TOEFL

TOEFLとはどんなテスト?TOEICとの違いや全く異なる難易度を比較解説

2018年4月13日

TOEFLとは 難易度 レベル

 

こんにちは、実はIELTSを受ける4ヶ月前にTOEFLを受けて大撃沈した経験があるライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。

TOEFL スコア

※高校3年生だった頃のスコア証明書です

 

悩みのタネ

  • TOEICとTOEFL、さらに英検の違いはどんなところにありますか?
  • 英検2級レベルですが次はTOEFLを受けようと思います、何点くらい取れますか?
  • TOEFLのibtとPBTとitpの違いは何ですか?

 

 

今回はこのような質問にすべて解答します。

実は私イギリスの大学に行く前はアメリカやカナダに行こうと思っていたのでTOEFLは一回受けています。

 

TOEICと名前が似ていることから混同しがちなTOEFLですが、結論を1つ言うとTOEICと似ている点は一切ありません。

また、TOEICで高スコアを持っているからと言ってTOEFLでも高得点を取れる訳ではありません。

 

本記事ではイギリスの大学を卒業した筆者がTOEFLとTOEICの違いやTOEFLの基礎情報について解説していきます。

 

この記事を読むメリット

  • TOEICとTOEFLがどれくらい違うのかを理解できる
  • TOEFLテストがどれくらいの難易度なのか分かる
  • 最後まで読めば自分に合っているテストなのか判断できる

 

JIN
簡単に結論を言えばアメリカやカナダに留学する人が良く使う英語力の証明です

 

 

  • この記事を書いた人
JIN

JIN

1993年生まれ愛知県出身、偏差値40台の公立高校卒業後に独学の末イギリスのイーストアングリア大学に入学して卒業、元オンライン英会話講師、英検1級取得、TOEIC930点。 多くの記事は現役英語講師かつ英語ネイティブである妻の監修で執筆しています。

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TOEFLとはどんなテスト?どんな人が受けている?基礎情報を簡単に解説

 

まずはTOEFLテストの概要を見ていきましょう。

 

TOEFLのテスト概要

 

基本情報

  • 世界的に知名度の高い英語資格「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能テスト
  • テスト時間:約3時間
  • 結果:0~120点のスコア(各セクション30点満点)
  • 受験料:US$235(※2020年9月現在)
  • テスト日程:年30~40回程実施

 

TOEFLという名前は「Test of English as a Foreign Language」の略、要は英語を母国語としない人達の為の英語テストという事です。

アメリカのNPOであるETSによって運営されており、それを見るだけでもこのテストはイギリス系のIELTSとは違い、アメリカ系のテストだという事が分かります。

 

特にTOEFLは英語圏(特にアメリカ)の高等教育機関に入学する為の英語力の証明として利用されることが多く、ビジネス英語ではなく教育系の英語テストです。

 

世界的にも認知されている英語テストで、英検やIELTSと同じで「話す」や「書く」も含めた4技能を測定する総合的なテスト構成となっています。

 

JIN
最も一般的なibtテストはパソコンの画面上で問題を解くというとても特殊な形態でも有名です

 

TOEFLテストは2つのフォーマットで利用できます - 1つはインターネット、もうひとつはペーパー版です。現在、世界の TOEFL 受験者のうちの98パーセントがインターネットでTOEFL iBT® テストを受けており、その利用数はますます拡大しています。TOEFL iBT テストはリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの 4 種すべてのコミュニケーションスキルを測定できるため、大学にも好まれています。

引用元:TOEFL

 

2017年からペーパーテスト版が導入されたようですが、TOEFL公式サイトが言うようにほとんどの受験者は指定された会場に出向き、そこにあるパソコンを使用して受験します。

つまり基本的にはTOEFL=TOEFL ibtの事を指します。

 

テスト結果は合格・不合格ではなく120点満点のスコア形式で採点され、各セクション30点ずつの配点で、正答数に応じてスコアが決められます。

 

JIN
]TOEFLは本当に特殊なテストなので事前準備が本当に大切になってきます

 

幅広く利用されているTOEFL

 

TOEFLは130を超える国の10000以上の教育機関で英語力の証明として利用されています。

 

それだけでなく

  • 居住資格における英語力の証明
  • 専門資格における英語力の証明

などに使っている機関もあります。

 

それだけでなく日本の大学入試においてもこのTOEFLの得点を使用できる大学が数多く存在しています。

 

ポイント

  • TOEFLは4技能の総合的英語テスト
  • スコアは120点満点で算出

 

続いて、名前が似ているなど紛らわしい部分も多いTOEICとTOEFLの違いについてご紹介していきます!

 

TOEFLとTOEICの違い【全然違うテストです】

 

続いては意外と混同してしまう方が多いTOEICとTOEFLの違いを解説します。

 

 

受験の目的・使用する用途の違い

 

最も大きな違いは受験の目的です。

 

TOEICはビジネス英語を中心としたテストで、出題される問題や単語の傾向もビジネス寄りのものが多いです。

また、大学生が取得しておくと就活などで有利になります。

 

一方、TOEFLは英語圏(アメリカやカナダなど)の大学・大学院への入学条件として活用されており、TOEICよりも学術的内容が強く、海外留学や進学によく使われる資格です。

 

ポイント

  • TOEIC:ビジネスや就活、転職に有利
  • TOEFL:海外(英語圏)の大学・大学院進学に必要

 

テストの構成の違い

 

TOEICはリスニングとリーディングの2つの問題形式で構成されているテストです。

 

つまり、「話す」「書く」といった英語力は測定されません。

 

関連 【TOEIC配点の秘密】各パートの配点を見込んだ試験対策と戦略まとめ

 

テストはペーパーのみで、全てマーク式の選択問題です。

 

一方TOEFLでは4技能全ての問題が出題されます。

スピーキングではパソコン上で解答を音声入力し、ライティングでは自分の意見を正しく伝える能力を測定し、解答は全てパソコン上で行われます。

 

ポイント

  • TOEIC:ライティングとリスニングの2構成
  • TOEFL:ライティング、リスニング、スピーキング、ライティングの4構成

 

試験時間や形式は全く違う

 

TOEICの試験時間は2時間です。

テストは受験者全員が一斉にスタートし、終了時間も同じです。

 

TOEICの問題形式 時間
リスニング 45分
リーディング 75分

 

一方TOEFLは4技能の構成なので合計3時間と少し長くなります。

テストは会場に到着した人から順番に開始し、終了時刻もバラバラです。

 

TOEFLの問題形式 時間
リーディング 54-72分
リスニング 41-57分
スピーキング 17分
ライティング 50分

(※リーディングとリスニングは問題数に応じて変化)

 

ポイント

  • TOEIC:試験時間は2時間 (全員一斉に実施)
  • TOEFL:試験時間は3時間 (会場到着順に実施)

 

使用単語の種類【ボキャブラリーが全く違う】

 

TOEICとTOEFLでは使用される単語には大きな違いがあります。

 

TOEICではビジネスや日常会話、TOEFLでは学術的でアカデミックな単語が問われます。

これはそれぞれの資格の受験目的を考えれば自然なことですよね。

 

JIN
「TOEICの単語はひと通り覚えたからTOEFLも問題なし!」とは絶対にならないので注意しましょう

 

ポイント

  • TOEIC:日常会話やビジネス系の単語
  • TOEFL:大学の講義などで使えるアカデミックな単語

 

TOEFLの受験料はTOEICの3倍近く

 

TOEICとTOEFLでは受験料に大きな違いがあります。

 

ポイント

  • TOEIC:6,490円(税込)
  • TOEFL:US$235 (およそ24,000円)

 

TOEFLの方が4倍近い受験料の高さになっていますね…

テストの内容を考えれば仕方がないかもしれませんが、気軽に受けられる資格ではありません。

 

続いてTOEFLの各セクションの問題内容や問題数をチェックしていきましょう!

 

TOEFLの問題内容・配点・問題数

 

まずは以下の表でTOEFLのテスト構成をザっと理解しましょう。

 

Part 内容 問題数 配点
1. リーディング 700語前後のアカデミックな長文読解

(自然科学、社会科学、芸術など)

3~4文章 30点
2. リスニング 会話と講義の2種類の問題で構成

(大学での講義、学生と教授の会話など)

2~3会話

3~4講義

30点
3. スピーキング 【Independent Task】身近なトピックへの意見

【Integrated Tasks】読み聞きした内容の要約

4問 30点
4. ライティング 【Integrated Task】読み聞きした内容の要約

【Independent Task】設問に対し自分の意見を書く

2問 30点

 

それぞれのセクションについての詳細は以下のようになります。

 

リーディング(解答時間:54~72分)

 

ポイント

  • 700から800ワードの学術的文章(通常3つ)
  • 内容に合っているものを選択肢から選択
  • 内容に合っていないものを選択肢から選択
  • ボキャブラリー問題
  • 文章の意図を汲み取る問題
  • 追加文章を本文内の指定された場所に埋め込む問題(埋め込む場所を選択)
  • 全体の内容把握

 

問題内容

 

700語前後のアカデミックな文章を3~4つ読み、それぞれ設問に解答します。

設問数は各文章につき12~14問程度です。

 

文章数は基本3つですが、ダミーの問題(採点されないが解く必要あり)も含めて4つ出題される場合もあります。

 

問題数

 

3~4文章(※ダミー問題あり)

 

配点

 

30点 (1問あたり1~4点)

 

難易度

 

アメリカ大学の教科書レベル

 

関連 【裏技付】TOEFLリーディングで高得点を目指す効率的勉強法

 

リスニング(解答時間:41~57分)

 

ポイント

  • 全35問
  • パート1:10分
  • パート2:20分
  • パート3:30分
  • 主に4択問題
  • アカデミックなテストの為、大学での講義やキャンパス内での会話などが多い

 

問題内容

 

会話および講義の2種類の音声を聞き設問に答えます。

 

会話は大学のキャンパスを舞台にした会話が多く、講義内容は自然科学や歴史など多岐に渡ります。

なお、リスニング音声は一度しか放送されません。

 

JIN
試験中はメモを取りながら音声を聞くことが可能です

 

問題数

 

2~3会話および3~4講義

 

配点

 

30点 (1問あたり1~2点)

 

難易度

 

ネイティブの自然な会話レベル

 

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スピーキング

 

ポイント

  • パソコンに向かってヘッドセットを使い話す(ここ重要)
  • 全6問
  • 人間相手でなく厳しい時間制限が設けられている

 

問題内容

 

TOEFLのスピーキングではマイク付きヘッドホンを使用して解答をパソコンに吹き込みます。

ですので、試験管との対面での面接試験は行われません。

 

問題形式

  • Independent Task:一般的な質問に対し自分の意見を回答する(1問)
  • Integrated Tasks:提示された文章と音声を基にした質問に解答する(3問)

 

問題数

 

4問

 

配点

 

30点

 

求められる能力

 

明確に意見を述べる力かつ正確な単語・文法力

 

関連 【効率的】TOEFLスピーキングで高得点を目指す勉強法・対策

 

JIN
TOEFL一番の鬼門はスピーキングです、慣れていないと確実に足をすくわれます

 

ライティング

 

ポイント

  • 学術的な短い文章を読む
  • 同じトピックに関する教授の講義を聴く
  • パート2は与えられたトピックについて自分の意見を述べる
  • パート1、パート2共に300ワード程度

 

問題内容

 

TOEFLのライティングはパソコン上に入力する形で解答します。

キーボードのタイピングに慣れておく必要があります。

 

関連 【パソコン・スマホ】タイピングで英語文章を書く際に気を付けるべき5つの点

 

問題形式 内容 文字数 解答時間
Integrated Task 短い文章を読む+同テーマの講義を聞く

→上記の情報を基に解答

200~300語程 20分
Independent Task 設問に対し自分の意見・経験を基に解答 300語程 30分

 

問題数

 

2問

 

配点

 

30点

 

求められる能力

 

アカデミックかつ正確な単語+文法力

 

関連 【画期的】TOEFLライティングで高得点を狙う為の対策・勉強法

 

ここまででTOEFLの具体的な内容は理解できたと思います。最後にTOEFLがどんな人に向いているテストなのかご紹介していきます!

 

TOEFLのレベル・難易度

 

英検のように級制度、合格不合格制度を取っているわけでは無いので一概にどんなレベルか、というのはなかなか難しいのですが、私が受けた感覚的にTOEFLの問題自体は英検準1級と1級の中間くらいのレベルだと思います。

 

IELTSとは形式が違えどかなり似ているレベルだと感じます。

 

関連 IELTSとはどんな英語テスト?目標の6.0以上のレベル・難易度を解説

 

他テストとの換算表

 

TOEFL
iBT
TOEIC 英検 IELTS
120 9.0
119 8.5
117-118 8.0
109-116 970-990 7.5
100-108 870-970 1級 7.0
90-99 820-870 6.5
80-89 740-820 準1級 6.0
69-79 600-740 5.5
61-68 550-600 2級 5.0
52-60 500-550 4.5
45-51 450-490 準2級 4.0
33-44 300-440 3.5
29-32 291-299 3級 3.0
20-28 270-290 2.5
12-19 260-269 4級 2.0
100-259 5級 1.5

※この表は目安であり、実際の比較とズレがある場合もあります。

 

満点近くとる人は相当なレベルです、仮に今自分が受けてもそこまで取れる自信は正直ありません。

 

JIN
何度も言いますがTOEFLは他のテストと形式が全く違うので単純に他と比較する事は出来ません

 

TOEFLを受けるべき人とは?

 

ここではTOEFLテストはどのような人に向いているのかを解説します。

 

 

主にアメリカやカナダに留学をしたい人

 

既に「TOEFLは世界中の教育機関で利用されている学術的なテスト」と紹介しましたが、留学したい教育機関がTOEFLを英語力証明として採用している所でしたらTOEFLの受験は避ける事が出来ません。

 

特にアメリカの教育機関はTOEFLを英語力の証明として見ている所が多いので、アメリカ留学を目指す人はぜひ持っておきたい資格です。

単純に英語力を伸ばしたい人にはTOEFLはあまりおすすめ出来ません。

 

やはり特殊な形式を取るテストですので、ibtの形式に慣れるという無駄な段階を踏むことになります。

 

JIN
単純に英語力向上を目指すのであればIELTSの方がおすすめ

 

国内の大学入試に活かしたい人

 

TOEFLは国内の大学入試での活用も広がっている資格です。英検やTOEICに加えて取得しておけば、入試で有利になる場合も多くあります。

 

実際に入試で導入している大学についてはTOEFL公式HPで確認することが可能です!

 

英検やTOEICでは物足りない人

 

「英検もTOEICも目標スコアを達成しちゃった…」

 

そんな人はTOEFLも一度受けてみると良いかもしれません。

英語系の資格はその使用目的によって難易度も内容も違うため、様々な資格にチャレンジすることは学習意欲維持のモチベーションにもなります。

 

英語資格を増やしたい人

 

明確な目的がなくても、「単に英語の資格を増やしたい!」という資格マニアの人にもTOEFLはおすすめです。

 

受験料を考えると簡単には受けられませんが、世界的に認知度も高いTOEFLを取得したいのなら検討するのもアリです。







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1993年生まれ愛知県出身、偏差値40台の公立高校卒業後に独学の末イギリスのイーストアングリア大学に入学して卒業、元オンライン英会話講師、英検1級取得、TOEIC930点。 多くの記事は現役英語講師かつ英語ネイティブである妻の監修で執筆しています。

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