、別の記事で詳しく解説しています
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