こんにちは、偏差値40台の公立高校からイギリスの大学に行って卒業したJIN(@Jinthelearner)です。
長期留学している多くの人の悩みとなってくるのが「就活・就職」です。
日本は世界で見てもかなり特殊な就職活動の形態を取っているため、就活において大事な時期に海外に居るというのは不利な部分が少なからず出てきます。
特に僕のように日本の大学に所属せずに海外に居る人にとって就活はかなり困難と言えば困難です。
例えば
- そもそも就活のやり方が分からない
- エントリーシートってナニ?
- そもそも卒業の時期が春ではない
- 就職フォーラムのようなものが少ない
などなど色々な面で知識的、そして地理的に不利な場面が出てきます。
しかしその反対に海外での経験はそのまま自分自身の価値に還元され、海外で頑張れば自分の市場価値も上がり貴重な存在になる事も可能です。
今回の記事では「留学帰国生」の「就職活動」に焦点を当てて
- 海外留学生が進む事が出来る3つのシナリオ
- 海外留学生がどのように効率的、効果的に就活を行う事が出来るのか
- 自分が市場でどれだけの価値がある人間なのか知る方法
を話していこうと思います。
目次
長期留学生が進む3つのシナリオ
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シナリオ1 留学先での現地就職
まず最初に紹介するシナリオは留学している現地で現地に合わせた就活をして現地で仕事を見つける、という事です。
このシナリオは今回紹介するシナリオの中では圧倒的に難易度が高いです。
現地で就職するにはそれなりの条件を満たさなければ確実に不可能です。
例えば
- 現地の人を超越する何か秀でたものを持っている
- 現地でコネクションがある
- 労働ビザのスポンサーとなってくれる企業を見つける
- 語学力はもちろん現地人レベルの物を持っている
このような要件をクリアしなければ本当に厳しいです。
普通に考えて語学力で現地の人に勝つことは不可能なので、まず何か秀でたものを持っていなければ相当厳しいです。
例えば芸術系で凄いスキルを持っていたりIT関係、プログラミングなどで現地の人を越えるスキルを持っていたり、何か特別な分野で何かスキルを持っていなければダメです。
英語が出来て日本語が出来ます…というレベルでは「人材を育てる」という感覚が日本ほどなく実力主義の海外では恐らくどこも雇ってくれないはずです。
しかし、もし現地に強力なコネクションがあればチャンスはあるかもしれません…
そして就職したい国にもよりますがやはりとてつもなく大きな障壁となるのが労働ビザです、例えばイギリスの場合労働ビザを発行してもらうにはかなりハードルの高い壁があります。
- 最低年収30,000ポンド(約450万円)無いとそもそも申し込む事すら出来ません
- その企業がビザ発行のスポンサーとなってくれることが条件です
可能性はもちろん0ではありませんがこの2つだけでもかなり難関です。
自分のスキルに相当な自信がない限りなかなかタフであることが分かります(もちろんその国によるので自分の就職したい国の就労ビザ要項を確認してみて下さい)
シナリオ2 日本留学生向けのキャリアフォーラムに賭ける
もちろん企業側も海外経験があり語学に秀でた才能が欲しい訳です。
そのため日本人留学生の為に世界でキャリアフォーラムを開き、日本人留学生が現地で就職活動を行う事が出来る機会を提供しています。
その中でも一番有名なのがCFNが主催する「ボストンキャリアフォーラム」です。
2017年には213社が参加し、世界中から日本人留学生が集まってきました、遠く離れたイギリスからも就職活動の為にアメリカのボストンまで出向いた人を何人も知っています。
ボストンまで行く旅費が工面できる資金があり、大企業と呼ばれる会社で働きたい人は行くべきだと思います。
僕はそもそも当時ボストンまで行くお金や滞在費が用意できなかったので行っていません。
ボストン以外にも毎年ボストン程規模は大きくありませんがキャリアフォーラムは行われています:
- ロサンゼルス
- サンフランシスコ
- ロンドン
- 上海
- 東京
- 大坂
- シドニー
もちろん海外に居る間に就職活動の流れやしきたりを知っておかなければならないので情報収集は必須です。
その中でも一番おすすめなのが
です、就活ノートは就職活動を行いくぐり抜けてきた「先輩たち」や「実際に今就職活動を行っている同期達」を中心として現在就職活動中の人たちの悩みや疑問を解決するような記事や根本的な就職活動な効果的なやり方(マナー、面接対策、エントリーシートの書き方、自己分析など)を共有しています。
会員登録は無料ですので活用してみない手は無いです、やはり先人の意見や実際に今体験している人たちの言葉が一番リアルですし身になりますからね。
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シナリオ3 帰国してから就活を始める
帰国してから就職活動を始めるのも手です、別に海外に居る間に急いで就職活動をしなければいけない訳ではありませんからね。
その代わりにもちろん就職する時期は遅くなることが予想されます。
日本に帰ってアルバイトなどで生計を立てながら就職活動するのでも大丈夫だという人は全然この道でも良いと思います。
海外留学生が効果的、効率的に就職活動を行う方法
地理的に不利なのは間違いないので海外留学生が海外から就職活動を行う場合やはり効率や効果が求められます。
売り手市場と言われる今、インターネットを駆使する
景気も一時期よりは回復し、就職氷河期と言われた時期は過ぎ去りました。
昨今メディアでも今の就職市場は「売り手市場」だと言われています、それを鵜呑みにし過ぎて胡坐をかいてしまうのはダメですが5年前に比べれば状況が好転しているのは間違いは無いはずです。
そのため、インターネット上でもこの「売り手市場」の今、様々な新しく、面白い、そして有効活用できるサービスが増えています。
その中から一部抜粋して紹介していきたいと思います。
「選ばれる」就活ができる「キミスカ」
「世界でたった一人のキミをスカウト「選ばれる」就活ができる」
をキャッチフレーズに運営されている人材スカウト式のプラットフォームです(無料)
流れとしては
- プロフィール登録(PC、スマホ両方可)
- 企業の採用担当者がプロフィールをチェック
- 企業が求める人材にスカウトメッセージを送る、やりとりを行い関係を築く
- 面接や説明会の予定を調整
という形になっています。
早期内定も可能なのでかなり有効活用する事が出来そうですね。
登録は無料なのでまずとりあえず登録してやってみて下さい、登録したからと言って使い続けなきゃいけない訳じゃないですからね。
キミスカへ無料登録する焼肉で繋がる就活サービス?「ニクリーチ」
皆さんはこのような事を聞いたことがありませんか?
「バブル時代の就活では説明会参加でお金がもらえた」
「バブル時代は内定者に海外旅行プレゼント」
などなど、今では信じられないような光景…
さすがにそんなバブル時代のような凄い接待はなかなか無いと思いますが、このニクリーチはそれに似たようなコンセプトです。
先ほど紹介した「キミスカ」と同じスカウト型の就活プラットフォームです。
ニクリーチでの流れはこんな感じです
- 企業がプロフィールを見てスカウト
- もしくは就職活動する側が気になる企業にアプローチ
- 見事相思相愛の場合は企業と日程を調整してお食事付きのスカウトが届く
要は企業の人事の方が「あなたの話を聞きたいから焼肉、食事をおごって話をする」という事です。
売り手市場だから成せるサービスでは無いでしょうか。
こちらも登録無料ですのでとりあえず登録してみて下さい。
ニクリーチへ無料登録する自分の市場価値を理解する
自分の価値を客観的に理解するのって結構難しいと思うんです。
時には自分を過小評価してしまいますし時に自分を過大評価してしまいがちです。
留学に行ったからと言ってそれを活かせたのか、もしくは活かせなかったのはなかなか自分で評価しづらい面があります。
例えば僕は中学を卒業した15歳の時からイギリスの大学を卒業する24歳までアルバイトや契約社員として日本に居るときもイギリスに居るときも職を途絶えさせたことはほとんどありません、自分では様々な経験を通してそこそこどんな環境、職場、職種でもやっていける自信はありますが企業側から見れば所詮色々な職を経験したところでアルバイト、契約社員ですし職種も土方、バーテンダー、英会話講師などなどとバラバラなので、僕は自分自身を過大評価していると捉えられても全くおかしくありません。
英語に関しても英検1級を持って自分ではそこそこの自信を持っていますが「英検1級」というのはあまり良い判断材料にならないかもしれません。
そこで僕は思ったわけです
「自分の市場価値って実際どれくらいなのだろう」
もちろんそれを自分自身で判断するのは不可能です。
自分の本当の価値を理解、発見できるミーダス
インターネットも凄い時代になったものです、ついに自分自身の市場価値を調べられるようになりました。
このミーダスは転職に焦点を当てている、と謳っていますが転職では無く就職でも使用する事が出来ます。
基本的には先ほど紹介したスカウト型の就活プラットフォームと同じでスカウト型のプラットフォームです、しかしこのミーダスはあなた自身の市場価値、あなたの職歴や能力、資格に応じてどれくらいの年収が期待できる人材なのかを教えてくれます。
この度僕もやってみたので今回紹介したいと思います、必ず自分の市場価値を見るだけでも思うところ、気づくところがあると思うので必ずやってみると良いと思います、こちらも登録は無料ですので!
PCでもアプリを使用してスマホでも登録できますので便利です。
自分の市場価値を調べる手順
ステップ1:MIIDAS(ミーダス)公式サイトにアクセスし、無料ユーザー登録をクリック
ステップ2:簡単なプロフィール設定をしていきます(職歴、学歴、スキル、資格など)
ステップ3:選考条件に合致した企業数と想定オファー年収、面接確約オファーの数が表示されます
ステップ4:最後に登録してオファーを受け取れる状態にします
自分の市場価値を知って思うところ
正直出来過ぎというかさすがに自分が現状年収645万稼げる人材だとは思いませんが大きな励みになります。
面接確約オファーが45件もあるのも驚きです。
先ほども言いましたが自分の市場価値を客観的に知る事はとても有意義ですし「面白い」というのはちょっとおかしいかもしれませんがこのミーダスのプロセスはとても面白く必ず為になります。
そしてミーダスの会員登録は無料ですしプロフィール作成も5分、10分で終わって結果を見る事が出来ます。
海外からでももちろん利用できますので是非タダで試してみましょう!
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結局僕が選んだ道
ここまで偉そうに話してきましたが大きな葛藤の末僕は結局自分のやり方で自分でお金を稼ぐ道を選びました。
先ほど話した通り15歳の頃からこれまでずっと途切れず雇われていた身でしたが、今のところ「就職」する道には進みませんでした。
正直この決断は「挑戦」でもありながら見る人によっては「逃げ」と捉えられるような道なのかもしれません。
もしかしたらまだ自分を過大評価しているのかもしれません。
まだ自分の中で自分は甘いという自覚もあります、就職して勤めている周りの人を見ると常に焦りますし純粋に彼らを尊敬しています、それと同時に自分も頑張らなければという気持ちにさせてくれます。
一人で作業を色々しているとやっぱり上司、後輩、同僚など他の人がいる環境で仕事をしたいと思う事は多々ありますが自分で選んだ道ですしこれからのビジョンもあるのでまだまだ頑張っていこうと思います。
MIIDAS(ミーダス)で出た僕の市場価値へ5年以内に追い付けるようにこれからも頑張ります。
最後になんか個人的な話になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!