こんにちは、偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し英検1級を一発で取得したライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。
悩みのタネ
- 留学先にイギリスを選ぶメリットは何ですか?
- イギリスに関して不安が色々あります
- 実際に経験した人の意見を聞きたいです
今回は「イギリス留学」に関して一般的によく聞かれる質問・疑問・不安に対して全て回答します。
私もイギリスに行く前は海外にすら行った事が無く、疑問は全て経験者のブログを参考にして情報を集めて解決していました。
今回の記事では逆の立場になってイギリスの大学を正規で卒業したからこそ分かる知識を駆使して、よくある質問や不安に対して回答をします。
すべての情報を1記事に詰め込む事はできないので、詳細情報については別記事にて個別で解説している場合もあります。
この記事を読むメリット
- イギリスに関する疑問を解決できる
- 将来の決断に役立つ可能性がある
- より充実したイギリス留学生活を送れる

留学先にイギリスを選ぶメリット・デメリット
まずは実際に経験した私が思うイギリス留学のメリットとデメリットを解説していきます。
イギリス留学のメリット
まずはイギリス留学特有のメリットについて解説します。
ヨーロッパに旅行が行きやすい
イギリスからヨーロッパの近隣諸国に行くというのは、我々の日本国内旅行と同じ感覚で行う事ができます。
時間はもちろん値段も格安航空券を使えば激安です。
イギリスに近いヨーロッパ諸国
- フランス
- ドイツ
- オランダ
- スペイン
- ベルギーなど
関連 想像を超えた安さ!イギリスから安く旅行できるヨーロッパの国10選
イギリス人と日本人の性格は似ていると言われる事もある
「同じ島国でイギリス人と日本人の性格は似ている」
そういわれる事もたまにあります。
私が5年近く住んでたどり着いた結論は「似ているというレベルではないものの、他の英語圏の人と比べれば似ている」です。
例えばアメリカ人とイギリス人を比較すればイギリス人の方が圧倒的に日本人の性格に似ていると言えます。

関連 イギリス人の性格はどんな感じ?英国にまつわる面白い豆知識と共に紹介
イギリス留学のデメリット
次はイギリス留学特有のデメリットについて紹介していきます。
地域によってイギリス英語は本当に理解できない
一口に語れないのがイギリス英語です。
容認発音(クイーンズイングリッシュ)のイメージが強いですが、大多数は全然違う発音で英語を話します。
特にイングランド北部やスコットランドの方の英語は慣れるまで相当な時間がかかると思います。
ロンドンでさえも下町英語はスラングが多く難しい。

関連 【イギリス英語は1つじゃない】英国内の主なアクセント・発音16選
日本から距離が遠い
当たり前ですがイギリスと日本はかなり遠く、気軽に帰る事は不可能です。
どの航空会社を使ってもそれなりの時間がかかります。
もっと近ければよかったのに…なんて思った事は何度もありますがどうしようもありません。
ここで紹介するメリットとデメリットはあくまで一例です、より詳しいイギリス留学のメリットとデメリットはこちらの記事で詳しく紹介しています。
関連 イギリス留学のメリットとデメリットは?正規卒業した私が特徴解説します
イギリス留学でロンドンを選ぶメリットとデメリット
次は意外と行く前にわからないロンドンに留学するメリットとデメリットを紹介していきます。
ロンドン留学をするメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
海外旅行や国内旅行がしやすい
私のように地方都市に住んでいると各地へのアクセスが乏しく、遠出をしたい場合一度ロンドンに出てから移動する事がほとんどです。
国内、国外への交通網はやはりロンドンが中心になります。
- 電車
- バス
- 飛行機

色々な文化に触れたり様々な国籍の人と出会える
ロンドンは正に「人種のるつぼ」と言ってもいい多文化多国籍の大都市です。
ヨーロッパ諸国出身の方々はもちろん、世界中から来る様々な文化や人種の方々と出会う事ができます。
特定分野を学ぶには良い
イギリス留学をするほとんどの人の目的は「英語学習」かと思いますが、もしそうでない場合、特にファッションやアートを学びたいのであればロンドンには世界的なスクールがたくさんあります。
ロンドン留学をするデメリット
次はメリットを凌駕するかもしれないデメリットの紹介です。
桁違いに高い生活コスト
ロンドン一番のデメリットは生活コストです。
生活にかかってくるもので言えば特に「家賃」が大きな問題になります。
「ロンドンに住んでロンドンで働くよりもはるか南のスペインのバルセロナに住んで飛行機で通勤した方が安いという事が分かった」という記事が出されるくらいです(Dailymail(2015))
生活の質が絶対に低くなる
これはイギリスに限った話ではありませんよね。
日本でも地方から東京に出てくるのであれば家賃は上がるのに生活の質(居住空間)は基本的に悪くなりますよね。

英語学習環境としては劣る可能性がある
メリットの項では「多文化・多国籍都市」と言いましたが「本場のイギリス英語を学ぶ」という面ではやはり地方都市に劣ります。
ロンドンではかなり多くの割合の人たちが私たちと同じように第二言語として英語を使っているのは事実です。

関連 意外と知らないイギリス留学におすすめの都市ランキングベスト5
治安など他と比べて悪い面もある
治安に関しては当たり前の話ですが、地方と比べれば大都市は治安が良いとは言えないのが事実です。
ロンドンは特に観光客などを狙ったスリや盗難がかなり多いです。
ザ・サン紙ではロンドンをイギリス国内で4番目に危ない都市としてマークしています(The Sun, 2017)
個人的な見解を言うのであれば、ロンドンに行くべき確固たる理由が無いのであればロンドンに住むのはあまりおすすめではありません。
関連 【体験談】イギリス留学でロンドン以外をおすすめしたい4つの理由
後悔しない為のイギリス留学の心得
ここからはイギリス留学をスムーズに行うためのちょっとしたアドバイスを紹介します。
クレジットカードを持っていないなら事前に作ってから行こう
最近ではキャッシュレス化が進んでいる日本ですが、イギリスではずっと前からキャッシュレス化が進んでいます。
カードが無いと困る場面もかなりあります。
長期留学であれば現地で銀行口座を作ってデビットカードを手にする事もできますが、やはり日本にある銀行口座と紐づいたクレジットカードを持っておくのは必須であると経験上感じます。
経験者の私がイギリス留学におすすめのクレジットカードは特徴も併せてこちらの記事で紹介しています。
関連 【イギリス留学にクレジットカードは必須】使えるおすすめを3種類紹介
留学した後を事前に見据えると充実度が上がる
「英語ができるようになりたい」
私も最初はそうでしたが、この一心で留学をする人が多いかと思います。
実際のところ「英語」はただの言語にしかすぎず、英語ができるだけではスキルとは呼べないのが現実です。
しかし「英語」と「何か別のスキル」を組み合わせる事によって大きな力を発揮します。
「留学で得た英語をどのように活用するか」を事前に考えておく事で留学中のモチベーションや充実度、さらには留学後の未来も変わってきます。

留学中に日本人とつるんでしまうのはダメ?
私が5年近くイギリスに住んでたどり着いた結論は「適度であれば問題ない」です。
1日日本人と遊んだからと言って英語力が落ちる訳ではありません、一方毎日のように一緒に居たらそれは問題です。
私はどちらかと言うと「1人になった時の時間の過ごし方」の方が重要であると考えます。
おすすめしない過ごし方
- 部屋に戻ったら日本語でSNS
- YouTubeで日本語の動画を延々と視聴
- 毎日のように日本にいる友達と連絡
現地で日本人とつるむ、つるまないなんかよりも留学中くらいは上記のような時間を削って英語の自習に充てる方が圧倒的に有益です。
私は当初日本人とは全くつるまないスタンスでいましたが、よくよく考えるとこのような事をしていたので矛盾していたしダメだったなあと留学が進むにつれて気づくと共に後悔しました。
関連 留学中は他の日本人と距離を置くべき?同じ国籍でつるむのは悪い事?
【みんな気になる】イギリス留学に関するよくある不安に回答・解決策
最後にイギリス留学に関するよくある不安や質問に対して回答していきます。
イギリス料理はマズい?日本人の口に合う?
イギリス留学を考えている方が懸念を持っている1つが「食」かと思います。
結論から言うと、過度に心配する必要はありません。
長年の擦り込みで「イギリス料理=マズい」という固定概念が世界で続いていますが、近年は全然そんな事無いと自信を持って言えます。

関連 イギリス料理がマズいと言われる理由を元在住者が真剣に検証【料理紹介付き】
美容院はどうすればいい?
私たち日本人は恐らくイギリス人以上にファッションや髪型にこだわりがあるオシャレな人が多いと思います。
結果的にイギリスに限らず海外在住の日本人の方の多くが日系美容院に通っているかと思います。
多くの人が抱える懸念点
- 英語が伝わらなくて変な髪型にされそう
- アジア人の髪に慣れてい無さそう
- バッサバッサ勝手に切っていくイメージがある
結論から言うと美容院であればそこまで心配する必要はありませんし、事前にレビューを確認して格安のところでなければそこまで問題ありません。
懸念点やなぜ私が日系美容室に行くのをやめたのかはこちらの記事で紹介しています。
関連 イギリス現地の美容院は怖い?わざわざ日系美容室に行かなくても大丈夫な理由
イギリスでカルチャーショックはある?
カルチャーショックというのは留学や移住においてはある意味醍醐味なところがありますが、事前にある程度情報を知っておきたいという人もいるかもしれません。
カルチャーショック例
- 交通機関が毎回時間通りに来ると思ってはいけない
- 果物が日本より安い
- 雨の日は多いけど強烈に降る事はかなり稀
- 自動車は今でもマニュアル車が多数派
- 食器洗いで洗剤を落とさない
この5つは一例ですが、他にも経験したカルチャーショックはこちらの記事で20個詳しく紹介しています。
関連 【カルチャーショック】日本とは全く違う衝撃のイギリスあるある20選
また「あまりイギリスの雰囲気が掴めない」という方は、イギリス映画やイギリスドラマを観る事で
- イギリス英語
- 文化
- 雰囲気など
事前に予習しておくことも非常におすすめです。
イギリスでアルバイトはできますか?
私もそうでしたが、やはり留学中もアルバイトをしたいという人も多いのではないでしょうか。
まず知っておくべき事
- イギリス語学留学でアルバイトは不可
- 高等教育機関での留学であれば週/10時間または週/20時間で可能
- 休暇中は制限なしでアルバイト可能
このようにビザの種類によりアルバイトが可能かどうか、そして時間制限がどれくらいかが決まります。
私はファウンデーションコース時代は週/10時間、大学時代は週/20時間の労働が可能でした。
夏休みや冬休みなど学校で決められている長期休暇期間中は時間制限の10時間、20時間が適用されないというルールでした。
学生ビザのルールは頻繁に変更されるので公式ページでご確認ください。
また、アルバイトに雇ってもらえる確率は都市ごとに異なり、履歴書の書き方も日本とは違い独特です。
実際に経験したからこそ分かるイギリスでアルバイトを手に入れる為の履歴書(CV)の書き方はこちらの記事で解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
関連 イギリス留学でアルバイトはできる?探し方と履歴書の書き方を経験者が解説
生活費はやはり高いですか?
結論から言うと私の場合イギリスに住んでいた時の方が生活費は安く抑える事ができました。
コツを掴めば日本にいる時よりも生活費を抑える事は実際に可能で、私は週20時間+休暇中無制限のアルバイトで稼いだお金で生活費は全て賄う事ができました。
生活費を抑えるコツ例
- チップがもらえるアルバイト
- 外食はしない
- 安いスーパーで買いだめ+冷凍を駆使
- 毎日自炊
- ハウスシェア
私はかなり節約していたので週の食費は20ポンド(3000円弱)に抑える事ができていました。

関連 イギリスの生活費は高い?食費を週20ポンド以下に抑えた節約家がコツを伝授
CollageとUniversityはどう違いますか?
英語辞典を見ていると「Collage」も「大学」と訳されていますが、イギリスでは当てはまりません。
イギリスの場合…
- Collage:日本で言う高校や専門学校に近い
- University:総合大学
このように大きな違いがあります。
関連 【間違えて留学したらヤバい】イギリスにおけるカレッジと大学の違い
イギリスの大学を卒業するのは難しい?
「日本の大学生は遊びやバイトばっかで勉強しない、海外の大学の大学生はもっと頑張っている!」
こんなことがよく言われていますが、正直な話言う程そんな事はありません。
平均的なイギリス大学の特徴
- アルバイトをしている学生は半数以下(だからと言って空いた時間に勉強しているとは限らない)
- 大学数は日本より圧倒的に少ないかつほとんどが国立である為、学力格差が日本より小さい
- 卒業するだけならイギリスの大学でも簡単
- 留年と言う概念は無い
- 毎日がり勉をしなければ付いていけない訳でもない
大学数が少ないので誰もが大学生になれるわけではないので全体のレベルは高いのですが、イギリスの大学生が全員優れた人かと言われればそうではないですし、遊ぶ人は遊んでばっかです。
関連 【2020年度版】イギリスの大学ランキングトップ50【1位はどこ?】
大学の卒業難易度が極端に高いわけでもありませんが、大学によってその難易度も変わります。
イギリスで日本人はモテますか?
結論から言うと「モテません」
当たり前ですが現地の人よりもモテるというのはよほど特殊な状況でなければあり得ません。
ただ、可能性が無い訳ではないのでそこまで心配する必要もない気がします。
基本的に行く前からこのような事を考えるのは一切の無駄だと言えます。