偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し、英検1級を一発で取得したJINです。
結論、ライティングはまずルールを知っておかないと土俵にすら立てません
偏差値40の公立高校から猛勉強してイギリスの大学を卒業した筆者が、アカデミックライティングの基礎ルールを徹底解説!
まず知っておくべき規則を中心に、すぐに自分のライティングに反映できるものばかりをまとめてご紹介します。
英文ライティング力を向上させたい方に、とくに読んでほしい内容です。
皆さんは英語でエッセイや論文を書く機会はありますか?
エッセイや論文だけでなく、TOEFLやIELTSなど、ライティングを書かなければいけないという人も多いでしょう。
私が最初IELTSに向けて勉強しはじめた時に一番困ったのが「ライティング」
日本の公立学校では高校までまったく教えられなかった分野でしたし、どうやって書けばいいのかまったくわかりませんでした。
そんな中ルールを頑張って覚えてIELTSのライティングで高得点を取り、イギリスの大学に入学して卒業するまで嫌という程英語で論文を書いてきました。
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- 基礎的なライティングルールを網羅できる
- 今日から自分のライティングに使うことが可能
- イギリスの大学で嫌な程エッセイや論文を書いた筆者のオススメ
ルールなんてどうでもよくなーい?
友達に手紙を書くのであればルールはないよ、でもアカデミックライティングはルールに従わないと減点になります
英語エッセイの書き方|覚えておくべきこと8選
それでは英語でライティングをするうえで知っておくべき基礎的なルールを解説していきます。
決められた質問に対して忠実に答える
IELTSでもTOEFLでも、大学の論文やエッセイでも、必ず書く内容に対するお題(質問文)が設定されています(卒論になるとこの質問文を自分で考える)
本文内容は必ずそのお題の質問に答えるように書かなければなりません。
答えに繋がらない寄り道、脱線してはいけません
「そんな事当たり前」
そう思う人も多いかもしれませんが、大型のライティングになればなるほど知らぬ間に脱線してしまいがち。
あくまで設定された質問文に対する答えを書くのが唯一の目標
主張の肉付けになる情報以外は書く必要がありません、最悪なのはウィキペディアのように事実や情報だけを書いてしまうこと。
必ず自分の主張を固める形で本文を進めていきましょう
オフトピックな蛇足はいらない
まずは構成を考える
極稀に事前の構成無しに素晴らしい文章が書ける人もいますが、基本的には構成を考えてから文章を書きださないとダメ。
また、エッセイであれば事前リサーチも必須で、書きながら同時にリサーチというのはオススメできません。
書きはじめる前に必ず構成を考える
常に客観的な視点で
アカデミックエッセイの内容は主張を持ちながらも、必ず客観的でなければならず、主観的になってはいけません。
常に「自分の言いたいことだけを書いていないだろうか」ということに注意しながら構成しなければなりません、感想文ではありません。
アカデミックエッセイは個人的な感想を披露する場ではありません
アドバイスは常に求める
大学でのエッセイであれば、不安なことがある時は自己解決せずに教授に助言を求めるのが重要です。
恥ずかしがって聞かなかったり、なんだか教授に悪いなと思って行かない人も多いかもしれませんが、アドバイスが欲しい時は聞きに行くべきです。
ただひとつ注意点としては、自分は質問する相手の時間を奪っているという自覚を持って質問をすること
質問する時は、しっかり自分で調べた上でわからないことをまとめて、何でも質問をして教授の時間をムダにしないこと。
たとえば 「これってどうすればいいですか?」という答えを探すような質問はNG、そもそも答えはありませんし、それくらいまず自分で調べてみては?ということになってしまいます。
あくまで自分でできる最大限を尽くして調べ上げた内容の上で助言や意見をもらうだけです。
わからないことがある時は情報収集した上でアドバイスを求める
見直しは必ずしっかりと行う
駆け込みで終わらせて見直しをせずに提出、やってはいけません。
内容を自分で確認するのはもちろん、非英語ネイティブであればネイティブによる英語チェックもかなり重要です。
自分の英語力にどれだけ自信があってもネイティブチェックは必須
内容の見直しも必須です
校正、英語添削は必須
結論は必ず先に書く
簡単そうでできない、会話でもそうですがやはり結論から論じる必要があります。
細かくいうなら、導入部でまず結論を書くべきです。
結論をもったいぶるのではなく、まず結論を提示して本文ではその結論に至るまでの証拠や事実を固める
- どっちつかずの導入
- 本文でメリット、デメリットを羅列
- 最後にいい面も悪い面もありますが…が結論です
何度も言いますがエッセイは感想を書くものではなく、自分の仮説(結論)を実証する形で書くものです。
つまり最初から結論は決まっていなければいけません。
書きはじめて結論を考えるということではない
最後まで読まないと結論がわからないエッセイというのはやってしまいがちですがNG。
- 結論
- その結論を実証するための証拠やデータ
- まとめ
簡潔に言えばこのような形が望ましいでしょう。
エッセイで結論の後出しはNG
シンプルに回りくど過ぎないように書く
ワード数が設定されている長めのエッセイでやりがちなのが、わざわざ回りくどい遠回りな言い回しを使ってワード数を稼ぐという行為です。
もはや説明する必要もありませんが、好ましくありません。
ぜひできる限りシンプルでダイレクトな文章を書きましょう。
ワード数をわざと稼ぐ意味は一切ない
言い換えを使う
エッセイクエスチョンを本文に入れる時はそのままでなく、言い換えるのが好ましいです。
また、引用文をそのまま引用することも可能ですが、時には文脈に合わせて自分の言葉に言い換えてレファレンスすることも重要でしょう。
自分の言葉に言い換えることは重要
英語エッセイの書き方|絶対にやってはいけないこと9選
ここからは英文ライティングでやってはいけないNG集を紹介していきます。
スラング、略語、職業語、口語、物議を醸す言葉などは原則禁止
隠語や口語を使わないというのはわかるかと思いますが、実は「I’m」や「It’s」などの省略形も使うべきではありません。
あくまで誰にでもわかりやすいきれいな英語で書くことが重要
私がイギリスの大学で学んでいた時は「その分野に興味があるけど、まだ知識のない人が読んでも理解できる文章にしなさい」
このように口酸っぱく言われていました。
スラングや難しすぎる専門単語は完全固有でない限り避ける
I think~は極力使わない
アカデミックエッセイでI think~を使いたくなる場面はたしかにあります。
しかしエッセイは感想文ではないのでI think~は好まれません、むしろ必要がないと言った方が正しいのかもしれません。
できるだけ言い切る言葉を使って、もっというならIという主語も可能な限り避ける
エッセイは自分の意見を並べるライティングではありません、すでに存在しているデータや事実、検証結果を基に書いていくものです
I think~は基本排除
人称代名詞は極力使わない
可能な限り人称代名詞(I, You, We)などは避けて、別の言いまわしで表現することを心がける必要があります。
重複になりますが、証拠や裏付けのない単なる自分の意見や個人的経験はエッセイにおいてあまり重要ではないのです。
- 感想文でも
- ニュース記事でも
- ブログ記事でも
- 小説でも
- 文庫本でもない
「私は~」「あなたは~」「私たちは~」ということは極々稀で、可能な限り最大限このような人称代名詞は避けるべきです。
人称代名詞は可能な限りすべて排除
推測や個人の意見はいらない
「自分の意見を述べよ」と求められていない限り、推測や意見はエッセイには必要無いものです。
推測をするなら完全な裏付けが求められます
たとえば このような文を作ったとしましょう
- 地球温暖化はこれから進むはずです
- 高齢者社会は避けられないでしょう
- 私はそう思いません
まず1と2は推測になりますが、このようなことを書くときは、必ずその推測を裏つけるためのデータやレファレンスなどが必要になります。
「自分はこうなると思うから」「周知の事実だから」だけだと弱い
3に関して、エッセイは自分の意見を書く場ではないので、必要のない文章になります。
「で、根拠は?」というツッコミが入るような文はエッセイとしては失敗です
根拠のない憶測や意見はいらない
同じ単語を連続で使い過ぎない
日本語で文章を書くときも同じかと思いますが、完全に固有でない限り同じ単語、表現、言い回しなどを連続して使うのは避けた方がいいです。
言い回しを変えるのは非常に重要です。
英語表現の引き出しの多さが求められます
幅広いボキャブラリーでマンネリ化しないようにする
もちろん盗用は厳禁
当たり前中の当たり前の話ですが、盗用は厳禁です。
私の行っていたイギリスの大学ではエッセイ内容で盗用が発覚したら問答無用で一発0点でした。
出典や引用は規定で決められているハーバード方式など、必ず正しいやり方で一貫して行わなければなりません。
盗用、コピペは一発アウト
口語的なフレーズで文をはじめない
口語的な単語や表現を使わないことはもちろん、口語的なフレーズで文をはじめるのもよろしくありません。
- Let’s~
- Well…
- Yes…
- Why not…
- Can you…
基本的にどんな時も話し言葉はアウトです!
話し言葉はNG
外国語は使わない
対応する英語がまったくわからないからと言って日本語を使ってはいけません。
ただし、KaraokeやSamuraiなど日本語が完全に英語になって、万人から認知されているものは除きます。
そうでない日本語を使いたい場合英語での補足説明が必須
たとえば 一時期「もったいない」と同じ深い意味をもつ英語は無いから「Mottainai」という単語を世界に広げようというキャンペーンがありましたが、「もったいない」という状態を表現したい時に何の文脈も無く「Mottainai」を使うのは普通にアウトです。
完全に浸透していない外国語以外はNG
レポートでない限り箇条書きはいらない
WEBライティングでは箇条書きが好まれますが、アカデミックエッセイでは違います。
調査レポートなどでない限りは、箇条書きはあまり使うべきではないというのが通例です。
普通のエッセイで箇条書きはいらない
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