こんにちは、当時偏差値40の高校に通っていた18歳の頃に4ヶ月でIELTSのスコアを4.5から6.5まで伸ばしイギリスの大学を卒業したライフタイムラーナー管理人のJIN(@ScratchhEnglish)です。
※高校3年生だった頃のスコア証明書です
悩みのタネ
- IELTSスピーキングで黙ってしまう…どうすればいいんですか?
- IELTS スピーキングでどうにかして時間を稼ぎたいです…
- 緊張してスピーキング試験でスムーズに言葉が出てこないです…
今回はこのような質問にすべて解答します。
結論から言うと「流暢さ」が評価項目として明確に記載されているIELTSで「沈黙」という行動は考え得る中で最も避けるべき行動です。
IELTSでは「ネイティブっぽく」というのが重要視されています。
ネイティブレベルというわけではなく、あくまで自然かつスムーズに言葉が出てくるような状況です。
本記事ではイギリスの大学を卒業した筆者がそんな最悪の「沈黙」を避けるための考え方やフレーズをまとめて解説します。
この記事を読むメリット
- 沈黙がどれほど致命的なのか分かる
- 沈黙を避ける方法や考え方を理解できる
- IELTSスピーキングで使えるフレーズ大量公開
IELTSスピーキングでは絶対に沈黙すべきでない決定的な理由
スピーキングに苦手意識を持つ日本人は多いです。
しかし、IELTSスピーキングでより高いスコアを得るためには、絶対に沈黙は避けなければなりません。
決定的な理由
- IELTSでは「流暢さ」が非常に重要な評価ポイント
- スムーズにそれっぽく話すだけでも評価は入る
- 沈黙することが考えられる上で最も最悪な選択肢
要は自分では質問内容を理解していたとしても、黙り込んでしまったら「答えられない」「英語が出てこない」とみなされてしまいます。
ただ、ネイティブレベルで喋れなければいけないという事ではありません。
いくつかのフレーズを使い慣れておくと、いかにもネイティブっぽく、それっぽく話しているように聞こえます。
スピーキングテストの評価ポイントをしっかりと抑えて対策をしておけば、より高いスコアを狙うことができます。
ここからは、IELTSのスピーキングテストで、沈黙を作らずにスムーズに話しをすすめるためのコツとフレーズについてお話しをします。
ネイティブスピーカーは沈黙しない
みなさんが日本語で話している時はどうでしょうか?
ロボットと話しているように質問→答えだけのやりとりではないですよね。
日常会話の中で答えに困ったり、考えている時には「う~ん」「え~っと」「ん~そうですねぇ」などの言葉を使うことが多いと思いと思います。
人間ですからすぐに質問の答えがでてこないこともあるでしょう。
しかしネイティブスピーカーっぽく話すためには、そんな時でも沈黙をしてはいけません。
スピーキングテスト中に沈黙になると、自分でも「どうしよう」と焦ってしまい余計言葉が出てこなくなってしまいます。
IELTSスピーキングテスト4つの評価基準
IELTSスピーキングでは、4つの評価ポイントを試験官がチェックしています。
この中にもある通り、''Fluency and coherence”は重要な評価ポイントの一つです。
バンドスコア6~6.5の目安
評価項目 | 内容 |
Fluency and coherence 流暢さと一貫性 |
|
Lexical resource 語彙力 |
|
Grammatical range and accuracy 文法力と正確さ |
|
Pronunciation 発音 |
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※IELTS公式サイトを基に作成
発音、文法、単語力はもちろんのこと、「止まらずにスムーズに会話ができる」という点にも意識をして練習をしましょう。
沈黙ではなく正直な気持ちを英語で伝えよう
テスト中に緊張して、頭が真っ白になってしまった。
ん~、そんなことあんまり考えたことがない。
説明するのが難しいなぁ、どうやって説明しようかなぁ。
こんなふうに思ったら、正直に気持ちを話してしまいましょう。
流れを意識する為に時には回答は作り出しても良い
IELTSスピーキングテストでは、質問数は多くはありません。
しかし、トピックには自分があまり普段考えたことがないようなものもあるために、中には想像や作り話しで回答を作り出す必要がある質問にもあたるでしょう。
そんな時は、回答の内容が「自分が本当に心からそう思っていなくてもよい」のです。
極端な例ですが、「タバコが健康におよぼす影響についてどう思いますか?」という質問をされたとします。
本当はタバコは絶対にやめた方がいいと思っていたとしても、普段の自分の考えとは異なる回答をしても問題ありません。
IELTSスピーキング試験の時間稼ぎに使える便利フレーズ
では、IELTSスピーキングの評価基準のひとつ”Fluency and coherence”’の対話標識についてお話しをします。
対話標識とは、自然に会話をつなげて流れをつくり、理論的に組み立てるために使う言葉のことです。
これらの対話標識が使えるようになると、よりネイティブっぽいスムーズな話し方ができるようになります。
また、時間稼ぎができるだけでなく、沈黙を防げるのでテスト中の気持ちの余裕にもつながります。
Well.../ Hmm...
「う~ん」「え~っと」「そうだな~」にあたります。文頭につけて、考える時によく使えるフレーズです。
スピーキング試験で答えがなかなか出てこない時に、時間稼ぎ使えます。
Oh
文頭につけて使い、「あ、そうだ」「そういえば」にあたり、考えが思いついた場合に使います。
質問
回答例
Hmmm how can I say it…?/ How should I say it?
「何て言ったらいいんだろう」という意味です。
自問自答する時やどうやって説明したらよいか迷った時に使えます。
ポイント
Let me see/ Let’s see…
「そうだなぁ」「ちょっと考えてみよう」「どうだろう、見てみよう」という意味にあたります。
答えを考えている、何か調べたりする時、答えがいくつかあって選ぶために考えたいという時にも使えます。
Just a moment,
「ちょっと待ってください」の意味です。
例
Just a moment please, let me think what would be the best.(ちょっと待ってください。何が一番良いか考えます)
I mean…
「その~」「私が言った意味は」「私が言おうとした事は」などの時に使います。
直前に話したことが伝わりずらかったかな?と思った時に言いかえる際にも、I meanをつけてから話すと、会話の前後の繋がりがつきます。
That’s a good question. / That’s an interesting point.
直訳すると「良い質問ですね」という意味になり、日本語にすると少し上から目線な感じがするかもしれません。
しかし、英語で使う時は、「それは良いところをついてきたなぁ」「面白い事を聞かれたなぁ」という意味で使われます。
使用例
- That’s a good question. (良い質問ですねぇ!)
- I’ve never thought about it…, but….(今まで考えたことがありませんでした…しかし~)
Did you mean….? / Are you asking me…?
質問の意味がいまいち分からなく、聞き返す時に使えるフレーズです。
「質問の意味はこういうことですか?」と自分の理解で聞き返し、質問をよりしっかりと理解した上で回答することができます。
【パートごとにまとめ】IELTSスピーキングテストで使える便利なフレーズ
IELTSスピーキングには、3つのパートごとに戦略を立てて準備をしましょう。
同じ意味でも複数の言い回しを覚えておくと、試験官にもアピールができます。
パート1で使える便利フレーズ
パート1では、自分自身、家族、故郷など日常会話や身の回りに関することが多く聞かれます。
回答は2~3文の短いもので問題ありません。
理由や意見、詳細、将来の希望も付け加えることにより、表現力や語彙力をアピールすることができます。
現在や未来について話す時
- I am currently working as~(私は現在~として働いています)
- I am hoping to be~(~になりたいと思っています)
- I am planning on~(~する予定です)
- When I graduate from my university, I would like to work as a ~.(大学を卒業したら~として働きたいです)
過去について話す時
- When I was younger(若い頃、子供の頃)
- I used to~(~をしていました)
- Back in my school days,(学生の頃は)
聞き取れなかった時
- Could you please say it again?(もう一度言っていただけませんか?)
- I’m sorry I couldn’t catch what you just said.(申し訳ありません、聞き取れませんでした)
- Would you mind repeating the question?(もう一度質問を繰り返して頂いてもよろしいですか?)
パート2で使える便利フレーズ
パート2は、与えられたトピックに1分間で何を話すか考えてメモをし、2分間は一方的に話しをし続ける必要があります。
試験で渡されるカードにトピックや含めるべきポイントの記載があるので、メモの時間で話しの流れを考えます。
-
導入
-
理由
-
例
-
希望
-
まとめ
このように、話すポイントを含めた構成を作りメモをしましょう。
それでは、順番にフレーズを説明します。
導入に使えるフレーズ
まずは最初に何について話すのかや、意見を伝えましょう。
結論や要点を先に伝えることで、何について話しをするのかが聞き手に伝わりやすくなります。
内容や結論に使えるフレーズ
- I’m going to talk about~(これから~について話します)
- I am going straight to the point.(早速本題に入ります)
- To get straight to the point,(単刀直入に言うと…)
意見を言う時
- In my opinion(私の意見では)
- I feel that~(~と感じます)
- I would say~(~だと思います、I thinkより控えめ)
- I suppose~(~だと思います、I thinkより不確か)
- In my case(私の場合)
- From my point of view(私の見解では)
- I personally think that~(個人的には~と思います)
- Based on my experience(私の経験では)
理由に使えるフレーズ
- Yes/ No, because….(はい/いいえ、なぜなら…)
- The reason why~(~の理由は)
- Due to~(~により)
- Since~(~なので)
- There are 3 reasons for that.(それには3つ理由があります)
- One of the reasons that~ is…(~である理由の1つは…)
例の説明に使えるフレーズ
- For example,(例えば)
- For an instance,(例えば)
- This is one example that I can tell you.(これが今言える例の1つです)
希望の説明に使えるフレーズ
- I hope that~(~であることを願います)
- I want~
- I’m look forward to ~ing(~であることを楽しみにしています)
結論・まとめに使えるフレーズ
- So, to sum up(では、まとめると)
- To make a long story short,(手短に説明すると)
- In conclusion(結論としては)
- Anyway, to get to the point(何はともあれ、結論を言うと)
- In short,(簡潔に言うと)
- Let me summarize(まとめさせてください)
- So, that’s why(なので、だからこそ)
パート3で使える便利フレーズ
パート3では、パート2のトピックをさらに掘り下げた質問をされます。
ディスカッション形式で自分の意見を述べます。
ポジティブな意見を言う時のフレーズ
- I really like~(~が本当に気に入っています)
- I totally love to~(本当に~したいです)
- I can’t wait to~(~が待ちきれません)
- Luckily,(幸運な事に)
- Fortunately,(幸運な事に)
- I’d recommend~(~をおすすめします)
ネガティブな意見を言う時のフレーズ
- I don’t think~(私は~と思いません)
- Unfortunately,(残念ながら)
- I’m afraid to say(残念ながら)
- I don’t really like to say this, but…(あまりこんなことは言いたくないのですが…)
- Not really(そうでもないです)
傾向を伝えるフレーズ
- It is likely that~(~になる可能性が高い)
- It seems to me that~(私には~のように思える)
一度話したことを言い換えて説明するためのフレーズ
- In other words(言い換えると)
- I mean(つまり)
- What I mean is(私が言いたかったのは)
- What I’m trying to say is(私が言おうとしているのは)
2つの異なる意見を説明するフレーズ
- On the other hand,(一方では)
- however at the same time(しかし同時に)
- but then(しかしそうはいっても)
- whereas(ところが)