偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し、英検1級を一発で取得したJINです。
結論、ニュアンスごとに適切な単語が大幅に変わります
偏差値40の公立高校から猛勉強してイギリスの大学を卒業した筆者が、「ほとんど」として使える英語フレーズを徹底解説!
ほとんど、ほとんどできない、ほとんどない…などあらゆるニュアンスを表す英語表現を比較しながらまとめて解説していきます。
英会話の幅を広げたい方に、とくに読んでほしい内容です。
皆さんは英会話で「ほとんど」と言いたい時にどんな英語表現を使いますか?
AlmostやMostなどMostが入っている英語表現を使うのではないでしょうか?でも実はそれぞれに若干のニュアンス違いがあり、違いを理解するのは結構重要です。
今回の記事ではイギリスの大学を卒業した筆者が「ほとんど」を表すMost系統の表現を中心に例文付きで違いなどを解説していきます!
- 明日から「ほとんど」と英語で言えるようになる
- ネイティブに対するリスニング理解度が高まる
- 「ほとんど」を英会話で使い分けられる
全部一括で使える便利な単語はないの?
残念ながらそういう単語はひとつもないかな…
「フレーズがちゃんと発音できてるか不安・・・」
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「ほとんど」は英語で何ていう?Most系統がもつ若干の違いを解説
それでは「ほとんど」として使える英語表現をニュアンス解説付きで見ていきましょう。
もっとも一般的に使われる「Almost」
「ほとんど」を表す英語表現の中でもっとも汎用的に使える副詞がこのAlmostです。
文字通り「ほとんど」「大体」「九部通り」などを忠実に表します
また「惜しい!」と言いたい時でも「Almost!(あともう少しだったのに!)」という風に使えるのも便利ですね。
- It’s almost done! (もうすぐ終わるよ!)=ほとんど終わった
- I almost forgot! (忘れるところだった!)=ほとんど忘れていた
- Almost! (惜しい!)
- Almost everyday (ほとんど毎日)
Almost done!(ほとんど終わったわ!)
イギリス英語ではAlmostの代わりにNearlyが使われる事も
若干番外編ですが、イギリス英語ではAlmostと同じ使い方で、Nearlyが好まれて使われる場合が多々あります。
意味もほとんど同じです!
Nearly done!(ほとんど終わったわ!)
Most+複数名詞で「一般的にほとんどの…」【例:ほとんどの日本人】
よく使われるのがMost people…(ほとんどの人は…)という形です。
このようにMost+名詞(複数)で使うことで、ほとんどの~はという意味になります。
注意しておきたいのは、この「ほとんどの~」は一般的にほとんどの~は、大多数の~は、というニュアンスで使われるということ
ほとんどの日本人は(一般的に)~と言いたいときはMost Japanese (people)~という文を作れます。
Most people don’t know about this.(ほとんどの人はこのことについて知りません)
限定された中での「ほとんどの~」はMost of the+名詞
先ほどのMost+複数名詞は一般的なほとんどの~を表す表現でしたが、こちらのMost of the+名詞はTheが入っていることで、限定された枠組みの中(例:特定のコミュニティ)や、単数名詞を使いたい時に使われます。
- 特定の枠組みの例→Most of the questions:その質問(複数)のほとんど
- 単数名詞を使いたい時の例→Most of the cost:コストの大部分
一番わかりやすいのはDaysとDayを考えた時でしょうか。
- Most days:ほとんどの日は
- Most of the day:その1日の中のほとんどは
My husband does most of the housework.(家事は夫がほとんどやってくれます)
Almostよりは使い方が限定されるMostly
最後に紹介するのが副詞のMostlyです。
同じ副詞のAlmostと同じような使われ方がされますが、使用できる状況はAlmostよりも少ないと言えます。
Almostには先ほど紹介したような「惜しい!」「あとちょっと!」であったり「危うく~するところで」というニュアンスでも使えますが、Mostlyは上記の使い方では使えません。
というよりも今回の記事で紹介したすべての表現の中でこれらを表現できるのはAlmostのみです。
I commute by train mostly.(大抵電車で通勤しています)
それでは「ほとんどない」はどの英語を使う?網羅的にまとめました【頻度や数】
それでは理解がやや難しい「ほとんどない」を表す英語表現を見ていきましょう。
数・量がほとんどない状況の「ほとんどない」を表す英語
「公園にほとんど人がいない」「もう牛乳がほとんどないよ!」など、いろいろな場面で使える表現ですね。
数や量を表したい時は、主に2つの表現を使うことが出来ます。
- There are few~
- There is little~
fewは可算名詞(数えられる名詞)と一緒に使用。なので、後ろに続く名詞は必ず『複数形』にします。
littleは不可算名詞(数えられない名詞)と一緒に使います。なので、後ろに続く名詞は『単数形』のままです。
- 「公園にほとんど人がいない」→There are few people in the park.
- 「もう牛乳がほとんどないよ!」→There is little milk left. (leftは「残っている」)
このように文を作ることが出来ます。
もちろんThere is/are構文を使わず、「Few people are in the park」のように主語の部分に持ってくることも可能
可算名詞と不可算名詞の違いを苦手とする方は多いと思いますので、代表的なものをいくつか見ていきましょう。
不可算名詞の方が少ないので、まずこちらを覚えてしまうのがオススメです!
他にも沢山ありますが、普段よく使うのはこの辺りです!
また、a fewやa littleという形にすると、「~がまだ少しはある」というポジティブな意味に変わってしまうので注意しましょう!
- There are few people in the park. (公園にほとんど人がいない。)
- There are a few people in the park. (公園に少しは人がいる。)
There is little water left in the cup(カップの中にはほとんど水が残っていません)
経験がほとんどない
経験を意味する「experience」も不可算名詞(※場合によっては可算)として使うのでI have little experience in~ (~における経験がほとんどない)と言った形で、不可算名詞と相性のよいlittleを使って表すことが出来ます。
仕事上の会話で「~業界での経験はほとんどありません」などという場合にもこの表現が使えます。
他にも
- I’ve never really tired ~ before.
- I’ve never really done ~ before.
このようにいうと、「~をほとんど試したことがない」という意味になります。
さらに、「どこかの国や場所へほとんど行ったことがない/数回しか行ったことがない」という場合には
- I’ve never really been to~.
- I’ve been to~only a few times.
と言えばOKです!
どちらも今までの経験について話す場合なので、現在完了形(have+過去分詞)の形になっている点もポイントですね!
I’ve never really done this before(こんなことこれまでにほとんどしたことないよ)
違いがほとんどない
2つの物を比較して、両者の間には違いがほとんどないと言いたい時の表現です。
- There is not much difference between A and B.
- There is little difference between A and B.
differenceは名詞で「違い・相違点」、between A and Bは「AとBの間」という意味の重要表現です。
また、少し視点を変えて
- They (A and B) are almost the same. (AとBはほとんど同じだ/違いがない)
このように言い換えることもできます!
My score and your score are almost the same(私のスコアと君のスコアほとんど一緒だね)
(状態として)ほとんど~できない【例:ほとんど英語を話せない】
「ほとんど~できない」という時には以下の副詞を用いて表現します。
- hardly
- barely
- scarcely
意味はほとんど同じですが、barelyの方がはるかに使用頻度は高く、scarcelyはやや固い、文語的な表現です。
また、どちらの単語も助動詞のcanとともに使用することが多いのもポイントです。
つまり「ほとんど英語を話せません」と言いたいときは、I can barely speak English.というような文を作れば自然な感じになります。
I can hardly see the match!(試合ほとんど見れないよ!)
(頻度として)ほとんど~ない
普段ほとんどしないことを表すには、以下の副詞を使用します。
- rarely
- seldom
rarelyは日本語でもお馴染みのrare(貴重な、レアな)という単語の副詞形です。
seldomは語尾がlyではないので他の副詞より覚えにくいですが、rarelyと同じ意味で使える副詞です(使用頻度はrarelyのほうが上、やや文語的)
また、先ほど紹介したhardlyという単語を使った表現でhardly everというものがあり、こちらも「(頻度として)ほとんど~しない」という意味で使われます。
hardlyとhardly everは見た目も似ていてまぎらわしい ですが、使用頻度がどちらも高いのでしっかりと覚えておきましょう!
最後に、このhardly、scarcely、rarely、seldomはすべて準否定語という種類で、「単語自体に否定の意味が含まれている」ことに注意しましょう。
- ×I can’t hardly hear you. (※notは必要ない)
- 〇I can hardly hear you.
I rarely exercise(私はほとんど運動をしません)
それでは○○があまりないと言いたいときはどうすればいい?
それではそれぞれの表現の違いをニュアンス解説付きで見ていきましょう!
There isn’t/aren’t a lot of
汎用的に使うのであればこちらが一番使えます。
まず文法的に見ていきたいのは isn’tとaren’t、A lot ofがAから始まるのですべてThere isn’tで使ってしまいがちですが、There aren’t a lot ofの場合もあります。
厳密に文法を見ていくとこのような形です。
ネイティブであっても全部にThere isn’tやThere’s notを使う人も多いですが、文法的にはこのような使い分けをするのが正解です。
There isn’t a lot of water in my cup(私のカップにはあまり水がありません)
There aren’t many
There aren’t manyは可算名詞で使える表現です。
名詞は複数形を使用し以下のような形になります。
- There aren’t many kids(あまり子どもがいない)
- There aren’t many kinds(あまり種類がない)
- There aren’t many cars(あまり車がない)
There aren’t many kids today(今日はあまり子どもがいません)
I don’t really have~
自分があまり~ないという時はI don’t really have~が使えます。
Reallyに関してはつける位置によってニュアンスが変わるのに注意が必要です。
位置を変えるだけでニュアンスが変わるので便利な一方でしっかりと覚えなければなりません。
I don’t really have anything I can give(あげられるものはあまりありません)
I don’t have many~
2番目と3番目を組み合わせたような表現です。
- Much→不可算名詞
- Many→可算名詞
これは変わりません。
一番スタンダードといえばスタンダードな表現がこちらかなといった感じです。
ただしI don’t have much~というのはやや違和感があるので、そのまま使うとしたら可算名詞のManyでしょう。
I don’t have many friends(私はあまり友達がいません)
可算名詞と不加算名詞については、現役ネイティブ英語講師である私の妻が以下の記事で図解を作ってくれたので、より深掘りしたい方はぜひご覧ください。
英語表現は使い続けることで自分のモノになる!
上記のように、同じようなニュアンスでも英語表現は無数にありますよね。
しかし、似た表現を一気にすべて覚えるのは100%不可能、せっかく知ったと思った表現も毎回必要な時にググる繰り返しになります。
まずはすべて覚えようとせずに、ひとつ、ふたつ選んで使い続けてみる!
単語やフレーズは、アウトプットで使い続けることで浸透して、自分のモノになります。
そしてそこからさらに派生させることで、語彙は広がるのです。
英語表現を忘れてしまう要因や、覚えるためのコツや考え方は、以下の記事でチェックしてみてください!
とはいえ、周りに覚えた表現を使える相手がいないんだけど?
周りに英語で話せる相手がいるのであれば最高ですが、住んでいる地域や環境によってはそうでない場合も多いはず。
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ぜひ、表現を知って終わりではなく、使い倒すことで自分のモノにしてしまいましょう!
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