現在ケンブリッジ英検CPE合格を目指して勉強しているJIN(@ScratchhEnglish)です。
あのケンブリッジ大学が言語研究の一環として主催するハイクオリティな英語テストです!
イギリスの大学を卒業した筆者が、認知度は低いもののかなりクオリティが高くおすすめできるケンブリッジ英検について徹底解説!
各級のレベル解説から実用性などインターネット上にはほとんどない情報をお伝えいたします。
身になる質の高い英語テストを探している人はぜひ読んでほしい内容になっています。
みなさんはケンブリッジ英検って聞いてピンときますか?
「英検は知っているけど…」あまりピンと来ないのではないでしょうか?
しかし「ケンブリッジ大学」と言えば聞いたことがあるはず
そんな世界的認知度の高いケンブリッジ大学ですがケンブリッジ英検の認知度は残念ながら低いです。
世界最高レベルのケンブリッジ大学が研究して作成したテストで、実用性は申し分ないテストなので今回紹介することにしました。
- ケンブリッジ英検という存在を知ることができる
- 自分に合ったテストを見つけられるかもしれない
- 受けてみる価値があるのか理解できる
普通の英検とは違うの?
日本の英検とはまったく違う英語テストだよ
ケンブリッジ英検の難易度、レベルは級によって異なる
ケンブリッジ英検の正式名称は「Cambridge Assessment English」で、ケンブリッジ大学英検機構が運営しています。
レベル | 検定試験 | TOEIC換算 |
基礎レベル | Key English Test(KET) | TOEICで約520点、TOEFLで約400点レベルPET(初級)の半分の語学力にあたるもので、日常生活で必要なもっとも基礎的なコミュニケーション力を測定。 |
初級レベル | Preliminary English Test (PET) | TOEICで約630点、TOEFLで約480点レベル簡単な日常会話に参加できるレベルの英語力があるかどうかを測定。 |
中級レベル | First Certificate in English (FCE) | TOEICで約760点、TOEFLで約550点レベルもっとも受験者が多いレベルで、中級レベルの英語能力を証明する試験として世界的に有名。中級英語を使って、仕事や留学を目指す人用。 |
上級レベル | Certificate in Advanced English (CAE) | TOEICで約870点、TOEFLで約610点レベル仕事で英語を駆使できる。上級レベルの英語力があるかどうかを測定。英語圏の多くの大学では、入学時に必要な英語力の証明としてCAEを採用している。 |
最上級レベル | Certificate of Proficiency in English (CPE) | TOEICで約990点、TOEFLで約670点レベルネイティブレベルの英語能力があるかどうかを測定。英語圏の大学で、入学時に必要な英語力の証明として採用している他、世界各国の各機関で認められている。 |
基礎レベルから最上級レベルまでの5つのレベルに分けられており、多すぎずかつ少なすぎず、いい間隔で級が分けられています。
初級は中学生高校生でも合格できるようなレベルですが、最上級レベルまでになると英検1級より難しいです。
ちなみに各級の受験料は以下のとおり。
試験級 | 受験料 |
A2 Key / A2 Key for Schools | 9,900円 |
B1 Preliminary / B1 Preliminary for Schools | 12,100円 |
B2 First / B2 First for Schools | 20,350円 |
C1 Advanced | 22,550円 |
C2 Proficiency | 25,850円 |
最上級レベルのProficiency(CPE)のレベル・難易度
- CPEレベルの合格は、並外れたレベルの英語をマスター
- 流暢かつ洗練されたコミュニケーションレベル
- 大学院や博士課程など、超上級の専門的または学術的な環境で勉強または働くために必要なレベルの英語力を証明可能
世界にある全英語テストの中でも1番難しい内容と言っても過言ではないです
えーすごっ!合格すればほぼマスターって感じ?
CEFR(セファール)というのは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインです。
CPEに肩を並べるのはIELTS 8.5~9.0のみ
英検1級もTOEFL満点も、TOEIC満点もケンブリッジ英検CPEよりも下のレベルです。
これ以上の資格はないよと言っているようなものですね
英検準1級よりも高いAdvanced(CAE)のレベル・難易度
- 世界にある9,000以上の教育機関、企業、政府機関が、英語学習における高いレベルの証明としてC1 Advanced(CAE)を採用
- CAEに向けた学習は、学習者が英語圏での勉強、仕事、生活において最大限に活用できる英語スキルを身につけるのに役立つ
- この試験は、B2 First(FCE)からC2 Proficiency(CPE)に向かうための重要なステップ
CAEでさえもかなりの難易度であることがくみ取れます
2番目の級でも英検1級と同等なんだね!
ちなみに前述のCEFR指標ではC1レベルに位置しており、英検1級やTOEIC満点、IELTS7.0~8.0などと同等クラスとされています。
初心者がまず目指したいB2 First(FCE)のレベル・難易度
- 英語環境でコミュニケーションをとるのに必要な言語スキルがあることを証明
- ひとつ上の級であるCEAに向けたいい準備になる難易度
- CEFRのB2レベルを対象にしている
- 英語圏の国で自立して生活、または英語で何かを勉強するための語学力がある
個人的にはFCEこそ英検準1級に似ているレベル感だと思います
だからこそまず目指すべき級なのね!
CEFR指標では英検準1級、TOEIC800~900超え、IELTS 5.5~6.5などと同じクラスに振り分けられています。
高校生が目指すのにおすすめB1 Preliminary(PET)のレベル・難易度
- PETでは、基礎英語を習得して日常的に使用するための実用的な言語スキルを持っていかどうかがわかる
- ひとつ下のKETからひとつ上の級であるFCEに向けたいい準備になる難易度
イメージ的には基礎を構築するために非常に重要なポイントです
本質的な英語力を付けたい高校生にはいいってことね!
CEFR指標ではB1レベルに位置しており、TOEIC 600~750、英検2級などと同じグループです。
ケンブリッジ英検の中では最下位級A2 Key(KET)のレベル・難易度
- 英語を使用して簡単なコミュニケーションをとることができることを証明
- リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの英語スキルすべてをテスト
- 今後上達するうえでモチベーションや自信になる
最下位級とあるように基礎中の基礎を培うための試験です
CEFR指標ではA2クラスとなり、英検準2級と同じようなレベルとされています。
ケンブリッジ英検がすごい5つの理由
ここではケンブリッジ英検がすごいと思う理由を5つ紹介します。
ケンブリッジ大学だから出来る歴史と研究の重み
まずケンブリッジ大学が運営しているテストということ実だけでも何か「スゴイ」と思えるような感情がふつふつと湧き上がってくるのですが、ケンブリッジ大学の教育の歴史、研究は長く卓越したモノがあります。
公式ページではこのように説明されています。
Cambridge Englishは、世界最高レベルの研究によって推し進められ、次のことに専心しています:
・優れた教育を提供
・学習者や教師により多くの機会を提供
・教育機関および企業 (雇用者) の皆さまに価値あるものを提供
・社会全体の利益のため言語学習を促進
引用元:Cambridge English が選ばれる理由 | Cambridge English
100年以上を世界の教育界のトップを走ってきたケンブリッジ大学に言われれば信ぴょう性が桁違いですね
ケンブリッジ大学の研究ってパワーワードよね
とにかく実践向きなテスト
ケンブリッジ英検は、日本英語検定やTOEICよりさらに洗練されたレベルの高いテストです。
「本質的理解」という面に重きを置いている
たとえば 中級レベルのリーディングではこんな問題が出題されています。
Complete the second sentence so that it has a similar meaning to the first sentence, using the word given. Do not change the word given. You must use between two and five words, including the word given.
Joan was in favour of visiting the museum.
IDEA
Joan thought it would be( ) to the museum.
引用元:B2 First preparation | Cambridge English
問題文を簡単に和訳すると
「太字にされたワードを必ず使い、それを含む2ワードから5ワードを組み合わせて、最初に斜めになっている文と似た意味になるように答えなさい」
英検やTOEICで、このような問題は出題されません。
同じケンブリッジ大学が関わっているIELTSもそうですが、ケンブリッジ英検は全問マークシート方式でないところがとくに素晴らしいと感じます。
こういう問題は本当に理解していなければ解けない問題です
たしかに小手先ではどうにもならなさそうな問題ね
世界的に通用する資格
他の英語資格を貶めるようなことは言いたくありませんが、世界基準で考えるとTOEICや英検は持っていてもほとんど効力のない資格になってしまいます。
あくまで日本国内だけで使えるテストですが、ケンブリッジ英検は世界的
世界の20,000もの企業や大学、行政機関がケンブリッジ英検を英語力の基準として認定しておりイギリス、オーストラリア、カナダなどの国のビザ取得基準としてIELTSとともに採用されています。
ケンブリッジだからと言ってイギリス英語だけのテストではない
ケンブリッジ英検ではアメリカ英語、イギリス英語を主としますが他の多様なアクセントも取り入れています。
実用性を考えてのことであり、ケンブリッジ英検に向けて勉強をすれば世界で通用するユニバーサル英語を学べます。
世界最高レベルの研究者に支えられる品質
最初ケンブリッジ大学で作られているテストと言われましたがその通りなのです。
このケンブリッジ英検は、ケンブリッジ大学に所属する言語研究者チームが毎日研究を重ね、作られています。
ケンブリッジ大学言語研究チームが行う、大きな研究プロジェクトのひとつでもあるのです
言語研究チームにとっても重要な場なんだね!
ケンブリッジ英検はどんな人におすすめ?
実用的な英語を学べるという意味で英語の総合力を上げたい人にはオススメしたいです。
頻繁に受験する必要はありません。
このテストに向けて勉強するという行動が大事
英語学習において資格やテストに合格するのはあくまで過程であり目的ではないのです。
資格という物は結果として付いてくるものであり、本質的にはあってもなくてもどちらでも大丈夫です。
「海外の大学に入る為には絶対にこのスコアがいる」のような特殊な状況を除けば別に必要なものでも特段役立つものでもありません。
- 車を運転するための運転免許
- 医者になるための医師免許
- 建築家になるための建築士
このような資格とは違い、極論英語の資格は実力さえあれば必要ありません。
大事なのは資格に向けて勉強することによって得られる知識
結果や成果はモチベーションの持続には大切なものですが、合格したからと言って英語レベルを自動的に上げてくれるわけでもないですよね。
前置き長くなりましたが、英語力を上げたい人はこの高くて精錬されたテストに向けて勉強するのはオススメです。
どの級を受けるべきか分からなければ無料レベルチェックがある
日本英語検定とかならなんとなく自分が受けるべき級ってわかりますよね。
しかし認知度が低いケンブリッジ英検では自分の受けるべき級がいまいちわからないかと思います。
問題ありません!
公式ページではレベルチェックを公開しており、受けるべきレベルをしっかりと判断して教えてくれます
面白そうだからやってみます!
外部記事:ケンブリッジ英検のレベルテストページ(外部リンク)
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ケンブリッジ英検対策におすすめのオンライン英会話ランキング
ケンブリッジ英検というのは日本ではかなり認知度が低いテスト、専門対策サービスを提供しているスクールは他テストに比べると圧倒的に少ないのです。
さらにオンライン英会話となると数えるくらいしかありません。
そこで今、ケンブリッジ英検CPEの対策を実際にオンライン英会話で行っている、当事者の私がケンブリッジ英検に対応しているオンライン英会話をまとめてランキング化しました。
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
サービス名 | ELT英会話 | Preply | italki | ユニバーサルスピーキング | カフェトーク |
オススメ度 | (5.0) | (4.0) | (3.5) | (3.5) | (2.5) |
体験レッスン | レッスン1回 | 値引き価格のトライアル | 値引き価格のトライアル | 1000円分相当 | なし |
値段 | 月額 14,300円~ | 講師により変動 | 講師により変動 | 月額 3,300円~ | 講師により大幅に変動 |
講師 | 有資格イギリス人のみ | ネイティブ中心 | ネイティブ中心 | フィリピン人、日本人、カナダ人 | ネイティブ中心 |
ケンブリッジ英検の専門性 | ◎ | ○ | ○ | ○ | △ |
対象の級 | すべての級 | FCE・CAE | すべての級 | 不明 | 不明 |
ちなみに、私が実際に受講しているのは、もちろんELT英会話です。
詳しいランキングや各サービスの特徴などはコチラの記事で解説しています。
ケンブリッジ英検対応のオンライン英会話5選|ランキング形式で解説
ココで簡単に1位~3位の概要をご紹介します
ELT英会話は、今でも実際に継続受講しているので、少しだけ中身を紹介しておきますね!
- 資格持ちのイギリス人に直接担任として教えてもらえる
- 的を絞った的確な指導で効率的に合格を目指せる
- 私は今まで気にもしなかった細かいところまでしっかりと気づいて、正しい方向性で対策できるようになった
結論、ここまで継続受講してきて、まったく後悔はありませんし、本会員になる前に見えなかったこともたくさん見えてきました。
現在、ケンブリッジ英検CPEの合格を目指して、ケンブリッジ英検試験官のベテラン講師、ローラ先生にオーダーメイドカリキュラムの担任制(レッスン時間固定)で教えてもらっています。
独学でやっていた時に気づけなかったことをたくさん気づかせて貰えたのが、結論もっとも大きなメリットです
自分ではまったく気にもしなかった基礎固めから解答テクニック、対策法まですべて教えてくれます。
レッスン外でもEdmodoという教育向けプラットフォームで、練習問題や読んでおくべき資料などを送ってくれますし、質問があればいつでもそこで回答してくれます。
担当講師によってはEdmondoを使用して質問に回答する場合もありますが、すべての講師が同じようなアプローチを取っている訳ではありません
日本にいながらこのレベルの講師に直接担任としてオンラインで教えてもらえるというのは、多分ココ以外ないです。
私の場合は、先生オススメの「Objective Proficiency」という教材を別途購入し、教材内容+先生が持ってくる独自資料に沿いながら授業を受けています。
レベルにピッタリ合った教材を選んでいただき、合格に向けて効果的に進めている実感があります
さらに「Objective Proficiency」を購入する前に、PDFコピーを使ってレッスンをしていただき、内容や難易度がどの程度なのか事前に理解したうえで適切な問題集を手にできてよかったです。
宿題に関しても、私の生活に合わせて仕事が忙しいときは少な目、ガッツリやりたいときには多めに出してくれるのでタイムマネジメントも非常にやりやすいと感じます。
ケンブリッジ英検対策の場合、スピーキングだけでなくライティング、リスニング、リーディングとオールインワンで総合対策。
リーディングテクニックやリスニングテクニック、すべて教えてもらっています。