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イギリスの教育制度|義務教育はいつまで?特徴とシステムを経験者が解説

こんにちは、偏差値40の公立高校から猛勉強して、イギリスの大学を卒業したJIN(@ScratchhEnglish)です。

JIN

結論からいうと義務教育の期間を含め日本とイギリスでは教育制度、システムがやや異なります

この記事のまとめ

日本の公立高校からイギリスの大学を卒業した筆者がイギリスの教育制度・システムを徹底解説!

基本的なシステムから特徴、ハリーポッターから学べる有名な特殊な制度までわかりやすく簡潔にまとめます。

イギリスの教育制度に興味がある方はぜひ読んでほしい内容です。

日本では6歳から15歳の期間が義務教育として定められていますが、国によっては期間が異なります。

さらにイギリスに関しては

  • イングランド
  • ウェールズ
  • スコットランド
  • 北アイルランドなど

各行政地域によってもやや異なるというややこしい教育システムになっています。

今回は、日本からイギリスの大学に入学して卒業した筆者が、イギリスの教育制度をわかりやすく簡潔にまとめました。

この記事を読むメリット
  • イギリスの教育制度を簡潔にまとめ
  • 実際にイギリスに住み、イギリス人と結婚した筆者が執筆
  • どのポイントで日本から留学できるのかなども解説
アオイちゃん

義務教育の長さが違うってどういうこと?

JIN

イギリスだと大体義務教育は16歳に終わるよ

タップできる目次
JIN
ライフタイムラーナー管理人

1993年生まれ愛知県出身、偏差値40台の公立高校卒業後に独学の末イギリスのイーストアングリア大学に入学して卒業。


元英語講師、英検1級TOEIC 930点取得、Cambridge CPE 勉強中。

多くの記事は現役英語講師かつ英語ネイティブである妻の監修で執筆しています。



日本と共通点はある?イギリスの基本的教育制度をザックリ解説

英国の 教育制度

まずはイギリスの教育制度に関する基礎知識を解説します。

現行の教育制度は1988年の教育改革により確立

少しイギリス教育の歴史をたどってみると、現行のイギリス教育制度は、1988年にサッチャー政権下で行われた教育改革によって確立されたことがわかります。

  • 全国共通カリキュラム
  • 全国共通テスト
  • オープンエンロールメントなど

さまざまな改革が行われた結果、1988年以降も小さな変更があるものの、この改革がイギリスの現行教育制度の基礎となっています。

イギリスの中でも実は異なる義務教育の年齢

日本の義務教育は6歳から15歳(小学1年生から中学3年生)ですが、イギリスは異なります。

日本と違うだけでなく、イギリス国内でも場所によって義務教育の時期が異なるのです。

日本にはない0年生(レセプション)という概念

義務教育が始まるタイミングに関しては、日本と比べるとかなりあいまいです。

大多数の子どもは、4歳の誕生日を迎えた次の9月にフルタイムで教育をはじめるので、4-5歳から義務教育が始まります。

たとえば、4歳の誕生日が2021年9月1日から2022年8月31日までの場合、通常は2022年9月に学校に通いはじめます。

ただし、イングランドとウェールズに関しては、この4-5歳に通う歳は1年生とはカウントされず、0年生(レセプションとなります)※ただしスコットランドと北アイルランドではこの年が1年生

イングランドとウェールズスコットランド北アイルランド年齢
レセプション(イヤー0)プライマリー1P14歳から5歳
イヤー1プライマリー2P25歳から6歳
イヤー2プライマリー3P36歳から7歳

If you do not think your child is ready to start school at the usual time, they can start later – as long as they’re in full-time education by the time they reach ‘compulsory school age’.Your child must start full-time education once they reach compulsory school age. This is on 31 December, 31 March or 31 August following their fifth birthday – whichever comes first..
(お子さんがその時点で学校をはじめる準備ができていないと思われる場合は、「義務教育の年齢」に達するまでにフルタイムの教育を受けることができるのであれば必須ではありません、5歳の誕生日を迎えた12月31日、3月31日、または8月31日のいずれか早い方が義務教育開始のタイミングとなります)

引用元:School admissions: School starting age – GOV.UK

前置きが長くなりましたが、ザックリいえば5歳が義務教育の開始年齢です。

イングランドの義務教育終了

ロンドンもあることから、イギリスの主要部分を担うイングランドでは、夏休みの終わりまでに16歳になる場合、6月の最終金曜日に義務教育が終了します。

You can leave school on the last Friday in June if you’ll be 16 by the end of the summer holidays.

引用元:School leaving age – GOV.UK

そして義務教育期間が終了したのちの学校をやめる場合、18歳(成人になる)まで以下の道に進むことが義務付けられています。

  1. カレッジなどでフルタイムの教育を受け続ける
  2. 見習い(apprenticeship)または研修(traineeship)を開始する
  3. パートタイムの教育または研修中に、週に20時間以上働いたりボランティアをしたりする

まとめると義務教育は16歳までです。

スコットランドの義務教育終了

スコットランドでは、3月1日から9月30日までの間に16歳になった場合、その年の5月31日以降に学校を辞められます。

また、10月1日から2月末までの間に16歳になる場合、その学年のクリスマス休暇開始時に義務教育を終えることが可能。

JIN

年齢は16歳と同じですが、イングランドとは違う部分もあるんですね!

ウェールズの義務教育終了

該当学年度の夏休みの終わりまでに16歳になる場合、6月の最終金曜日に学校を辞められます。

北アイルランドの義務教育終了

北アイルランドでは、学年度中(9月1日から7月1日まで)に16歳になる場合、6月30日以降に義務教育を終了できます。

しかし、7月2日から8月31日までの間に16歳になる場合では、翌年の6月30日まで義務教育が続きます。

16歳で義務教育(Y11)を修了すると、GCSE(General Certificate of Secondary Education)という義務教育修了試験を受けます。

引用元:外務省: 世界の学校を見てみよう! 英国(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)

結論、ザックリまとめると、イギリスの義務教育の開始年齢は5歳、義務教育終了のタイミングは16歳です。

日本とアメリカの教育制度とイギリスの教育制度を比較

ここではイギリスの教育制度をザックリと日本とアメリカの教育制度を比較した表になります。

日本イギリスアメリカ(州によって異なる場合あり)
幼稚園/保育園Nursery(幼稚園)Pre-K(幼稚園前)
幼稚園/保育園ReceptionPre-K(幼稚園前)
幼稚園/保育園Year 1Kindergarten(幼稚園)
小学1年生Year 2第1学年(ここから小学校)
小学2年生Year 3第2学年
小学3年生Year 4第3学年
小学4年生Year 5第4学年
小学5年生Year 6第5学年
小学6年生Year 7(ここからSecondary school)第6学年(ここから中学校)
中学1年生Year 8第7学年
中学2年生Year 9第8学年
中学3年生(ここまで義務教育)Year 10第9学年(ここから高校)
高校1年生Year 11(ここまで義務教育)第10学年
高校2年生6th form第11学年
高校3年生6th form第12学年
ここから高等教育ここから高等教育ここから高等教育
JIN

高等教育に移るタイミングは若干の時期のズレはあれど、同じです。

ハリーポッターでわかる?イギリスのボーディングスクール制度

イギリスと言えばハリーポッターを思い浮かべる方も多いかと思いますが、ホグワーツを考えてみると、イギリスのボーディングスクール(私立の全寮制寄宿学校)という制度が少しわかります。

実はホグワーツ、イギリスの教育制度をかなり反映しているのです。

ハウス制度

ハリーポッターでは

  • グリフィンドール
  • スリザリン
  • ハッフルパフ
  • レイブンクロー

学校でこのようなチーム(ハウス)分けされてポイントを競っていましたが、イギリスの全寮制ボーディングスクールでもこのような方式が取られている場合が多いです。

私の妻によれば普通の公立校でもハウス制度を取る場合もあるようです。

日本の学校の1組、2組のような分け方とは異なり、イメージ的には1年1組、2年1組、3年1組みんなチーム!みたいな感じです。

JIN

基本的に各ハウスにチームカラーがあるようです

監督生の存在

ハリーポッターでも各ハウスに監督生(Prefects)がいましたが、ボーディングスクールでも監督生が生徒を組織し、指導しています。

基本的には年長の生徒が務め、学業面、生活面などで下級生のロールモデルになれるような人物が選出されます。

ハウス間のスポーツは競争的

ホグワーツではクディッチ、日本では体育祭で組対抗が盛り上がるように、イギリスのボーディングスクールではハウス対抗のスポーツイベントは競争的だそう。

帰属意識の強い表われですよね!

日本を含めイギリス国外のリッチな子どもがイギリスに留学する場合、私立のボーディングスクールに留学している場合が結構多いです。

イギリス教育のメリット

世界から留学生がたくさん集まってくるのにはもちろん理由があります、ここでは少しだけ一般的に言われるイギリス教育のメリットを紹介します。

英語が公用語である

英語が世界の共通語といってもいい今、やはり英語がネイティブ言語であるイギリスは世界から依然として注目されています。

世界トップレベルの大学

2021年度版の世界大学ランキング(参考:World University Rankings 2021 | Times Higher Education (THE)では、イギリスのオックスフォード大学が世界1位、ケンブリッジ大学が世界6位、インペリアル・カレッジ・ロンドンが世界11位として記録されています。

依然として高等教育をみても、やはり世界トップレベルであることは疑いの余地は無さそうです。

その他教育機関も高水準

英国の高等教育機関の研究評価を行うResearch Excellence Frameworkによれば、イギリスにおける大学研究の30%は「世界トップクラス」と分類され、46%は「国際的に優れたレベル」と分類されています。

多様性と歴史が入り混じる文化体験

イギリス、とくにロンドンは今や世界有数の多文化、もちろん歴史ある側面も残っており、どちらの顔も見れます。

ビザや年齢によっては在学中に働ける

高等教育向けのTier 4ビザであれば在学中に週20時間、学期外であれば無制限に働けます。

私もその恩恵を受けてイギリスの大学にいた3年間ずっと働いていました。 この側面はアメリカよりも有利である点であると考えます。

日本からイギリスの教育機関に留学する場合|5つのエントリーポイント

イギリス 留学

家族揃ってイギリスに移住するような場合を除いて、単身で日本からイギリスの教育機関に入る場合はおおまかに5つのフェーズが考えられます。

  • 私立の国際ボーディングスクール
  • 高校留学/高校交換留学
  • 進学準備留学
  • 大学留学
  • 大学院留学

私立のインターナショナルボーディングスクール

先ほど触れたように、ボーディングスクールは私立の寄宿学校になります。

世界中から子どもが集まってくるほどイギリスのボーディングスクールというのは有名かつ評価が高いです。

有名なボーディングスクール例
  • ハーロー校
  • ウェストミンスター校
  • イートン校など

日本のお子様がこのようなボーディングスクールに留学する場合、ボーディングスクールへの留学を取り扱っている留学斡旋業者を通して留学するケースがもっとも多いです。

高校留学/高校交換留学

高校留学や高校交換留学では、ボーディングスクールとは異なりホームステイをして現地の高校に通うことが多いです。

中学校までは日本で過ごしている訳なので、その後の人生が大きく変わる、価値観がガラッと変わるという意味では一番強いイメージがあります。

  • 通っている高校が提携している学校に短期、中期で交換留学
  • 個人でプログラムに申し込んで交換留学
  • 留学斡旋会社を通して完全に高校留学

だいたいこの3つのオプションが使われることが多いかなと感じます。

進学準備留学

イギリスの大学に正規で入学したい場合、日本でインターナショナルスクールなどに通っていなかった場合は大学に直接入学するのではなく、インターナショナルファンデーションコースと呼ばれる、9ヶ月ほどの進学準備クラスを修了しなければなりません。

ファンデーションコースの成績、終了証がある意味、イギリスにおける高卒資格のような形で機能します。

ちなみに私も日本では普通の公立高校を出ているので、ファンデーションコースからイギリスに入りました。

ファンデーションコースで学ぶこと
  • アカデミック英語(ライティングやディスカッションなど)
  • 教科(私の場合は数学、国際関係学、開発学、法学だった)

上記の成績を持って大学に出願することとなります。

私の場合は後に進学する国立大学付属のファンデーションコースを受講し、成績を取ってそのまま大学入学となりましたが、大学付属のファンデーションコースに入るには、わりと高めのIELTSスコアが設定されがちです(私の場合は6.0~6.5だった)

英語力が十分にない場合や、幅広くさまざまな大学に出願したい場合は、私立の語学学校が運営するファンデーションコースに入る方もいます。

たとえば、世界最大級の教育機関であるEFイーエフが運営するユニバーシティファンデーションプログラムではイギリス入学に必要な英語力上達や学科スコアの取得を目指しています。

JIN

渡英前の英語力や行きたい大学が事前にある程度固まっているかで、大学付属か私立かどちらを選ぶのかは変わります

大学留学

大学留学ではおおまかに3つのエントリーポイントが考えられます。

  • イギリスでも使える高卒資格を持っている(日本でインターナショナルスクールに通っていたなど)
  • 上記のファンデーションコース修了
  • 通っている日本の大学と提携しているイギリスの大学で留学

大学で現地の学生と追加授業無しでまったく同じ授業を受けることになる為、語学留学のような要素は一切ありません。

大学院留学

大学院留学では、大学留学と異なり、より学士過程で残した成績や功績+英語力が求められるようになります。

たとえば 、英語に堪能かつ日本の大学で成果を残した人であれば直接イギリスの大学院に出願可能です。

一方で、英語力に自信がないという人の場合は大学院に入る前に進学準備留学をする方もいます。

最後に、度々触れてきた世界最大の語学学校であるEFでは、イギリスとアイルランドにて

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私が日本からイギリスの大学に入ったプロセス

イギリス 大学 入る方法

ここでは、より私が歩んだ道を掘り下げてプロセスを解説します。

日本の公立高校を卒業

私が海外に行きたいと思ったのは、公立高校に通っていた3年生の頃の話です。

当時の自分
  • 通っていたのは偏差値40台の公立高校
  • 英語は学校の中ではそこそこできる方
  • 留学経験、海外旅行経験なし

本気で目指してみようと思ったのが夏頃だったと記憶していますが、それ以降の道筋は以下の通りです。

  1. 留学斡旋会社カウンセリング(高校3年夏)
  2. TOEFLでまったく既定の点数を取れず(秋)
  3. IELTSでファンデーションコース規定スコア達成(春)
  4. スコア取得後アルバイト掛け持ちで働く
  5. ファンデーションコースに入学(翌年秋)

ファンデーションコースに入る際、高校時代の成績などはまったく考慮されず、IELTSの規定スコアのみが必要という状況でした。

イギリスのファンデーションコースを修了

私の場合、日本にいた時点で既定スコアを上回るIELTSスコアを手にできたので、ファンデーションコースに直接入りました。

進学準備コースで語学面に不安を感じる場合は、ファンデーションコース前に語学留学をする方も結構いるようです。

ファンデーションコースは非常にシンプルで

  • アカデミック英語
  • 教科(私の場合は数学、国際関係学、開発学、法学だった)

上記の項目で十分な成績を取って、その成績を使って大学出願に使えるという感じです。

つまり、ファンデーションコースで十分なスコアを取れない場合、もちろん大学に進むことはできません。

JIN

大学で学びたい学部によってファンデーションコースで学ぶべき教科も変わります

イギリスの学士過程を修了

イギリスの大学(スコットランドを除く)は、基本的に4年制ではなく3年制なので、3年間イギリスの大学で学んで(1年休学して日本で働いていましたが)卒業しました。

100点満点のそれぞれの科目でどれだけとれたかで成績が決まります。

  • First Class – 70点以上
  • Second Class First Division 2:1 – 60点以上69点未満
  • Second Class Second Division 2:2 – 50点以上59点未満
  • Third Class – 40点以上49点未満
  • Fail (落第) – 40点以下

イギリスの大学では留年という制度はないので、3年間40点以上を継続すれば卒業はできますが、大体の学生は上から2番目のツーワン以上の成績を狙っています。 私もなんとかツーワンで卒業出来ました。

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