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初めての幼児英語学習は何からやるべき?ベテランプロがオススメを紹介

初めての英語-幼児
この記事の結論
  • 結論は「英語に興味を持たせることが一番」
  • ムリに英語をやらせるのは逆効果
  • 適切な時期に適度な強度でやることが重要

小学校での早期英語教育が義務化されましたね。

「うちの子が英語の勉強に出遅れたら大変!」

パパやママは、幼児のうちから子どもたちに英語を教えるべきなのではないかと悩むところです。

実際にごく小さな子どもたちに英語に接する機会を与えている人もたくさんいる

でもやり方を間違えると英語の達人になるどころか、英語嫌いを増やすだけになってしまうこともあります。

そこで今回は、初めて幼児に英語を教えるならどうするのがいいか、注意することは何かを紹介します。

早くやればできるようになるんじゃないの?

そんなことはない、必ずできるようになるなら英語ができる人はもっと多いはずだよ

タップできる目次

初めて英語に触れる幼児にオススメの学習方法

まずは「幼児はどんな英語からはじめればいい?」という質問に回答していきます。

初めての幼児にオススメの学習法
  • ごく自然に英語の音に慣れさせる
  • 英語番組などを通して英語に興味を持たせる
  • ゲームなどを通して英語表現を覚えて実際に言ってみる
必見です!

ごく自然に英語の音に慣れさせる

赤ちゃんが母国語を習得することを考えると、生まれた時からパパやママの話し声を聞いて自然に覚えるわけです。

英語圏に住んでいれば、パパやママが日本人でも周りの人々が話す英語の音を聞きながら育つわけですから、バイリンガルになる可能性は高くなります。

幼児に英語を覚えさせたければ、ごく小さい時期から英語の音を聞かせるのは良い方法

特にやさしい英語の歌はオススメです。

「ハンプティダンプティ」や「メリーさんの羊」などのナーサリーライム は単純ですが、短くて同じフレーズの繰り返しが多いので覚えやすく、子どもたちにピッタリ。

ハンプティダンプティ
メリーさんのひつじ

無理に歌わせる必要はありません。

何度も聞いて、調子の良い繰り返しの部分だけ自然に口に出るくらいで十分

室内遊びをしているときにBGMのように英語の歌をかけておくのもいいでしょう。

勉強しているという自覚がない時期に自然に英語の音に慣れることは、英語を聞き取る耳を育てるのに役に立ちます。

私の長男は1歳5か月までイギリスにいましたが、滞在中に買って聞かせていた nursery rhymeのテープが大好きで、特に「Baa Baa Black Sheep」が大のお気に入りでした。

帰国後も持ち帰ったカセットテープを繰り返し聞いていました

Baa Baa Black Sheep

外遊びから帰ると必ず「Baa Baa」と言ってせがみ、四六時中この曲がかかっていることが多かったです。

英語を話すレベルには達しませんでしたが、彼が中学生になった時に、英語の聞き取りの力があったのは英語の歌のおかげだったと思っています。

早くやればできるようになるんじゃないの?

そんなことはない、必ずできるようになるなら英語ができる人はもっと多いはずだよ

英語番組などを通して英語に興味を持たせる

聞き取りの力が付いたら、NHKの「えいごであぼ」のような幼児英語番組を見せるのも有効です。

ごく短い時間に画面上で英語の歌やダンス、アニメなどを通して英語の言葉や言い方が紹介されていて、見ているだけでも楽しめます。

幼児がお遊びの一環として見るには適切な番組

YouTubeにも15分ぐらいの幼児向け英語チャンネルがたくさんあります。

子どもたちが興味を示すものをいくつか選んで見せて、英語の楽しさを実感するのは良いことです。

こうした番組を毎週見ただけで、ある程度の英語を言えるようになった幼児もいる

音だけの場合は遊びながら聞くことが可能ですが、映像がある番組の場合は四六時中見させておくのは問題があります。

適度に選んで見せることがポイントです。

毎日見ているのだから当然英語が話せるようになると期待し過ぎないことも大事

「今日は何を覚えたの?」なんて復習させるよりは、子どもたちが one, two, threeと口に出して言うようになったら、「よく言えるようになったわね」と褒めてあげる方が建設的です。

英語だけでなく、どんなことでもそうだよね

もちろん、ワシも昔ムリやりやらされた習いごとは嫌いじゃったな

ゲームなどを通して英語表現を覚えて実際に言ってみる

英語の歌に親しみ、英語番組を見るようになったら、覚えた英語の歌を一緒に歌ってみるのは効果的。

覚えた英語の単語を使えるゲームをやってみるのも楽しいですね。

例えば、色の勉強をした後だったら、色の書いてあるカードや折り紙を用意して、裏を見せながら、ちらっと表を見せて、What color is it? (何色)と聞いてみましょう

It’s red. (赤です)と答えるかもしれませんし、redだけでもいいのです。

次に3枚のカードを見せながら、red, yellow, green と言ってから3枚のカードを裏返し、表に返しながらred, yellowと繰り返します。

最後のカードを表に返す前にWhat color is it? と聞いてみます。

経験上ほとんどの子どもは元気よくgreenと答えます

動物や果物、野菜などのカードを使って、

What’s this?(これなあに)と聞いて同様のゲームをすることもできます。

慣れたら子どもたちに出題者になってもらうのもいいです。

こんな単純なゲームでも子どもたちは夢中になってやってくれる

もちろんできたら、good, good job, very good などと褒めてあげましょう。

ゲームだったら遊びみたいでおもしろそう!

この時期は「いかに勉強と思わせないか」も重要じゃ

この段階ではあまりオススメしない勉強法

幼児英語は、とても繊細なのでなんでもかんでもやれば効果があるわけではありません。

たとえば、何かをムリにやらせるのは絶対にダメ。

幼児に英語を教えるなら、次のようなやり方はオススメできません

こんなやり方はオススメしない!
  • 英語に興味がないときに無理に教える 
  • レッスンの間に子どもたちに指示をする
  • 復習を強要する
要注意です!

英語に興味がないときに無理に教える 

英語は言葉ですから、ごく小さい幼児の時ほどすんなりと良い発音を覚え、聞き取りの力もつくことは確かです。

「まだオムツをしているような子どもにも英語を教えなくては」と懸命になるパパやママの気持ちは分かります。

歌やゲームを通して自然な形で英語に接するのは大いに推奨したいところですが、パパママが焦るあまり、ごく小さな子どもたちを英語教室に連れて行ったり、先生を頼んだりするのはかえってマイナスになることもある

まずは家庭で英語を聞いたり見たりする機会を作りましょう。

パパやママが英語の歌を歌ってあげるなどして、子どもたちが英語に興味を示すようになった時に、具体的な学習を開始することが大事です。

英語にあまり関心がなく、他の遊びに夢中になっているときに無理やり英語教室に連れて行っても、英語の勉強に身が入らないのは当然のこと

英語の学習は、早く始める方が苦労せずに話せるようになる可能性は高いですが、幼児期を逸しても習得することはできます。

本人がやる気さえ出れば、出遅れた分を取り戻すことは十分できます。

お友達がもう英語を話せるようになったと聞いても焦らないこと

何よりも、英語の勉強を強要して一度英語嫌いになってしまうと、またやる気を出させるのは非常に大変であることを理解していただきたいのです。

興味が出るまで待たないといけないの?

それはそうなんじゃが、興味が向くように親の方で努力することもできるぞ

レッスンの間に子どもたちに指示をする

子どもたちが喜んで英語教室に通う、あるいは個人レッスンを受けるようになったら嬉しいですね。

良い先生やお友達にも恵まれ、子どもたちもやる気を出していたら最高です。

幼児の場合はママが一緒にレッスンに同行することもあります

そんな時、熱心なママは自分の子どもがよそ見をしていたり、先生の言うことを聞いていなかったりすると

「しっかり聞かないとダメでしょ」

「ワークブックを出すのよ」

このように指示を出してしまうことがあります。

子どもたちにちゃんと覚えて欲しいという気持ちはよく分かりますが、これは全く逆効果

子どもたちは、よそ見をしているように見えてもちゃんと聞いていることもあります。

ごく小さい子どもたちは10~15分レッスンに集中するのも大変なのです。

時には外を見ていたり、鉛筆をいじっていたりしていても肝心なところが分かっていれば十分

レッスンの時間中は子どもたちが先生の指示に集中できるように、パパママは静かに見守ることが第一です。

ボクも集中は続かないけど、それで怒られるとやる気がなくなっちゃう…

この時期は、できないことより、できたことを見る方が効果的じゃ

復習を強要する

子どもたちがすんなりレッスンに馴染んだらかなり成功です。

パパやママは熱心なあまり「今日何を習ったの?」とか「今日覚えたことを言ってみて?」と聞いてみたくなります。

子どもたちにとっては負担になるかもしれない

まして、間違ったことを言ったら「それは違うでしょ」なんて言われたら、すっかり自信を無くすことだってあります。

あるママは子どもが英語を習い始めたら、「家でも英語の歌を口ずさむようになったのを微笑ましく聞いています」と言っていましたが、これくらいの余裕ある対応が子どもたちのやる気を育てます。

もちろん子どもたちが「今日は英語の数字の勉強をしたよ」と報告するような時には、「6は何て言うの?」と聞いてみるのはアリ

「sixだよ」と言ったら、「very good!」と褒めてあげたいです。

何事も強要はダメなんだね

大人になれば避けられないことは事実じゃが、幼児のうちから強要するのは絶対にオススメできない

パパママが覚えておくべきこと

誰でも自分の子どもが英語を得意になって欲しいと願います。

特に自分が、英語が苦手で苦労した場合は、子どもたちが小さいうちから英語に親しんで英語をすらすら話せる人になって欲しいと思いますね。

「お金はかかっても構わない、どんどんレッスンに行かせよう。」となることもあります。

でも、英語を習得するには必ず時間がかかります

粘り強く、長時間勉強するには英語好きになるか、その必要性に目覚めるかのどちらかが必要です。

幼児が英語を勉強するには、英語好きになることが近道。

それを踏まえて、パパママは次のようなことを覚えておいて欲しいです。

コレだけは覚えておきたい
  • 適当な時期に始める
  • 子どもに合っているやり方を探す
  • パパママは側面から応援する
順番に解説します

適当な時期に始める

子どもが英語に興味を示しているときを逃さずにパパママが自ら、あるいは個人の先生や教室にお願いしてレッスンを開始することが最善です。

やる気や興味が一切ない状態で英語をはじめても、効果は全然ありません。

興味のないものをやらされている状態では伸びない

適切な時期はどうわかるの?

英語と関連した何かに興味を示したときじゃな!たとえば、きかんしゃトーマスだって元はイギリスの番組じゃ、そこから広げて英語に興味が出ることだってある

子どもに合っているやり方を探す

  • 自宅でパパママが教える、
  • 先生による個人レッスンを受ける
  • 複数の生徒のいる英語教室で習う
  • オンラインレッスンを受ける
  • 英語教材を買って自宅でやらせる
  • 英語の幼稚園やインターナショナルスクールに通わせる

たくさんの選択肢がありますが、子どもたちに体験レッスンを受けさせるなどして、最も合っている方法を選ぶことが肝心です。

高額なスクールだからといって、必ず結果が付いてくるわけでもありません。

学び方もその子の様子に合わせるんだね

そう「これをやらなければ!」ということはないんじゃよ

パパママは側面から応援する

英語を習うのは子どもたち自身です。

パパママは子どもたちに英語の勉強を強要することなく、必要な教材を用意する、教室を探すなど側面から応援することが最も大事です。

多少進歩が遅くても叱ったりしないで、できたら褒めるを繰り返し、子どもたちのやる気が持続することを願いましょう

パパママ自身の英語との関わりも大きな影響があります。

保護者の方自身が英語で話していたり、外国の方と話している様子を見れば、子どもたちも物おじせずに外国の人に話かけられるようになります。

たしかに、お父さんが英語を話していたらボクもやりたくなるかも!

幼児にとっては親御さんが唯一のヒーローじゃからな!彼らにとっては家庭の環境がすべての世界、英語を使うのが当たり前なら彼らにとってそれが当たり前になる

幼児の内から英語の勉強を始めた子どもたちが継続して勉強を続け、将来英語の達人になってくれることを願います。

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