数多くの子どもたちに英検3級を指導して合格させてきた、英検1級元英語講師のJINです。
結論、そこまで配点については神経質に気にしすぎる必要はありません
- 英検3級は合計1時間15分の61問
- 各問題の配点は運営の人しかわからない
- 理想の時間配分は過去問を解きながら見つける
まだ一度も受けた事が無い人であれば問題内容や配点は必ず気になる事ではないでしょうか。
もちろん私もそうです。
驚かれるかもしれませんが、実際本番を受けるまで詳しいテスト内容や試験時間を理解していないという方も結構います
「実力さえあれば大丈夫」と思っている方も多いのですが、もったいない事をしているのも事実です。
皆さんの貴重な時間をムダにしたくないので、まず簡潔に結論から話します。
- 問題数はどれくらい?→筆記試験31問、リスニング試験30問です
- どんな問題が出題される?→基本4級と同じですが、ライティング試験が追加されています
- 配点はどのようになっていますか?→詳しい配点は非公開で英検内部の人にしかわかりません(毎回変動)
今回の記事では元英語講師の私がこのような点をさらに深掘りして3分で読み終われるよう簡潔に解説します。
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- 英検3級という敵の全体像を掴んで対策に活用できるようになる
- 配点が外部の人にはわからない理由を理解できる
- 試験時間を知って時間配分を考えられる
なんで配点を気にしなくてもいいの?
結論、各問題の配点は受験者側では絶対に知ることができないからだよ
本記事における主な情報源
作成元・著者 | 題名 |
文部科学省 | 各資格・検定試験とCEFRとの対照表 |
文部科学省 | 大学入試改革における英語資格・検定試験の活用について(関係資料集) |
文部科学省 | 連絡協議会用 試験概要説明 |
公益財団法人 日本英語検定協会 | 3級の試験内容・過去問 |
公益財団法人 日本英語検定協会 | 各級の目安 |
旺文社 | 資格・語学 | 英検 | 3級 |
※上記の文献、調査結果および情報源は筆者である私が英検3級記事を執筆するうえで基礎知識として参考にした文献の一部であり、必ずしも上記文献の内容に沿って執筆した訳ではございません
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英検3級の試験内容・問題数・試験時間
それでは英検3級の問題内容を見ていきましょう。
筆記試験の内訳
語彙問題 | 文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択 | 15問 |
会話問題 | 文脈に合った正しい会話フレーズを4つの選択肢から選択 | 5問 |
長文読解 | 長文の内容を掴んで問題に答える | 10問 |
ライティング | 質問に対する答えを英作文する | 1問 |
合計31問を50分間で解いていくのが英検3級の筆記試験です。
一番注目すべきは英検3級から筆記試験にライティング問題(英作文問題)が加わっていることであり、英検4級とはかなり変わってくるとともに難易度も上がります。
英検3級からは対策する項目がひとつ増えます
英検3級のリーディング問題とライティング問題に特化した記事も作りましたので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
英検3級筆記試験における理想的な時間配分
原則としてまず覚えておいてほしい点は、各々の理想的な時間配分は能力や得意不得意によって異なるという点です。
つまり、対策の時点でしっかりと時間を測った上で過去問を解き、そこから自分にとっての理想的な時間配分を見つけるのがもっとも理想的と言えます。
ただし、一般的に言えば、以下のような時間配分が理想的です。
ただし、たとえば英検3級単語を高レベルで覚えている方であれば、語彙問題はすぐに解けるので、より後ろの長文問題やライティング問題に時間を使うなどの調節ができます。
基本的に、語彙問題と会話問題は知っているか知っていないかの問題なので、ここに時間を使いすぎるのだけはオススメしません
リスニングテストの内訳
リスニングテストの構成は英検4級と一緒です。
25分で30問の問題を解く計算
英検4級をすでに受けたことがある英検3級受験者にとって、リスニングは非常にやりやすいものになっていますね。
英検3級合格にはリスニングでいかに点数を稼げるかも重要になります
英検3級のリスニングに特化した解説記事も作りました、リスニングが苦手な方はぜひチェックしてみてください。
英検3級の一次試験は合計1時間15分の61問
先ほどの内訳をつなぎ合わせるとこのようになります
語彙問題 | 文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択 | 15問 |
会話問題 | 文脈に合った正しい会話フレーズを4つの選択肢から選択 | 5問 |
長文読解 | 長文の内容を掴んで問題に答える | 10問 |
ライティング | 質問に対する答えを英作文する | 1問 |
細かい配点は中の人しかわからない理由
スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory*)を用いてスコアを算出しているため、受験者の皆さまがご自身の正答数でスコアを算出することはできません。
※Item Response Theoryとはテストにおける受験者の応答パターンを用いて、形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論です。
引用元:英検CSEスコアでの合否判定方法について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
全受験者の回答が出そろってから配点が決定されるため、開催テストごとに各問題の配点が変わるということです。
1問○○点というのは事前に決まっている訳ではないので、配点は英検の中にいる人にしかわかりません
逆に合格点は2016年以降、毎回固定されています。
合格点と合格率については、個別の記事を書いていますので、以下からご覧ください。
つまり、受験後に自己採点をしてもスコアを割り出すことができません
英検3級からは本格的に二次試験が導入
英検3級で注目すべきはなんといってもスピーキングの導入です!
英検3級スピーキングの二次試験が合否に影響
下位級の5級、4級のスピーキングテストは、合否には影響のないものでした。
しかし、英検3級からはスピーキングテストである二次試験が本格導入され、二次試験に落ちてしまった場合、筆記とリスニングで合格していても級認定は貰えません。
スピーキングの対策もしておかないと合格できないということです
英検3級二次試験の内訳
音読 | 短い文章を音読する | 1問 |
文章に関する質問 | 音読した文章に関する質問に答える | 1問 |
イラストに関する質問 | イラストの情景を説明する | 2問 |
あなた自身に関する質問 | 自分自身に関する質問に対して答える | 2問 |
二次試験は基本的に5分で設定されており、受験者のスピードや能力によって前後する可能性もあります。
二次試験に関してはとくにはじめての場合どのような形式で行われるのかを知っておくべき必要があります、そうしなければパニックになって力を発揮できません。
スピーキングはとにかく平常心で居られるかどうかがパフォーマンスに大きく影響します
3級の二次試験対策や合格率などは、別の記事で紹介していますので、以下からぜひチェックしてみてください。
本気で3級に受かりたい人はどう勉強すればいい?
3級に限らず英検の対策で大切なのは、計画性のある対策勉強です。
やみくもにただ問題集をこなしているだけでは、飛躍的に合格のチャンスを広げることはできません
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独学ではできる気がしない…自分でやれる自信がない…
そう思う方も多いはずです。
ただし、その状況で何もやらない場合、当たり前ですが合格する確率はかなり低いのも事実なんです。
「じゃあどうしたらいい!?」
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英検3級の試験内容・時間に関連するよくある質問
最後に、英検3級の試験時間や問題数に疑問を持っている方が抱かれがちのよくある質問をまとめて解答します。
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コメント一覧 (2件)
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[…] 英検3級のもう少し詳しい構造が知りたい方は、こちらの記事で紹介していますのでぜひご覧ください。 […]