偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し、英検1級を一発で取得したJINです。
現在は第77代目の首相が務めています
イギリスに5年住んだ筆者がイギリスの歴代首相を全員徹底解説!
第1代首相から現在の首相まで一人ひとりシンプルにご紹介します。
イギリスに興味がある方や世界史に興味がある方に、とくに読んでほしい内容です。
あえて細かいところまで見ないようにしているというのも無きにしも非ずです…
余談は置いておきまして、皆さんはイギリスの歴代首相と言ったら、何人くらいの顔や名前を思い浮かべますか?
あまり多くないのが実際のところでしょう。
今回の記事では日本国内ではそこまで知名度のないイギリスの歴代首相をもれなく全員簡単な経歴とともに紹介していきます!
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今の首相は…誰だっけ?
ボリス・ジョンソン首相だよ
21世紀のイギリス歴代首相の一覧
それでは最新の首相順に全員見ていきましょう!
第78代:リズ・トラス(Liz Truss)
- 生年月日:1975年7月26日
- 出生地:イングランド、オックスフォード
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:2010年
- 首相在任期間:2022年9月6日~現在
イギリス史上3人目の女性首相、「鉄の女マーガレット・サッチャーの再来」と期待されたものの就任から45日という史上最速の早さで辞任を表明。
エリザベス女王2世に任命された最後の首相としても知られる。
党首選から掲げていたはずの大胆な政策が内部・外部の両面から批判にさらされ、四面楚歌となり辞任に追い込まれた形。
第77代:ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)
出典:BBC
- 生年月日:1964年6月19日
- 出生地:アメリカ、ニューヨーク
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:2001年
- 首相在任期間:2019年7月24日~2022年9月6日
ロンドンオリンピック時にはロンドン市長を務め、キャメロンやメイとは異なり国民投票時から離脱派のキャンペーンを行っており、総選挙を行った結果、EU離脱を確実のものにしている。
一方昔からスキャンダルにこと欠かさない面があり、現在はアメリカのトランプ大統領と比較されることも。
ちなみにロンドンのさまざまな場所に置かれているレンタル式の自転車はジョンソンがロンドン市長時代に導入したもので「ボリスバイク」というニックネームで呼ばれています。
第76代:テリーザ・メイ(Theresa May)
出典:BBC
- 生年月日:1956年10月1日
- 出生地:イングランド、イーストボーン
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1997年
- 首相在任期間:2016年7月13日~2019年7月24日
国民投票を公約にし、結果的に離脱が上回ったことを受けて辞任したキャメロン首相の後を受けて首相に就任。
混乱の中、さらに自身は残留派であったにもかかわらず離脱手続きを進めるというある意味ババを引かされたといっても過言では無かったと思います。
一方で残留派の国民からは相当に叩かれ、総選挙を行った結果ハングパーラメント状態になったため離脱交渉がまったく進まなかった。
結果的にこの行き詰まりを受けて辞任。
第75代:デーヴィッド・キャメロン(David Cameron)
- 生年月日:1966年10月9日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:2001年
- 首相在任期間:2010年5月11日~2016年7月13日
EU離脱のぜひを問う国民投票を行った首相として、今後も歴史的に語られていくであろう首相です。
国民投票を公約にしたものの、キャメロン自身は離脱派ではなく、結果的に離脱派が上回ったことを受け首相を辞任しました。
第74代:ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)
- 生年月日:1951年2月20日
- 出生地:スコットランド、グラスゴー
- 所属政党:労働党
- 議員初当選:1983年
- 首相在任期間:2007年6月28日~2010年5月11日
スコットランド、グラスゴー出身でトニー・ブレア首相の後を受けて首相に就任。
リーマンショック時の素早い対応は大きく評価されたものの、任期中最後の総選挙では100議席近くを失い、結果的に退陣。
第73代:トニー・ブレア(Anthony Blair)
出典:Politicoscope
- 生年月日:1953年5月6日
- 出生地:スコットランド、エディンバラ
- 所属政党:労働党
- 議員初当選:1983年
- 首相在任期間:1997年5月2日~2007年6月27日
この人も世界的に高い知名度があるイギリスの首相です。
私の世代だとイギリスの首相=トニー・ブレアみたいなイメージすらまだあります。
10年も首相の座に就くも最後は戦争、テロなどにより支持率が大幅に下落してしまいました。
20世紀のイギリス歴代首相の一覧
ここからは20世紀の首相です!
第72代:ジョン・メージャー(John Major)
- 生年月日:1943年3月29日
- 出生地:イングランド、サットン
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1979年
- 首相在任期間:1990年11月28日~1997年5月2日
サッチャー政権下ではさまざまな大臣を歴任し、サッチャーの後を継いで首相に就任。
6年半もの間首相の座に就いたものの、どっちつかずの政策が多かったことや相次ぐ政治家スキャンダルもあって最終的に労働党に大敗してしまいました。
第71代:マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)
- 生年月日:1925年10月13日
- 出生地:イングランド、グランサム
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1959年
- 首相在任期間:1979年5月4日~1990年11月28
ウィンストンチャーチルと並んで恐らく歴史上もっとも知名度が高いイギリス首相のひとりです。
保守的に強硬姿勢で政治を行う姿から「鉄の女」と呼ばれ、保守党史上初の女性党首葬儀にはエリザベス女王など各界の著名人が駆け付けました。
第70代:ジェームズ・キャラハン(James Callaghan)
出典:BBC
- 生年月日:1912年3月27日
- 出生地:イングランド、ポーツマス
- 所属政党:労働党
- 議員初当選:1946年
- 首相在任期間:1976年4月5日~1979年5月4日
イングランド南部の港町ポーツマスに生まれ、中学を卒業してすぐに税務署職員として働きはじめる。
首相任期中は「英国病」などの煽りにより社会が不安定な状況になり、政権自身も有効な解決策を打ち出せませんでした。
第69代:ハロルド・ウィルソン(Harold Wilson)
複数回首相を務めたため下記参照
第68代:エドワード・ヒース(Edward Heath)
出典:Mirror
- 生年月日:1916年7月9日
- 出生地:イングランド、ブロードステアーズ
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1950年
- 首相在任期間:1970年6月19日~1974年3月4日
大工の息子として生まれ、オックスフォード大学を卒業。
卒業後はヨーロッパをヒッチハイクするも直後に第二次世界大戦が勃発し入隊。
戦後に政界入りを果たし、1970年には下馬評を覆して保守党が勝利し首相に就任しました。
第67代:ハロルド・ウィルソン(Harold Wilson)
出典:UK Parliament
- 生年月日:1916年3月11日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:労働党
- 議員初当選:1945年
- 首相在任期間:1964年10月16日~1970年6月19日
イングランド北部のハダースフィールドに生まれ、オックスフォード大学を卒業後、弱冠21歳でオックスフォード大学の講師に。
最初の政治家挑戦は大敗に終わるも、2回目の挑戦で当選、首相まで最終的に上り詰めました。
第66代:アレック・ダグラス=ヒューム(Alexander Douglas-Home)
出典:Geni
- 生年月日:1903年7月2日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1931年
- 首相在任期間:1963年10月18日~1964年10月16日
この人もイートンカレッジからオックスフォード大学に進んだエリートです。
保守党党首として首相を務めるも、経済面で弱く、総選挙で結果を残せず任期は1年も経たず終わりを迎えてしまいました。
第65代:ハロルド・マクミラン(Harold Macmillan)
出典:Pinterest
- 生年月日:1894年2月10日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1924年
- 首相在任期間:1957年1月11日~1963年10月19日
有名な出版社を運営するマクミラン家に生まれ、イートン校、オックスフォード大学とエリート街道を進む。
チャーチル政権時に閣僚入りし、スエズ動乱を巡り1957年にイーデン首相が引責辞任した後に首相となりました。
第64代:アンソニー・イーデン(Anthony Eden)
出典:Britannica
- 生年月日:1897年6月12日
- 出生地:イングランド、ダラム
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1923年
- 首相在任期間:1955年4月7日~1957年1月10日
ダラムに生まれ、イートンカレッジ、オックスフォード大学とエリート街道を突き進む。
第一次世界大戦では従軍しているチャーチル引退後に首相の座に就き総選挙で圧勝。
当時は「Peace comes first, always(常に平和が優先)」をスローガンに掲げていました。
第63代:ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)
複数回首相を務めたため下記参照
第62代:クレメント・アトリー(Clement Attlee)
- 生年月日:1883年1月3日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:労働党
- 議員初当選:1922年
- 首相在任期間:1945年7月26日~1951年10月26日
史上2人目の労働党出身の首相で、今でも続くイギリスの国民保健サービスNHSはこの人の政権時に作られたものです。
それ以外にも多くの福祉分野で基礎を築いた人物。
首相退任後は西洋諸国の要人として、はじめて毛沢東と会見したことでも有名。
第61代:ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)
出典:Historic UK
- 生年月日:1874年11月30日
- 出生地:イングランド、オックスフォード
- 所属政党:保守党→自由党→保守党
- 議員初当選:1900年
- 首相在任期間:1940年5月10日~1945年7月26日
ここで超大物の登場です。
やはり第二次世界大戦時の首相なのでおのずと教科書にも載る存在ですよね。
日本に対しては一定の親近感を持っており、最後まで日英開戦を避けるよう尽力したと言われています。
第60代:ネヴィル・チェンバレン(Neville Chamberlain)
出典:BBC
- 生年月日:1869年3月18日
- 出生地:イングランド、ハンプシャー
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1918年
- 首相在任期間:1937年5月28日~1940年5月10日
バーミンガムに生まれ、父親はバーミンガム市長などを務めたジョセフ・チェンバレン、異母兄はノーベル平和賞を獲得したオースティン・チェンバレン。
実業家として名を上げたのちに政界に進出しました。
第59代:スタンリー・ボールドウィン(Stanley Baldwin)
複数回首相を務めたため下記参照
第58代:ラムゼイ・マクドナルド(Ramsay MacDonald)
複数回首相を務めたため下記参照
第57代:スタンリー・ボールドウィン(Stanley Baldwin)
複数回首相を務めたため下記参照
第56代:ラムゼイ・マクドナルド(Ramsay MacDonald)
出典:Time
- 生年月日:1866年10月12日
- 出生地:スコットランド、モレイシャー
- 所属政党:労働党
- 議員初当選:1906年
- 首相在任期間:1924年1月22日~1924年11月4日
近代でイギリスの政党と言えば保守党か労働党といった形になっていますが、この人が労働党出身初の首相です。
第一次世界大戦時には非戦論を訴えてたことでも有名。
1924年1月に首相となるものの同年に総選挙で敗れ退陣。
第55代:スタンリー・ボールドウィン(Stanley Baldwin)
- 生年月日:1867年8月3日
- 出生地:イングランド、ウスターシャー
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1908年
- 首相在任期間:1923年5月22日~1924年1月22日
保守党の党首として3度も首相を務めた大物人物です。
中規模の鋳鉄業を営む家庭に生まれ、ケンブリッジ大学が学んだ後に父親の会社に一度就職。
ここで働いた経験が後の政治運営にも反映されている面があるとしている。
第54代:アンドルー・ボナー・ロー(Andrew Bonar Law)
- 生年月日:1858年9月16日
- 出生地:カナダ、ニューブランズウィック州
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1900年
- 首相在任期間:1922年10月23日~1923年5月20日
1922年に自由党と保守党による大連立政権が崩壊した後に首相に就任しました。
しかし健康状態が思わしくないことを理由に1年も持たず辞任し、その退任からたった数カ月後に亡くなってしまいました。
第53代:デビッド・ロイド・ジョージ(David Lloyd George)
- 生年月日:1863年1月17日
- 出生地:イングランド、マンチェスター
- 所属政党:自由党
- 議員初当選:1890年
- 首相在任期間:1916年12月6日~1922年10月19日
1916年の第一次世界大戦の真っただ中に首相に就任し、強力な体制を敷いて指揮、そしてパリ講和会議などの戦後処理にも尽力した人物です。
8年近くという長い政権を築いたものの1922年に保守党の離反により総辞職しました。
第52代:ハーバート・ヘンリー・アスキス(Herbert Henry Asquith)
出典:Britannica
- 生年月日:1852年9月12日
- 出生地:イングランド、ウェストヨークシャー
- 所属政党:自由党
- 議員初当選:1886年
- 首相在任期間:1908年4月5日~1916年12月5日
1908年から1916年まで長期で政権を務め、数多くある第一次世界大戦を招いた原因のひとつを作った人物でもあります。
ちなみに子どもは映画監督のアンソニー・アスキスで、曾孫娘はヘレナ・ボナム=カーターです。
第51代:ヘンリー・キャンベル=バナマン(Henry Campbell-Bannerman)
- 生年月日:1836年9月7日
- 出生地:スコットランド、グラスゴー
- 所属政党:自由党
- 議員初当選:1868年
- 首相在任期間:1905年12月5日~1908年4月5日
自由党政権最初の首相となったが、在任中は保守党が法案阻止を図ったため、在任中行ったことは非常に少ないものとなっています。
3年間ほど首相を務めたものの病に倒れ辞職し、辞任した同月に亡くなっています。
第50代:アーサー・バルフォア(Arthur Balfour)
出典:Arab News
- 生年月日:1848年7月25日
- 出生地:スコットランド、ホィッティンガム
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1874年
- 首相在任期間:1902年7月12日~1905年12月4日
保守党の党首として3年間首相の座に就いた人物です。
バルフォア報告書やバルフォア宣言、バルフォア教育法など歴史的な出来事に名を残しています。
第一次世界大戦時には海軍大臣、外務大臣などを歴任した。
第49代:ロバート・ガスコイン=セシル(Robert Gascoyne-Cecil)
複数回首相を務めたため下記参照
19世紀のイギリス歴代首相の一覧
ここからは19世紀の首相です!
第48代:アーチボルド・プリムローズ(Archibald Philip Primrose)
- 生年月日:1847年5月7日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:自由党
- 議員初当選:1871年
- 首相在任期間:1894年3月5日~1895年6月22日
スコットランド貴族を家系に持ち、オックスフォード大学へ進学。
任期は1年と少しと短期政権で終わった自身も首相の職に嫌気がさし「自分はゴミ箱のようなもの」という言葉を残していました。
第47代:ウィリアム・グラッドストン(William Gladstone)
複数回首相を務めたため下記参照
第46代:ロバート・ガスコイン=セシル(Robert Gascoyne-Cecil)
複数回首相を務めたため下記参照
第45代:ウィリアム・グラッドストン(William Gladstone)
複数回首相を務めたため下記参照
第44代:ロバート・ガスコイン=セシル(Robert Gascoyne-Cecil)
- 生年月日:1830年2月3日
- 出生地:イングランド、ハットフィールド
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1853年
- 首相在任期間:1885年6月24日~1886年1月26日
保守党の大物、ベンジャミン・ディズレーリの後に保守党の党首となり首相になった人物です。
生涯を通じて3度イギリスの首相を務めました。
外交面では帝国主義を推し進め当時の大英帝国をさらに拡大させた経歴を持ちます。
第43代:ウィリアム・グラッドストン(William Gladstone)
複数回首相を務めたため下記参照
第42代:ベンジャミン・ディズレーリ(Benjamin Disraeli)
複数回首相を務めたため下記参照
第41代:ウィリアム・グラッドストン(William Gladstone)
出典:Daily Mail
- 生年月日:1809年12月29日
- 出生地:イングランド、リヴァプール
- 所属政党:保守党→ピール派→自由党
- 議員初当選:1832年
- 首相在任期間:1868年12月9日~1874年2月16日
生涯を通して4度もイギリスの首相を務めた超大物です。
イングランド国教会の熱心な信者で、この教えを政治に組み込もうと尽力。
帝国主義には批判的な立場を取り、自由主義的な政策を進めていきました。
第40代:ベンジャミン・ディズレーリ(Benjamin Disraeli)
- 生年月日:1804年12月21日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:保守党
- 議員初当選:1837年
- 首相在任期間:1868年2月27日~1868年12月3日
苗字を見てもわかるようにイタリア系、さらにはユダヤ系(幼少期にキリスト教へ改宗)でありながらトップに上り詰め、2回に渡って首相を務めた元小説家。
1回目の任期は1年以内と短命な政権に終わってしまいます。
全階級の女性に人気だったことでも知られています。
第39代:エドワード・スミス=スタンリー(Edward Smith-Stanley)
複数回首相を務めたため下記参照
第38代:ジョン・ラッセル(John Russell)
複数回首相を務めたため下記参照
第37代:ヘンリー・ジョン・テンプル(Henry John Temple)
複数回首相を務めたため下記参照
第36代:エドワード・スミス=スタンリー(Edward Smith-Stanley)
複数回首相を務めたため下記参照
第35代:ヘンリー・ジョン・テンプル(Henry John Temple)
出典:Gov.uk
- 生年月日:1784年10月20日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:トーリー党→カニング派→ホイッグ党→自由党
- 議員初当選:1807年
- 首相在任期間:1855年2月8日~1858年2月20日
生涯を通じて2度の首相を務めた議員です。
ホイッグ党から自由党に党名が変更されて以降初の首相であり、外務大臣時代から外交を非常に得意としていました。
2度目の首相期間は6年近くと長い政権を築いた首相です。
第34代:ジョージ・ハミルトン=ゴードン(George Hamilton-Gordon)
- 生年月日:1784年1月28日
- 出生地:スコットランド、エディンバラ
- 所属政党:トーリー党→ピール派
- 議員初当選:1814年
- 首相在任期間:1852年12月28日~1855年1月31日
元々保守党の議員だったものの穀物法をめぐる党内の混乱から保守党から離脱。
連立政権の首相となり、在任中にはクリミア戦争が勃発した在任期間2年ほどで首相の座を降りることになる。
第33代:エドワード・スミス=スタンリー(Edward Smith-Stanley)
出典:Britannica
- 生年月日:1799年3月29日
- 出生地:イングランド、ランカシャー
- 所属政党:ホイッグ党→ダービー派→保守党
- 議員初当選:1820年
- 首相在任期間:1822年7月30日~1826年6月15日
イングランド、ランカシャーに生まれ、生涯で3度もイギリス首相を務めた大物です。
オックスフォード大学在学中の1820年にはすでに議員に当選しているのも凄い。
作詞が趣味でなかなかの実力だったと言われています。
第32代:ジョン・ラッセル(John Russell)
- 生年月日:1792年8月18日
- 出生地:イングランド、メイフェア
- 所属政党:ホイッグ党→自由党
- 議員初当選:1813年
- 首相在任期間:1846年7月6日~1852年2月20日
ホイッグ党の改革派として頭角を現し、1846年に首相に就任し、6年ほどの任期を務めた人物です。
1865年には再び首相となったものの、2度目の政権は1年も経たずに終わっています。
オックスブリッジではなく、エディンバラ大学で学んだ、当時では珍しい首相でもあります。
第31代:サー・ロバート・ピール(Sir Robert Peel)
複数回首相を務めたため下記参照
第30代:ウィリアム・ラム(William Lamb)
複数回首相を務めたため下記参照
第29代:サー・ロバート・ピール(Sir Robert Peel)
- 生年月日:1788年2月5日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1809年
- 首相在任期間:1834年12月10日~1835年4月8日
イギリス最大の紡績工場を営む家庭に生まれ、当時としては珍しい貴族階級育ちではない首相でした。
オックスフォード大学で学んだ後、保守党で2度に渡って首相を務めてました。
縮れた赤毛がトレードマークで長身の美男だったとされています。
第28代:アーサー・ウェルズリー(Arthur Wellesley)
複数回首相を務めたため下記参照
第27代:ウィリアム・ラム(William Lamb)
出典:Britannica
- 生年月日:1779年3月15日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:ホイッグ党→トーリー党→ホイッグ党
- 議員初当選:1806年
- 首相在任期間:1834年7月16日~1834年11月14日
ホイッグ党で政治キャリアをはじめたのちにトーリー党に移り、その後ホイッグ党に出戻り。
政治キャリアの中で2回首相を務め、若手時代は妻キャロラインの不倫事件で有名に、1回目の首相任期はたった4ヶ月程度で終わってしまいました。
第26代:チャールズ・グレイ(Charles Grey)
出典:Britannica
- 生年月日:1764年3月13日
- 出生地:イングランド、ファラドン
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1786年
- 首相在任期間:1830年11月22日~1834年7月16日
長年トーリー党に政権を取っていた中ホイッグ党に政権が戻った時の首相です。
地元の名家という素晴らしい家柄を持ち、ケンブリッジ大学で学びました。
4年近く首相の座を守り、選挙法改正など多くの改革を行った人物でもあります。
第25代:アーサー・ウェルズリー(Arthur Wellesley)
- 生年月日:1769年4月29日
- 出生地:アイルランド、ダブリン
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1806年
- 首相在任期間:1828年1月22日~1830年11月16日
アイルランドのダブリン出身で、ナポレオン戦争で大きな功績を上げた軍人としてもよく知られる人物です。
トーリー党所属の政治家として2度も首相を務めました。
各方面で非常に大きな影響力を持った人物です。
第24代:フレデリック・ロビンソン(Frederick Robinson)
- 生年月日:1782年11月1日
- 出生地:イングランド、ヨークシャー
- 所属政党:トーリー党→ホイッグ党→保守党
- 議員初当選:1806年
- 首相在任期間:1827年8月31日~1828年1月21日
トーリー党の中では自由主義派の立ち位置におり、首相に就任するものの半年も経たずに総辞職に追い込まれる。
その後はトーリー党→ホイッグ党→ダービー派→保守党→ピール派とさまざまな党や派閥を渡り歩いた政治家です。
第23代:ジョージ・カニング(George Canning)
出典:BBC
- 生年月日:1770年4月11日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1793年
- 首相在任期間:1827年4月10日~1827年8月8日
保守勢力のトーリー党所属だったものの保守的要素とリベラルな思想を併せ持っていた政治家でした。
首相を務めたのはたった4ヶ月のみ。
というのも首相就任から4ヶ月も経たないうちに病気で亡くなってしまったため。
オックスフォード大学卒です。
第22代:ロバート・バンクス・ジェンキンソン(Robert Banks Jenkinson)
- 生年月日:1770年6月7日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1803年
- 首相在任期間:1812年6月8日~1827年4月9日
トーリー党にて1812年から1827年という15年の長期政権を築いた人物です。
当初は保守的政策をとっていましたが、後期になるにつれて自由主義的な政策方針に転換し、最後は病により首相を辞任しました。
第21代:スペンサー・パーシヴァル(Spencer Perceval)
- 生年月日:1762年11月1日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1796年
- 首相在任期間:1809年10月4日~1812年5月11日
多くの著名人を輩出してきたアイルランド貴族の一族出身で、ケンブリッジ大学卒業後法廷弁護士になったのち、議員になりました。
最後は政権に不満を持っていた人物に下院ロビーで撃たれて亡くなってしまう。
第20代:ウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンク(William Henry Cavendish-Bentinck)
複数回首相を務めたため下記参照
第19代:ウィリアム・ウィンダム・グレンヴィル(William Wyndham Grenville)
- 生年月日:1759年10月25日
- 出生地:イングランド、バッキンガムシャー
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1782年
- 首相在任期間:1806年2月11日~1807年3月31日
長い間トーリー党に政権を奪われていた中、久しぶりにホイッグ党が奪い返した時の首相です。
しかしたった1年という短期政権に終わり、その後またトーリー党に政権を奪われています。
第18代:ウィリアム・ピット(William Pitt)
複数回首相を務めたため下記参照
第17代:ヘンリー・アディントン(Henry Addington)
- 生年月日:1757年5月30日
- 出生地:イングランド、ロンドン
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1784年
- 首相在任期間:1801年3月14日~1804年5月10日
長期政権を築いた小ピットの後を任されたのがこの人(ヘンリーの後にはまた小ピットが復権)
小ピットとは幼少期からの仲であったものの、最終的にその小ピットの協力を得ることができず、失脚してしまいました。
この時代に86歳まで生きた長寿でもあります。
第16代:ウィリアム・ピット(William Pitt)
出典:BBC
- 生年月日:1759年5月28日
- 出生地:イングランド、ケント
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1781年
- 首相在任期間:1783年12月19日~1801年3月14日
実の父親である第10代目の首相と同姓同名であることから10代目を大ピット、16代目を小ピットと呼んで区別している。
子どもの頃に痛風になったり病弱な人であり、40代の若さで亡くなっています。
24歳というとんでもない若さで首相に就任し、1783年から1801年という非常に長い長期政権を築きました。
ゲームの主人公に出てきそうなカッコいい風貌ですね!
18世紀のイギリス歴代首相の一覧
ここからは18世紀の首相です!
第15代:ウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンク(William Henry Cavendish-Bentinck)
- 生年月日:1738年4月14日
- 出生地:イングランド、バッキンガムシャー
- 所属政党:ホイッグ党→トーリー党
- 議員初当選:1761年
- 首相在任期間:1783年4月2日~1783年12月19日
名前が長いこの人ですが、首相在任期間はたった8ヶ月ほどと非常に短命な首相でした。
短命で終わった第一次政権でしたが、20代目として再び首相となりその時は2年間維持することができました。
第14代:ウィリアム・ペティ(William Petty)
- 生年月日:1737年5月2日
- 出生地:アイルランド、ダブリン
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1760年
- 首相在任期間:1782年7月4日~1783年4月2日
アイルランド貴族の家系を持ち、生まれはイングランドではなくアイルランドのダブリンです。
一年も持たずに首相から辞任をし、結構な短期政権に終わりました。
政治家になる前はイギリス陸軍に所属し、7年戦争では実際に従軍していました。
第13代:チャールズ・ワトソン=ウェントワース(Charles Watson-Wentworth)
複数回首相を務めたため下記参照
第12代:フレデリック・ノース(Frederick North)
- 生年月日:1732年4月13日
- 出生地:ロンドン
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1754年
- 首相在任期間:1770年1月28日~1782年3月22日
久しぶりにトーリー党がホイッグ党から政権を奪い、その後12年も首相を務め、長期政権を築いた人物。
しかし任期後半にはアメリカ独立戦争が勃発したためその対応に追われた。
結果的に対応が十分でないことが原因で辞職。
第11代:オーガスタス・フィッツロイ(Augustus FitzRoy)
出典:gov.uk
- 生年月日:1735年9月28日
- 出生地:サフォーク
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1756年
- 首相在任期間:1768年10月14日~1770年1月28日
由緒ある家庭に生まれ、ケンブリッジ大学を卒業後に庶民院の議員となる。
1768年に首相に就任したが、1770年に閣僚の造反に遭い総辞職に追い込まれてしまいます。
性格は非常に生真面目だったとされ、周りから好かれるタイプでは無かったという。
第10代:ウィリアム・ピット(William Pitt)
- 生年月日:1708年11月15日
- 出生地:ロンドン
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1735年
- 首相在任期間:1766年7月30日~1768年10月14日
議員の息子として生まれ、イギリスだけでなくオランダでも教育を受ける。
政治家としては首相時代よりも自身が閣僚であった時代に起きた7年戦争時代の功績が評価されています。
また、彼の次男も後にイギリスの首相となり、後に同名の人物がイギリス首相になっているため、こちらのウィリアム・ピットは大ピットと呼ばれています。
第9代:チャールズ・ワトソン=ウェントワース(Charles Watson-Wentworth)
- 生年月日:1730年5月13日
- 出生地:ヨークシャー
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1751年
- 首相在任期間:1765年7月13日~1766年7月30日
1765年に首相に就任するも、翌年1766年に国王であるジョージ3世との不仲などから更迭されてしまう。
1872年にはもう一度首相に返り咲き第2次政権を発足するも、たった4ヶ月で幕を閉じた。
第8代:ジョージ・グレンヴィル(George Grenville)
- 生年月日:1712年10月14日
- 出生地:バッキンガムシャー
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1741年
- 首相在任期間:1763年4月16日~1765年7月13日
一時政権を取ったトーリー党から政権を奪い返した時の8代目首相がこの人。
任期は2年ほどとあまり長くなく、非常に人気が無かったとされる首相でもあります。
「操り人形」などといった批判が相次いだ。
第7代:ジョン・ステュアート(John Stuart)
- 生年月日:1713年5月25日
- 出生地:エディンバラ、スコットランド
- 所属政党:トーリー党
- 議員初当選:1737年
- 首相在任期間:1762年5月26日~1763年4月8日
スコットランド貴族の家系に生まれ、これまでずっとホイッグ党が握っていた政権をはじめてトーリー党が奪った。
しかし人気は長く続かず1年を持たず退陣し政権はホイッグ党に戻っている。
また79歳まで生きた長寿。
第6代:トマス・ペラム=ホールズ(Thomas Pelham-Holles)
複数回首相を務めたため下記参照
第5代:ウィリアム・キャヴェンディッシュ(William Cavendish)
- 生年月日:1720年5月8日
- 出生地:不明
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1741年
- 首相在任期間:1756年11月16日~1757年6月25日
イギリス5代目の首相ですが、当時の実質的指導者はウィリアム・ピットだったと言われています。
第4代デヴォンシャー公爵。
在任期間は1年にも満たず、かなり短命な首相で、自身も44歳の若さで亡くなっています。
第4代:トマス・ペラム=ホールズ(Thomas Pelham-Holles)
- 生年月日:1693年7月21日
- 出生地:ロンドン
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1712年
- 首相在任期間:1754年3月16日~1756年11月16日
イギリス4代目首相は初代ニューカッスル公爵でもあります。
ちなみにこの人は2回首相の席についており、6代目もこの人が務めています。
ケンブリッジ大学出身で、1768年に75歳の長寿で亡くなりました。
第3代:ヘンリー・ぺラム(Henry Pelham)
- 生年月日:1694年9月25日
- 出生地:サセックス、ラトン
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1717年
- 首相在任期間:1743年8月27日~1754年3月6日
在任中に亡くなってしまった2代目スペンサー・コンプトンの後を継いで1743年に首相に就任。
オックスフォード大学卒の秀才であり、結果的に成功かどうかは疑わしい結婚法を整備したことでも有名。
しかしぺラム氏も首相在任中の1754年に亡くなってしまう。
第2代:スペンサー・コンプトン(Spencer Compton)
出典:Art UK
- 生年月日:1674年
- 出生地:ウォーリックシャー州、コンプトン・ウィンエッツ
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1698年
- 首相在任期間:1742年2月16日~1743年7月2日
初代ウィルミントン伯爵としても知られる彼は、1698年にホイッグ党から出馬して庶民院(House of Common)の議員になる。
1742年から1743年まで首相を務めました。
しかし首相在職中の1943年に死去した為在任期間はかなり短いものになっている。
第1代:サー・ロバート・ウォルポール(Sir Robert Walpole)
- 生年月日:1676年8月26日
- 出生地:ノーウォーク州、ホートン
- 所属政党:ホイッグ党
- 議員初当選:1701年
- 首相在任期間:1721年4月4日~1742年2月11日
近代的な意味(西暦1721年以降)で最初に首相を務めた人物です。
自由党、自由民主党の前身であるホイッグ党で議員キャリアを開始し、議院内閣制で政治を行ったことから彼がイギリス第1代首相と考えられています。
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