偏差値40から英語に目覚めイギリスの大学へ入学・卒業し、TOEICは930点を持っている、ライフタイムラーナー管理人のJINです。
結論、TOEICは全問正解しなくても990点満点を取れる可能性があります
- TOEIC満点はC1レベル相当
- 最高到達点ではないが高いレベル
- ただし英会話ができるかどうかは別
多くのTOEIC中級者(600点台、700点台)の目標は900点台、そして最終的には夢の満点をとることですよね!
実はTOEICでは全問正解しなくても満点をとれる可能性があることをご存知ですか?
結論からいうとTOEIC満点は非常に難関で、TOEICに特化した結構な努力が必要です、これは自分が身をもって痛感しました
本記事ではイギリスの大学を卒業して、英検1級も持っているにもかかわらず、990点満点の取得には至らなかった筆者が「TOEIC満点」にフォーカスして、さまざまな側面を考察していきます。
また、なぜ自分が満点を取れないのかも自虐的に検証していきます。
- TOEIC満点や900点超えの世界を垣間見ることができる
- 満点を目指す必要があるのか理解できる
- 900点超えを目指す為の対策を明日から実践できる
自分も満点取れてないんじゃーん、何が難しいの?
うーん…要因はいろいろあると思うけど、詰めの甘さと集中力の持続力…かなあ
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TOEICの満点は何点?意外と知らない990点の秘密
それではTOEICの満点、すなわち990点について詳しく見ていきましょう。
TOEICリーディングとリスニングの配点
TOEICの満点は990点です。
配点はListeningとReadingが各495点ですね。
「全問正解しないと満点は取れない」と考えられがちですが、実際には数問ミスをしても満点をとれる場合があります
TOEICの配点についてより詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく説明しています。
次の項ではTOEICでは全問正解しなくても満点の可能性がある理由を紹介します。
全問正解しなくても満点を取れる可能性がある理由
そもそも、TOEICには問題ごとの明確な配点が存在しません。
これは採点の際に「スコアの同一化(Equating)」という特殊な統計処理が実施されているためで、全体の受験者の正解率を基準に配点が決められます。
つまり、「毎回問題ごとの配点が変わる」というのが最大の特徴
- 問題ごとの配点は毎回変わる
- 受験者全体の正答率によって配点が決められる
したがって、単純に正答数だけでは自分のスコアは計算できません。
他の受験者との相対評価により、それぞれの問題の配点が決まり、感覚としては「偏差値」に近いものだと理解してもらえればOKです。
- 全体の正答率が高い問題→配点は低くなる
- 全体の正答率が低い問題→配点は高くなる
また、極端に正答率の低い問題はまったく配点されない場合もあります。
これら問題は「0点」として扱われるので、もし間違えてもスコアにはまったく影響しません。つまり、それ以外の問題がパーフェクトなら満点も狙えます。
全問正解でなくても満点を取れる場合があるのはこのためです
- 正答率が低すぎると配点されない問題がある(0点)
- 0点の問題はスコアに影響しない(間違えても満点が取れる)
次の項ではTOEICで何問正解すれば満点が取れるのか、を考察していきます。
TOEICでは何問正解すれば満点が取れるのか
では、一体何問正解すれば満点を狙えるのでしょうか?
具体的に間違えてもいい問題の数は、ListeningとReadingセクションで異なります
下記は公式に発表されている正答数とスコアの比較表です。
正答数 | 換算点範囲 | 正答数 | 換算点範囲 |
96-100 | 485-495 | 96-100 | 455-495 |
91-95 | 445-495 | 91-95 | 410-490 |
ご覧の通り、Listeningであれば91~100問、Readingは96~100問正解していれば満点を取れるチャンスがあります。
- Listeningはミス3問
- Readingはミス1~2問
これらが満点の獲得に必要な最低正答数と言われています。
この数は試験の難易度によっても変わりますが、基準として覚えておくといいでしょう。
試験全体の難易度が低く、受験者の正答率が高かった場合には全問正解しないと満点を取れない場合もあります
また、同じ満点でもセクションごとの正答数に違いがあるのは、Listeningの方がより受験者の間で正答数に差が出やすいのです。
表を考慮すると、同じ正答数であればListeningの方がスコアも伸びやすいということですね!
意外かもしれませんが日本人受験者の平均スコアもListeningセクションが320点、Readingセクションは260点とListeningの方が50点ほど高くなっています
Listeningに苦手意識がある人も多いですが、スコアは比較的伸ばしやすいので集中的に対策しましょう。
900点台を目指すのであれば、まずはListeningセクションで高得点を確実に取れるようにするのがセオリー
TOEICリスニングの概要や対策方法については、別の記事で解説しています。
- 満点を目指す場合でも、セクションごとに間違えてもいい問題数が異なる
- Listeningの方が平均点も高く、満点も狙いやすい
以上、TOEICでは全問正解でなくても満点を取れる場合があることを理解いただけたでしょうか?
ただし、満点を目指すのであれば「1問も失敗しない!」という気持ちで挑むことが何より大切です。
「数問なら間違えてもいいや…」といった前提で勉強するのではなく、「今の自分なら大丈夫!」と自信を持って本番を迎えられるのが理想ですね!
何問正解すれば~と考えるのはほとんど時間のムダ!
次の項ではTOEICで満点はどれくらい難しいのか検証していきます。
TOEICで満点を取るのはどれくらいすごいこと?難易度はどれくらい?
それではTOEIC990点満点を取るのがどれくらい難易度が高いのか客観的に見てみましょう。
TOEIC満点は英語指標C1レベル相当
TOEIC満点に関する基本情報は理解していただけたでしょう。では、実際にTOEICで満点を取るのはどのくらい難しいのでしょうか?
こちらの表を基準にすると、TOEIC満点(または900点台後半)は「C1」というレベルに所属。
レベルとしては上級で、非ネイティブとして最上級レベルからひとつ下のクラスの英語力を有していることになります。
CEFRには「C2」という最上級レベルが存在しており、TOEICは仮にLR、SW両方満点でも最高レベルという評価ではありません
次の項では参考までに、同レベルに該当する他の英語資格との比較を紹介します。
客観的に見るTOEIC満点のレベル
TOEICスコア | 同等クラスの英語資格 | 必要な単語数 | 必要な勉強時間 |
990点(満点) | ・英検1級 ・TOEFL 95-120 ・IELTS 7.0-8.0など | 約10,000語
(※ネイティブが20,000~35,000語ほど) | 約2,000時間 |
TOEICで満点を獲得するには10,000語ほどの英単語を覚える必要があると言われています。
その他の英語系資格では、英検1級やTOEFL95-120点、IELTS7.0-8.0前後が同じ「C1レベル」として認知されています。
- 英検1級:大学上級レベル、最難関資格のひとつであり、合格率10%ほどの狭き門
- TOEFL:主に米国の大学進学に必要な資格。超有名大学で100前後のスコアが必要
- IELTS:欧米で人気の高い資格。TOEFLと同じく海外の大学進学時に必要。
これを見ると、TOEIC満点は究極に難易度が高いというわけではないことがわかります。
- 難易度としては高レベルのC1に相当
- 必要単語数は約10,000語
- 勉強時間は2,000時間ほど
結論として、「TOEIC満点は最高ではないもののかなり高い難易度」であるといえるでしょう。
LRだけの場合WritingとSpeakingがないので、他のC1レベルの資格より難易度はかなり下がる(英検やTOEFL、IELTSは4技能すべてが必要)
単語がビジネス(日常)寄りなので、アカデミックかつ専門的な高度な単語は含まれていない
「TOEICで満点を取得しても、学ぶことはまだまだある!」と言えます。
満点はあくまでも通過点であり、英語学習者として更に高みを目指すためのひとつの指標として捉えてください。
満点を取るのはもちろん難しいわ、でもTOEICで満点を取ったからって英語の地力が全員最高レベルかと言ったらそうではないの
次の項ではTOEIC満点者の割合について紹介します。
TOEIC満点取得者の割合
TOEIC満点の難易度が分かったところで、実際に満点を獲得できる人はどのくらいいるのでしょうか?
まずは参考までに、最近実施されたTOEIC受験者のスコア分布表をご覧ください。
もっとも多くの受験者が集まっているのが545~595点未満であることがわかりますね。実際、該当回の受験者平均点は581.2点となっています。
第247回 TOEIC 受験者データ (参考)
総受験者数 | Listening平均 | Reading平均 | 総平均スコア |
111,093人 | 320.6点 | 260.6点 | 581.2点 |
また、895点以上の高得点者は3,910人で全体のおよそ3.5%となっています。
これ以上詳細なデータは公表されていませんが、平均的にみると満点獲得者は「毎回全体の0.33%前後」と言われています。
111,093(受験人数)×0.33(割合)=366人
こちらがおおよその満点獲得者となります。
TOEICテストは年に10回開催されているので、年あたりの満点者数もおおまかに把握できますね。
テストによって多少の変動はありますが、参考程度に覚えておくといいでしょう!
- 毎回全体の0.33%前後
- 895点以上の高得点者の割合は3.5%ほど
- 毎回200~400人ほどが満点を獲得している(受験者数により変動あり)
次の項ではTOEICで満点を取るメリットを解説します。
TOEICで満点を取るメリット
TOEIC満点の難易度や割合については分かっていただけたでしょう。
では、TOEICで満点を獲得するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
就職活動でのアピールポイントになる
実用的な面では、大学進学や就職といった人生の節目で自分の英語力をアピールする武器になります。
実際、TOEIC公式HPでは以下のようなデータが掲載されています。
英語力をアピールしたいのであれば、就職活動までに600点前後は獲得しておきたいところですね!
また、TOEICを新卒採用時の基準としている企業も年々増加傾向にあります。
とくに商社や外資系企業などでは即戦力として使える英語力をもつ学生は重宝されますよ!
- 就職活動で英語力を大きくアピール出来る
- 即戦力として活躍できるチャンスが増える
転職や昇進で有利になる
新卒だけでなく、転職や昇進でも圧倒的に有利になるのがTOEIC満点の強みです。
企業によっては管理職への昇進時に一定のTOEICスコアを要求している所も。TOEIC公式サイトでは、具体的に管理職への昇進・昇格の要件としている企業例をチェックすることが出来ます。
こちらによると、「主任や課長以上の昇進には最低600~700点以上のスコアが必要」
更に海外出張や海外赴任の基準としても、5~6割ほどの企業がTOEICスコアを活用しています。(詳しくはこちらをご覧ください)
転職でもグローバル化が進む現代で英語力を持っていることは非常に大きな要素になります
- 昇進や海外赴任を目指す際の基準として採用されている
- 転職で非常に有利になる(とくに商社や外資系など)
自分の英語に自信がつく
実用的ではないかもしれませんが、もっとも大きな利点のひとつです。
TOEICといえば誰でも知っているほど知名度の高い資格なので、「TOEIC満点を持っている」ということ実は財産になります。
また、周囲からの期待に応えるべく英語力を維持するよう努めるようになるので、モチベーションの向上にもつながるでしょう!
自分の英語に自信が出れば、見える世界が変わります。
これこそが最高峰に到達した人だけが経験できるメリットです
- 自分の英語力に自信が持てる
- 周囲から憧れの対象として見てもらえる
称号や肩書として誇る事ができる
こちらもそれほど実用的ではなく、さらに誰にでも適用できるようなものではありませんが、やはりTOEIC満点獲得は響きがいいです。
SNSやブログ、YouTubeなどで英語情報を発信している人であれば「TOEIC満点」は拍が付くと考えていいでしょう。
TOEIC満点は英語がペラペラなのか?
ここまでTOEIC満点の難しさやメリットについてご紹介してきました。
たしかにTOEICで満点を獲得するのは簡単ではありません。
さまざまな要因が合致しないと難しい面もあり、たしかに「TOEIC満点は難しい」
ただし、「TOEIC満点を目指すためだけの勉強」は個人的にはあまりオススメしません。
TOEICは900点を超えたらほぼ同等の扱い。満点は自己満足の要素も強い。
TOEICで満点を取っても英語が話せるようにはならない。
これらは、900点オーバーの点数を獲得しているからこそ痛感する事実です。
本物の英語力を磨くには、プラスαの学習を続ける必要があります。
ただし、「自分がずっと目標としてきたスコアだから」など明確な理由があるのであれば十分に目指す価値のある目標です
「満点を取った後どうするか?」ということを常に意識しながら学習を進められるのが理想的ですね!
称号や肩書という点以外では900点以上も990点満点もメリットは大して差は無いけど、賞賛されるべき功績であることは間違いないわ
TOEICで高スコアを持っておくメリットは、別の記事で詳しく解説しています。
次の項ではTOEIC中級者が900点以上、そして満点を目指すためのTOEIC対策を解説していきます。
900点以上そして満点を狙う為のTOEIC対策
それでは現在600点~800点台の中級者の方に向けて900点超えを目指すための対策を解説します!
圧倒的な単語力を身につける
「英語力は単語力」とも言われるように、TOEICのスコアも単語力ひとつに大きく左右されます。
900点~満点の上級レベルを目指すのであれば、基礎的な単語はもちろん難易度の高い単語も瞬時に理解できる知識を身につけましょう。
基本は単語帳を使用して繰り返し覚えること
また、問題集を解いている時「パッと意味の出てこない単語」を発見したら、ひとつ残らず辞書で引くことを徹底しましょう。
これの積み重ねでTOEICに特化した単語を網羅できます
まだ単語の覚え方に迷っているのであれば、私が累計15,000語を覚えた単語カードもしくは暗記アプリを使った単語学習をオススメします。
ノートに書いたり、暗記シートを使ったり、単語帳をただ眺めているだけではダメです
ずっと実践してきて累計約15,000単語を覚えた英単語の覚え方は以下の記事で紹介しています、参考程度でもいいので見ていってください!
また、さらに科学的に深掘った12のテクニックや考え方や、英単語を忘れてしまう原因を知りたい方は、以下の2記事がオススメです!
速読&スピード解答力を強化する
TOEICで満点近い点数を狙うのであれば速読力は欠かせません。
とくに、リーディングのPart 5 & 6の解答にはスピード感が要求されます。
もっとも難易度の高いPart 7に時間を残すためにも、スピード感のある解答を目指しましょう!
リーディングが苦手な方ができる対策はたくさんあります。
単語力などは勉強すればするほどついてくるのでやるしか方法はないのですが、長文読解に関しては以上のようなコツを覚えるとすごく楽になります。
またこのようなテクニックは英検を越えて一生使える英語スキルです。
TOEIC対策にまずどれかを選べ!と言われたら、速読、スラッシュリーディング、スキミングとスキャニングの3つを選びます
以前は書籍を紹介していましたが、この3つに関してはすべて記事を書きましたので、無料でイメージをつけられます。
ぜひ、リーディングに問題を抱えている方は、以下の記事をご覧ください。
また、TOEICリーディングに特化した記事もありますので、併せてご覧ください。
苦手なパートを作らない
シンプルな対策法ですが、大きな効果を発揮する対策法です。
いわゆる「捨て問題」などと言われるものですが、900点以上を目指すのであれば捨てられるパートは基本的にありません。さらに上の満点を目指すのであれば尚更です。
どうしても全パートの対策がムリだと感じた場合には、比較的得点しやすいリスニングセクションから高得点を目指しましょう
最終的に憧れの900点以上に到達するためにも、普段から「苦手を作らない学習」を意識してみてください!
戦略や対策法については、各パートごとにフォーカスしてじっくり解説しました。
苦手パートがある方はぜひチェックしてみてください。
次の項ではTOEICで900点以上を目指す為にオススメしたい教材や本を紹介します。
TOEICで900点以上を目指すためにおすすめの教材・書籍
ここからは、900点以上を目指す人へのオススメ教材をご紹介します。
自分に合った一冊を見つけて、高得点達成に役立ててください!
書籍名 | TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応 | TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2 | TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 |
おすすめ | (4.5) | (4.5) | (4.0) |
値段・コスパ | (4.0) | (4.0) | (5.0) |
特徴 | ・パートごとに満点を目指すためのエッセンスが満載 ・問題の難易度も高く、解説も丁寧 ・最終的に満点までスコアを伸ばしたい人に | ・全500問のリーディング問題 ・公式問題集よりも難易度の高い良問を収録 ・丁寧な解説と&充実の問題数 | ・「特急シリーズ」のPart 5&6専用教材 ・文法問題や語彙問題への対策に ・レベルの高い問題で本番前の練習に◎ |
TOEIC L&Rテスト 990点攻略 改訂版
内容・評価 | |
概要 | 「990点獲得のポイントと攻略法」が記載される上級者向け参考書 |
おすすめ度/重要度 | (4.5) |
料金/コスパ | (4.0) |
対象 | 本気で満点を狙う受験者 |
期待できる効果 | 実際に満点を取った人のエッセンスを盗んで満点を狙う |
「最終的には満点も視野に入れて学習したい!」という人に検討して欲しいのが本書です。
パートごとに「990点獲得のポイントと攻略法」が記載されており、ついで練習問題、最後に総合模試と順序を追って学習できる構成です。
「ギリギリ900点を取りたい」というよりも、その後の学習にも役立つ参考書を探している人にオススメです!
- パートごとに満点を目指すためのエッセンスが満載
- 問題の難易度も高く、解説も丁寧で疑問が残らない
- 最終的に満点までスコアを伸ばしたい人に
『TOEIC®テスト 新形式精選模試 リーディング 1, 2』(ジャパンタイムズ)
内容・評価 | |
概要 | TOEICリーディング特化の大容量参考書 |
おすすめ度/重要度 | (4.5) |
料金/コスパ | (4.0) |
対象 | 中級者~上級者 |
期待できる効果 | リーディング問題をたくさん解いてスコアアップ |
公式問題集をやり終えて、他のリーディング教材を探している人にオススメの一冊です。
本書はリーディング問題のみで5回分の模試(合計500問)を収録しています。
問題の難易度は公式問題集と比べても高く、上級者でもやりがい充分ですので900点以上を目指すのであれば、同シリーズのリスニング版との同時購入をオススメします!
- 全500問のリーディング問題に取り組める
- 公式問題集よりも難易度の高い良問を収録
- 丁寧な解説と&充実の問題数
『TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6』(朝日新聞出版)
内容・評価 | |
概要 | 上級者に向けたPart 5,6特化の参考書 |
おすすめ度/重要度 | (4.0) |
料金/コスパ | (5.0) |
対象 | 中級者~上級者 |
期待できる効果 | 徹底的に文法問題を磨いてパーフェクトを目指す |
600点台のところでもご紹介した、TOEIC教材として人気の高い特急シリーズです。
本書はリーディングのPart 5および6関連の中でも、とくにTOEIC上級者が間違えやすい問題を取り上げています。
正解の選択肢だけでなく間違いである選択肢への解説も丁寧なので、「なぜこの選択肢ではいけないのか?」といった疑問を解消してくれる点もポイントです!
- おなじみ「特急シリーズ」のPart 5&6専用教材
- 文法問題や語彙問題への対策に
- レベルの高い問題で本番前の練習に◎
全体でオススメできるTOEIC用の参考書や問題集は、以下で一覧にしてまとめています。
次の項ではここで紹介したオススメTOEIC教材の使い方や対策フローを解説します。
上記のおすすめ教材を使ったTOEIC対策フロー
最後に、上記でご紹介した参考書を使った学習フローをご紹介します。
ちなみに今回取り上げた参考書は、あくまでも「公式問題集」や「金フレ」といった必須テキストをすでに修了している人を対象に話を進めます。
もし必須テキストを使ったことがない場合には、まず上記2冊の購入および使用をオススメ!
基礎力をつけた上で、更に効果的な学習を目指しましょう!
TOEIC公式問題集の重要性や使い方については、以下の記事でまとめて紹介しています。
『TOEIC®テスト 新形式精選模試』は定期的&繰り返し使用する
まずは「新形式精選模試」で本番のテスト形式に慣れましょう。
本書は模擬テストが5回分含まれているので、少しずつ日数を空けて定期的に使用すると効果的
また、一度解いて終わりではなく、何度も繰り返し解いて内容を定着させたり分からなかった単語をすべて覚えなおしましょう。
理想はテスト本番までに2~3通りは解き終えることです。
問題集の中で新出単語を丁寧に拾い、語彙力強化にも努めましょう!
同時に『TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6』を利用する
特急シリーズの魅力は、何と言っても持ち運びやすさです。
カバンにも入るサイズ感で、通勤や通学の時間を利用した学習にも最適です
自宅では模試形式に取り組む一方、スキマ時間を上手に活用してPart 5&6の精度を高めましょう。
こちらも一周して終わり…ではもったいないです!あくまでも「繰り返し解くこと」を意識して取り組むことが重要です
上記が終了したら『TOEIC L&Rテスト 990点攻略 改訂版』で最後のひと押し!
満点近いスコアを目指す人や特定のパートだけ重点的に対策したい人は、最後に本書へ挑戦してみましょう。
基礎力がしっかりと定着した状態でなら、本書での学習も効果的に進むはずです。
基本的には中級者がこの3冊を丁寧にやり抜けばTOEIC 900点を目指せます。
ただし、学習フローの過程でも「公式問題集」の見直しと「金のフレーズ」の復習は継続的に行ってください
参考書は数を多く使えば効果が出るものではありません。
それよりも必須のテキスト+目標スコア達成に必要な教材を厳選し、効率のいい学習を行いましょう!
また、この対策フローは現在700点前後の実力があるTOEIC中級者を想定しています、TOEIC初心者や中級者にオススメの教材や情報は以下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください。
独学できる気がしない!すぐサボってしまう人はどうすればいい?
ここまでは、ほぼ独学で行う対策を紹介しました。
独学はキホンすべてひとりで根気よくコツコツやらなければならない
費用を最小限に抑えて対策したいのであれば、独学が一番なのは変わりません。
しかし、独学というのは自宅で筋トレ器具を買ってトレーニングするようなもので、続ける難易度が高く、やめたくなる瞬間は毎日襲ってきます。
- 「本当に自分ではどうしようもなさそう」
- 「自分だけだと何をすればいいか一切わからない」
- 「先生的な存在がいないとサボってしまう」
このようなタイプの方も多いのではないでしょうか?
私も学生時代そういうタイプだったので、気持ちは痛いくらいわかりますし、そのことについて自分を責める必要もありません
ただし、その状況で何もやらない場合、当たり前ですがスコアアップの確率はかなり低いのも事実なんです。
「じゃあどうしたらいい!?」
そこでまずオススメなのが、TOEICを熟知した日本人の先生から英検を教えてもらえるワールドトーク!
- 家庭教師感覚でオンライン受講可能
- 講師全員日本語で会話できるから安心
- TOEICに熟知した日本人講師を揃えている
- 経験者から勉強法も聞ける
- 必要な分だけレッスンを受けられる
正直にいうと、TOEICが人気なのは世界でも日本(東アジア)くらいなので、実はTOEICを理解して教えられる海外の講師は少ないんです。
ワールドトーク一番の魅力は、TOEICに熟知した日本人の講師から教えてもらえるという点でしょう。
日本語の使用もオッケーなので、勉強法や対策法まで聞けるのはココくらい!
また、「海外の先生と英語だけで会話するのが心配…」
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実はあるよ!少しだけ説明させてもらうね!
さらに安く講師の方に教えてもらえる場所はありますが、海外の先生とのレッスンに抵抗がない場合に限ります。
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また、TOEIC対策だけでなく英会話と並行してオンラインで学びたい方のために、オススメのオンライン英会話サービスをランキングでまとめました。
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スタディサプリに関しては、レビュー記事を書いたので、気になる方はぜひ読んでからご検討ください。
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