偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業したJINです。
結論アメリカ人でも理解できないイギリス英語スラングは結構あります
- イギリスは相当なスラング大国
- アメリカ人が理解できないモノもかなりある
- 基本的に慣れるまではインプット用にとどめておこう
みなさんスラングと聞くとどんなことを思い浮かべますか?
- 「汚い悪い若者言葉っぽい」
- 「めっちゃ失礼な言葉じゃないの??」
- 「若者が使ってそう」
必ずしもそうではありません。
イギリスでスラングは日常的に使われており、スラング=悪という訳ではなく、若者以外も使っているスラングはたくさんあります。
スラングは使わなくても知っておくことはとても重要
現地のイギリス人は頻繁にスラングを使うので、知らない場合、会話を見失ってしまいます。
日常会話だけではなくイギリスのテレビ番組、ドラマなどを観るときにも話を理解するために必要なのです。
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- よく使われるイギリス英語のスラングを理解できる
- イギリスの映画やドラマの理解が深まる
- イギリス人相手のリスニングが上達するかも
アメリカ人もわからないなんてことあるのー?
実はスラングとかになると相互理解できないものは結構あるんだよ
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日常でよく使われる普通のイギリス英語のスラング(高頻度)
ここではイギリス人が高頻度で使っているスラングを紹介します。
Knackered(クタクタに疲れた)
- へとへとに疲れた
- クタクタに疲れた
- めちゃくちゃ疲れた
このような状態を表すイギリス特有のスラングで、Very tiredやExtremely tiredと同じような意味となります。
このように、他の意味を考えてみると、Knackeredがもつ本質的なニュアンスが見えてきます!
使い方はシンプルで、I’m knackeredと言えば「へとへとに疲れた」と表現できます。
- マラソンを走ってへとへと…
- 仕事が忙しくてクタクタ…
- 買い物に付き合ってめちゃくちゃ疲れた…
さらにKnackeredを強調したい場合は、CompletelyやAbsolutelyなどの副詞を使えば、最上級に付かれている様を表せます。
よく使われる副詞については、別の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
加えて、「○○はつかれる」のように、モノに形容したい場合は、Tiringと同じようにKnackeringが使えます。
I worked for 12 hours yesterday.(昨日は12時間も働いたわ)
Wow, that must have been knackering!(ワオ!さぞ疲れただろうね!)
蛇足ですが、「疲れた」の逆をイギリス英語で表したい場合、Buzzingという単語が使えます。
I’m completely knackered(もうクタクタに疲れたよ!)
Cheers!(ありがとう!)
イギリス英語で「Cheers!」というと、「ありがとう」を伝えることができます。
通常、Cheers!といえば「乾杯!」を表す英語です。
ちなみに、私もイギリスに4年住んだ中でついた一番よかった癖は、どんな些細なことでもされたことに対して感謝の気持ちを伝えられるようになったこと。
「言わないよりは言った方が双方気持ちがいい」という気持ちです。
どれくらい使われているのかというと、老若男女問わず半数がThank youなどの代わりにCheersを使うレベル!
イギリスにいると至る所で聞く表現です。
Here’s your ticket(切符をどうぞ)
Cheers(ありがとう)
Dodgy(怪しい、危なそうな)
イギリスではかなりの頻度で使われる単語です。
- 怪しい、信用ならない
- 何やら危険そうな
- 調子が悪い、壊れそうな
以上のような意味で使われるのですが、総じて言えるのは「怪しい」というニュアンス。
たとえば、以下のような例が考えられます。
このような場面では、「信用できない」「怪しい」「ウソっぽい」のようなニュアンスで使えます。
Apparently, my friend received an email saying she won a grand! (私の友達が1,000ポンド当選したってメールを受け取ったみたいなの)
That sounds extremely dodgy. (めちゃくちゃ怪しいじゃん!)
真夜中の暗い小道って「なんだか危なそう」という雰囲気がありますよね。
そんなときにもDodgyは使えます。
この場合のニュアンスは「危険そう」
You shouldn’t hang out with these dodgy people. (あまり危ない人たちとつるむのはやめなさい)
That’s none of your business! (君には関係ないだろ!)
最後の例は、膝が「本調子ではない」という意味合いでDodgyが使える状況です。
日本語でも「○○の状態が怪しい」というように、やはりDodgyには「怪しい」というニュアンスが多く含まれていることがわかりますね!
Why is he playing like that? (なんで彼あんなプレーしてるの?)
I think he has no choice because of his dodgy knee. (彼の本調子でない膝を考えればしょうがないと思うよ)
Chuffed(とても嬉しい)
「Very happy」と同じように、かなり喜んでいる状態を表すイギリスのスラングです。
まぁまぁ使われるスラングと言えるでしょう。
I’m absolutely chuffed about the football match today(今日のサッカーの試合最高に良かったよ)
Loo(トイレ)
多くのイギリス人は、トイレのことを「Loo(ルー)」と呼びます。
「何で?」と思うようなスラングですよね…
由来は上にあるとおり、フランス語の「Guardez l’eau(水に気をつけろ)」から来ています。
中世ヨーロッパでは流行りの言葉だったらしく、イギリスにも流れ着いたものの、Gardy-looになり、最終的にLooと短縮され今でも使われています。
フランス語由来のイギリス英語はたくさんあります!
アメリカではトイレのことを直接「Toilet」と呼ぶのを嫌ってBathroomという人が多いですが、イギリスでトイレのことをBathroomという人はほぼいません。
イギリスでいうBathroomは、あくまでそのまま「浴室」「バスルーム」として扱われます。
そのほかにも、Bogというスラングがあったり、男性用は「Gens」女性用は「Ladies」と表記されています。
Where are you going?(どこに行くの?)
I’m going to the loo.(トイレに行ってきます)
A Cuppa(紅茶1杯)
「A cuppa」は「A cup of」の略ではなく、例外なく「A cup of tea」なのがイギリスっぽいですよね!
イギリス人にとって何をカップ一杯飲むのかはもはやいうまでもないのです。
Cuppa単体が紅茶以外を表すことはまずありません
Fancy a cuppa?(紅茶1杯いかが?)
イギリスと紅茶に関しては、これまでもたくさん記事を書いてきました。
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!
Gutted(ひどく落ち込んだ、精神的に打ちのめされた)
本当に残念な時や、酷く落ち込んだという状態を表すイギリスのスラングです。
意味的には、「Extremely disappointed」や「Devastated」とほぼ同義となります。
「本当に大変なことが起こった時しか使えないの?」
そう思うかもしれませんが、Guttedはわりと日常の中でも気軽に使われる表現なので問題ありません。
- 遊びにいけなくて残念
- 応援しているチームが負けて残念
- 君がこれなくて残念など
とりあえずあらゆる「強い残念な気持ち」を表せる、便利なイギリス特有のスラングなのです。
I’m gutted that I couldn’t make it to the party last night.(昨夜パーティーに行けなくて本当に残念だわ)
We missed you there!(来てほしかったな!)
Mate(友達)
日本語に変換するのが難しい、アメリカでいうBuddy、Pal、Dudeなどに似た表現です。
イメージ的には親しみを込めるために使える呼びかけでしょうか。
先ほど紹介した「Cheers!(ありがとう)」と組み合わせた、「Cheers, mate!(ありがとうな!)」はイギリスでよく聞く表現です。
呼びかけ以外にも、友達、仲間という意味で使えます。
たとえば…
- My mate:自分の友達
- Your mate:あなたの友達
- My mates:自分の友達たち
ちなみにこのMate、オーストラリアでも非常によく使われます。
肌感覚でいうと、もしかしたらオーストラリアの方が使う頻度高いかもしれないくらいみんな使っています!
Cheers, mate!(ありがとな!)
Chips(フライドポテト)
イギリスで「Chips」は、フライドポテトのことを表します。
フィッシュアンドチップスも魚のフリッターとフライドポテトですよね!
イギリスの伝統的なチップスは、少し平らで太めのじゃがいもを揚げたもので、グレービーソース、カレーソース、モルトビネガーをかけるのが人気です。
私はカレーソースが好きでした。
ただし、ややこしいのはアメリカでChipsというとポテチを意味してしまうところ。
さらにイギリスでもマクドナルドのような細長いフライドポテトのことはFriesと呼ぶ人もおり、英米間ですれ違いが起きる代表格のひとつとも言えます。
フライドポテトの起源はフランス、ベルギー、イギリスで争っているわけですが、偶然にも3つともでフライドポテトを食べた私はベルギーで食べたものが一番おいしかったです。
あまり関係ありませんが、イギリスでオススメのポテトチップスは以下の記事で紹介しています。
Can I have some chips with gravy please?(フライドポテトをグレイビーソース付きでお願いします)
Skint(一文無し)
「金欠の状態」「一文無しの状態」を表す時に使われ、Brokeと同じ意味のイギリス英語です。
つまり「お金が全然ない!」という形容詞。
日本語の「一文無し」と同じように、必ずしもゼロの状態かと言えばそうではなく、金欠状態を表すイメージのがより正確。
また、短期的な状況を表すことがほとんどで、「今金欠なんだよねー」というニュアンスが強いのも特徴的です。
ちなみに、真逆の大金持ちとしてイギリスでよく使われる形容詞は「Loaded」です。
「詰め込んだ」「積まれた」という意味もあることから、お金が詰め込まれるくらいたくさんあるニュアンスが見て取れますよね!
I’m always skint at the end of every month. (毎月末はいつも金欠だよ…)
I think you should be more careful when you get paid. (給料が入った時にもっと気をつけなきゃ!)
Posh(高級な、見せびらかしな、上流階級の)
イギリス英語の会話では非常によく登場する単語です!
単語イメージ
- 上品
- 豪華
- 上流階級
- 高級
- 気取ったなど
金持ちや上流のイメージと関連するスラングです。
スパイスガールズをしている人なら、ヴィクトリアの「ポッシュスパイス」でこの言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。
ヴィクトリア自身は、愛称のポッシュ(気取った感じ)を演じることで、当時ナイーブでシャイだった自分が変わるきっかけになったと語っています。
イギリスでは王室が話しているということで標準語的な立ち位置のクイーンズイングリッシュですが、実際に話している人は少ないです。
このようにきちんとしたキレイな英語は、「Posh accent」と言われることも多い。
イギリス英語のアクセントについては、別の記事で解説しています!
You’ve got a posh accent(あなたのアクセントとても育ちが良さそうね)
Trainers(スニーカー)
日本語では特定の服を想像する「トレーナー」ですが、イギリス英語ではなんとスニーカーを表す単語です。
靴は2足でペアなので必ず複数形!
アメリカ人にTrainersと言ってもピンとこないくらい、イギリス特有の言い方になります。
イギリスでスニーカーのことをSneakersという人はおらず、スラングを除けば正式名称です。
たとえば、靴屋に行ってもスニーカーセクションは「Trainers」で表記。
日本語話者が困るイギリス英単語のトップ10くらいに入りますが、それ以上に困惑するイギリス英語はたくさんあります。
こういうところが慣れるまで大変!
Nick(盗む、逮捕する)
「盗む」と「逮捕する」のニュアンスをもつ、イギリスのスラングです。
少し衝撃的なのは、日本語のスラング「パクる」とまったく同じ意味をもっているところで、「Nick=パクる」と覚えてしまってもいいくらい。
受動態として使われることも多く、どちらの意味を意図しているのかは文脈や主語で判断できます。
なお、私の妻も多用する表現で「Can I nick your ○○?」という使い方もできます。
意味は○○をちょっと貸してくれない?
直訳すると「盗んでもいい?」ですが、要は「貸してくれない?」ということです。
Can I nick your pen? (ちょっとペンを貸してくれない?)
Sure, here you go. (いいよ、はいどうぞ)
Cheeky(ずうずうしい、厚かましい)
イギリスでは非常によく使われる表現で、日本語で言う「生意気な」「図々しい」のような意味を持ちます。
イメージ的には少し舐めた感じの態度。
可愛げのある後輩が、冗談っぽく舐めた態度を取ったような状況に使える形容詞です。
コチラは英英辞書から取ってきた意味ですが、「面白おかしく」「魅力的な」という点がキーポイント。
つまり、本当にどうしようもない、キレそうで許せないような生意気さには使いません。
「魅力的な」に関していうと、たとえば「Cheeky smile」といえば「悪戯な笑顔」といったように、魅力的であるというニュアンスを含みます
たとえば、Cheekyは子どもに対してよく使う言葉でもあるのですが、子どものちょっとした生意気さは可愛いものじゃないですか?
He’s so cheeky, yet gets away with everything! (彼は本当に生意気でいつもおとがめなしだ!)
Don’t be immature. He’s only 10! (もっと大人になりなさい!彼はまだ10歳なのよ)
Fancy(好き、興味がある、したい)
訳が少し難しいイギリス特有の意味で使う単語です。
イギリス含め、英語世界では基本的に「高級な」「豪華な」というような意味で使われる形容詞。
ただし、イギリスでは動詞としてもかなり頻繁に使われるんです!
コチラはいわゆる
- 好き
- 魅力的に感じている
- 好んでいる
以上のようなニュアンスで使い、無理やり比較するなら「Like」や「Be interested in」と似た状況で使えます。
もうひとつのよくあるケースは、「Want」と同じように使う場合です。
たとえば…
- Fancy a cuppa?:紅茶1杯いかが?
- Fancy a beer?:ちょっとビール1杯ひっかけない?
- Fancy a cup of coffee? : コーヒーでもいかがですか?
提案をする時や、誘う時によく使われる表現です。
Do you fancy a cup of coffee after work?(仕事の後にコーヒーでもどう?)
I’m sorry, I’ve got a plan today. Maybe next time!(ごめん、今日は予定があるの、また今度ね!)
Quid(ポンド)
イギリスの通貨「ポンド(£)」のことです。
アメリカドルを表す表現で「Buck」「Bucks」というものがありますが、それの英ポンド版と思って頂いて構いません。
ただしひとつ注意点があって、Buckは複数になればBucksに変化しますが、Quidは1だろうが10だろうが20だろうがずっとQuidのままで、「Quids」と使うことは決してありません。
最後に豆知識ですが、50ポンド札は日本でいう2,000円札のようになかなか見ない存在!
ゆえに50ポンド札はお断りの店もあったりします。
50ポンド札はできる限り避ける方が賢明!
Have you got 20 quid on you now?(今20ポンド持ってない?)
Nah, I’ve only got a tenner.(10ポンドしか持ってないよ)
Tenner(10ポンド)Fiver(5ポンド)
- 5ポンド札
- 10ポンド札
- 20ポンド札
- 50ポンド札(ほぼ使われない)
5ポンドと10ポンドだけにスラングがあります。
Have you got a tenner?(10ポンド持ってる?)
Single/Return(片道/往復)
アメリカ英語では「片道」と「往復」は、「One way」「Round trip」と表されれますよね!
| アメリカ英語 | イギリス英語 |
片道 | One way | Single |
往復 | Round trip | Return |
ただし、イギリスではアメリカ式をまったく使わないので、すぐに理解してもらえないことも多いです。
イギリス国内では「Single」「Return」が唯一無二の表現。
交通機関では、このように日本では信じられない光景を見ることもできます。
イギリスに住んで感じたカルチャーショックやあるあるについては、別の記事で詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
たとえばイギリスでバスチケットを買う際に「One way」や「Round trip」を使う人はほぼいないです
Peckish(小腹が空いた)
イギリス英語で「Peckish」という時は、小腹が空いた状態を表します。
使う時は基本的に「I’m feeling a bit peckish.」のように、Feelの後に続くことが多い
スラングや口語表現のニュアンスは、意外と元々の意味を調べるとすぐにわかります。
Peckの場合は、「鳥がつつく」→「人間がつまむ」=Peckishになると「何かつまみたい気分」→「小腹が空いている」
また、満腹の時は「Stuffed」を使うことも多いです。
これは動物のぬいぐるみを「Stuffed animals(詰め物の入った動物)」と表現することを考えるとニュアンスがわかりやすい!
Do you have anything on you? I’m feeling peckish.(何か持ってない?小腹が空いたんだけど)
Are you serious? We just had a big burger an hour ago!(嘘でしょ?1時間前に大きなハンバーガー食べたところじゃない!)
ちなみに少し脱線しますが、多くの人が気になる「イギリス料理ってどうなの?」に関しては、別の記事で詳しく解説しています。
イギリス料理について気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
イギリスでそこそこ使われているイギリス英語のスラング
ここではイギリス人が中頻度で使っているスラングを紹介します。
Easy peasy(お安い御用)
イージーピージーとEasyを面白おかしく言っているだけのスラングです。
イギリス以外でも使われているかも…
What? That’s easy peasy!(なんだって?そんなのチョー簡単じゃないか!)
Baccy(タバコの葉)
イギリスでは、すでに巻かれているたばこが非常に高いので手巻きで吸う人がかなり多いです。
手巻きで巻くたばこの葉の部分を「Baccy(バキー)」と呼びます。
Tobacco→Baccyとニックネーム的に派生した語源がわかります
Ace(凄い、最高)
日本語でも馴染みのある「エース」ですが、イギリス英語では「素晴らしい」という意味で使われることもあります。
イメージ的にはAwesomeやExcellentとほぼ同じような感じ
ただし、一般的にAceにはそれ以外の意味もたくさんあります。
- トランプの1
- テニスのエース
- 野球のエースピッチャー
- 「テストで高得点を取る」という動詞として
「素晴らしい」の場合、使い方は非常にシンプルで、AwesomeやExcellentを使う場面で入れ替えるだけ!
- Ace!:最高だね!
- He’s an ace football player.:彼は素晴らしいサッカー選手だ
- She’s ace at drawing.:彼女は絵を描くのが本当に上手だ
He’s ace at football(彼って最高にサッカーが上手い)
Plastered(泥酔状態)
酔っ払っていることを表す英語の形容詞はたくさんありますが、Plasteredはイギリス特有のスラングです!
ちょっと酔っ払ったではなく、泥酔くらいの酔っ払い具合
英語で言うなら「Extremely drunk」と同じような意味になります。
このように、英語には「酔っ払い状態」を表す単語が無数にあるんです。
- Tipsy:ほろ酔い
- Drunk:酔っ払い
- Wasted:泥酔
- Blacked out:もはや何も覚えていない
酔っ払い具合に関する細かい説明については、別の記事で詳しく解説しています!
さらにイギリスには、Plastered以外にもたくさんスラングがあります。
ただし、少々汚い言葉も含んでいる場合があるので、自分で使うというよりはインプット用に覚えておく方が無難です。
Fit(見た目がよい)
適合する」「フィットする」と動詞でよく使われる単語ですが、イギリスではイケメンや美人など、魅力的な容姿を指す際に使える形容詞でもあります!
ただし、形容詞なので使い方には注意。
She’s fit.:彼女は美しい
He’s fit.:彼はイケメンだ
フィットネスと関連して、「身体が引き締まっている=魅力的」と思ってしまいがちですが、イギリススラングのFitは魅力的な容姿全般を表します。
逆に「醜い」を意味するスラングとして「Minging」という言葉もありますが、ネガティブワードなので自ら使わないように!
God, she’s so fit!(彼女可愛すぎるよ)
Why don’t you ask her out?(デートに誘ってみたら?)
Leg it(逃げ出す)
Leg itは、「走って逃げる」を表すおもしろいイギリスフレーズです!
イギリスに住んでいると思った以上に聞きます。
先ほど紹介した通り、比喩的に「一目散に逃げる」という際に使われることはなく、あくまで物理的に走って逃げる際に使用。
たとえば、「責任から逃げ出す」などには使いません(本当に走って逃げた場合を除き)
- Run away:逃げる
- Escape:脱出する
- Get away:逃げる
- Go away:いなくなる
- Disappear:姿を消すなど
各表現でニュアンスは若干異なるので、使いこなせたらスゴイです!
Look! There’s Mr. Clark!(見て、あそこにクラーク先生がいるわ!)
Let’s leg it!(よし、走って逃げよう!)
It’s not my cup of tea(自分の好みではない)
イギリスならではのおもしろいスラング(表現)です。
紅茶がさまざまな表現に使われているのを見るだけで、イギリス人にとって紅茶がどれほど大切なものなのかわかりますね。
I’ve listened to the song you recommended, but it’s not really my cup of tea(あなたがお勧めしてくれた曲聞いたけどあまり私の好みじゃないわ)
Chat up(口説く、いちゃつく)
「Chat up」は、イギリス特有の熟語!
- ナンパする
- 言い寄る
- 声をかける(上記のような意図をもって)
以上のようなニュアンスで、相手に興味をもって話す行動を指します。
Chat up以外に、似たような意味を表す英語としては
- Come on to~
- Flirt with~
- Make a move on~
以上のような表現と似ています。
「ナンパする」よりは、ほんの少しマイルドでカジュアルなイメージ
結論、ニュアンスを無理やり説明するなら「好意をもっている人に対して、意図をもって話す行為」
What’s wrong with Pete?(ピートの奴どうしたんだ?)
You know, he’s always chatting up girls when he’s drunk.(彼は酔ったらいつも女の子たちに言い寄っているわよ)
Uni(大学)
イギリスでは大学のことを「Uni」と略しがちです。
文字通り、University(総合大学)を略したもの
使い方はシンプルで、UniversityをUniに入れ替えるだけ。
ややこしいのが、アメリカでは大学生のことをCollage studentと言いがちな点。
イギリスにもCollageはありますが、大学ではなくどちらかというと高校に近いところなのです。
イギリスにおけるカレッジと大学の違いや、イギリスの教育制度については別の記事で詳しく解説しています
Hard(強面な、怖そうな)
「難しい」「硬い」などの意味で誰もが知るHardですが、イギリスでは他の意味もあります。
- イカツイ
- 強面の
- 見た目が怖い
Hardが「強面」、Softは真逆の「弱弱しさ」をニュアンスとしてもっています。
あえて典型的な「Hard」を例としてだすならこんな感じの方です!
Why aren’t you doing anything?(なんで何もしないのよ?)
He looks too hard. I’m scared.(強面過ぎて怖いよ)
Doddle(朝飯前なこと)
イギリス英語で「Doddle」と言えば、簡単なことを意味します。
いわゆる「楽勝なこと」「朝飯前なこと」というイメージ!
アメリカ英語では簡単なこととして「Piece of cake」というフレーズがありますが、ほぼ同じような意味合いでイギリス英語では「Doddle」を使います。
一方その逆に「厄介な」を表すイギリススラングとして「Fiddly」という形容詞もあります。
Boffin(研究に没頭する研究者)
日本では○○オタクに該当するスラングがBoffinです。
逆に「愚かな」を表すスラングとしてはNumptyというものがあります。
必ずしもネガティブなニュアンスで表しているわけではありませんが、ネガティブな表現と取る人もいます
そんな側面も日本語の「○○オタク」と似ています、ほぼ同義と言ってもいいかも
イギリスで使われているけどあまり自分では使わない方がいいスラング
ここではよく使われているものの、自分からは使わない方がいいスラングを紹介します。
Chav(DQN、マイルドヤンキー)
同義語としては、日本語の「DQN」が一番しっくりきます。
イギリスにいるギャングスターにはなりきれていない若く、ジャージ着ていて、反社会的な言動を取るような人たちの蔑称。
These chavs are always hanging out in the park(あのマイルドヤンキー達はいつもこの公園でたむろしている)
Bird(女性、若い女の子)
イギリス人はなぜか女性のことをBirdということがあります。
わりと全年齢に使われているような気がします、60年代、70年代に広く使われるようになったようです。
My bird is waiting for me at home(俺の女が家で待ってるんだ)
Arsed
まず、イギリスでAssはArseになります。
よく使われる組み合わせが 「I can’t be arsed to~」 、Toの後に来る動詞をするのが面倒でやりたくないという意味になります。
I can’t be arsed to get up(起き上がるがめんどくさい)
I can’t be arsed(やだよめんどくさい)
基本的に使わない方がいいイギリス英語スラング
ここでは先ほどよりもさらに自分では使わない方がいいスラングを紹介します。
Bloody(日本語訳なし)
アメリカ人がDamn good!というのと同じようにイギリス人はBloodyを使います。
Fワードよりはマシとは言え、あまりよろしい言葉ではないので自発的に使うのはやめておきましょう。
This is bloody good(これマジ最高)
Wanker(アホ)
使わない方がいい悪い言葉です、言葉の起源も酷い…
こういう言葉はあくまでリスニング知識用で、自分からは使わないようにするのが一番です。
My girlfriend is cheating on me with this wanker(俺の彼女がこのアホ野郎と浮気してやがる)
Mug(だまされやすい人、間抜け)
何でもいうことを信じてしまい騙されやすい人のことを指すスラングです。
He made you look like a right mug!(うわーお前あいつにやられたな!)(あいつのせいで間抜けに見えるな!)
最初も言いましたがスラングは英語表現の分別が付くまではあくまでインプット用の知識として覚えておきましょう!
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