偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し、英検1級を一発で取得したJINです。
結論、英文速読には特訓も必要ですが、コツやテクニックをするだけで第一歩を踏み出せます!
イギリスの大学を卒業した筆者が、「英文速読のコツ」に関するテクニックを13個まとめて解説!
英語学習者にとって定番のものから、ネイティブスピーカーも使うスピードリーディング術まで、さまざまなものをご紹介します
英文を読むのが遅くて悩んでいる方に、ぜひ読んでほしい内容です。
「英文を速く読む」ことは、英語のテストを解くうえでも非常に重要です。
国語でも読書が速い人の方が有利ですよね!
「解けるはずの問題を時間切れで落とした」が最悪なシチュエーション
さらに、英文速読力というのは、テスト以外でもさまざまな場面で今後役に立つ、英語を活用したい誰もが取得しておきたい技術。
本記事では、手始めに知っておきたい「英文速読のコツ」を13個紹介します。
- いろいろな速読アイデアを知れる
- 明日からのリーディングが変わる
- 読み終わったらすぐに実践できる
正確に読める方が大切じゃない?
もちろん「正確に読む」というのは大前提、正確に読みながらスピードも上げるということだね!
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英文速読のために知っておきたいコツ・テクニック13選
それでは、読み終わってからすぐにはじめられる、シンプルな速読のコツ・テクニックを解説していきます!
英文を返り読みしない
返り読みというのは、一度読んだ文章に対して「あれ?なんだっけ?」 ともう一度戻ってやりなおすこと。
読んでいる最中に戻りながら読むと莫大な時間ロスが発生
まずなぜ返り読みをしようとするのか…それは「集中していないから」
文字ばっかりを目で追って、頭が働いていない場合がほとんどで、「読んだ気になっている時」必ず返り読みをしたくなります。
でもさ、理解できなかったら戻った方がよくない?
いや、短期的な返り読みは、真夜中のチョコレートくらい百害あって一利なしと断言できるよ
大前提として、読んでいる時は内容に集中して読むというのがひとつの解決策です。
内容に集中した上で返り読みをしても、どうせわからないの繰り返しになるので意味がない
数秒前に見て理解できなかった文章を、もう一度見返してわかるようになるとは到底思えません。
最後までたどり着くまでは、止まらずに、戻らずリーディングを進めましょう。
最後まで読めば全体像を掴めるので、すべて読み終わった後、分からなかった部分に戻った方が理解できる可能性は高い
最初から最後まで集中を切らさず内容に目を向けること、一旦最後に到達するまで返り読みをしないのは鉄則!
強制的に読み返りをしないようにトレーニングする方法として、すでに読んだ部分を紙などで隠すという方法もあります。
読んでいる部分は指や鉛筆で追う
先ほどの「無意識の返り読み」を軽減させるテクニックです。
いくら気をつけていても、人間の視覚というものは、勝手に返り読みをしはじめてしまいます。
それを防ぐ為に、指やペンを使って視覚をムリやり読み返らないようにしてあげるというのがこのテクニックの仕組み
カップ麺を作るくらい、誰でも簡単にできるテクニックです!
極力日本語に訳さない
全文頭の中で日本語に訳していたら、通常の2倍、3倍、それ以上の時間がかかります。
スマホだけ見て一日中終わった休日くらいとてつもない時間のムダを巻き起こすので、まったく効率的ではありません。
これを阻止するためには、日頃のリーディングから英文を英語のまま脳内に取り込んで処理する訓練が必要
「私は英語ネイティブじゃないからそんなこと絶対ムリ」そう思う人も多いでしょう。
私も昔そう思っていましたが、今となっては日本語を挟むことはありません。
これは、日本語に訳そうとせずに多くの英文を読んで特訓をし、語彙力ベース、文法力ベースを構築したからです。
新しい単語、文法を覚え続けて、日本語に訳さないことを意識して多読すれば誰でもできるようになる
1ワード1ワードずつ読まない
1ワード1ワード読むことの弊害のひとつは、都度翻訳しようとしてしまう可能性があること。
たとえば、前置詞や冠詞なんかもじっくり読んでいては、無人島0円生活のチネリ米のように日が暮れてしまいます。
スキップしてもいい単語というのはたくさんあります。
たとえばあなたが今読んでいるこの記事、おそらく意味を理解するうえで必要ない単語というのはたくさんあるはずです、それと同じです
具体的な方法は次の項目で紹介します。
スラッシュリーディング(チャンクリーディング)
スラッシュ、チャンク(塊)と聞くと、なんとなくわかるかもしれません。
1ワード1ワード読むのではなく、文字通り塊として読んでいこうというテクニックです。
脳のメモリーは5ワード~9ワードまで塊で処理できるとされており、これくらいの感覚で区切るのが理想
たとえば、コチラはキング牧師の有名な演説の一説です。
I have a dream that one day this nation will rise up, and live out the true meaning of its creed; “We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal.”
この演説を塊で分割してみると…
I have a dream that / one day this nation will rise up, / and live out the true meaning of its creed; /“We hold these truths to be self-evident, / that all men are created equal.”
スラッシュを入れるうえで、明確なルールがあるわけでは無く、感覚で塊に分けます。
つまり、スラッシュを入れるタイミングなどは、やっていくうちに覚えて改善しなければなりません。
で?塊に分けたから何なの?効果は?
いい質問だね!チャンクリーディングの本質的な効果は、英語をそのままの語順で読むクセがつくところかな
皆さんも知ってのとおり、日本語と英語では文法的に語順が違います。
翻訳しながら後ろから読んでしまう方も多いんです。
チャンクに分けることで強制的に英語の語順で読める
訳しながら、後ろから読んでいると読むスピードが遅くなるのは間違いのない事実なので、そこを矯正するためにスラッシュリーディングは有効です。
また、今回何度も出てきた「返り読み」を防止する策にもなります。
すなわち、スピードだけでなく読解力もあがり、加えてリスニングにも効果がある、やらないと損なテクニック
頭の中で声に出して読まない(サブボーカライゼーションの軽減)
リーディングをするときに、頭の中で声に出すようにして読む人もいるかもしれません。
しかし、大きなスピードダウンの要因で非効率的。
いくら頭の中で音読していると言っても、その速度は自分が実際に話せるスピードに制限されるから
頭の中の音読でも、詰まれば詰まります。
リーディングは心の口でなく、目で読むことを心がけましょう!(つまり、音で読むのではなく、目で読む!)
- リズムに乗って読む
- メトロノームを置いてリーディングをする
- 指やペンを使って読んでいる部分を追う
サブボーカライゼーションが、音声的だからこその解決策ですね
目線は中央に置いておく
世界のスピードリーダーたちが推奨している目線は中央です。
理由はおもしろく、一番左側から目線を動かしはじめる場合、左側の視野を空白スペースにムダづかいしているから。
なんとなくイラストを作ってみましたが、目線を中央に置いている右側の方が、単純に視野でカバーできる文字範囲が大きいよねというアイデアです。
トンビが空から地上を見下ろすような「俯瞰した視野」です。
おもしろいなと思いますが、上級者(ネイティブ)向けのテクニック。
一度試してみて、合わないなと思ったらやめてください
また、目を極力動かし過ぎないのも重要と言われています。
わからない英単語を予測する能力を養う
語彙力構築は言わずもがな最重要ですが、それでも試験や書籍で知らない単語は出てきます。
避けることはできません。
私たち日本人だって母国語の和書を読んでいる時にわからない単語がでてくる
しかし、なぜ日本語の本でわからない単語が出てきても、ほとんど場合大丈夫なのでしょうか?
それは「大体予測がつくから」「文脈でなんとなくわかるから」です。
なので、英語リーディングをする最中は、いちいち辞書は引かず、必ず答え合わせのような形で、後で分からなかった単語を調べて覚えなおしましょう
読んでいる最中は、全力で単語を予測する特訓をするのです。
リーディング問題集を解いているのであれば、解答の答え合わせをするとともに、予測した単語の答え合わせもしましょう。
このプロセスを踏んで覚えた英単語は忘れにくいのもメリット!
最低限高校卒業レベルの文法は必要
洋書を読みたい、TOEICやTOEFLなどのリーディングを読めるようになりたいという方は、まず「最低高校卒業レベルの英文法知識」の習得をオススメします。
リーディングでは単語も文法も両方とても大切です!
土台として最低限「高校卒業レベル」「大学入試レベル」の英文法は必要
たとえば、野球もまずは素振りやキャッチボールからはじめるじゃないですか、それと同じで「とりあえず知っておくべきもの」として考えています。
ベースとなる知識なので、このレベルの文法知識がないとスムーズに英文を読めないです
長文問題は問題を先読みする
試験リーディングに限っての話ですが、長文読解問題は問題を先読みした方が効率的に進められます。
文章のキーワードを事前に知れますし、文章がどんな話なのかも掴んだうえでリーディングをはじめられるからです。
たとえば、スポーツを観戦する時も、事前に選手の名前や競技ルールを少しでも知っていた方がスッと観戦できるじゃないですか?
どんな些細な情報でも、読みはじめる前に知っているか知っていないかで大きな違いが生じる
たとえば、問題文に「James」という単なる人物名があったとしても、事前に「そうか、Jamesという名前の人がこの物語では重要なんだな」ということを知れます。
その他にも重要な番号、単語、概要、問題文などを事前に頭に入れておくことで、文章内でどんなところに気を付けて読めばいいのかわかる為、リーディング作業も高速化および効率化されます
書籍であれば目次を読み込む
先ほどの「試験リーディングは問題文を先読み」の書籍版です。
日本語の本であれば、目次なんてとばしてすぐに本題に入る人も多いかもしれませんが、洋書を読むときは目次をしっかり読み込んで、全体像を事前に理解しておくことは非常に大切です。
そうすることで、内容が入って来やすくなり、読んで理解するスピードも上がる
さらに、目次を頭に入れたうえで、頭の中で映像として内容を創造するのも非常に効果的です。
想像力ってやっぱり大切!ストーリーを頭の中で映像化すると、とてもスムーズに物語を読めるよ!
洋書を読むときは自分のレベルに合った興味のある本を選ぶ
洋書を読むのであれば、必ず自分のレベルに合った、興味のあるトピックの洋書を選ぶのも重要です。
私はどちらかというと、自分の英語力よりも少し低めのものを選ぶ方がストレスなく、純粋に読む練習になると考えています。
他にも日本語ですでに読んだことのある本の洋書版や、映画をみてストーリーを知っている作品を読むのもオススメ!
定期的にリーディングをする
日本語でもそうですが、やはり文章を読む機会が多い人の方がスピードが速いというのは事実です。
ルーティンリーディングにオススメなのは、断然ニュース記事!
以下の記事では、無料のニュースまとめアプリ「スマートニュース」を使った英語リーディング方法を紹介しています!
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