こんにちは偏差値40台の高校を卒業後イギリスの大学に進学し卒業したJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
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- イギリスのコンセント形状って何型ですか?
- 注意すべき事ってありますか?深く考えなくて大丈夫ですよね?
- どんな変換プラグがおすすめですか?
まず1つ質問に回答すると、電気に関しては深く考える必要は結構あります!
私もそうですし、今回記事作成に協力していただいたロンドン在住の主婦、ぴゅぴるさんも電気関係の失敗談があります。
割とイギリス長期滞在者だとあるあるなのかもしれません。
私たちと同じような失敗をいなくなるよう、今回は「イギリスとコンセント」に特化して記事を作りました。
この記事を読むメリット
- イギリスに4、5年住んだ筆者が体験談を交えて解説
- 現在ロンドン在住の日本人主婦の方の協力を得て作成
- イギリスとコンセントについて知っておくべき事網羅しました
ヨーロッパ各国でコンセントの形状は違う!イギリスはBFタイプ
ヨーロッパで使用しているコンセントは、日本とは形状が大きく異なります、さらに同じヨーロッパでもイギリスとその他のヨーロッパの国では形状が異なります。
国 | 形状 |
イギリス | BF |
イタリア | C |
フランス | C / SE |
スペイン | C / SE |
ドイツ | C / SE |
オランダ | C / SE / B |
スイス | C / SE |
イギリス以外の各ヨーロッパの国では主にCタイプが使用されているのに対し、イギリスはBFタイプになります。
インターナショナルなホテルなどでは、他の国のコンセントの形状もお部屋に用意されていることがありますが、一般的なホテルやご家庭ではBFタイプがメインになります。
他のヨーロッパの国では、Cタイプ以外にSEタイプやBタイプというのもありますが、ホテルやご家庭のほとんどのコンセントはCタイプになります。
イギリスの電圧は230V|イギリス旅行・留学前に注意すべきポイント
イギリスはコンセントの形状だけでなく、電圧も日本とは異なります。
ポイント
- イギリスの電圧:230V
- 日本の電圧:100V
日本の電圧に対し、イギリスの電圧がとても高いことが分かります。
私が実際に犯した電圧に関する大失敗【絶対にマネしないでください】
電圧に関しては私自身大きな失敗をしたことがあります。
イギリスに住み始めて2年目、炊飯器が欲しくなったので日本で買ってイギリスにそのまま持っていきました。
当時は無知にも程があったため、変換プラグだけつけて起動したら「ボン!」爆発音が鳴り響き一発で故障しました…
小型の電気機器(パソコンなど)は基本的に問題ありませんが、家電などは絶対に持っていくのはおすすめしません。
詳しくは次に紹介するぴゅぴるさんの体験談でご確認ください。
イギリスで日本の電化製品を使う際の注意点
コンセントの形状が異なるのであれば、変換プラグを使用すれば日本の電化製品も使えそう!と思われるかもしれません。
しかし、電圧が異なるため、変換プラグを使用する際に変圧器も必要になる場合があります。
まず、イギリスに行かれる前に、電化製品本体・説明書などに記載されている入力電圧(INPUT)をチェックして頂くことをおすすめします。
入力電圧の記載例
- INPUT : AC 100V~240V
- INPUT : AC 100V
「AC 100V~240V」と記載がある場合、イギリスの電圧230Vに対応できます。
イギリスのコンセントに変換プラグを挿して日本の電化製品を使用していただけます。
「AC 100V」のみの記載の場合、イギリスの電圧230Vには対応できません。
この場合、変換プラグを挿して使用できたとしても、電化製品の故障につながる可能性があります。
100Vしか対応できないところに、230Vもの電圧がかかるため、電化製品に負担がかかってしまうことが原因です。
変換プラグだけでなく、変圧器が必要になります。
また、変圧器には対応できる消費電力(WまたはVA)に限りがあります。
消費電力の大きい電化製品は変圧器の容量を超えてしまいます。
煙が出てしまったり電化製品の故障につながったりと大変危険ですので注意してください。
消費電力記載例
- 定格消費電力: 800W
- 定格容量 : 280VA
電化製品の消費電力(WまたはVA)がご使用の変圧器を超えていないかどうかもチェックしてください。
変圧器に関するぴゅぴるさんの経験談
最近は海外の電圧でも対応できる電化製品が増えていますが、イギリスへご旅行される前には、上記のことを確認していただくことをおすすめします。
これは私の実体験ですが、日本から持参したヘアアイロンを変換プラグと変圧器につなげて使用しました。
何分待ってもヘアアイロンが暖かくならず、移動中の衝撃で壊れたのかな?と思いました。
試しに変圧器を取り外し変換プラグだけで電源を入れてみたところ、いつも通り暖かくなり、問題なく使用できました。
初めてのヨーロッパ旅行だったのですが、変換プラグと変圧器があれば何でも使えると思っていました。
イギリスにおける家電の種類別使用方法
ここではよくある家電別に使い方や注意ポイントを簡単に紹介します。
スマートフォンの場合
ご使用の充電器の入力電圧(INPUT)を確認してください。
「AC 100V」と記載されているとイギリスの電圧に対応していないため、変圧器が必要です。
「AC 100V~240V」と記載があれば、変換プラグのみで充電可能です。
最近は部屋にUSBポート(USBの差込口)が用意されているホテルが多くなってきています。
カフェやロンドンの赤いバスの座席にもUSBポートが設置されてきています。
ノートパソコンの場合
スマホと同様に、入力電圧(INPUT)が「AC 100V」であれば変圧器が必要です。
「AC 100V~240V」であれば変換プラグのみで充電可能です。
タブレットPCなどはUSBでの充電も可能だったりしますので、スマホ同様にUSBポートでの充電が可能になります。
ドライヤーの場合
残念ながら、ドライヤーは変圧器があっても使用できません。
変圧器は電圧を制限しているため、流れる電気の量が少なくなっています。
ドライヤーは消費電力(WまたはVA)が大きいため、少ない電気の量ではうまく熱風を出すことができません。
ホテルのお部屋についているドライヤーを使用するか、現地のドラッグストアなどでドライヤーを購入して頂く方が良いかと思います。
ちなみに、イギリスは電圧が高いため、日本で使用するドライヤーより風量が強くなります。
安いドライヤーでも髪がすぐに乾くのを体験するのも、イギリスでの面白い経験になります。
おすすめのイギリス旅行・留学用変換プラグ|タイプ別に紹介
ここでは私がおすすめしたいイギリス用変換プラグをタイプ別に紹介していきます。
名前をタップ(クリック)すると詳細を確認できます
おすすめ度/重要度 | 値段・コスパ | 特徴 | |
---|---|---|---|
単一型のBF変換プラグ
|
(4.0)
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(5.0)
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単一型のUSBポート付き変換プラグ
|
(4.0)
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(4.5)
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変形型ユニバーサル変換プラグ
|
(4.5)
|
(4.0)
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単一型のBF変換プラグ
内容・評価 | |
概要 | 日本→BF型のみの変換を行うプラグ |
おすすめ度/重要度 | (4.0) |
料金/コスパ | (5.0) |
対象 | イギリス中長期滞在者 |
正にこれと全く同じものを私もイギリスで使っていました。
単一型のメリットは最も安価である点と「持っておくと便利」な場合がある点です。
中長期の滞在になると事前に予期しなかったことは必ず起こります、私もこの2個セットを予備として持って行き救われた経験があります。
単一型のUSBポート付き変換プラグ
内容・評価 | |
概要 | USBポート付きの日本→BF型のみの変換を行うプラグ |
おすすめ度/重要度 | (4.0) |
料金/コスパ | (4.5) |
対象 | イギリス中長期滞在者 |
こちらは先ほど紹介した単一型+USBポートを備えているものです。
変形型ユニバーサル変換プラグ
内容・評価 | |
概要 | ほぼ全世界で使える変形型ユニバーサル変換プラグ |
おすすめ度/重要度 | (5.0) |
料金/コスパ | (4.0) |
対象 | 海外旅行好き・海外出張が多い |
イギリスはヨーロッパ諸国に日本で言う国内旅行感覚で行けてしまいます。
イギリス滞在中にヨーロッパ各国にも行ってみたいという人はやはり多いですし、格安で行ける逃すべきでないチャンスです。
しかし先ほど紹介したようにヨーロッパ各国はBF型を採用していないので、単一型の変換プラグは使えません。
そんな時に変形型の変換プラグを持っていれば新しいものを買う必要なしにヨーロッパでも過ごせます。
将来的な海外旅行の際にはいつでも使えるので便利です!