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イギリス料理はなぜまずいと言われている?本当の理由を真剣に検証してみた

こんにちは、イギリスに5年住んだ世界の料理好き、ライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。

JIN

結論、これまでイギリス料理が特段マズいと思ったことはないです

この記事のまとめ

イギリスに5年住んだ筆者がイギリス料理は本当にマズいのか、なぜマズいと言われているのかを徹底検証!

実際はおいしいおすすめのイギリス料理や歴史的背景までまとめてお伝えします。

イギリスやイギリス料理に興味がある方はとくに読んでほしい内容です。

世界中の人に「イギリス料理のイメージは?」と聞いたら恐らく半数以上が

「まずい」

このようなネガティブな意見が返ってくるでしょう。

世界にあるエスニックジョークで、大体イギリスは料理に関連して皮肉られています。

それほど「イギリス料理」というものは「まずい」というレッテルを貼られているのです。

私はイギリスに5年近く住みそれなりにイギリスの料理は食べてきました、もちろん日本の食べ物には敵いませんが特段「イギリス料理はまずい」と思ったことはあまりないのです。

この記事を読むメリット
  • イギリス料理がマズいといわれている理由がわかる
  • ネットで話題の珍料理の真実を知れる
  • 美味しいイギリス料理にどのような料理があるかわかる
アオイちゃん

えーうなぎをゼリーにして食べるって聞いたよ?あり得なくない?

JIN

話題が先行しているだけでウナギゼリーを食べている人なんてほとんどいないよ

この記事の内容は一部ポッドキャストでも放送しました

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JIN
ライフタイムラーナー管理人

1993年生まれ愛知県出身、偏差値40台の公立高校卒業後に独学の末イギリスのイーストアングリア大学に入学して卒業。


元英語講師、英検1級TOEIC 930点取得、Cambridge CPE 勉強中。

多くの記事は現役英語講師かつ英語ネイティブである妻の監修で執筆しています。



ネットで話題の珍イギリス料理は実際に食べられている?

まずは皆さんも気になるネット上で話題のゲテモノ料理は実際に食べられているのかという点を解説します。

ウナギのゼリー寄せ(Jellied eels

ウナギのゼリー寄せ イギリス料理

実は以前ウナギのゼリー寄せをイギリスの大手スーパー Morrisonsで発見したことがあります。

日本のコンビニで売っているようなゼリーのようにカップに入って売られており、見た目はこの写真通りの物でしたが、若いイギリス人に聞いても食べたことが無いという人がほとんどなレベルです。

しかしスーパーに売っているということを考えれば、現代イギリスでもある程度流通しているものだと言えます。

スターゲイジーパイ(Stargazy Pie)

ネットでイギリス料理と検索すると必ず出てくるこいつ…

このパイはイギリス南部のコーンウォールという地域で誕生した主に特別なお祭りの日に食べられる料理

そして魚が上を向いている理由は、調理中に魚の脂をパイの中にドリップさせるという、まさかの機能性を考えてのことなのです。

日本のネットではこれだけ有名なスターゲイジーパイですが、今までイギリスで一度も見たこともなければ聞いたこともないので流通度はかなり低い料理と言えるでしょう。

しかし調査の結果、発祥の地コーンウォール地方のパブやレストランではこのパイが販売されていることが確認できました。

もしスターゲイジーパイをどうしても試したい方が居ましたら、コーンウォールまで出向かないとなかなか出会えません。

世界的に「イギリス料理はまずい」と言われている理由

次はなぜこれほどまでにイギリス料理はマズいというレッテルを貼られているのかを考察します。

野菜の種類が少ない

そもそもイギリスという土地柄、歴史上、育てられる野菜が少なかったというのがひとつあります。

現在ではイタリア、スペインなど南側のヨーロッパ諸国から輸入してバリエーションは増えていますが、伝統的なイギリス料理というものが形成された当時は野菜のバリエーションが少なかったのです。

伝統的なイギリス料理を見てみると、多くの料理で使われる野菜が共通していることに気づくかもしれません。

季節料理や旬の料理がない

野菜の種類が少ないと若干関連してきますが、日本には「この季節はこの野菜が美味しいから…」というように旬の野菜を使った料理がありますよね。

春夏秋冬に適したお決まりの料理なんかもあります。

一方イギリスでは「旬の野菜」「季節料理」という概念があまりなく、年中同じレパートリーで食卓が回っている場合が多いです。

見た目が極端に良くない

イギリス料理の大きな欠点のひとつは見た目がすこぶる悪い点です。

ほぼすべてが茶色系統一色で、色どりは存在していません。

YouGov polls the public on 50 traditional British dishes such as Yorkshire puddings, crumpets and cottage pie

出典:Metro

もちろん食べ物は見た目だけではないのですが、第一印象はやはり見た目からなので…

家庭における食環境

家庭での料理というのは、国の食文化を見るのにいい指標になることがあります。

まずそもそもの始まりは40年代から50年代まで続いた配給制度、そして配給される食事がかなり酷いものだったそう。

50年代に配給制度が終わった時には一般の人は料理の仕方を忘れ、味覚もおかしくなってしまった。

シンプルで単調なものしか作れず、味付けはほとんど塩とこしょうに限定され、70年代までは手の込んだ家庭料理という概念はなかったと回想している人もいます。

70年代からはテレビの料理番組などメディアを通して徐々に変わりはじめ、一般の人も料理を学ぶように。

参照:Quora

メディアやインターネットを通した過剰な固定概念

古くは「イギリス人は料理ができない」というエスニックジョークに始まり、今でも「イギリス料理はまずい」という風潮がインターネットでも流れ続けています。

「イギリス料理=まずい」

このような過剰な固定概念が完全に形成されていると言ってもいいでしょう。

日本でも「イギリス料理」とGoogleに検索をしてみると「うなぎゼリー」や「スターゲイジーパイ」などのパンチの強い料理がサジェストで表示されるほど。

実際には「うなぎゼリー」や「スターゲイジーパイ」を食べてる人はほとんどおらず、話題だけが先行しているのは否めません。

しかし、実際にイギリスへ行ったことが無い人が、このような記事を見て「イギリス料理はとんでもない料理なんだ」と信じてしまうのもムリはありません。

イギリスに住んで個人的に感じた「イギリス料理はまずい」と思われている理由

次はイギリス料理はマズいと言われている理由を、個人的な経験とともに考察します。

美味しい店とそうでない店の振れ幅が大きい

なぜ日本の食事が美味しいのか、と考えた時に浮かんだ答えのひとつが

「外食はどこに行っても大体美味しい」

日本食という存在だけでなく、外食のクオリティが高くどの店に行っても美味しい、つまりアベレージが非常に高いという点。

一方イギリスはどうかというと、上下幅が非常に大きい印象があります、というかこんなアベレージが高いのは日本だけです。

たとえば 私が最初にイギリスで食べたフィッシュアンドチップスは、もはや油を食べているような感覚で残念を通り越したイメージがありましたが、美味しいフィッシュアンドチップスの店を見つけてからは、イギリス料理の中でもトップレベルに入ると思っているくらいです。

イギリス料理という括りだけでなくイギリス国内の中華料理なんかも一緒です。

値段に関わらず美味しい店は美味しいし、そうでないところはとことんそうでないのです。

ここは日本と大きく違う点だと感じます。

コンビニやスーパーの食べ物は結構ヤバい

コンビニで売っている食べ物のクオリティは恐らく日本が一番、これは間違いないと思います。

また食べ物の平均点の話になってしまいますが、コンビニのお弁当、カップラーメン、大体美味しいですよね。

まずいものに出会う方が稀ですが、イギリスのコンビニは違います。

私は食べ物を食べて「まずい」と口に出すことはほとんどありません、食べ物を残すことも無いです。

ただイギリスのコンビニでは思わず「おおぉ」と思う商品が結構あります。

冷たいトマトソースマカロニのようなサラダはとくにインパクトが凄かった思い出があります…

カップラーメンも売っていますが、基本味がない、味が無いというより深みが無くて一瞬で消え去るような感覚です。

新しいものは食べたくないというイギリス人の性格

最近の若者はかなり変わってきましたが、基本的に年齢層が上がれば上がる程イギリス人は食に関して非常に頑固です。

自分にとって未知の食べ物はすべて食わず嫌いの人も多いです。

たとえば イギリスでは中華のテイクアウトが人気でかなりの市民権を得ていますが、メニューには必ずフライドポテトが載っています。

なぜかというと、どうしても自分の知っている料理しか食べたくない人がいるから…

実際にそのようなの人と出会ったこともあります。

また、これはスーパーやコンビニの商品棚を見てもわかるのですが、日本では「新発売」とか「期間限定商品」って結構魅力的でみんな好きじゃないですか?

日本のコンビニに行けば毎週違う味のポテトチップスが発売されていますよね。

でもイギリスの場合は真逆で、自分の知らない味のポテトチップスは挑戦さえしたくないという人が多いのです。

関連記事:元イギリス在住のポテトチップスマニアが送るイギリスのポテチベスト5

なので「期間限定」や「新発売」の商品を見る機会はほとんどないです。

そんなこともあってか、外から入ってくる料理に対する拒否反応が強く、食文化が長い間進化してこなかったのではないかと考えられます。

しかし今の若者はエキゾチックな料理に挑戦する人も多いので変わってきています。

関連記事:イギリス人の性格はどんな感じ?英国にまつわる面白い豆知識とともに紹介

現在はイギリス料理が美味しくなっている理由

次はイギリスの料理が最近美味しくなっている理由を紹介します。

有名イギリス人シェフによる啓蒙活動

多くのイギリス出身の有名シェフ、とくにジェイミー・オリバー氏はイギリスの食文化を変えようと長年活動しています。

2000年代には学校の給食が健康に悪すぎる、という問題を提起し、冷凍揚げ物のジャンクフードばかりだった学食文化を実際に変えました。

「冷凍食品やデリバリーより自分で作った方が美味しい、健康的、安い、しかも簡単にできる」といったテーマのテレビ番組も数多く持っており、ジェイミー・オリバー氏をはじめとするシェフに共感して実際に料理に興味をもつ人も増えてきているのは事実です。

今の流行りは進化系のモダンブリティッシュ

今の流行りは馴染みがあるイギリス料理をモダン風に改良するということ。

美味しい料理を出すパブを意味するガストロパブやレストランでは、現代にあったアプローチで伝統的なイギリス料理を進化させて提供しています。

味が単調すぎるというのは昔の話、少なくともレストランで食べれば美味しいイギリス料理を頂けます。

レビューの出現で美味しくない店は淘汰

イギリスに関わらず全世界で発達してきたのがインターネット上のレビューシステム。

日本で言えば食べログ、イギリスならトリップアドバイザーやGoogleレビューなどがよく使われています。

このシステムの出現によりレストランに行く前にレビューをチェックする人が非常に増えたため、美味しくないとされる店は淘汰される運命を巡っています。

外に出て行くイギリス人が増えた

最近では旅行などで海外を経験するイギリス人も増えました。

その海外経験をきっかけにレストランを開いたり、多文化の食べ物に触れることで料理に興味をもつ人も多いです。

また、若い世代や超多文化都市ロンドンに住む人達は未知の食べ物への拒否反応はほとんどなく、今ではロンドンにラーメン屋がたくさんできるくらいです。

関連記事:ロンドンでラーメンブームが発生中?実際に行ってレビューしてみました

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もうまずいとは言わせない!本当は美味しい代表的なイギリス料理12選

最後に、個人的にオススメな美味しいイギリス料理を12個紹介します。

フィッシュアンドチップス(Fish and Chips)

フィッシュアンドチップス イギリス料理

たしかにフィッシュアンドチップスは店によって振れ幅が大きいです。

美味しいところのフィッシュアンドチップスは本当に美味しいし、あまりよくない店のフィッシュアンドチップスは油を食べているような感じです。

  • モルトビネガー
  • マッシーピーズ
  • タルタルソース

ともにいただく のがイギリスの定番です!

また、日本の飲み屋で売られているような「フィッシュアンドチップス」とは異なり、魚を大きいまま揚げてあるのでがっついて食べることができます!

ローストチキン(Roast Chicken)

ローストチキン、ポーク、ビーフ、ラムなどはイギリスで人気の料理です。

とくにこの時期クリスマスに作りたいという人もいるのでは?

大きめのオーブンは必要ですが、オーブンさえあれば簡単に!

鳥一羽調理するって意外と大変そうと思われていますが、実際下味付けて残りはオーブンに入れて待っているだけなので私はある意味楽な料理の部類だと思っています。

ポークパイ(Pork Pie)

ポークパイ イギリス料理

パイ生地に味付けされた豚のひき肉が詰まって焼かれたもの…

嫌う要素なんて無いですよね!

パブなどにスナックとして置いてあることが多いです。

軽食で食べられる私も個人的に非常に好きなイギリス料理です!

スコッチエッグ(Scotch Egg)

スコッチエッグ イギリス料理

簡単に表すならハンバーグの中に卵が入っていて外に衣をつけて揚げる…

もはや嫌う要素がひとつすら見当たらないイギリス料理です。

このコンビネーション嫌いな人なんていますか?

こちらも軽食系で中が半熟の物は本当に美味しい!

エールパイ(Ale and Steak Pie)

ステーキパイ イギリス料理

「エール」はイギリスではお馴染みのエールビールのことを指します。パイ生地の中にエールビールを使ったシチューが入っている料理です。

この他にもギネスビールを使ったギネスパイ、スタウトを使ったスタウトパイなんかもあります。

ちょっと苦みがあって美味しい!とてもイギリスっぽい味がする料理です。

イングリッシュブレックファースト(English Breakfast)

イングリッシュブレックファースト イギリス料理

イギリスに行ったことがある人なら恐らく1回は食べたであろうイギリス伝統の朝食。

美味しいマズい以前に朝食にしてはボリューミーすぎるのが難点、でも味は美味しいと思います!

ブランチ感覚で食べるのが一番いいと個人的には思っています。

ローストポーク(Roast Pork)

ローストポーク イギリス料理

日本ではローストチキン、ローストビーフは認知されていますが、ローストポークはそれほどでしょう。

しかしイギリスではポークもラムも人気のロースト料理で、私はポークが一番好きだったりします。

とくにイギリスで食べるローストポークについてくるポーククラックリングが最高で、もし今度イギリスに行かれる方がいたらぜひぜひ食べてもらいたい一品です!

ローストポテト(Roast Potatoes)

ローストポテト イギリス料理

私がイギリスに住みはじめてから一番いい意味で衝撃的だったのがこのローストポテトです。

フライドポテトとはまったく違う形のクリスピーナじゃがいも料理で、基本的には脇役ですが主役級の美味しさです。

私は何度も何度もリピートして作ったので結構マスターしてます。

ローストビーフ(Roast Beef)

ローストビーフ イギリス料理

日本でももう市民権を獲得したと言ってもいいローストビーフは、一応イギリス発祥とされています。

  • ローストチキン
  • ローストポーク
  • ローストラム

サンデーローストディナーでよく出てくる料理です。

ただ日本の物との違いは、冷えた状態ではなく温かい状態で食べるということです。

もちろん丼にもしません。

チップス(Chips)

フライドポテト イギリス料理

フライドポテトは基本的に

  • アメリカ英語:French Fries
  • イギリス英語:Chips

フライズとチップスには若干違いがあります。

イギリスのチップスはより分厚く大きいのが特徴で、フレンチフライはマクドナルドで見るような細いのが特徴。

そんなフライドポテトの起源は

  • フランス
  • ベルギー
  • イギリス

この3国で常に争っています。

ヨークシャープディング(Yorkshire Pudding)

ヨークシャープディング イギリス料理

ヨークシャープディングはこれまで紹介したローストディナーの付け合わせていただくことがほとんどです。

私なんかはローストディナーにこのヨークシャープディングがいないと物足りないなぁ…と感じてしまうくらい、重要な役割を担っていると思っています。

グレービーソースをたっぷりかけてヨークシャープディングをいただく のが最高!

コテージパイ(Cottage Pie)

コテージパイ イギリス料理

豚ひき肉を使った餡の上にマッシュポテトを敷いてオーブンで焼くのがこのコテージパイです。

イギリスの病院で入院していた時は毎日のようにこれが出てきました。

ちなみにひき肉がラム肉になると名前が「シェパードパイ」に変化します。

これぞイギリスの家庭料理!と言ったところ。

以上が「まずくないイギリス料理」の紹介でした!

ぜひイギリスに行く機会がある方はレビューを調べた上で、レストランでイギリス料理を食べてみてください、絶対に美味しいです!

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