こんにちは、偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し英検1級を一発で取得したライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- 「見る」は英語で何て言いますか?
- Watch、Look、Seeの違いは何ですか?
- 最も適切な表現はどれですか?
「見る」を表す
- See
- Watch
- Look at
基本単語は中学校ですべて学んだかと思います。
しかし結論から言うとこの3つのニュアンスはすべて異なります、詳しい違いを皆さんはご存知ですか?
日常でもよく使う基礎的単語だからこそニュアンスを深く知っておくと非常に便利です。
今回の記事ではイギリスの大学を卒業した筆者が「見る」を表す英語にフォーカスして解説していきます!
🤔「見る」を表す英語🤔
1⃣See:無意識に自分の視界に入る→目に入った
2⃣Look at:意識的に自分の視線を向けて見る
3⃣Watch:日本語的に言うと「観る」
4⃣Stare:じろじろ見る、凝視する
5⃣Glance:チラッと見る基本的にはまずこの5つ…といった所ですが、これ以外にもあります
— JIN🇬🇧@英語ブログ毎日投稿165日目🏴 (@ScratchhEnglish) May 4, 2020
この記事を読むメリット
- 明日から「見る」と英語で言えるようになる
- ネイティブに対するリスニング理解度が高まる
- Look、Watch、Seeの違いを完全理解

「見る」を表す英語 (See, Watch, Look at)の違いと使い分け方法を解説
それでは決定的なニュアンスの違いを見ていきましょう!
無意識に視界に入るイメージなのが「See」
まずは「See」を見ていきましょう。
Seeのニュアンスは「無意識に視界に入る」というイメージ。
自ら意識を向けて「見る」ではなく「見かける」「見える」です。
Seeが好まれる場面例
- 昨日レストランであなたを見かけたよ(I saw you at the restaurant yesterday.)
- 彼女があそこで立っていたのを見たよ(I saw her standing there.)
- あなたがそこにいるのが見えるよ(I can see you.)
Seeを理解する上で重要なキーワードが「視界」です。
例えば先ほど出した例の1番目「昨日レストランであなたを見かけたよ(I saw you at the restaurant yesterday.)」これをLook atやWatchに置き換えるのは意味が変わり非常に不自然でになります。
置き換えて不自然になる例
- Look atの場合:I looked at you at the restaurant yesterday.(昨日レストランであなたに目を向けたんだけど)
- Watchの場合:I watched you at the restaurant yesterday.(昨日レストランであなたを監視していました)
完全にニュアンスが変わってしまいますよね!
また、Seeには「見る」以外にも様々な意味があります。
英語、特に動詞では他の意味を理解する事でニュアンスを掴みやすい場合もあります。
Seeで表現できる他の意味
- 会う
- 理解する
- 確かめる
- 予想する
- 交際する
- 気を付けるなど
例文

意識的に目を向けるのが「Look at」
無意識に視界に入るイメージなのが「See」である一方で、意識的に目を向けるのが「Look at」になります。
「At(点に向かうイメージ)」という前置詞が使われている事を見ても分かりやすいかと思います。
その代わり意識的に目を向けると言ってもそれは長時間見る訳ではないのもポイントです。
Look atが好まれる場面例
- もうこんな時間!時計を見て!(Look at the time!)
- この書類に目を通してくれる?(Can you look at the document?)
- ちょっと鏡で自分を見てごらん(Look at yourself in the mirror.)
ここでも先ほどのように以上の文章をSeeとWatchに入れ替えるとどうなるのか、見てみましょう。
置き換えて不自然になる例
- Seeの場合:See the time!(不自然なので訳不可)
- Watchの場合:Watch the time!(時間に気をつけて!)
Seeの場合はこの文脈ではそもそも不自然なので何とも言えませんが、Watchに入れ替えてしまうとニュアンスが「時間に気を付けて!」時間を気にしておいてね!といったような形に意味が変わってしまいます。
Look atで表現できる他の意味
- 調査する
- 検討する
- 直面する
例文

注目してじっくり見るのが「Watch」
Watchには「注目してしっかりと見る」という意味があります。
分かりやすく言うと日本語の「観る」です。
簡単な例
- スポーツ
- 映画
- 演劇
集中してしっかりと見るこれらに対して日本語では「観る」を使いますよね。
これこそまさにWatchが表す意味なのです。
- Look at=見る
- Watch=観る
このようにシンプルに考えても良いと思います。
また、WatchとLook atは似ている一方で、Seeは違うニュアンスであるという事も分かって頂けたかと思います。
Watchが好まれる例
- 赤ちゃんの事ちょっとみていてくれない?(Can you watch my baby for a bit?)
- サッカーの試合を観よう!(Let's watch the football game!)
- 私は映画を観ています(I'm watching a movie.)
ただ日本語でも「見る」と「観る」があやふやであるように、英語でもWatchに関しては意外とSeeやLook atで置き換えても問題が無い場合もあります。
置き換えても不自然にならない例
- 映画を観に行こう!(Let's go see a movie!)
- 赤ちゃんの事ちょっとみていてくれない?(Can you look at my baby for a bit?)
こうなってくると難しいのですが、Watchに関しては「観」というイメージさえ持っておけばいいでしょう。
Watchで表現できる他の意味
- 見張る
- 見守る
- 注意する
- 世話をする
- 期待する
例文

ジロジロ見る「Stare」
See、Watch、Look以外にも日常会話でよく使われる表現はあります。
その中でもよく使われるのが「Stare」
「ジロジロ見る」「凝視する」という意味があります。
例文

チラッと見る「Glance」
Stareの真逆で「チラッと見る」を表す動詞が「Glance」です。
サッと一目で見るニュアンスを持ちます。
例文

その他使える単語
- Stare:凝視する
- Glance:サッと見る
- Peek:コッソリチラ見する
- Examine:観察する
「見る」を表す他の英語表現
Spot | 気づく、見分ける |
Glimpse | チラッと見る |
Notice | 気づく |
Observe | 観察する |
View | 見る、眺める |
Eye | 目を留める |
Gaze | じっと見る、凝視する |
Peep | のぞき見する |
Peek | コッソリ見る |
Study | 観察する |